アッシュ

「今度は、料理をご馳走するよ。それかもし甘い物が好きだったら、バタークッキーでも。」PL:シロー

「何より家族が大切だったので。⋯⋯すみません、でも生きていて本当に良かったです」「そっかぁアルは花祭り初めてだもんなぁ、よいしょ、っと。パパは初めてママと会った時───ごめんリル、つい⋯。でも、俺も少しはしゃぎたくなるよ」「今度は、料理をご馳走するよ。それかもし甘い物が好きだったら、バタークッキーでも。」
【字】アッシュ
【真名】シンシア
【年齢/性別】29/男
【出身国/血統】ウェント/ウェンディア人の父と尊華人の母のハーフ
【生業】パン屋
【性格】怒ることはほとんど無く穏やかな気性の持ち主。思った事がすぐ顔に出がち。元々は自分に自信が無い故の意気地ない穏やかさを持ち合わせていた為に、どこか暗い性格にも見えていたが、家族で生活する内に良い方に転換していった。妻及び息子の事を溺愛しているらしく、世話を焼くというよりは、何より家族の気持ちや意見を一番に考えて行動するなど甘やかしがちな性分。溺愛しすぎる故に時折妻からドライな対応をされることもあるが、愛されている事は分かっている為にめげない。
【夢・目的】息子の成長を見届けること/王都の知り合いやかつての仲間に挨拶し、謝ること/仲間に謝り、王国へのせめてもの罪滅ぼしとして、家族と一緒に幸せでいられるよう祈りを捧げること/かつて妻と再会した花祭りを楽しみ、思い出の場所を回ること/また家族と安全に暮らせる場所を探すこと/沢山笑うこと
【生い立ち】王都ウェントで生まれ、15歳頃に旧ウェンディア聖騎士団に入団し百騎長となったが、24歳頃に失踪。真名を知る唯一の肉親であった母が亡くなった為に魔力を失っていたが、25歳にして当時の百騎長レフィーネと再会し、真名を教えた事により再びレフィーネと共に百騎長となった。その後、ミトラ攻城戦の直前に行き先を告げず失踪。妻と一人の息子と共にルガムで暮らしていたが、ヨズア連邦軍の直轄地となった事を知り、一度王都に戻ってきた。
【容姿】黒髪を後ろで縛って僅かに垂らしている。瞳の色は黒。左頬には傷がある。尊華人の血を濃く受け継いでいるのか、どちらかというと尊華系の顔つき。身長は181cm。体のあちこちに古傷がある。
【地雷】家族に敵意を向けられる事。その他家族に対する悪印象な行為。
【魔術】大地を揺るがす魔術
【武器】 なし
【備考】家族が肉類を食べられない為に菜食主義。字は「灰」を意味しており、かつて失踪し魔力を失った際に、『仲間に気づかれたくないし、自分はもう燃え尽きたから』という理由で付けたもの。当初の字であった「バッシュ」に戻そうとしたが、レフィーネの反対を受けてアッシュが定着した。真名のシンシアは、尊華人であった母の真名に月が入っており、『母のような優しい人になって欲しい』という父からのたっての願いで付けられたもの。かつては「大地の魔術師」、レフィーネと共に百騎長を拝命した時代は「九十九騎長」と呼ばれることもあった。料理とハーモニカの演奏が得意。

  レフィーネ

「また、どこかで、お会いしましょう。……今度こそきちんと、さようならです。お、お元気で!」PL:マリア

「あぁ……!い、生きて、いたんですね!……良かった、本当に良かったです!」「アル!ちゃんと歩きなさい!シン!甘やかなさいで!もう、二人とも!」「また、どこかで、お会いしましょう。……今度こそきちんと、さようならです。お、お元気で!」
【字】レフィーネ
【真名】リルリル
【年齢/性別】19/女 
【出身国/血統】カーヤ/ウェンディア人
【生業】主婦/パン屋
 【性格】表情がくるくると変わり、天真爛漫で子供っぽい。少し思い込みが激しく突っ走りがち。言葉の代わりの沈黙や断りの代わりの先延ばし、皮肉などが通じない所があり、悪気なく結論を急いだりする節は多いものの、穏やかな夫からの影響により、悪意のない相手に対していわゆる論破をしようとする事は少なくなった。知的好奇心が旺盛でありウェンディア人らしい論理的思考を好む。信仰心は強く、敬虔な太陽神の信者である。夫の寵愛(?)には慣れきってしまったようで時にはドライな対応にもなるが、彼女なりの穏やかな愛と感謝を持っている。
【夢・目的】息子の成長を見届ける事/生き別れた仲間に再会し謝る事/王国に対してのささやかな罪滅ぼし/料理上手になる/また家族三人で暮らせる所を探す
【生い立ち】カーヤの僻地、移民の少ない田舎の谷で産まれた。15歳にして旧ウェンディア聖騎士団の百騎長となるが、ミトラ攻城戦の直前に行き先を告げず失踪。夫と一人の息子と共にルガムで暮らしていたが、ヨズア連邦軍の直轄地となった事を知り、一度王都に戻ってきた。
【容姿】緑色で波打つ豊かな長髪。瞳はまんまるでペリドットのような淡い緑色。顔立ちは年よりは幼く見え、素朴な印象を与える。
【地雷】自然破壊、吃音をからかわれる事、無理やり肉を食べさせられること、家族に明確な敵意を向けられる事。
【魔術】 歌、草や木を操る魔術。
【武器】 なし
【備考】家系的にもともと肉を消化しづらいのもあり菜食主義。字の意味は「精錬・精製」で、失言の多い自分を変えたいという願いから付けた。真名は谷でよく女の子に付けられる「小さくて可愛い」という意味であると教えられているが、古いエルフの言葉では「笑う・百合」という二つの意味を持つ。百合の花言葉である『無垢・陽気』になぞらえて、『陽気な・無垢の笑みを浮かべることができる子になってほしい』という願いから。百騎長時代は『玲瓏のレフィーネ』という二つ名で噂される事もあった。吃音。

  ノービア

「──貴方は、私の花婿ですか?」 PL:大和守

「──貴方は、私の花婿ですか?」
「目障りだわ……消えて、どうか今すぐ消えて頂戴」
「止めて止めて止めてッッ!! 違う、違う……嗚呼、ああ、あなたもそんな事を言うのね……」
「私の……私の、花婿……あぁ、あなた……何処にいるの……?」


【名前】ノービア
【享年/性別】19/女
【性格】『花婿』を求めて夜な夜なさ迷う血濡れの花嫁。
男性を見つければ『貴方は私の花婿か』と問い詰めるだろう。答えない場合は容赦なく異能を行使し、無理矢理にでも答えを吐かせようとする。
答えた場合、その後は積極的に関わろうとしない。
女性に対して厳しく、見ればさっさと去れと促す。それに従わない場合もまた異能を行使して去らせようとする。
総じて殺す気が無いのが特徴。確かにすぐ暴力に走る事はあるが、決して殺そうとはしない。

『醜い』などの自分を否定する言葉が地雷で、これを言われた場合にはパニックになり容赦なく殺そうとするだろうか。
【死因】刺殺
【信仰】草木などの自然
【容姿】月光を寄り集めたかの様な銀髪を腰ほどまで伸ばしている。瞳は黒。
瞳からは絶えず涙の様に血が溢れており、頭部からも血がゆっくりと絶えず落ちている。黒いマリアベールを被っている。
所々が破けている、肩を出す形のウエディングドレスを着ていて、破けた箇所からは骨が見え隠れしている。右側の損傷が特に激しい。
右腕は骨と化していて、黒手袋を両手に付けているものの実に不気味。
足には何も履いていない。裸足。
【異能】髪を自由自在に伸ばしたり縮ませたり操る事が出来る。先端を尖らせて刺す、なんて事も出来る。
【噂話】夜になると血濡れの花嫁が花婿を求めて歩いている。
なんて言われているが、ノービアはまだ人を殺した事は無い。襲う事はあるが、殺した事は一度もない。

  フェリス

「私っすか? 私はフェリスっす! 宜しくお頼み申し上げますっす~」PL:大和守

「私っすか? 私はフェリスっす! 宜しくお頼み申し上げますっす~」
「おー、元気っすか~? 私はこの通りすっかり疲れちゃったっす、癒して欲しいっす~」
「君は今、幸せっすか?」
「…………茶化さないでください。私は真面目に言っているんです」

【字】フェリス
【真名】グリュック・ジェナー
【年齢/性別】18/女
【出身国/血統】ウェンディア/ウェンディア人
【生業】聖フィニクス騎士団/整備士
【性格】常に明るくハイテンションで、ネガティブな発言する事は少ない。「疲れたっす~もう嫌っす~」などの軽い愚痴はあるものの茶化す為にふざけて口にしているので悪しからず。よく笑いよく喋る。
『人に優しく在る事』を心掛けている。
人の『幸福』を追求しており、自分の作る機械で多くの人が幸せになってくれたらと心から願っている。
その為、その話に関しては茶化しも何もせず真剣に向き合っているしそれを茶化すならば珍しく怒るだろうか。
【夢・目的】多くの人を幸福にすること/色んな機械を作り上げたい
【生い立ち】両親が機械の方面に踏み入れており、フェリスもまた両親の影響を受けて幼少から機械や工作が大好きだった。
常に『人に優しく在る事』を説かれていた為、それは無事にフェリスに継がれている。
心身共に健康に育ち、機械への興味もよく実ったフェリスが整備士を目指したのは当然と言えば当然で、今は役に立てるような物を、人の夢を叶えられるような物を作ろうと奮闘している。
【容姿】身長160㎝。
所々癖のついた赤毛を肩甲骨辺りまで伸ばしており、作業中は黒い髪ゴムで雑に纏めている。髪は自分で切っている為、前髪も横髪も長さが所々バラバラになっている。
つり目がちで、瞳は藍色。
黒の作業着を着て、安全靴を履いている。遮光眼鏡を紐で繋ぐ事で首から提げている。他にも腰のベルトにスパナなどの工具を引っ掛けたり。保護手袋は常時付けており、作業中は前掛けと足の保護カバーが加わる。
女らしさなど気にするつもりも無いらしく、フェリス曰く「青春は機械に捧げたっす」との事。
【地雷】人の幸福を悪意を持って踏みにじる事/人を馬鹿にする事
【魔術】太陽信仰に基づいた光の魔術。
【武器】その場にあるもの。スパナをぶん投げたり殴ったりもする。
【特技】忍耐力と集中力。嗅覚と味覚が人よりやや優れている。手先が器用。
【備考】魔術が使えるのは、親も魔術師の端くれで親から色々な事を習ったから。曰く、「魔術も使えて機械も使えるとか格好よくない?」との事。
まぁ言ってしまえば両親もフェリスと同じ様な性格の持ち主である。

  ゼロイバ

「いい人生送りなよ!ボンボヤージュ!」PL:ゑゐりあん

「いい人生送りなよ!ボンボヤージュ!」「なんだいなんだい。嵐の海の方がよっぽど骨があったよ?」「あたいはゼロイバ!あんた、強そうだねぇ」
【字】ゼロイバ
【真名】メアル
【年齢/性別】28歳/女
【出身国/血統】ウェンディア王国カイナント/純ウェンディア人
【生業】騎士
【性格】豪放磊落で姉御肌の快活な人物。何でもかんでも大雑把だが、カリスマがあり人を引っ張っていくことが得意。それもそのはずで、実は元海賊の頭領。元海賊故、命を奪うことになんの躊躇いもなく、若干戦闘狂な気質もあるが味方に対しては優しい性格である。頭を使う作業が苦手であり、体を動かす方が好き。また酒やタバコ、博打や喧嘩なども大好き
【夢・目的】強い奴と戦う
【生い立ち】元々父親が海賊であり、カイナント南部の村を拠点に活動していた。そして父親の死後彼女が頭領となり、商船や漁船。挙句は騎士団や軍の船などを襲って略奪行為を働いていた。しかし、ある嵐の日に騎士団の船と海戦し敗北。部下の船員達の減刑を求める代わりに大人しく身柄を拘束される。その後、どのような刑罰を与えるかを考えていた際に戦争が再び勃発。本人の改心や人員確保の目的もあり、騎士修道会は彼女の刑罰として戦争の参加を下し、騎士として戦わせることにした
【容姿】短くカットされたぼさぼさとした金髪にバンダナを巻いている。体全体に古傷があり、特に右目に縦の大きな傷があり失明しているため眼帯で隠している。騎士団のコートを羽織り、コルセットにズボン、ブーツを着用している。全体的に筋肉質であり、身長は180㎝とかなり高い
【地雷】仲間をバカにすること/ナヨナヨした男/戦いを邪魔すること
【魔術】嵐の信仰に基づく魔術で、水の渦を形成する。高速回転する水は切れ味が非常に高く、この渦を投合して敵を攻撃する
「全てを恐れさせよ 全てを破壊せよ 全てを蹂躙せよ 母なる大海の底知れぬ怒りをもって 我が敵を 我らが敵を ただひたすらに ただ一方的に ただ永遠に ひれ伏せさせよ」
【武器】錨
【特技】釣り/戦い
【備考】パワーバカという言葉が似合うほどの脳筋で戦闘狂なのだが、戦いにおいて「無抵抗の相手は攻撃しない」という矜持を持っている。逆に言えば抵抗さえすれば老若男女関係なく攻撃するのだが。騎士達に対する仲間意識は強く、なんの躊躇いもなく接しているが、元海賊という肩書き故に騎士の中では彼女を苦手に思っている者も多い様子。また、水の代わりに酒を飲み、常にタバコを吸っている。ちなみに、改心の内容は大雑把に言えば「誰かのために戦ってみたくなった」らしい。戦争が終わった後の処遇はまだ未決定だが、本人は海賊に戻るつもりはない

  レスティ

「新しい遺跡が見つかったって!?こうしちゃいられない、すぐ出発しなきゃ!」 PL:黒助

「過去は過去、確かにそうさ…でもね、その過去を知ることは大事なことなんだぜ?」
「新しい遺跡が見つかったって!?こうしちゃいられない、すぐ出発しなきゃ!」
「これが…こういう意味か?いいや違うな、文法がおかしくなる…ううむ、これは難しい」

【字】レスティ
【名前】エリッサ・マンティネス
【性別/年齢】女/24歳
【出身国/系統】ウェンディア王国・カンタリ/ヨズア人
【生業】トレジャーハンター(兼考古学者)
【性格】元気、とにかく元気。疲れ知らずなのでは?と思うほどに無尽蔵の体力と探求心を持ち、思い立ったら即行動に起こす行動力の化身でもある。その為、一ヶ所に長い間留まることがなく、様々な場所に出没する。
危険察知能力もそれなりに高く、博打や運頼みと言った僅かな可能性に掛けたり、これ以上踏み込むのは危険だと判断したら即引き下がる冷静さも持ち合わせている。
【夢・目的】歴史に埋もれた真実を見つけること・新たな発見を探り当てること。
【生い立ち】自分が生まれる前に考古学者だった父を持ち、その父の書斎で偉人や遺伝・歴史といったものを知り、自分も同じようになりたいと思った。それが彼女の始まりであり、今の彼女を形作ったものだった。
【容姿】褐色の肌に青色の目、整った顔立ちに加えて166㎝の身長も相まって話さなければ美人と言える容姿をしている。
髪の毛はくすんだ蒼色をしており、普段はそれを白のサファリハットで押さえている。
服装は遺跡探索のために動きやすさと身を守る事を大事にしているため、少し厚手の長袖のコートやズボンを基本にしている。
それに加えて滑り止めのついた手袋、ズボンのベルトにロープ、右腕の袖や太股のホルダーに小型ナイフを二つずつ(合計六つ)、コートの胸ポケットにマッチ一箱とピッキング用のロックピックを四つ、仕込み刃と鉄芯付きのブーツという装備をしている。
それ以外にも状況や場所に会わせた道具を用意したりする。
【地雷】過去を蔑ろにすること。ご飯を粗末にすること。
【魔術】振動や音を探り、聞き分けることが出来るようになる魔術。
【武器】小型ナイフが主武器だが、周辺のものも利用する。
【特技】ものの目利き(経った年月や状態が主)・言語の解析・地図の製作。

  袋の男

「ゲラゲラッ!!! アタシは【袋の男】──まぁアタシ女なんだけどなっ! ゲラゲラゲラゲラ!!」PL:大和守

「ゲラゲラッ!!! アタシは【袋の男】──まぁアタシ女なんだけどなっ! ゲラゲラゲラゲラ!!」
「アンタはどんなアタシが好きなのかしら? それとも俺が良いのか? 儚げで……弱気な私が良いですか? それとも僕が良いのかな? さァさァッ、お好きなモノを選んでくれよッ!!」
「およよ? どーしたの君、一人でさァ……んな事してッと──拐っていっちまうぞ」

【名前】袋の男
【享年/性別】22/女
【性格】ゲラゲラと不気味に嗤い、非常にハイテンション。かつかなり好戦的で、人間は勿論の事、イモータルにさえも手を出す程。異能を使い、惑わし、そして殺すのが大好き──らしい。
まさに異常者。それは狂った殺人鬼のよう。
【死因】自殺
【信仰】霊などの人ならざるモノ
【容姿】頭から麻袋を被り、顔は見えないが、長い銀髪は見る事が出来る。白い布を羽織っており、体格がどうなっているのかも見ただけではよく分からないだろう。
手の平には口がついていて、そこから何かを取り入れる事で自分の糧とする事も可能なようだ。
【異能】自由自在に自分の姿を変える事が出来る。流石に見た事もないモノに変える事は出来ないが。
【噂話】子供は早く眠りましょう。子供はお家にいましょう。子供は──。
夜、子供が一人で外に居ると。
不気味に笑う『袋の男』がその子を拐っていってしまうらしい。
【備考】生前は子供を狙って殺す殺人鬼だった。そして、魔術師でもあったらしい。

  ターラ

「はじめまして、機械騎士のターラと申します。以後お見知りおきを」PL:清瀬

「はじめまして、機械騎士のターラと申します。以後お見知りおきを」
「あっ、あの…すみません、あんまりわからなくて…もう一度説明、お願いできますか……?」
「あ、お疲れ様!私もう少し残っとるから気にせんでいいよ、先あがっといて!」
「太陽の名の元に──ああっでも太陽さん、あんまり暑いのはやめて欲しい、かも……」

【字】ターラ
【真名】ティッケ
【年齢/性別】17歳
【出身国/血統】王国 / ウェンディア人
【生業】聖フィニクス騎士団 / 機械騎士
【性格】
基本は礼儀正しく生真面目。自分に何よりも正直で、同時に厳しくあろうとする。無力やできないことがあるのが嫌いで、努力はきっと報われると信じている。天賦の才に恵まれなかったせいもあってか他人との力量の差をよく気にしており、一つの失敗で落ち込みがち。
少々内弁慶で勤務時以外の会話をあまり得意としないが、ひと度打ち解けてしまえばかなり気さくになる。年が近ければ、或は更に仲良くなれば彼女の訛りが聞けるかもしれない。
幼さ故の純粋さや浅はかさが残っており、「信じ続ければきっと夢は叶う」が代表例の綺麗な物語の理論を未だに信じている。そういった面では、卑屈さが顕著に現れる年頃ではなく、まだ青々しい子供とも言えるだろうか。
頭は差程良くないが身体能力はそこそこにあり、大量の情報を処理することや難しいことを考えるのは苦手。倫理的な言い合いなどはひきずらない反面、感情に訴えかけられると狼狽えてしまう。
【夢・目的】自分が此所でできることを見つけること
【生い立ち】ごく一般的な農作をする家庭の生まれ。生まれつき右の手首から先が無く、右肩から先に若干の麻痺がある。医師の元に通いながら自分にできることを探す中、軍人となった従兄弟の話を聞き騎士団に入団ことを決意する。魔術の才に恵まれなかった事と自身の身体的な理由で機械騎士として入ることにした。時期としてはイモータルが出現した直後あたりでまだまだ新米。
【容姿】胸上まで伸ばした彩度の低い金髪を緩く二つにくくり、長い前髪は二つのピンで止めている。灰色の瞳に健康的な肌色、年頃の女にしてはがっしりとした体つきで、実際の年齢よりは少し大人びて見えるだろうか。
騎士団の制服にスキニー生地のパンツ。制服の右側は半袖となっており、厚手のグローブを嵌めて筋電義体を隠している。
筋電義体があるのは右手部分、取り外しの可能な小型の剣を内蔵している。
勿論のことながら左利き。
【地雷】努力を馬鹿にされること / 容姿についてしつこく触れられること
【魔術】太陽、土信仰。豊作の神を祀る風習が信仰になっている
【武器】 片腕で抱えられる程の大きさに縮めた平射砲、若しくは右手部分に内蔵した、鋸型の小ぶりの剣。
【特技】器械体操
【備考】掛かり付けの医師にはまだお世話になっており、定期的に市街にある病院へと通っている。
魔術師としてはまだまだ未熟で、特に詠唱が上手くいかず悩んでいる様子。

  フュメオム

「アタシはフュメオム。よろしくね、可愛らしい子猫ちゃん。」PL:山葵

「アタシはフュメオム。よろしくね、可愛らしい子猫ちゃん。」「ねェ…アナタ、(王国/帝國)の(騎士/軍人)さん?……アタシと、取引しない?」
【名前】フュメオム
【享年/性別】27歳/♂
【性格】美しいものと可愛らしいものが好きな一端の乙女。美味しいお菓子も大好き。気に入ったものは大切にし、また人間と対抗するのも馬鹿馬鹿しいと考え、最近では人間と取引をすることで自身の身の安全を確保しようとしている。人間臭い性格故か、他のイモータルと対立することもしばしば。彼の顔面を傷付けることは禁忌である。気を付けよう。
【死因】火災による有害な煙を吸い込んだことによる喉の火傷と一酸化炭素中毒
【信仰】 光
【容姿】息を呑むような整った顔立ち、真珠のように艶めく白い肌。目や唇を強調する艶紅。茶色いウェーブした長髪を大きく真っ赤なリボンで纏め、同じく大きなリボンのついた黒いハットを被ってる。白いシャツの上に黒い燕尾服を着ていて、靴はよく磨かれた革靴を履いている。しかしその美形を覆うように大きなヒビが顔を這い、本来黒目が存在しているであろうそこにはただ白目だけが存在する。彼を守るように紫煙が周りを取り巻く姿は、確かな魅力と同時に恐怖を与えるだろう。鳥とも猫とも犬とも取れない獣の頭蓋骨が取り付けられた木製の杖を常に持ち歩き、中に溜め込まれた煙を能力で操る。首元には煌めく赤い大きな宝石が付けられたリボンを巻いている。身長は178cm。
【異能】「弔いの香煙」煙を操る異能。それは死因と強い因果関係で結ばれている。自身も煙に溶けることができ、物体をすり抜けたり逆に物を作り出すことも可能。目眩しや、かまいたちのような攻撃用にも使うことができる。

  ハンス・ゲントナー

「神に依って立つ時代はとうに過ぎたはずさ。」PL:フルディア

「神に依って立つ時代はとうに過ぎたはずさ。」
「おれは理不尽に抗ってみたいんだ。それは足を失う事故かもしれないし、降りかかる戦争かもしれないが。」

【真名】ハンス・ゲントナー
【年齢/性別】26/男性
【出身国/血統】ウェント/ウェンディア人
【生業】聖フィニクス騎士団/整備士
【性格】
 理論家で技術至上主義。社会を正すものは道徳ではなく規律だと思っているし、神ではなく数式で表現されたものをこそ信じる。
 綺麗好きだが整頓は苦手。部屋は資料や工具で散らかっているが本人は何がどこにあるか把握している。紙屑や端材はこまめに片付けられ、余す所なく使われると速やかに捨てられる。埃や油汚れはいつも綺麗に拭われている。
 義体や機械のデザインは必要なだけ合理的に為されるべきというポリシーから、作品を"芸術"と称されることにはしっくりこない節もある。
 煙草を嗜むが作業場での火気厳禁は守られている。
 趣味は筋トレ。
【夢・目的】
 独立して全身動作する義体の作成
【生い立ち】
 王都で生まれ育ち、特に不自由なく学校で学んだ。漠然と信仰は性に合わないと思っていたが、高い技術を学びまた活かすために騎士団の機械技師班に入ることを選んだ。
【容姿】
 眉間に皺が寄ってることが多いためか老けて見られることがしばしば。彫りの深く濃い顔立ち。あご髭を多少たくわえているが綺麗に整えられている。趣味が高じてガタイが良い。髪は暗いブラウン、瞳はヘーゼル。
 白衣のロングローブを着用し、ワイシャツとスラックスのシンプルなスタイル。汚れやすい白衣は大量に換えがあり、汚れるとすぐ取り替えたがる。
【地雷】説法
【武器】フリントロック式の短銃。騎士団の標準的な長槍を改造した火槍。
【特技】愛銃の分解組み立て装填は目隠しでもできる

  アンダンテ

「ああ、いらっしゃい。生憎今は準備中なんだ、お利口にして待っててくれるか?──そうか、いい子だな」PL:清瀬

「ああ、いらっしゃい。生憎今は準備中なんだ、お利口にして待っててくれるか?──そうか、いい子だな」
「俺は好き勝手やりたいだけさ。異端者だか馬鹿だか知らんがせいぜいやりたいようにやっといてくれ、俺の視界の外でな」
「それで脅しのつもりとは、随分軽率だな。ハナからお前に期待なんて大それたこたぁしてねぇよ」
「面白いモノを見せてくれるんなら、そこそこに放逐させときゃいいのにな。喰うのはゆっくり、肥えてから。──言ってることがわかんねぇか? そりゃ正常なこった、ご苦労様」

【字】アンダンテ
【真名】伯來(はく)
【年齢/性別】34歳 / 男
【出身国/血統】尊華帝國 / 母方の祖父がウェンディア人であり、尊華人であるが容姿は王国人寄り
【生業】尊華帝國軍 間者 / カフェの店主
【性格】淡白で論理的、目的のためならばある程度卑怯で姑息な手を使うことをも厭わない。感情よりも損得や利益を優先するが、極端に冷徹とも言えない性格。それでも常人よりは冷たく、とっつきにくい人物であることは確か。
他人に興味がなく、また自分に向けた他人の評価や感情にも興味を示さない。飽きやすい性格で、娯楽は色んなことに手を出していたものの結局は全て中途半端なまま終わっている。唯一ピアノだけは昔から嗜んでおり、趣味程度の腕前。
間者としてウェンディアに潜入し、民間人に紛れて生活をしている。喫茶店“risoluto”を構え営む傍ら、情報屋兼手紙の密配人としてとある界隈では名が知れ渡っている。
──“飴色の夜想曲”、物陰の店に一歩踏み入れてそれを呟けば、彼は快く招き入れてくれるだろう。彼が求めるのは何もこの世の廻りものだけではない。目的の為の手助け、情報の提供。秘匿という双方の保身の為の信頼を命綱に、彼は今日とて禁忌を犯す。
合言葉を知らぬ無垢な客に対しては喫茶店長として振る舞い、料理も出してくれる。味の程は……過度な期待は禁物だとだけ言っておこう。
【夢・目的】愉快な今の世が続くよう勤めること / 自身にかけられた魔術を解くこと
【生い立ち】六歳程の時にとある民事事件に巻き込まれ、何かの魔術を喰らってしまった。その魔術のせいで視界に黄色がかかるようになってしまい、現在まで解けずにいる。黄視症の症状に近いが、稀に点滅や頭痛を伴うことがある。
裏で情報を集めるという間者の役職に憧れと可能性を抱いており、18歳で軍に入りその年からウェンディアへと潜入、字をアンダンテと名乗る。
イモータル騒動もこの頃の戦の多発も単なる情報提供の材料の一つとして見ており、なんだかんだ被害もうけていないので完全に他人視している。
【容姿】左側で七三に分けた赤髪は纏まっているものの癖で彼方此方へと跳ね、ふわっとした軽い髪質。
琥珀の瞳は少し細く見開いていることは稀、清潔感の為に、と髭は頻繁に剃るようにしたらしい。
身長は170後半とまずまず、平均よりは細身に見えるが適度の運動はしている為力は弱くもない。
服装は店でも外でも暗めの色の服を着がちで、閉塞感を嫌う為に胸元はゆとりのある服が多い。
腰には革のウエストポーチを提げているが中身は大抵スカスカ。
【地雷】他人からの評価全般(良し悪しを問わないことが多い)
【魔術】風の魔術、特に風を応用した物体の浮遊や移動を得意とする。面倒くさがりが行き着く在り来たりな結果だろう。
【特技】 ピアノ / 読唇術

  シャルロッテ

「アタイはシャルロッテ!気軽にシャルって呼んでくれ!」PL:グレー

「アタイはシャルロッテ!気軽にシャルって呼んでくれ!」「ん?なんだい?アタイになんか用でもあんのか?」「舐めた口をほざいているとぶっ飛ばすぞゴラァ!!」「わあってるよ、アタイが騎士らしくないなんてさ。」「ダチは大事にするもんだろ?」「アタイはアタイのやりたいようにやらせてもらうぜ!」
【字】シャルロッテ
【真名】エリーゼ・アラカイ
【年齢】19
【出身国/血統】妹のコーフと同じく、カーヤの農村出身/ウェンディア人
【生業】聖フィニクス騎士団一般騎士
【性格】一言で言い表すなら、お転婆娘。自分のやりたいようにやり、好きなことをして過ごすことが多い自由奔放な正確である。しかし、1度「これをやる!(ないしはやりきる)」と決めたことは最後まで貫き通す。また、そのための努力も惜しまないのだ。
【夢/目的】素敵な相手を見つけること/自由に生きる
【生い立ち】カーヤの農村で生まれたが、彼女は妹と違いヤンチャなガキンチョだったそう。
村の中では彼女以上に喧嘩が強いものはいなかった。そう、雷鏡が来るまでは……雷鏡を人目見た彼女は雷鏡に喧嘩をふっかけるが、見事に返り討ちにされた。しかし、彼がコーフに魔術を教示している時に、小耳に挟んで興味を持った……故に、彼女は独学で魔術について学んでいたそうだ。
【容姿】左目は金色で、右目は赤色のオッドアイ。髪はうなじが見えるくらいまでのショートヘアにしていて、色は金髪である。……何故こうも妹と似つかないのか……普段は制服をしっかりと着こなしているが、休日の時はシャツ(冬の時はトレーナー)と、ズボンという割とラフな格好をしていることが多い。
【地雷】妹に対する悪口
【魔術】「万物を滅する炎よ……今、我が身にその力を与えたまえ。」炎の魔術。彼女はアレイスのように、体の一部から炎を出す……ということは出来ないが、炎を使った幻を見せることが出来る。また、剣や自らの体に纏わせたり、自らをも炎に変えることができる。
【武器】剣と、メリケンサックと自らの体
【特技】炎を使った大道芸が得意である。
【備考】彼女は王都の郊外に家を借りてそこで現在は暮らしているそうだ。

  シュヴァ

「ふむ、僕の名前を聞きたいのかな?...物好きだね、僕の名前はシュヴァ。ふふ、よろしくね」PL:杏

「ふむ、僕の名前を聞きたいのかな?...物好きだね、僕の名前はシュヴァ。ふふ、よろしくね」
「僕は最低最悪な、そこにあるだけで批判されるべき存在だろうけれど、それでもこの立場が気に入っているんだ」 「...おやおや、僕の考えに不満があるのかな?わかるよ、当然だからね。なにせ使えない上生きても死んでも迷惑を掛けるだけの、生まれてきたことが間違いだってぐらい劣悪な人間の考えだもの。けど、申し訳ない。それはダメなんだ」 「...たかが敵国の一般兵ごときが僕に何か用かな?」

【字】
シュヴァ
【真名】
アルバード・レフェル・アークスレア
【年齢/性別】
19歳/男
【出身国/血統】
ウェンディア王国/ウェンディア
【生業】
十騎長
【性格】
感受性は独特で、何も無い時は基本的にヘラヘラとしているが、直ぐに笑い、泣き、怒るという感情の起伏が激しい性格。一人百面相といわれるほどにころころと表情が変わる。ただ、怒の感情についてだけは、どちらかと言えば叱るという表現が正しい。本気で怒るときは、卑下などせず、自分が思う格下と同じように見下した態度で怒ってくる。その時は普段の性格からは考えられないほどに威圧感が出ている。聞くに堪えないほどの自己否定は彼の癖であるが、自分を卑下するあまり相手を否定するような形になってしまうことも多々ある。つまりは見上げすぎて見下している状態。自己肯定感の低さからあまり会話などにも混ざろうとしない。話しかけられたら卑下を交えつつ話すが。社交辞令や好意的な肯定を全否定する為頑固にも思えるが、同等、または上の立場の指示や命令はすんなりと聞く傾向にある。敵国の一般兵など、敵であるものは格下であると思っている。敵でも偉い立場の相手には少し気後れしてしまうところも。煽るような口調は性質としか言いようがなく、本人も自覚がない。また、その性格と生い立ちから今は友人と呼べるような存在は居ないものの強い孤独に苛まれており、もしもそういった存在が出来た場合は、自分が貶されるよりも遥かに強い抵抗を見せるだろう。また、凄惨な過去から抜け出すきっかけとなった魔術を与えてくれた神に対しては強い崇拝の念を抱いており信仰心は強いと言える。
【夢・目的】
美味しいものをたくさん食べること/自分より下の存在を作ること/最終的に自分という存在を歴史から抹消すること
【生い立ち】
ウェンディアの上流家庭に産まれる。特徴的な容姿と人と違う感性を持ち、幼少期から蔑まれ、虐められて来た。誰にも助けて貰えなかった凄惨な過去が今の自己肯定感の低さに繋がるが、逃げるように信仰に没頭していたせいか、少しずつ魔術の才能が開花する事となる。自分を虐めていた人間が魔術を使えないことに酷く優越感を感じ、それまで「自分は最低最悪の最底辺だ」と言い聞かせていたが、この頃から「一番下ではない」ことに異常に執着をし始める。入団してからは十騎長に登りつめるほどの戦績を上げ、一見向上心があるようにも見えるが、その目的の実態は「上に行くこと」ではなく、「自分の下を作ること」である。自分よりも立場の低い敵やイモータルを前にしている間だけは「最底辺」ではなく、「加害者」に回れる。二度と「被害者」に回りたくないという潜在意識が、今もシュヴァを騎士たらしめている。
【容姿】
173cm 53kg
端的に言えば化け物のよう。青白い肌は血色がなく、髪は灰色で、ところどころ突っかかってしまうほどには髪質が悪く絡まっている。前髪は目にかかるほど長く、後ろ髪は外にぴょんぴょんとハネたようなショートヘアー。目は大きくまつ毛が長く、瞳は赤黒く、光がない。さらに四白眼に近い。ガリガリにやせ細った体は化け物のようだと評される程。首から胸のあたりに包帯を巻いており、左目の少し下のあたりにハート形の泣きぼくろがある、服装は、制服のベルトの少し上あたりで正面から見て左側に小さめの紋章をつけており、制服と同じ色合いのベレー帽をかぶっている。額や胴体には大きな傷跡が残っており、他人に見せようとしない。いつも懐中時計をもっている。しまっている場所は制服のポケット。私服はブレザーとかセーラー服とか。普段からガーターをつけていて、靴下は大抵黒色。
【地雷】
誰かに嫌われること、暗闇などに極度の恐怖心を抱く。また、天才と言われる事と何かを企んでいそうと言われる事を嫌う。
【魔術】
影を実態化する魔術。影絵のようにして手や服で地面に武器を象り、それを持ち出して戦う。
【武器】
針を暗記とし、いろんなところに仕込んでいる。
【特技】
卑下すること
【備考】
[好き]自分よりも下の存在(敵)、甘い物、太陽神
[嫌い]自分、孤独、暗闇
[信仰]暗闇を恐れ太陽信仰に傾倒するも、その貧弱な体は光にすら弱かった。陽の当たる所を求めつつも常に俯いている彼は次第に、影に太陽を見出すようになる。

  獅子唐(シシトウ)

「獅子唐です。以後お見知りおきを。」PL:山葵

「獅子唐です。以後お見知りおきを。」「王国の機械技術は本当に素晴らしいですね。惚れ惚れしてしまいます。」「おや…すみません、もう一度お願いします。」
【字】獅子唐(ししとう)
【真名】法華津 周(ほけつ あまね)
【年齢/性別】23/男
【出身国/血統】尊華
【生業】尊華帝國軍/一般兵
【性格】低姿勢で腰の低い男。基本人と会話をする時は敬語を使用する。ヨズアの民に対して友好的ではあるが、あちら側が警戒していたりと壁はまだまだ高い。まだ積極的な行動を取れたことはない。あまり表には出さないが、左腕の幻肢痛に悩まされている。ウェンディア王国の機械技術に興味を抱いていて、休みの日には王国へと赴き時計などのからくり仕掛けの物を買うことが一つの趣味となっている。
【夢・目的】自分たちが要らなくなるくらい平和な世をつくること
【生い立ち】両親は自身が15になった翌日に殺された。元々口がよく回りユーモアのある人物だったが、たった一言の失言が人の恨みを買い殺されてしまった。両親の訃報を聞いた時、獅子唐は自然とこう思った。「言葉は、毒にも薬にもなる。なら、どちらにもならなければ良い」と。それからと言うもの元々あった活発的でユーモラスな面は押さえ込み、最低限の言葉を使い話すようになった。現在は改善されている。
【容姿】パーマの掛かったうなじくらいまでの茶髪に、健康的な血色の良い表情。濡れ羽色に似た深い黒の瞳は見つめられれば吸い込まれてしまいそう。顔は絶世の美男子…なんて大層なものではなく平凡。背筋は姿勢正しく伸ばされ、また体格も中肉中背である。身長は170cmと少し伸びた。尊華軍の制服を着崩さずにそのまま着用しているので、整った印象が与えられるだろう。普段は白手袋の着用で隠されている左手は上腕からすっぱりと切られており、王国の技術が詰まった機械義手を装着している。
【地雷】両親を馬鹿にされること
【魔術】闇を操る魔術。基本的な定型文は「光煌く所に闇蔓延り、咲かすは逢魔時、散らすは黄昏時。雲は陰雲、空は暗澹。今こそ影が地を覆い尽くす時。」。この後に続く文で効果が変わる。例えば「我が身を深く地の底へと堕とせ」と唱えれば影に身を隠し影の中を移動する事ができ、「降る厄災を防ぐ鎧となれ」「降る尖矢を彈く盾となれ」とすれば鎧や盾に、「寄る悪鬼を薙ぐ刀となれ」とすれば剣に変化する。他にも様々な活用法がある。魔術で生み出したものは基本漆塗りの如く黒く染まっていて、食べ物などは形だけしか生み出せない(食べたり飲んだりは不可能)。触ったり握ったりした時の感触はしっかりとある。
【武器】二本の刀。そのうち一本には修繕された跡がある。
【特技】 自炊、習字
【備考】一人称:僕、二人称:君、貴方。好きなものは辛いもの、嫌いなものは甘いもの。視力がかなり弱い為、眼鏡がないと何もできない。味覚がおかしいのか鈍感なのか、周りの人が逃げ出す程の激辛料理を好んで食べる。最近は迷惑をかけないよう自炊することも多い。

  叉羅(シャラ)

「俺ぁ叉羅。ただの、しがねぇ旅人さ。」PL:しぃずま

「俺ぁ叉羅。ただの、しがねぇ旅人さ。」
【字】叉羅(シャラ)
【真名】リアム
【年齢/性別】44歳/男
【出身国】ウェンディア王国
【生業】旅人
【所属】無所属(退役軍人)・元万騎長
【性格】熱く真面目な心と静かで明晰な頭を持つ、まさに「漢」という性格で、陽気な口調。酒と人と話すことが大好物。
頼もしい男に見えるだろう。だが、それは表面上のものであり、心には大きな傷を負っている。
表情豊かで感情も多く持つ。故に、基本的には平和主義。だが、戦争を片端から否定するようなほどのものではない。それは自分が軍人としての命というものを知っているからだろうか。それとも、自分が戦うことでしか生きていけない生き物だからだろうか。それはわからない。それも、見つけるために旅をしている。
【夢・目的】いろいろな人間の考えを知り、生きる目的を見つけること。そして、未だに片想いの恋人を探すこと。
【生い立ち】生まれは海南都の田舎、その中では金持ちの一家に生まれる。たった5歳の頃に類い希な剣の才能を見出だされ、とある師範によって魔術が全てのこの世界に通用するまでの剣技を覚えた。そして今までの39年間、自流の「技」を組み立てて、千騎長となる。10年間千騎長を勤めたあと、そして現在までの2年間、オウガは万騎長の座に着いていた。
しかし、恋をした人の失踪、魔術による記憶改竄の発覚、因縁の相手の退役が積み重なり精神が衰弱。そして主要戦術の変化により、戦闘は困難な状態に、そして退役する流れとなった。
現在は、答えを聞かないまま失踪した恋人を探すため、そして自分の生きる意味を探すため、旅人として生きている。
【容姿】所々白髪の混じった錆色、総髪で纏めた長髪と短い顎髭、黒い瞳、少し焼けた肌に生え際より少し上から生えた10cmほどの黒い角、牙と化した犬歯、獣に似た鋭利な爪を持つ。
角は固く、ただの剣で切ろうとすると逆に剣が折れ、名のある刀も剣も、切ることまではできない。
牙は鋭くナイフのように残虐で、肉を離さず引きちぎる形状をしている。
爪は肉を削り血を出させるためと言わんばかりに、獣のような飢えた形をしている。
特徴の1つとして筋骨隆々な肉体があり、特に腕、足の筋肉が他と比べ発達していて、その才能を余すことなく見せている。
普段それらは目立つことを避けるため、炎系統の魔術を応用した、影を作る魔術を掛けた長い衣に包まれて隠れている。
そして、その長い衣の後ろ、腰元には、きらびやかな装飾の施された刀が携えられている。しかし、抜くことはしないし、できないようにしてある。
【武器】「魔術書」護身用。
【地雷】手抜きで怠惰な行動、復讐という言葉。そして、敵味方関係なく、「仲間を欺くこと」。
【信仰】太陽信仰。その中でも特殊な信仰方法をしていて、「神たる自然はどのようなものなのか」を考え、信仰を極めるというもの。
【魔術】得意な魔術は、強化系と炎系の2つ。
風、水、土はそこまで力はないが戦闘に使用できる程度は力がある。
医療魔術は苦手。
現在、字を変えたために魔術の威力は以前に劣るが、それでも過去の栄華を無為にしないほどには強烈。
【特技】「剣技」。この世界ではあまり意味を持たないとされる、剣技である。しかしその剣から繰り出される技は、生半可なものではない。これこそ「一騎当千」である理由なのだ。視力も強く、銃弾や砲弾を、魔術をも真っ二つに切ることもできる。
【備考】字は鬼である「羅刹」「夜叉」の名を、半分づつ頂戴したもの。
真名は動揺しない守護者の意。
黒い馬に乗って、島中旅をしている。

  椿(ツバキ)

「 俺は椿。よろしくしたくもねェけどな。…おら、さっさと名乗れや。」PL:クロ

「 俺は椿。よろしくしたくもねェけどな。…おら、さっさと名乗れや。」
「 …は?なんか用かよ、要件ねぇのならどっか行ってくんね?俺ァお前に構ってる暇ないっつ - の。」
「 いや、まぁ、まぁ…いいと思う、けど、……だぁぁぁぁ!!!!くそ!!くそ!!!!何笑ってやがる!!!!!!!! 」

【字】椿( ツバキ )
【真名】陽夏( ハルカ )
【年齢/性別】22歳 / 男
【出身国/血統】尊華 / 尊華人
【生業】尊華帝國軍 : 兵
 【性格】強気・生意気・短気と3つの気を持つ男。
口は悪いし態度も悪い。感情的になる時も少なくはない。とんでもなく負けず嫌いで、悔しいと思ったら死ぬ気で努力する。長男故に酷く面倒見が良い。
素直に率直にズバッと言ってしまう癖があるが、本人は悪気が無い。
無駄に警戒心強いが、凄く仲良くなればとんでもないぐらい気を許すタイプ。
なんだかんだ言って責任感は強め。
若干ツンデレみたいに見えるかもしれないが、本人にそれを言うとキレ散らかすので気をつけた方が良さそうだ。
【夢・目的】強くなりたい/力が欲しい/昔にあった事故の真犯人を探したい
【生い立ち】尊華出身尊華育ち。他国には今のところまだ行ったことが無い。4人兄弟の長男であり、弟と妹が居る。幼い頃に当時住んでいた街が何者かによる" 事故 "により、親は母親は片腕欠損してしまい、父親ともう1人の妹は死んでしまった。その為に父親代わりとして金稼ぎと、力を付ける為に軍に入った。今は一人暮らし( 軍の寮 )だが週末は基本的に実家に帰っている。
【容姿】真っ黒な髪の毛は少しぼさっとしており、後ろ髪はウルフカット系でちょびっと長め。前髪はそこまで長くもなく短くも無く。
軍服はそこまでキチンと着ていない。上着を着ている時と袖を通さず肩に掛けている時とあり、シャツのボタンは必ず2つぐらい開けている。腰に大きめで少し歪な形をした巾着( 家族お手製 )を付けており、飴やら菓子が入ってる。両腕に白い包帯を巻いて居る( 自身の魔術で怪我する事が多い為 )。
つり上がった目で、色は紅色。若干三白眼より。
【地雷】死んだ妹の話( 自分から言う時は気を許してる合図 ) / 弱いものいじめ / 海や深海( 水が怖い、深海恐怖症 )
【信仰】自然信仰( 風信仰 )
【魔術】風。竜巻を起こす事、空に雲があれば雲を動かす事も出来る。
【武器】 打刀と短刀
【特技】 家事全般 / 子供達の面倒を見る事
【備考】昔にあった事故により父親と大好きな妹を亡くしてしまった。残りの2人の妹、弟、母親も怪我を負ってしまう。しかし、その事故で" 水 "で出来た何かが人々を襲っているのを見てしまうし、妹がそれにより殺されてしまう。だが、それは事故とされてしまった。故に、その真犯人を突き止めると同時に力のなかった自分を鍛える為に、強くなるために軍に19の時に入った。
めちゃくちゃに家族思いであり、仲間思い。故に仲良くない人やまだ気を許してない人に家族の話を聞かれたりパ - ソナルスペ - スに入られるのを嫌う。しかしたまに自分が相手に入り込む時もあるほど不器用。でもやはり手先は馬鹿みたいに器用。
最近は金平糖など可愛いお菓子を調べているようだ。何でも、家族に可愛いのを贈りたいだとか、なんとか。

  ムース

「ん…。ムース。今はそれだけ知ってれば、いい…。」PL:うみの

魔法学校入学手続きさん

「ん…。ムース。今はそれだけ知ってれば、いい…。」「人間も他の生き物も、ほんとはそんなに変わらない…。違うって言うのは、いつだって人間だけ…。」「おまえ、ばか? この世界は、人間だけのものじゃない。そんな頭、土の栄養にすらならない…。」
【字】ムース
【真名】アニムス
【年齢/性別】20/女
【出身国/血統】鳳頼/ヨズア人
【生業】シュクロズアリ旅団構成員/獣医
 【性格】口数は多くなく、人嫌いなわけではないが積極的に人と関わることがあまり得意ではない。甘え下手。直接会話でやり取りする必要のない動物と触れ合うことが大好きで、それが一番落ち着く時間。
【夢・目的】動物がのびのびと生きられる世界を作ること
【生い立ち】自然と動物に囲まれて過ごしてきた影響で、心も動物と共ににあるように育った。動物たちのために生きるために知識をつけて獣医として生計を立てている。
【容姿】子供のように小柄な見た目をしており、足元まで伸ばした灰色の長髪を三編みしている。黒いロングコートを羽織り、頭は大きな帽子を被っていたりフードで覆い隠していたりとまちまち。
【地雷】種族で差別されること
【魔術】具現化させた獣を使役する。
【特技】動物と仲良くなること
【備考】動物に懐かれやすい体質。何となく言っていることが伝わるような気がするらしい。

  ガデューカ

「 おや、初めましてかい?そうかいそうかい、私は司祭の毒蛇( ガデューカ )だよ。嗚呼、そうさ。この私が毒蛇さ、よろしく頼むよ?」PL:クロ

「 おや、初めましてかい?そうかいそうかい、私は司祭の毒蛇( ガデューカ )だよ。嗚呼、そうさ。この私が毒蛇さ、よろしく頼むよ?」
「 よしとくれ、私はそんな立派な蛇じゃないよ。しかしそうだね、御礼に自慢の舌を見せてやろうか? 」
「 無理はしない事だね。いいかい、私はアンタを治す義務がある。司祭の言うことは大人しく聞くもんだよ。…ま、聞きたくないのならば、仕方ないね。この毒牙で御前を無理矢理動かせなくするだけさ。…冗談だと思ったかい?ふふ、本気に決まっているだろう 」

【字】ガデューカ
【真名】アコナイト
【年齢/性別】35歳 / 女
【出身国/血統】ウェンディア王国 / ウェンディア人
【所属】ウェンディア騎士団 : 司祭
 【性格】辛辣と、優しさと、手厳しさをごちゃ混ぜた感じ。
口の悪いお節介焼きな保健の先生みたいな。
健康的じゃないものがあまり好きではなく、酒の飲みすぎや、糖分摂りすぎ。好き嫌い多過ぎに対してはかなり辛辣。2度目だが、お口がかなり悪い。
ただ、それは彼女なりの優しさでもある。ちゃんとした健康な身体で過してもらいたい…という願いからこんな性格になってしまったと言える。
これまた2度目だが、とても面倒見が良い。自分の事より相手を優先しがちだが、ちゃんと自分の事も考えれる。と、自称している。司祭という手前、その点に関してはきちんと考えれる頭脳を持っている。
アロマが好きで、若干趣味多めでやっている。困ったり悩んだりしている人が居ればアロマを使ったりしてお悩み相談室も開いたりする。案外お人好しな1面も。
蛇の如く、狙った獲物は逃がしたくないタイプ。使えなくなったら有効活用して殺してしまう、もしくは見捨てるタイプでもある。使えなくなったら、の話だが。
【夢・目的】アロマを極める事( ? ) / 軍で働き、仲間を治療する事 / 満足のいく、最高の司祭になること
【生い立ち】特にこれと言って目立つ様な事がない、ただの普通の家に生まれただけである。
金持ちでも貧乏でもない、ただの治療が得意であり、農作業をする様な家系に生まれた。
アロマは、母親から教わり、作物栽培は父親から教わるなど、かなり平凡な暮らし。
軍に入るきっかけは、特に無いそうで。『 純粋に働きたいと思った職場だった 』そうしてみると、欲に忠実なのかもしれない。
軍に入ってからは、努力のみである。誰もが憧れる才能があった訳でもなく、軍で様々な事を学んだ。勿論両親からも学んだり、自学したのもあるけれど。
かなり幼い頃や10代20代の頃はやんちゃをしていたそうだ。
【容姿】深い赤色の蛇目は大きく開かれ、まつ毛はちょっと長め。髪の毛は上から濃い紫 ~ 薄紫というグラデーションであり、肩甲骨辺りまで伸びている。いつも適当だがちゃんと一つ縛りしている。
前髪も目が隠れない程度の長さ。舌先が蛇のように裂けて居る、スプリットタンであり、一般人よりちょっと舌が長めで平たい。蛇の様な牙がちゃんとある( 毒牙みたいな物 )
軍服はネクタイタイプを使用。特に着こなしたりアレンジはしていないが、仕事する時はよく汚れてしまうのでシンプルなエプロンを着ている時もある。
【地雷】ハーブ等を育ててる畑や温室を荒らされる事 / 酒の飲み過ぎ等不健康な事
【特技】 アロマセラピー / 料理( 菓子作りも含む ) / 薬物( 関連 )使用 / 裁縫
【魔術】毒と治癒。毒も薬も紙一重…つまり此奴は、自身の毒を上手く使い薬として扱い兵たちを癒している事が多い。しかし戦場では迅速な対応が必要ゆえに、治癒魔術で表面的や、軽く内部治療する。
分かりやすく言えば、治療が治癒魔術、その後の定期的な薬等は毒魔術を使っている_みたいな。
【武器】 自分自身や自作した薬
【備考】 かなり見た目も中身も蛇である。スプリットタン…要は舌先が蛇のように裂けて居ると記載してあるが、これは生まれつきであり、本人も気に入ってる様子。
アロマで使うハーブやら、野菜などはちゃんと自分で育てているなど、自然が好きで、面倒みが良いのも特徴的。
例え年上だろうが、地位が上だろうが、何だろうが医療現場に来たからには毒蛇は敬語もクソも無い。( そもそも日常的に敬語は滅多に使わない )
ちなみに一人称は私( アタシ )。
背中と腹に痛々しい傷跡がある。どうにも、昔のやんちゃしてた頃に腹をぶっ刺された( 横っ腹で運良く内蔵は傷つかなかったものの、貫通した )そうだ。本人はこの話を『 黒歴史 』と言っている。

  アセイナ

「お前の期待するものは俺にはなくて、お前の期待してないものが俺にはあるんだよね」PL:ひよ

「お前の期待するものは俺にはなくて、お前の期待してないものが俺にはあるんだよね」
「え、なに、‟私„のこと捕まえんの? ──なーんてにゃ。ちょろすぎんだろお前な、またどっかで会おうぜ!」
「うぇぇえ? ちょっと期間にお金が見合わないと思うんですけどね~~。もうちょっと積まれないと私、働きに行きませんよ~♡」
「あ~マジで辞めたい……この仕事辞めて一生誰でもいいから養ってくれる人のもとで暮らしてえ……」
「お前がモノを捨てたんじゃなくて、モノがお前を捨てたんだ。──んな風に考えたことあるか? きっと面白いぞ」

【字】アセイナ
【真名】テシェクル
【年齢/性別】17歳/男性
【出身国/血統】ウェンディア王国ルガム/ヨズア人(現代派)
【生業】シュクロズアリ旅団/契約従者

【性格】ざっくらばんとした男性的な思考が突出しており、剛健質実。一度やり始めたら最後まで諦めることなく貫き通すが、一方で腰を上げるまでが非常に長いスロースターターの干物でもある。
周囲からの評判はともかく、自分の容姿に絶対の自信があり、これを武器にして一生働かず、尚且つ可愛がってもらえる生活を確立しようと企んでいる様子。男性らしからぬ容姿だが本人はどうにも思っておらず、「何を言われようがこれが俺」のスタンスは何があろうと揺らぐことはないだろう。従者として最初に仕えた主人にやたらと良くしてもらえたことがずっと心に根付いており、持ち前の容姿と特技でもある自然な女性声で隙あらば媚びを売ったりするが、定期的に悪人を引っ掛けては痛い目を見る。しかし承認欲求を満たすべく繰り返してしまう悪循環に陥っているようだ。なお、こういった行いは初対面の相手に限り、少しでも顔見知りの相手には地声でごく男性らしく接する。
時折どこか遠くを見たような様子で、意味深長で詩的な発言を零す。

【夢・目的】自分の事を養ってくれて尚且つ定期的に程よく可愛がってくれる人を見付けること(一生仕えたいと思うご主人探し)、ついでにヨズア国の再興

【生い立ち】寒冷地ルガムのヨズア系狩人の家に生を持つ。兄弟が数人いる家族であったが金銭的な余裕はあまりなく、ただひとり長男を除いてそれぞれその身を売り払われ、それは彼も例外ではなかった。
まだ歳を10つ数えるよりも前に、ウェンディア王国の某家に買い取られた彼は従者としての心得を教えられ、また主人の趣味嗜好から男性でありながら女性の装いを強制されていたようであるが、当時より‟そう言うのならそれが普通„と受け入れ、そのまま現在でも異性装をしている。
15の歳になっても骨格、顔付きは男性らしくならず、宛ら少女のようであった彼は主人に手を付けられそうになるも、屋敷を脱してこれをすんでのところで逃れる。
しかし主人に過去散々褒めちぎられたり、可愛がられたりして満たされた承認欲求の泉はすぐに乾き、また生活費を稼ぐための手段が必要であった彼は‟期限付き„‟報酬金込み„を条件に、契約従者として各地を渡って今に至る。過去、ザルツベルグ家に仕えていた期間もあった。

【容姿】
解釈一致のため詳細はイラストをご参照ください。
・身長162.3cm、体重40.7kg。
・銀髪。横髪は頬の真ん中程度で切り揃える。両方に桃色メッシュ有。
後ろ髪は肩につく程度まで。
・桃色の瞳と茶褐色の肌。両手に旅団刺青有(普段は白手袋で隠す)。
・シンプルなヘッドドレス。
・白いドレスシャツに、スカーフの上からリボン。
・黒寄りのグレーのベストと独特な襞のプリーツスカート。
・外出時はケープを羽織る。
・若干厚めのタイツ。
・ファー付きブーツ。

【地雷】自分の容姿を貶されること、生き様を否定されること、過度な身体的接触
【魔術】風を使役する魔術。旋風や疾風で攻め立てるのはもちろん、追い風を吹かせ犬鷲と連携する、自身を加速させる、土埃を巻き起こし視界を遮るなど、用途は様々である。
【武器・所持品】細身のシャムシール、スローイングナイフ(スカート下片脚4本を携行)、鳥笛
【特技】ごく自然に女性の声を出すこと、媚びを売ること、家事全般、犬鷲をはじめとする猛禽類の使役、ハープ状の楽器の演奏(カンテラ等)
【備考】
・鳥笛は編んだ紐の先に括り付けてあり、紐を持って縦の円を描くように振ることで犬鷲の鳴き声を再現し、特定の指示を出すもの。幼少期、ルガムから売り払われる際に母が雛鳥を持たせてくれた。そこから長い年月共に過ごしており、かけがえのない相棒であるといえる。名前は「夢」を意味する「リュヤ」。
・初見で性別の本質を見抜ける人は彼曰く僅かだという。それをいいことに、ストレスが溜まったときなどは期待させて落としたり、あるいはその逆をしたりして遊んだりするとか。
・好物は甘いもの全般。苦手なものは野菜全般。帝國料理はどちらかと言えば苦手。

  イビーリオ

「中々良いロマンを持ってるじゃねぇか…ん?ロマンってどういう意味かって?そりゃあお前、ロマンってことだよ」PL:黒助

「中々良いロマンを持ってるじゃねぇか…ん?ロマンってどういう意味かって?そりゃあお前、ロマンってことだよ」
【字】イビーリオ
【真名】フィロ・シリュエ
【年齢/性別】35歳/男
【出身国/血統】ウェンディア王国・海南都/ウェンディア
【生業】騎士
【性格】ロマン。彼の性格を語るのならばその一言に集約する。ロマンを好み、ロマンを求め、ロマンのない行動を嫌う。口を開けばロマンで始まり、ロマンで終わることも少なくはない。彼の信念、その行動理念でさえも「ロマンであること」が第一であり、ロマンではないと思ったことは一切しない頭でっかちでもある。
そんな、頭の中がロマン一色に染まっていそうな彼だが、こう見えて常識的であり、真面目な性格でもある。その為、変な行動をしている人物を見れば止めに行くし、ツッコミ役がいないときはそれに回ったりもする。ちなみに料理も普通に出来たりする。
【夢・目的】色々な人物のロマンを見たり聞いたりすること。
【生い立ち】彼の父は漁師だった。
彼の出身地である海南都の漁師の一人であり、黒く日焼けした肌を持つ屈強な男だった。
ルールには厳しく、それ以上に家族へ強い愛情を向ける良い父親だった。彼はそんな父が大好きで、凄く誇らしかった。
『良いか、フィロ。お父さんはロマンが好きなんだ』
それが父の口癖だった。ルールに厳しい父親だったが、それ以上に大事にしていたのがロマンを忘れないことだった。父に憧れていた彼は、直ぐにその言葉が口癖になり、行動理念になり…そして、信念になった。そうして、父と同じように漁師になろうとした――だが、父はそれを許さなかった。
『お前はこの町で終わるにもったいない。せめて、この国の様々なところを見てから決めてこい』
そう言って、父は王国の中心部までの路銀と必要なものを彼に渡して、家を追い出した。彼は恨んだ。だが、それは父ちではなく、見えている範囲だけを見ることで、ロマンの全てを知った気持ちになっていた自分自身にだった。故に、彼は王国に来て。騎士となり、王国の様々な所を見て回っている。それが、父に背中を押してもらった自分がやるべきことだと信じて。
【容姿】身長183㎝、筋肉質で肩幅が広い父譲りの巨漢。
オールバックにした薄蒼の髪に良く焼けた小麦色の肌、碧玉のような瞳は日差しから目を守るために着けたサングラスでうっすらとしか見えない。
首からは父からの贈り物である黒真珠のついたネックレスを下げ、手首には深い海色をした宝石のついたブレスレットをしている。
服装は支給された騎士服を着ており、改良などはしていないが、邪魔にならないように袖を折ったり胸元を大きく開いたりとアレンジをして他の人と差別化している。
【地雷】ロマンを語って無意味に誰かを傷付けたり、誰かを不幸な目に遭わせること。
【魔術】土を操る魔術を使用する。
【武器】長剣一本、短剣二本の計三本が主武器。長剣は背中に、短剣は腰にそれぞれ差している。
【特技】マジック。アクロバット。料理(特に魚を使うもの)。ロマン。
【備考】彼の言うロマンと言うのは、一般常識にあるような『ロマン』とは違う。
彼の言うロマンと言うのは信念であり、理想であり、想像、夢や希望、行動原理のこと。言わば、人を形作る全てであり、この世界にあるもの全てのもの。
格好いい武器も彼にとってはロマンだし、不格好な服装であっても彼にとってはロマンなのだ。そうした、実際にあるものだけではなく、その人が大事にしている信念や理念もまた彼にとっては十分ロマンなのだ。

  ゼダス

『もう技師様じゃありませんよ。 只の修理工です。……狂った鳩時計でも何でも直しますよ。御用件は?』PL:ガエリオ

『もう技師様じゃありませんよ。 只の修理工です。……狂った鳩時計でも何でも直しますよ。御用件は?』
『_____変わってしまいましたね。何もかも。…見る影もない。』
『___ぁ、…、僕の事は気にしないでくれていいのに…ありがとう。  …らしくない事を言うようになったね。前迄は何時休んでるかも分からなかったのに。…何か手伝おうか、三代目。』
『フィニクスの名は捨てました…傑作に泥など塗りたく無いのでね。…騎士団の戦争ごっこに力を貸す訳じゃありません、ただ…“白いの”が仮にも墜とされると僕の拠所が無くなりますから。…確認は不要、生きて会いましょう。では_____発進。』

【字】ゼダス
【真名】ハーメルン
【年齢 / 性別】18歳/♂
【出身国】ウェンディア王国/純ウェンディア人
【生業】時計専門の修理工
【性格】《かつては好き勝手な性格が目立つ重度の機械オタク…なんて良い所は一つも見当たらなかったが、出逢いが彼を変えたのだろうか。相変わらず表情こそ表には頻繁に出さないポーカーフェイスだが嫌味の様に何かに突っ掛かる事も無くなり、見て見ぬフリをしたり、優しく助言を仄めかす辺り…丸くなったと言えるだろう。聞かれれば今では隠す事なく正直に物事についても答える素直さ。好んで行う事も無かった人との交流も嫌な顔をせずに行えるようになったのは王国と帝国の破棄となった会談後に行った旅のお陰だろうか。 以前は目立った子供らしい一面も何処か高貴な何かを纏った様に薄れている。それは例の女性の影響、かもしれない。》
【容姿】身長162cm、体重51kg…《昔から着ていた作業着は既に埃を被っているかもしれない。____濃い目のグレー色のシャツに騎士団色のベスト。白地に金アクセントの乗馬服風コートに薄いグレーのスラックス、そしてシンプルな黒のブーツと身なりは大きく変わっただろう。 全てプレゼントされた品物…故に大切に、大切な人が同じモノを着こなすなら…僕もそれを纏い続けよう。腰には作業用のポーチを装着。髪型は左眼を覆う程に伸ばしきった銀髪。右眼は視界を確保する為に邪魔にならぬ様髪をヘアピンでしっかりと止めている。左耳には琥珀色のピアスをはめ、かつての彼を知る者でも…通り過ぎてしまうかもしれない変わりぶりを見せたはずだ。
【夢•目的】命題を託した三代目なる女性の責務の全うを見届ける事。
【信仰】自然(雷)/ 時への信仰
【魔術】己が深く関わってきた機械達。その中でも“時”を刻々と刻む時計へ向けている特殊な信仰。 時というワードを聞けばさぞ強力そうに感じられる魔術だがその実体は《己の身体成長を一定時間進行・巻き戻す》事を可能とする擬態的魔術。そのためなろうと思えば赤ん坊にも老人にも、自由自在なのである。それに加えて師と共に修行の末に得た“雷”に対しての信仰も持ち合わせ機械魔術と掛け合わせる事により並以上の力を発揮する。
【武器】近距離型特殊決戦兵器Giallarhorn 02
【特技】機械兵器等の開発・掃除洗濯・自称炊事
【好】甘い物(極) 話を理解してくれる人 物を大切にしてくれる人 臭くなくて辛くなくてしょっぱくない柔らかい食べ物
【地雷】工房に関わる全ての者達への罵倒
【備考】彼は止められなかった死の惨劇を悔やんでいるのだろうか。会談は成立の寸前まで到達しかけていた。しかし料亭に放たれた炎は国と国を繋ぐ架け橋を焼き切った。______そして、止められたはずの戦争は起こり…限界まで頭を悩ませたであろう若く、優しい団のトップ達は暴君達へとその席を譲る他ない選択へと追いやられたはず。……騎士団は腐り果てた。 腐った椅子に、僕はもう腰を下ろす気はない。

  ルフレ

「三代目機械技師のルフレ。……ついこの間、着任したばっかり。設計製造整備、どれも手を抜くのはだめだよ。私も手伝うから」PL:ひよ

「三代目機械技師のルフレ。……ついこの間、着任したばっかり。設計製造整備、どれも手を抜くのはだめだよ。私も手伝うから」
「……むう。だめ。駆動系の脆弱性に目も当てられない。……こんな歩く棺桶、二代目機械技師として承認できない」
「──お疲れ様。珈琲、淹れたよ? ……はい、どうぞ。作業続きだと大変。疲れてると効率も、質も落ちちゃうから。気にせず座って」
「悲観的に捉えて、でも、楽観的に対処する。……これを実践してみて。きっと幾分か、肩の力が抜けるはずだから」
「魔術認証キーにコネクト……主機始動、油圧モニタチェック、……異常無し。主兵装副兵装アンロック。ハッチ閉鎖、メインアイを展開、視界……良好。オールグリーン。──ルフレ、エンゲージ」

【字】ルフレ
【真名】リック・トゥ・エクサンティア・オネット
【年齢/性別】16歳/女性
【出身国/血統】ウェンディア王国王都ウェント/純ウェンディア人
【生業】聖フィニクス騎士団 三代目機械技師
【性格】一言で表すならば、生粋のウェンディア人らしい性格。他人に物事を言うことに遠慮はしないが、それでも以前よりは多少角が落ち、丸くなったといえる。
 機械技術と機械兵器を宛ら自分の子のようにこよなく愛し、またそれの製造に携わる整備士達には時に厳しく、時に柔和に接する。特に整備不良、設計不良に関して忠告をすることが多い。整備士らを大切に思うからこそ、中途半端な兵器には乗せたくないという心理が働いているようだ。
 洞察力が鋭く、特に前機械技師ゼダスとの交流によって他人の心情を汲み取る能力が育ったようで、いざという場面で的確なアドバイスを残したりするなど、助言者としての一面も健在である。
 以前よりしおらしくなったものの、機械など“人工物フェチ”に関しては改善されておらず、無骨な兵器にも「かわいらしい」「とても眉目秀麗」など、人を形容するように多少早口でコメントするなどと相変わらずなところも。
【夢・目的】世界の技術進歩を自らの目で見ること、その一端を担うこと、愛人から受け継いだ技師の座で己の責務を果たすこと
【生い立ち】ウェンディア王都の由緒ある貴族の令嬢として生まれる。機械技術の開拓者の、その一派ともいえる家系であり、幼少期から様々なパーツなどと触れ合い育った。
 己の身と機械さえあればよいと騎士団工房に幼ながら配属され、秀でた機械技術により、技師ほどとまではいかないが間もなく頭角をあらわすこととなる。一方で対人コミュニケーションや倫理などに難があり、行き過ぎた行動が目立つこともあった。なお現在では収まり気味である。
どうやら機械技師と同様に数ヶ月王都を離れていたようで、ゼダスと、“言葉”に関する智慧を深めた。再び王都に戻った彼女は、己が字として光輝を意味する「ルフレ」を名乗り、光の魔術師として、ゼダス機械技師の後任として工房に着任した。
【容姿】髪:浅葱色。前髪は左側へ軽く流す。横髪は軽く巻き鎖骨程度までの長さ。また後ろ髪は肩に着くくらいに伸ばし、ふわりとしたポニーテールに。
眼:琥珀色。睫毛は長めの、垂れ気味でも釣り気味でもない、しかし大きな眼。
体型:身長152.5cm/体重40.3kg。非常に痩せ型、以前までは定期的なメディカルチェックで殆ど引っ掛かっていたが、現在は多少改善気味。
服装:騎士団カラーのドレスシャツ。腹部に細いベルト。首元にネクタイ有。
外套は騎士が乗馬時に用いるようなコートであり、威厳を保ちつつも機能性を重視したものに変更済み。右肩に以前の外套と同じような装飾有。袖は捲る。
腰元のツールバッグを提げるための大きめのベルトは以前と変わらないもの。技師就任後は騎士団の意匠のプリーツスカートを着用するようになる。
腿までのソックスに、かなり燻んだ茶のショートブーツ。右脚太腿にポーチ有。
【地雷】ゼダス・機械技術・整備士に対する誹謗中傷
【魔術】光に関する魔術。練度はまだ低いため、作業用として光球を出現させる、光を収束させ矢のように放つ、照射する、無数の光弾を放つなど、直感的で簡素なものを行使する場合が多い。
特に機械魔術のガンシールドなどでも、これらを攻撃用の魔術として多少増強した上で発動する。
【武器】専用機TMF Gulltoppr Mk.0(詳細:https://fusetter.com/tw/FPveFxno#all)/護身用歩兵魔術銃
【特技】機械兵器等の設計・開発・整備、珈琲を淹れること、魔術兵器の操縦、徹夜(最近は控えめ)
【備考】・魔術師となる以前の彼女をよく知る者からは、当時“字”の代替品として用いていた“ドクター”の名で呼ばれることもある。魔術師としての言葉の霊性などを持つものではないが、彼女はその名で呼ばれることを厭っておらず、むしろ笑って「どうかしたですか?」と冗談めかして返してくれるだろう。
・声の本質は変わっていないものの、口調が全体的に女性的に、嫋やかになったため、以前に比べ、ウィスパーボイス寄りの声質に感じるとの声も。

  帆風(ホカゼ)

「うちが来たからにはもーだいじょぶや!命に変えても守ってみせたるさかい!」PL:うみの

soreppoiさん

「さぁて、うちらの出番かいなぁ!」「うちが来たからにはもーだいじょぶや!命に変えても守ってみせたるさかい!」「はよ元気だしいや、あんたが元気なくしとるとうちまで調子狂うねん。さ、ほら泣き止んだ泣き止んだ!」
【字】帆風(ほかぜ)
【真名】南風(みなみ)
【年齢/性別】18/女
【出身国/血統】尊華/純尊華人
【生業】尊華帝國軍 一般兵
【性格】強気で負けず嫌いな性格。向上心が非常に強く、自分の身になることに対してはかなり前向き。気分の浮き沈みが激しく、基本は何があっても燃えるタイプであるが、年に数回ほど、激しく落ち込むこともある。子供好き。
【夢・目的】実力を高めて国を守ること
【生い立ち】国のために戦う軍人に憧れ続け、幼い頃からずっと自身を鍛え帝国軍に入った。
現在は新米ながら、先輩兵の後ろ姿を追いかけている。
【容姿】髪型は黒髪の肩まであるボブ。運動するときは一つにまとめており、ぴしっと制服を着こなしている。女子の平均よりやや高めくらいの身長で、筋肉質な細身。
【地雷】尊華そのものや、自分の大切にしているものをないがしろにされること/女らしくない事を指摘されること
【魔術】大地を操る魔術。土をいろいろな形に変えたり、自分の周り半径10メートルほどの範囲で地形を歪ませたり。
【特技】 アクロバット

  メリル

「じいめ、さっさとくたばって仕舞えば良いのじゃ。……これ、外してからの。」PL:めりー

「じいめ、さっさとくたばって仕舞えば良いのじゃ。……これ、外してからの。」「わしはメリル。じいの……キツルバミのとこで世話になっとる。」「そこの坊や、あの、1番上の棚にある本をとってくれんかの…?そう、それじゃ。ありがとうの。」
【名前】
メリル
【年齢/性別】
見た目12歳程(生まれてから1年半)/♂
【性格】
警戒心が強く初対面の人には常にちょっとだけ反抗的でいじっぱり。気に入らなければ嫌いと言うし、好きだとしても初対面の人相手には恥ずかしいから嫌いと言う。慣れた人には毒舌で、特に自分を拾った黄橡には酷い。
好きな物は羊と葉っぱと牛乳とお日様と暖かいもの。
嫌いな物は暗闇と痛いやつと話を聞いてくれない人とじい。
コードが踏まれているため人を襲うことは無いが、人と話すのはやはり少し苦手。
【死因】
衰弱死
ふわふわもこもこの、暖かくて真っ白な羊の中でゆっくり目を閉じたのが最期の記憶。
【信仰】
五穀豊穣の神様
【容姿】
119cmと背が低く、骨が薄く浮く程に薄っぺらい墨色の体。手足先が硬い蹄で頭に藍色の角が生えていて、体の首元から下が真っ白な羊毛で覆われている事を除けばそこにいるのはただのちんまいひ弱な子供だ。秘色の髪は毛先に薄くウィスタリアを覗かせて、ピーコックブルーの瞳に置かれた瞳孔は横に平たく伸びている。首につけた赤い首輪と黄色の鈴はからんころんと低く鳴き、細い首は今にも吊られそうに無用心に空に触れている。自分の蹄では決して外すことの出来ないそれはまるで羞恥の呪いであり、細い首を絞める従属の印だ。人前に出る時はフードの着いたローブを深く被り、容姿を隠している。
【異能】なし(コードが踏まれているため)
【備考】
彼は黄橡と共に住み、かつて黄橡が生活していた小さな畑を引き継いで自給自足をして暮らしている。生前の記憶が疎らなせいか、それとも生前の生活に何か原因があるのか、知識が偏っているため難しい言葉をサラリと使ったり、言葉がたどたどしかったりする。使う言葉はどこか古臭く、じじくさいような印象を与えるかもしれない。
今の目標は前世の記憶を見つけることと、この現代での生きる目的を探すこと、じいがいなくなっても生きていけるように強くなること。
まだまだ知らないことばかりなので、暇さえあれば尊華帝国領へ赴き、本を読んだり人の話を聞くなどして見聞と常識を少しずつ会得する様にしていたり。尚尊華で名前を言わなければならない時は、浮かない様に陽(ヨウ)と名乗ることも。

  ソウ

「僕の名前はソウだ。宜しく。気軽にソウって呼んでくれ。」PL:ゆう。

「僕の名前はソウだ。宜しく。気軽にソウって呼んでくれ。」「この世界はもう混沌を極めている。なんとか間に入って世界を元に戻せないか……なんてね…もう、手遅れだよ。」「あぁ…プ、プリンか…あ、いや何でもない。美味しくいただくよ。」「おい。そんなこと言うなよ。」
【字】ソウ
【真名】 カーネイジ
【年齢/性別】21/男
【出身国/血統】ウェンディア王国/ウェンディア人
【生業】無所属/民俗学者
【性格】普段は笑顔を絶やさないが、やるときはやるしっかり者。食べ物を決して粗末にしない。仲間を裏切ることもなく、聖フィニクス聖騎士団の基となったウェンディア聖騎士団の副団長だった経験もあり怖がることをあまり知らない強い勇気の持ち主。初めて出会ったものには「一期一会」という気持ちを忘れずにきちんとした礼儀で接する。気持ちが感情的になることは少ないが、友や周りの人間に危害を与えるものや犯罪を犯すものには注意をする。また家族を壊した犯人の話になると目が細く復讐に燃えた目になる。好みでないもの物はプリン。前まで大の好物だったが、食べると色々な思い出が蘇りあまり好んで食べない。しかし周りの人間などに勧められたら好き嫌いせずしっかり食べる。好物はビターチョコレート。天然なところもあり、よく忘れ物などをする。どの国が嫌いでどの国が好き国はないがやはり生まれ育ったウェンディアが一番過ごしやすいと考えている。平和主義。“家族”と言う単語に少し敏感。暗い過去から少し目眩をする事がある。
【夢・目的】世界を平和にする。世界中を回り、友をたくさん作る。家族を殺した犯人に復讐する事。
【生い立ち】ウェンディアの王都の外れに3人兄弟の一番上の兄として生まれてきた。小さい頃から、魔術師としての素質が目立った。12歳の時、夜空を見に近くの山まで行き、帰ると両親と弟と妹が何者かに刺されて殺されていて近く紙に(大虐殺)と書かれており、その後は祖父母に引き取られた。引き取られてからはずっと家に引きこもり、毎日犯人を考え復讐を考える日々だった。しかしそれを見かねた祖母に「辛い時は笑顔で」と言われたことから前を向くことができた。
その後は15才の時に騎士団に選ばれ、17歳の時に前代未聞の若さで副団長に抜擢された。その時は恋や戦闘など様々なことを経験したがしっかりと任務を全うした。今から三年前に今の世の中に疑問を感じ自分探しともっと色々な場所に行って他の事を体験したいと言う二点の理由により自ら退団し旅をすることになった。それからは主に砂漠や東南など主に旅をしながら、学者として生計を立てている。
【容姿】足が長く、186cmという高身長。肌は褐色。元々は薄い色素だったのだが旅で肌が焼けた等の理由がある。顔はシュッと細く眉毛も細い。眉毛が濃い。目が大きいが普段は目を細めている。寝不足なわけではないのだがいつもクマができている。鼻は長く口は細長い。2年ほど前に行ったとある国の民族に伝わるピアスを耳にしている。指には祖母と母にもらった指輪をつけている。右腕にはタトゥーが入っている。髪の色は黒に近い茶髪。髪の長さはウルフカット。服装はいつでも動けるように、動きやすい服を普段から着ているが普段は脹脛までの長く黒いブーツを履いていて、ズボンは長く使い色あせたジーパンにベルトを通して、ベルトにポシェットをかけ様々なものをしまっている。上は茶色をしたローブを羽織り、その下に様々なところに行き黄土色に汚れてしまったワイシャツを第二ボタンまで閉めている。ローブは都市などに行く時は腰に巻いている。
腰に小型銃とフルーツナイフ、背中に1mほどの弓を装備。
【地雷】人を馬鹿にすること。家族の思い出。
【武器】腰に小型銃とフルーツナイフ、背中に1mほどの弓を装備。普段はあまり使うことは無いがとある民族に伝わる弓をもらった。その弓は耐久性が高く、遠くまで早い速度を持続させたまま弓を飛ばす事ができる。小型銃は旅人になろうと思った時にウェンディアで買った古い銃。
【特技】高い身体能力。銃や弓のこなし。
【備考】現在は真名を知るものが居らず、魔術を喪失している。

  篠(シノ)

「あんた、あまった事ばっかい言うちょっと……くらすかんね!」PL:マリア

「あんた、あまった事ばっかい言うちょっと……くらすかんね!」「うんめか、うんめか~。……っは!…すいません……。私、食べることがまこち、わっぜぇ、好きでして…。げんなかぁ。」「この国はどけんかせんといかんね。戦争か……うん、きばいやんせ!」
【字】篠(シノ)
【真名】かごめ
【年齢/性別】24/女性
【出身国/血統】守山/尊華人
【生業】尊華帝国軍/兵
【性格】よく食べよく眠る、快活とした性格。忍耐強く、面倒見が良い一面もある。[随時追記予定]
【夢・目的】男手一つで育ててくれた父を楽にさせてあげること/自分より強い男のお嫁さんになること
【生い立ち】竹を使って商売をする職人の父に育てられた。物心ついた頃から母はおらず、その所為か少しファザコン気味で年上趣味。幼い頃は父の口癖である「ごわす」を多様していたが、年頃になるにつれてその語尾はなりを潜めた。彼女の居た村は割と封建的な風習の残る場所であり、その影響で彼女もどこか古風な恋愛観を持っている。曰く引っ張ってくれる関白亭主がタイプであるらしいが、マゾヒストという訳ではない。むしろ故郷には(彼女いわく)なよなよした男ばかりで、自身の少しばかり強い気性と渡り合える者が居なかったばかりか、それを「女らしくない」と指摘されてきた事に不満を抱いている。私が強いんじゃなくてお前らが弱いんじゃの精神である。父は豪放磊落な守山男児であり、十八歳ごろに入軍が決まった時には万歳三唱をして送り出したそうである。
【容姿】腰あたりまである黒い髪を黄色い縮緬のリボンでひとつにまとめている。南の産まれを思わせるくりっとした瞳は黄色っぽく、美人揃いの帝国軍の中では決して目立つ顔立ちではないがどことなく愛嬌のある顔をしている。
【地雷】ウジウジした人/女らしくないと言われる事/方言を馬鹿にされる事
【魔術】竹を生み出し急成長させる事ができる。冬でもたけのこ食べ放題。
【武器】なし
【特技】竹で籠を編む、たけのこ料理。早食い、大食い、飲み比べ。
【備考】好物:酢豚 青椒肉絲 芋焼酎 好きなタイプ:関白亭主

  氷原(ヒョウゲン)

「…氷原。…少尉だよ、帝國軍の」「誰かの役に立ちたいんだ。…役に立って死にたいんだ」PL:ゑゐりあん

「…氷原。…少尉だよ、帝國軍の」「誰かの役に立ちたいんだ。…役に立って死にたいんだ」「帝國が勝ったほうがそりゃいいけどさ。…国さえのこっていればいいんじゃないかって思うよ」「別に死ぬことは怖くないよ。…どうせいつかは死ぬ命なんだし」「うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさぁぁぁぁぁいッ!!!」
【字】氷原(ヒョウゲン)
【真名】氷室 凍牙(氷室 トウガ)
【年齢/性別】26歳/男
【出身国/血統】尊華帝國 榮郷北部/尊華人 氷室一族
【生業】尊華帝國軍 少尉
【性格】根暗で陰気な雰囲気を醸し出している男。一見すればとっつきにくいように見えるが、実際には絡みやすく少々ネガティブだが友人想いの優しい性格である。病弱なのも相まってか死生観について独特な考え方を持っており、虚弱体質でありながらも「誰かの役に立つ」という事を常に心がけておりそのせいで無理をすることもしばしば。普段は物静かなのだが、ストレスが溜まりすぎると多重人格を疑うほどのパニックを起こしてしまう事がある。パニックを起こす時と場所は選ばず、また何がきっかけでパニックを起こすか誰もわからないのでさっきまで笑っていたのに突然発狂しだすという事も。
【夢・目的】国の為に死ぬこと/友だちのために死ぬこと
【生い立ち】榮郷北部に住まう豪商・氷室一族の次男。幼い頃から病弱であったが、誰かの役に立ちたい気持ちから軍人となる
【容姿】ボサボサの伸びきった白髪に細い体躯、眼の下の隈と健康優良児とはとても言えないような見た目。身長は187㎝とかなりの長身。軍服は着ているがそれだけでは足りないのでコートを羽織っている。
【地雷】役立たずと言われること
【魔術】氷を生み出す魔術
死後の世界に巣食う絶対零度の冷気を現世へと引きずり出し氷を形成する。様々な形に変形させることが可能であり、氷が着弾した場所は華が咲くように氷が広がる
「テンテン手鞠ノ音ガシテ 彼岸此岸ノ河ノ上 凍テツクオ顔ノ船頭ガ 来マセ来マセトオ手招キ サァサ皆様行キマセウ 黄泉比良坂ヘ行キマセウ」
【武器】「氷華」
軽い力で素早い矢を放つことができる特殊な弓。この弓を使って、魔術で作った氷の矢を放つ。
【特技】一人遊び/絵/弓術
【備考】元来体が弱く、本人曰く常に何かしらの病に侵されているらしい。今も長時間戦うことのできない身であるものの、「誰かの役に立ちたい」という想いから無理をして戦っている。家族仲は悪くなく本来であれば家族の扶養を受けながら安静にして一生を終えるはずであった。しかし、誰かの世話になって一生を過ごす無能な自分に嫌気がさし、家族の反対を押し切って兵士となり弓術のレベルを始めとした軍人としての才能を見込まれ、病弱にもかかわらず少尉になった才能のある男である。
病弱で外に出ることがなかったため幼少期時代から孤独な生活を送っていた。故に一人遊びが好きだったり、動物と遊ぶのが好きだったり、会話が若干苦手だったりする。

  珠代(タマヨ)

「声はきっと、代償なの。大きな力を望むなら仕方のないこと。代償に差し出せるものが、わたしの場合は声だっただけ。」PL:雛

天使ちゃんメーカーDECOさん

「声はきっと、代償なの。大きな力を望むなら仕方のないこと。代償に差し出せるものが、わたしの場合は声だっただけ。」「私がもっと強ければ違う方法もあったのかもしれないけど、今の私にはこれしかないから。」
【字】珠代(たまよ)
【真名】御浜 明玲(みはま めいれい)
【年齢/性別】26/女性
【出身国】尊華(厘都の港町)
【生業】尊華帝国軍 中尉
 【性格】基本的に人当たりは良く事なかれ主義。目的のためには道徳的価値を度外視しした選択をする傾向も見られるが、それも自身の倫理観から外れなければ良いという考えに基づいている。
【夢・目的】一部の素質を持つ者だけが魔術を使うのではなく、より生活に根差し、生活水準を向上させるためのものとして魔術を普及させたい。
【生い立ち】厘都の海沿いの街を治める領主の家に生まれた長女。代々魔術師として尊華帝に仕えてきた家のため、ノブレス・オブリージュ(力を持つ者が負うべき社会的責任)の価値観を叩き込まれて育った。歳の離れた妹が二人いる。
【容姿】目はくっきりとした二重。口元に黒子がある。長く柔らかな髪を腰まで伸ばしている。背は155cm程度。帝都で仕えることが決まった際に祖父母から贈られた真珠のピアスとチョーカーを肌身離さず着けている。年齢よりも若く見られることが多いが、本人はあまり気にしていない。
【地雷】家柄もあり幼い頃から周囲に優秀な魔術師が多く、言葉を扱うという魔術師としての素質に秀でていないことを引け目に感じていた。そのため自分の魔術のスタイルを人と比べられることが非常に苦手。また、自分が手にかけたイモータルの少女について言及されることも嫌っている。
【信仰】八百比丘尼
【魔術】基本の詠唱は「零れるは真珠、貫けば泡。満ちよ、満ちよ、満ちよ!」
瞬時に多くの言葉を並べることは得意でないが、詠唱にメロディをつけて歌うことで補っている。しかし幼い頃から喉が弱く、あまり長くは歌えない。歌った後は声が出なくなることもしばしば。
戦闘時は水を操り相手に叩き付ける、気管に流し込む、渦潮に巻き込んで溺れさせるなど、非人道的とも言える方法を取ることも多い。
【武器】 近接戦闘は得意ではないが、どうしても前衛に出なければならない場合は細身のレイピアを携える。
【特技】 組紐
【備考】好きな食べ物はわたあめ。好きな季節は夏。

  ダリア

「んぁ………、ぁに〜?あは、もしかして“ウワサ”聞いてきた?んへ、いいよ。シよ?」PL:めりー

好きな顔メーカーさん

「んぁ………、ぁに〜?あは、もしかして“ウワサ”聞いてきた?んへ、いいよ。シよ?」「ちょ〜っっちょと、まってよオニーサン。あたしがそこの坊ちゃんから金取ったってショーコ、どこにあんのさ?」「うっさいなぁ…、相手は気持ちよくなれて、あたしはお金が貰える。win-winっしょ?ぁにが悪いのさ?」
【名前】ダリア
【年齢/性別】21/女
【出身国/血統】阿岸(アガン)/ヨズア人
【生業】無職(賭博/淫売/カツアゲと喧嘩(弱いやつしか狙わない) 等をしながら放浪)
 【性格】何に対しても一定の距離感を保つ。よく言えば平等であるが逆に言えば誰に対しても壁があり、あまり踏み込ませないし踏み込むことも無い。パッと見は竹を割ったような、否割りすぎたような人間であり、またフラフラと徘徊癖のある不安定な人間である。心身ともに留まることを知らず虚言癖があるため矛盾点を指摘されるのを嫌う。責任を疎んで負うのを嫌い、苦しみから逃れるために酒と煙草に溺れる。何に対しても寛容で堕落しており、怒ることは殆どないだろう。
【夢・目的】しあわせであること。
【生い立ち】阿岸のスラム街の一端に住む、平凡な母親と平凡な父親の間に生まれた第4子。住んでいた場所の名前も家族の名前も、それらの居場所も現状も、今となってはどうでもいい事で何にも覚えてはいない。小さな集落のくだらない独特なコミュニティや、第4子という窮屈でちっぽけな立ち位置は彼女にとっては息苦しい水槽でしかなかった。だから飛び出した、ただそれだけだ。15の時に少しのお金とツテと、それなりに整った容姿をもって誰にも言わずに家を出た。行く宛は無い。帰るところも無い。彼女はただ、満たされない何かを満たすためだけにのらりくらりと歩き回る。
【容姿】163cmの褐色肌。肩までのフラクスンの滑らかな髪に薄い灰色の瞳。肌は暗く華奢で、肋が浮いて見える程度には痩せ気味。黒の肌着にややよれた細身のズボン。すこし年季の入った、フードの周りに白いモコモコの毛が着いたコート。それなりに見た目は良いのだが手入れなどは全くされておらず、残念な感じ。クマが濃く、よく酒を飲むため顔が朱を帯びていることが多い。(好きな顔メーカー様より)
【地雷】信じられる事、信じさせようとする事、昔の話を執拗に聞こうとすること
【特技】 淫技とイカサマ、気の弱そうなやつを見つけること。
【備考】自分に流れている血や自分のルーツはよく覚えていない。頓着がないし興味もない。彼女にとって1番大切なことは《自分の心が今満たされているか否か》である。今のところ心が満たされているなと思えるのは
・誰かと寝ている時
・お酒を飲んでいる時
・歌を歌っている時
・賭博で勝ってる時
・誰かが自分を罵っている時
くらい。

  黄橡(キツルバミ)

「 おや、そうじゃったか。悪いのう、歳のせいか物忘れが酷くてのう………それで、要は儂ぁきさんを叩き斬りゃええんかのう?」PL:行町

by悪い男メーカーさん

【字】黄橡(キツルバミ)
【真名】亀鶴蛇 円(キツルバミ マドカ)
【年齢/性別】58/男
【出身国/血統】榮郷/純尊華人
【生業】尊華帝國軍元帥
【性格】その男の過去を知る者は耄碌してしまった今の姿に嘆く事だろう。質実剛健の硬派な軍人であった男は今となっては物忘れの酷い老害に過ぎない。若い女性に言い寄っては振られ嗄れた声で楽しげに笑うだけの梅昆布茶と豆大福が好きな老人だ。
【夢・目的】今はまだ思い出せない
【生い立ち】数年前に元帥を退いた後、都境の集落で自給自足生活をしていたが、現況を知り今に至る。
【容姿】髪も色が抜け大きな拳にも皺を蓄えているが、歳の割にしゃんと凛々しく伸びた背には羽織の紋章が良く似合う。その顔には温厚な笑みと沢山の皺が染み付き。180cmはあろう体躯で下駄を小さく鳴らす歩き姿は育ちの良さが窺える。
【地雷】不意を打ってはならない。死線に陥った者が走馬灯から活路を見出そうとする様に、その男が追い詰められた時に見せるのは窮鼠の姿では無く、猛虎である筈だからだ。
【魔術】土石系の魔術のみを習得しているが、耄碌した頭では常用する事は不可能だ。何か引き金があれば或いは…
【武器】野太刀、擦り減った刀身には微かに読み取れる≪鑪場≫の彫字がある。必死に手入れをしていても数十年使い続けていれば銘刀すら鈍に成ろう。もはや模造刀と大差無い切れ味のこの刀を男は頑に手放そうとしない。
【特技】狩猟と農業
【備考】男の過去を知る連中は少なくない、ある者は首狩り元帥と呼び、ある者は島砕きのキツルバミと呼ぶ。詳細を知る者こそ少ないが耄碌した老害爺さんが嘗て名を轟かせた実力者であった事は間違い無い筈だ。思想と言える程の物は持ち合わせて居ないが義理と人情と見栄がこの男の全てであり、売られた喧嘩は言い値で買い、一度負けようともその次勝てば良いと思っている。故に一度でも帝国が睨まれた事実がある限り面子に賭けて勝利を捥ぎ取るまで奔走するであろう。

  白梅(シラウメ)

「 お初お目にかかります。尊華帝國軍の大将が一人、字を白梅と申しまする…何卒、よろしくお願いいたします。」PL:クロ

「 お初お目にかかります。尊華帝國軍の大将が一人、字を白梅と申しまする…何卒、よろしくお願いいたします。」
「 何を驚いておられる?はよう支度をせぬか。自惚れておるのならば御主に似合いそうな花を見繕ってやろう。…例えば鉢植えの紅椿だなんてどうだろうか、なぁ? 」
「 久しいな、何時ぶりだろうか。偶には茶でも飲まぬか?」

「 嗚呼、嗚呼…何故妾の太陽を月を華を奪うのですか、あぁ、…どうか、どうか、何卒… 」
【字】白梅( シラウメ )
【真名】蘭 天舞音( アララギ アマネ )
【年齢/性別】28歳 / 女
【出身国/血統】尊華
【生業】尊華帝國軍 : 大将
 【性格】元気が全然無い!と言う訳ではないが、ぱっちりとした目の割には冷めた様な雰囲気で何処か遠くを見ている。
元より天真爛漫擬きだったので、時折それらしい言動をするが、やはり何処と無く冷たい感じがする( 人によって変わる )。
前の時はかなり無邪気らしかったかもしれないが、最近は落ち着いてる。
尊華を誰よりも愛していると言っても過言ではないが、それと同等に兄の事を好いている。仲良しサンや軍の身内を我が子と言って愛でたり、尊華の為ならば身を滅ぼすと言ったりとかなり過激派らしい所がある。
月言葉や花言葉を好んでおり、その辺の言葉を使ったりしてる。まるで華のように強く凛としているが、ちょびっと寂しがり。
表に出てないだけで実は感情的だったりもする。ちょっと意地悪。
【夢・目的】 尊華帝國の完全勝利 ・ 働く事/強くなる事/弱い心を無くし、花のように美しく強くなる事
【生い立ち】家柄は結構良い所であり、元師になる為に様々な学んだりする為の金も地位も元からあったし、幼い頃から元師という存在に憧れてもいた。そして元帥になれたというのにも関わらず、つい最近辞職した。理由は本人曰く" 海に隠された月のせい "との事。それ以上はあまり語らないらしい。
現在は大将の座に腰をかけている。腹違いの兄妹が居たと言われている。
両親は大将になった白梅の事を特に問題視はしていないようだ。
【容姿】薄い茶色の髪の毛は、腰まである長さでポニーテール。たまにお面を付けている( 種類多々 )。
ぱっちりと開かれた目は若干タレ目寄りで、薄らとクマが出来てる。
色は吸い込まれそうな黒色で、瞳孔が1番黒い。
[ 大将の目を見続けると気を失う ]なんて、馬鹿げた話がほんの少しだけ上がったぐらい、無駄に真っ黒。
[ 右顔に切り傷 ]を負っており、眉から頬の下まで綺麗に切り裂かれた跡がある。
軍服はスカートタイプ。スカートの長さは膝より上。
上着は着ておらず「 今後一生着ることは無い 」と言っている。その時の表情は悲しげ。
靴はほんの少しだけ厚底にしており、身長は165( 本来は160 )。
両手には、真っ白な手袋をしている。
右耳に耳飾りをしており、肌身離さずに付けている。
その他の荷物は、小さな鞄のような、小物入れに入れて、腰に巻いている。
【地雷】耳飾りと刀を勝手に触る、ぞんざいに扱う事/尊華の為に働かない人( 時と場合による )/辛すぎる物/金魚/家族について語られたり、無理矢理聞かれること。
【魔術】氷。たまに水。その他の魔術は紙や本を見ないと全然出来ない。氷は何も無くても出来る。水は、なくても出来るものと出来ないものとある。要は" 氷以外は資料がないとてんで使えないポンコツ ''。
【武器】 刀/自分自身
【特技】 氷の魔術は資料を見なくても使える( 逆をいえばそれ以外は資料見ないと使えない )。水の魔術は、ほんの少しだけ資料がなくても使える/茶道 / コミュニケーション / 簡単な料理 / 剣道
【備考】尊華帝國軍の" 元 "元帥。とある事情により" 自ら "元帥の座を退いて大将に収まる。
自分より前の元帥の事を聞く時は、注意した方が良さそうだ。大体(?)は、花を咲かせて応えるのだが、時には地雷となる。
美しい耳飾りを付けている。触れることなかれ。切れ味の良い刀を所持しているが、これもまた、触れることなかれ。
兎のお面やら般若のお面やら、とにかくお面を付けるようになった。本人曰く" ちょっと憧れてたんだよね "とのこと。なんらかの裏があるとはいえ、半分以上は趣味で付け始めたといっても良い。
甘いもの大好き。甘味大好き過ぎて辛いのを食べると泣く( 泣く )。
たまに情緒不安定になるけれど、時間が経てば治る。最近横になって寝なくなったとか、なんとか。

  レーテー

「______だからね、理由なんて無いのよ。好きだからこうするの。」PL:蟻

ななめーかーさん

「______だからね、理由なんて無いのよ。好きだからこうするの。」
【名前】レーテー
【年齢/性別】♀
【性格】快楽主義者であり好奇心と残虐性の塊である。一人称は私、二人称は貴方。他人の記憶を羨ましがり、興味本位や妬みによって奪い取る。好きか嫌いか、欲しいか欲しく無いかで全ての行動は決まり、目的の為ならば手段を選ばないシリアルキラー。
【死因】病死
【信仰】太陽神
【容姿】白い肌に赤髪、ハリボテの角と球体関節。その身体は脆い陶器の様な物質で構成されている。容易に砕けるその身体はイモータルの不死性が失われれば日常生活すらままならないだろう。
※イラスト:ななめーかー様
【異能】記憶の奪取。主に自身へと何かしらの感情を向けた相手の最も幸福な記憶を認識し、自分に関する記憶と相手の幸福な記憶を奪い取る事が可能。ただし、それに準ずる経験を対象が再度した場合はその瞬間に記憶は元に戻る。
【備考】彼女は素足で裏路地を歩く。彼女の脆弱な両足はそれだけで削れていく。彼女は野良猫を撫でる。機嫌を損ねた猫に弾かれた指は容易に砕けてしまう。彼女は平凡で月並みな幸福を奪い去る。在って当たり前の幸福を抱き眠り、目を覚ました頃にはその記憶は持ち主の元へと回帰している。彼女の手に残るのは、自分にも在る筈だった微かな温もり。彼女は今日も、素足で裏路地を歩く。

  花崗(ミカゲ)

「下を向いてもいい、立ち止まったっていい。振り返ったって構わない。勿論、選択を間違えてしまっても良いの――でも、後悔だけはしないで。自分が決めた選択を、後から後悔するというは、過去の自分を否定してしまうことだから」PL:黒助

「下を向いてもいい、立ち止まったっていい。振り返ったって構わない。勿論、選択を間違えてしまっても良いの――でも、後悔だけはしないで。自分が決めた選択を、後から後悔するというは、過去の自分を否定してしまうことだから」
【字】花崗(みかげ)
【真名】乙木 香苗(おとぎ かなえ)
【年齢】26歳
【性別】女
【出身国/血統】尊華帝國/尊華人
【生業】尊華帝國軍/少将
【性格】彼女はプライドを棄てた。父親を見返すために、誰かに見下されぬように高みへと上ろうとすることをやめ。誰かではなく、自分自身のために行動するようになった。手が届く範囲のものを守ると覚悟を決め、自らに貸した下らないエゴと共に逆手の小刀を倉庫へと納めた。
そうして、彼女は変わった。諦めず、挫けず、ただ足掻き続けるのではなく。自らの足で前へと進むように、誰かに背中を押して貰うのではなく、自分が誰かの背中を押していけるような人になるために。
【容姿】深い青色の髪は後ろで一つに纏められて尚肩甲骨まで伸ばしており。普段はそれを服の下に入れることで邪魔にならないようにしている。桜色の髪留めは外してしまったが、代わりに首元のドッグタグには桜を彫っている。
服装は支給されたスカートタイプの軍服ということに代わりはないが、マントの代わりに後ろに伸ばし黒字のマフラーに。服に施されている装飾を取り除いたり、新たにポケットや仕込み紐を追加し。アクセントとして加えられている色合いを闇に紛れる宵鴉色に変更。スカートの下に苦無をセットできるガーターベルトを着用していたり、袖口や袖、上着にちょっとした改良を加えて苦無を取り出しやすくしている等の変更・改良されている部分が多くある。
【夢・目的】自分のことを平等に見てくれる相手と結婚すること。
【生い立ち】元は貴族の一人娘。字も、性格も、悉くが今とは全く違うものだった。しかし、ある時両親と信仰の事で大喧嘩をし、次の日の明朝には置き手紙を残して家を飛び出し、軍の門を叩いた――それが、花崗という女の始まりだった。字を自分で決め、両親からもらった字は使わぬことを決めた。今の字は昔から関係を持っているとある寺の住職さんに伝えてあるため、両親から字ごと忘れられても問題はないようにしている。
【特技】料理。年代物の見分け。市場巡り。
【地雷】自分、あるいは知り合いのだれかを侮辱されること。とある少女が危害を加えられること。
【信仰】鉱石、及び宝石を信仰することに代わりはないが。それらを使った武器や道具を長く使うのではなく、長い時をかけて変化し、新たな姿に変わることで新たな進化を発揮することを重点としている。
【魔術】 鉱石、及び宝石の質量と長短を変化させることが出来、複数を兼ね合わせることも可能。ただし、変化させられるのはその鉱石・宝石に元からある質量まで。それ以上のものへ変化させようとすると強度が足りず、自然崩壊を起こしてしまう。
『削れて、抉れて、形を変えて。悠久を越えてなお輝きし原石達よ。我と共に新たな姿になりて、我の道を阻む壁を打ち砕かん』
【武器】全身の至るところに隠した苦無、魔術を使って作り出した武具(基本的には苦無)
【備考】彼女は共犯者となった。一人で抱え込むには大きすぎるその罪を、心を押し潰してしまいそうなそのエゴを聞き、そして実際に目の当たりにした――故に、彼女はそれを共に背負うと決めたのだ。誰にも話すことはできず、誰にも理解されることはないであろうそれを。彼女は受け入れた。諦めず、蔑まず。墓場まで持っていくと決めた。その選択を、彼女は後悔しない。それをした、一人きりの少女を見捨てることになるのだから。
ちなみに、両親から帰ってくるように再三手紙が届いているが、その悉くを開けることなく保管し、月に一度一気に焼いてしまっている。

  【END到達】ハヤタ

「飲み干されると分かっていても、杯にぶどう酒を注がずにいられようか?食い尽くすと分かっていても、パンに手を伸ばさずにいられるだろうか?……実にこの世の中って、うまく出来てるよね!」PL:蕨

「いやあ、海っていいよ。月も。おれ大好きなんだ。でも、月はどこでも見られるけど、海はなかなかね……」「金継ぎも請け負うよ。ふふっ……それとも完璧な修復をお望みかな?」「飲み干されると分かっていても、杯にぶどう酒を注がずにいられようか?食い尽くすと分かっていても、パンに手を伸ばさずにいられるだろうか?……実にこの世の中って、うまく出来てるよね!」
【字】ハヤタ
【真名】ハイマ
【年齢/性別】19/女
【出身国/血統】神島/ヨズア人(混血)
【生業】シュクロズアリ旅団/陶工
【性格】洒脱。穏健で誰に対しても分け隔てなく、理解と尊重の姿勢を見せる。口では皮肉を言うこともあるが、振る舞いとしては素直で従順であることが多い。おれっ娘で、その一人称も相俟って少女というより少年らしい。これらは兄や周囲の影響を強く受けており、現在もなお抜けきっていないせい(というより、直す気がない)。とは言え女性としての自覚がないわけではなく、場に即した言葉遣いをすることができる程度の礼儀は持ち合わせている。あまり突飛なことはしないものの根は自由人で、面白そうなことや観察が好き。その代わり、興味を失うのも一瞬かもしれない。総じて大人びている部分と子供っぽい部分の差が激しく、包括的に言えば年相応ということになるだろうか。
【夢・目的】ヨズアを広げること、故郷である神島の海辺で暮らすこと、自分に欠けているものを埋め続けること
【生い立ち】片親である母を幼少期に病で失うと、年の離れた異父兄に養育された。自身の父親はウェンディア人ではないかと推測されている。土の産地である神島の海辺に暮らし、陶器師の弟子であった兄の手伝いをしながら慎ましい生活を送っていたが、三年前の戦争で故郷を追われ難民に。世界を放浪する内に『今のヨズアは欠けているだけ、いずれ満ちる』という思想を抱くに至り、少しでもヨズアの復興に協力するため旅団入りを果たした。
【容姿】身長155cm。ヨズア人としてはやや薄い浅黒の肌。髪は白だが、密集している所は朱を水に溶かしたようなぼんやりとした赤色にも見える。瞳は金。刺青の位置は背中。
【地雷】楽しくもないのにくどいこと、がみがみ言われること、型に嵌まりすぎた考え方
【魔術】完全なものを不完全な状態に、不完全なものを完全な状態にゆっくりと移行させる魔術。対象は陶器と人体のみ。朔望と潮汐を信仰する。
【武器】折りたたみ式の小型ナイフ。機構に惹かれて衝動買いしたもので、仕事道具兼護身用。
【特技】陶器製作。釉薬の扱いにはちょっとした自信があり、見た目にも美しい。
【備考】字は「必ず成る」、真名は「血」の意。

  誌洲(シジマ)

「……この国の奴らは死を美化しすぎてる。尤もらしく儚さを良しとして……鉄砲玉にゃ困らねえよな、皺寄せを食うのは俺らなんだよ!」 PL:蕨

「……どーも。患者?……健康体に用ないんですけど」「うるせーバーカ!」「てめぇ、どっかに脳漿ぶちまけてきたのか?人の話聞けや!」「三途の川を渡りてぇなら、俺の知らない所でくたばってくんない?」「……この国の奴らは死を美化しすぎてる。尤もらしく儚さを良しとして……鉄砲玉にゃ困らねえよな、皺寄せを食うのは俺らなんだよ!」「あーもうやだ……無理、マジ無理……帰らせてくれぇ~」
【字】誌洲(シジマ)
【真名】杠 春永(ユズリハ ハルナガ)
【年齢/性別】31/男
【出身国/血統】榮郷/尊華人
【生業】尊華帝國軍巫子
【性格】端的に表せばぶっきらぼう。無愛想でやや寡黙ながら、直截的な物言いをするばかりか口が悪い。高官だろうが一兵卒だろうが、老爺だろうが童女だろうが、基本的にはその冷淡な態度を変えることはない。分け隔てないと言えば聞こえはいいが、上司に対しては不遜、子供に対しては大人気なくなりがち。一応軍人としての体裁を保とうとする意識はあるものの、すぐに地金が出る上、最早そんな自分を省みることもない。純粋な尊華人でありながら合理主義。少なくとも考え方は堅実。天邪鬼だが感情に正直で、率直な振る舞いを好む。特に怒る際は、魔術師にも関わらず直情的な罵倒が出やすい。総じて王国民にも似た気質を持ち、帝國では野暮とされているものの、構うことなくスタンスを貫いている。仕事には必ず責任と誇りを持って臨み、治療中は冷静さを欠くことはない。シビアな印象の反面、愉快であれば屈託のない笑みを見せるなど、根っからの不人情とはまた違う。加えて、結構打たれ弱い。
【夢・目的】多くの患者を治すこと、科学と魔術を両立すること
【生い立ち】榮郷とはいえ北端の郊外、雪の降るような町で個人医院を営む医師一家の次男として生を受ける。長男にも勝る優秀さで将来を嘱望される中、彼が興味を持ったのは魔術ではなく科学医療だったが、現在の技術では敵わないと早々に諦め、敷かれた道に従って魔術師となる。これが信仰心の裏打ちにもなっているが、同時に探求精神を捨てることもない姿勢に家族との折り合いが悪くなり、患者を診て生計さえ立てられれば何でもいいと思い至ったことから、25歳で遅まきながら軍籍に入ることを選んだ。
【容姿】身長167cm。小柄でやや童顔、グラスコード付きの丸眼鏡を掛けている。少し大きめな梅色の瞳は目つきが鋭く、不機嫌そうに見えることが多い。猫っ毛の黒髪は小ざっぱりと整えており、清潔感にはある程度気を使っているが、無精髭を生やしていることも。黒は汚れが分かりづらいことから、普段は白の羽織と手袋を着用している。右の肩口から腕にかけて火傷の痕がある。
【地雷】無益な自傷行為、軽々しく死を口にすること、煩わされること全般
【魔術】治癒魔術。主に大河や流れそのものを信仰する他、多少炎を操る魔術も扱うが、性格上戦闘には不向き。
【武器】打刀。子供の頃に蚤の市で購入した中古品であり、緒丹と銘打ってある。腕前はまずまず。
【特技】綺麗な早食い、瞬間仮眠。どちらも職業病。嗜む程度に絵画。
【備考】火傷痕は兄弟喧嘩によって魔術が暴発した時のものであり、記念と称した戒めの為にわざと完治を避けている。酒も煙草もやらないがいまいち不摂生、所謂医者の不養生。私室にはメスや注射器といった近代的な医療用具が一通り揃っている。

  夕霧(ユウギリ)

「尊華帝國軍少佐、夕霧、丁度参上しんした。ところで————……あの人さんはどなたでありんす?」PL:λ

「尊華帝國軍左官、夕霧、丁度参上しんした。ところで————……あの人さんはどなたでありんす?」
「ようござんす———……ほな、早よぅ始めんしょう。そちらの方ォがいいのでありんしょう?」「宜しければ……わっちで蕩けてくんなましぃ…………?」
「こんのぉイケズ…………しんござさんにはご退場願いんす。」
「わっちの体ぁ、火照ってきんした………。さァあ………………おいでなんし———?」
「おさればえ。」

【字】
夕霧(ゆうぎり)
【真名】
胡蝶(こちょう)
【年齢/性別】25歳/女
【出身国/血統】山北里(サンホーリ)/純尊華人
【生業】尊華帝國軍/少佐
【性格】廓言葉の女性。
近づき過ぎると危険。そいつは彼女を評価する上でよく使われる言葉だ。それは一つ言葉を交わせばわかる。
狡猾で奸智に長け、歪み捩れ切った厄介な性格をしている。
言葉を交わす事に快感を覚える罪な性を持っており、魔術師同士の抗争は彼女にとっての最高のカタルシス。
逆に言葉を交わす沙汰もない絡繰の戦争を毛嫌いし野望戦なんて呼んでいる。
興味がない事にはとことん興味がなく、人の顔と名前を覚えるのが苦手。
【夢・目的】魔術師同士の抗争
【生い立ち】山北里の田舎生まれ。種を蒔ける男に生まれず、重要度の低かった胡蝶は売り飛ばされ、遊女としての道を歩む。言葉巧みに厳しい世界を渡り歩き、いつしかその言葉には、どろどろとした魔力が宿っていた。馴染みの客の中には魔術師もあり、気紛れに教えてもらっていた魔術にのめり込んだ結果、歪んでしまい、兵を志願し、現在では少佐にまで上り詰めている成り上がり。しかし、その上進には、肌色の薄汚い関係の水増しが関わっているという噂話が広まっている。
【容姿】煌びやかで豪奢な格好を好むのは遊女上がりの馴染み。
ゾッとする程の美貌を持ってはいるが、墨汁をゆっくりと注ぎ込んだかのような、光の一点も逃さぬ闇い瞳が全てを台無しにしている。
【地雷】言葉を使わない戦闘
【魔術】その属性は“火”。それも“熱”に対する信仰心がある。
あらゆる物質は熱の前に融解する。その性質を言葉に乗せ、彼女の使う魔術は詠唱によって無機物を融解させ、それを操る。
さらに、熱は意識を高揚とさせる。彼女にとってのそれは、神秘そのものだった。
【武器】無し
【特技】計略、交渉、嘘破り、観察眼
【備考】夕霧という字は遊女となった際に改名したもの。一部の人間から信仰に近い感情を受け続けていたその字は強い力を持っている。

  鬼若(オニワカ)

「余の名は鬼若。精々余の手を煩わせる事なく、疾く疾く逝くが良い」PL:大和守

「余の名は鬼若。精々余の手を煩わせる事なく、疾く疾く逝くが良い」
「鬼だ蛇だの、全く以て騒々しい。なれば貴様らは何だ? 鬼に貪り喰われる無力な人間か? それとも蛇に睨まれた蛙か? 貴様ら全員、此処で喰うてやっても良いのだぞ」
「あの方に無礼を為そうと言うのか、愚か者め。貴様らなど余が態々殺す価値もないが、無能はあの方にとっても邪魔であろう。良い、余が疾く貴様らの息の根を止めてやろう」

【字】鬼若(おにわか)
【真名】筑紫(つくし)
【年齢/性別】29/男
【出身国/血統】有谷/尊華人
【生業】尊華帝國軍/大佐
【性格】口を開けば毒の数々が姿を見せる。この世の全てのものを下に見ており、軽蔑している。失望している。一切の慈悲も無い彼は名前の通り『鬼』なのではないか。見た目の通り『蛇』なのではないかと囁かれている。そんな彼だが、現大将である『白梅』の事となれば彼は具合が悪くなったのかと問いたくなる程に豹変する。彼は何よりも彼女に憧れ、そして彼女を崇め讃えている。心酔しており、淡い恋心さえ抱いている。この世の全ては彼女の元にあるのだと、彼は今日も高らかに謳っているのだ。
【夢・目的】白梅の望みを叶える事。そして尊華の完全勝利。
【生い立ち】親など、生まれた時から彼には存在していない。彼は捨てられたのだ。路地で食べ物を漁り何とか生きていたが、五歳の頃。ある女性に拾われた。彼女は吟遊詩人らしく、旅をしていたが孤独が辛くなったらしく、良ければ貴方も共に来ないかと誘われた。その女性からオカリナを貰い、彼は女性の手伝いを始める。
字を付けたのも、真名を付けて貰ったのもその時だ。
しかし女性は長年旅をしていた事が原因か、鬼若が十二の頃に亡くなってしまった。その為、特技となっていたオカリナで生計を繋ぐ事とした。
やがて十四の頃、『花の旋律』と呼ばれるようになったのは昔の話。きっと一部の者しかきっと知らないだろう。戦争で殆ど亡くなってしまっているだろうから。
そして十九の時。『花の旋律』、それが仇となった。恐らく嫉妬か、ある少女に顔を焼かれたのだ。生憎左側だけが焼かれたが、世界に救いなどあるのだろうかと鬼若は思ってしまった。
もう生きていたくないと『毒』を呑んだが、されど死ねなかった。死ぬにまでは至らない程度の量を呑んだらしく辛うじて生きていた。
しかし身疎らに蔓延る火傷の跡はその代償。
絶望していたそんな時、ある日この国の元帥──『白梅』という存在を一目見た。
『──嗚呼、何と素晴らしく咲き誇る華なのだろうか』
所謂、一目惚れという奴なのだろう。一目見ただけで心が踊った。きっと、この身体は貴方の為に生まれてきたのだ。
貴方の為ならばどんなモノでも踏みつけ、命を散らしましょう。
 ──全ては華の為に。
【容姿】前髪で顔の左側を隠し、灰色混じりの長い黒髪を腰の辺りで緩く纏めている。戦の時は髪を高い位置で纏める。常に瞳は笑わぬ嫌な笑みを浮かべている。それはまるで獲物を静かに見つめる蛇の様。『蛇』だ、と形容されているのは其処からである。
軍服は着崩したりもせずきっちりと着ている。鬼若曰く「此処は白梅様の在りし軍なのだぞ! その軍服なのだ! きっちり着るのは当たり前だろう!」との事。忠犬である。
【地雷】白梅を侮辱、傷付ける或いはそれらに該当する行為全て。
『花の旋律』とかつての呼び名で呼ばれる事。
火傷跡を無理矢理見られる事。
【魔術】適正は影、風。自身の影に形を与え操る魔術、風を集め刃を生成する魔術を特に得意としている。
『狂えよ静寂 高らかに 我が手中に 汝は在 舞いし白華 我が心 来る愚者共 御手に在 去りし仇敵 捕らう御手 我が定めし 汝の命』
【武器】扇。普通の物よりも固く作られており、そう簡単には壊せない。先端が全て尖っており、その先端で基本攻撃する。
【特技】オカリナ。不安な夜はそれを吹いているらしい。
【備考】一人称は余、または私。二人称は貴様。三人称は貴様ら。誕生日は8/12。二つ名は『鬼の蛇(くちなわ)』。

  セオドア

「一応副団長なんだけど、忘れられてるとかやんなっちゃうなぁ」PL:清瀬

「一応副団長なんだけど、忘れられてるとかやんなっちゃうなぁ」
「何だよぅ、オレがそんなにヘスティアちゃんと仲いいからって妬くなって~。お前も行けばいいじゃん、きっと優しくしてくれるよ」
「どうよ~、強いでしょっ!これは全人類がオレに見惚れちゃったかな~」

【字】セオドア
【真名】ロイド・ポロック
【年齢/性別】21歳 / 男
【出身国/血統】袁都 / ウェンディア人
【生業】聖フィニクス騎士団 / 副団長
【性格】人懐っこく小賢しい。少々ハスキーにお喋りをしていることが多く、人によってはへらへらとしているとも言えるが、大抵調子のいい人間であるという印象を受けるだろう。フランクな面を持ちつつも実力は確かなのだが、有頂天になるのが玉に瑕。愛国心も勿論あり、人好きであるからか団長の考えには存外乗り気。物言いはストレートだがすぐ口に出す質ではない。
副団長としての威厳はあるのか、と言われれば皆無である。自らは気高く尊敬されるよりも、陽気で接しやすい人間であるべきだと考えている。特に女性には甘く、同時に甘え上手。
怒ることは少なく、そもそも怒りの感情の沸きにくい人。落ち込みを向上心に変えることが得意で、まだまだ伸び代はある、かもしれない。どちらかというと寒がりで、冬にはよく寒い寒いと鳴いている。
【夢・目的】王国を強くすること、人生を太く短く存分に謳歌すること
【生い立ち】中流貴族の第五子として生まれ、兄と姉を二人ずつ、下に少し年の離れた妹を一人持つ。世襲は女性が行うという家庭であった為か、それなりの英才教育は施されてきたものの性格はやんちゃなまま育っていった。14歳の時に婿入りするが、程なくして婿入りする筈であった一家の事業が失敗したことで起こった従者の謀反をいち早く察して夜逃げ。訳あって妹と二人で袁都の彼方此方を渡り歩き、妹を修道院のシスターにした後入団する。
【容姿】赤毛に黄色の瞳。ほんのり目にかかる程度の前髪は左へ流し、襟足も長い。つり目であり虹彩は細長いが、瞳自体は大きめ。
制服の上にフードの着いたポンチョを着ている。真夏でない限り手袋は欠かせない様子。
体格は平均的。
【地雷】実力を買われないこと
【魔術】水、氷を操る魔術。
【武器】特になし。
【特技】話術、美術や音楽のセンス(初心者なりに、という意味でありあくまで飲み込みが早い程度)

  ジェフティ

「では、綴りましょう。あなたを私の言葉で遺す、そのために。」PL:λ

Bufftuy's room : Dailyさん

「では、綴りましょう。あなたを私の言葉で遺す、そのために。」
「やぁーよ。凡夫にインクを使えるほど私は暇じゃないの。」
「あんまり気乗りしないわ.........」
「賢くなることね。それがあなたの今するべき最善よ。」

【字】ジェフティ
【真名】ネフェル
【年齢/性別】18歳、女
【出身国/血統】ウェンディア/ヨズア系ウェンディア人
【生業】司祭兼学士
【性格】無愛想。自身の目的の為ならば利用できるもの(自分に不都合な情報でも)ならばなんでも利用して達成しようとする強かさと太々しさがあるとおり、狡知に長けている。基本的につっけんどんな態度で、気に喰わない事があるとまず口に出るタイプ。「それがあなたの今するべき最善よ。」とは母親受け売りの口癖。結構悪戯好きな一面があり、ありのままの人間の姿を引き出せるからだと言う。
【夢・目的】備忘録の編纂、文字を遺す術
【生い立ち】ウェンディア人とヨズア人の元生まれ、その後、一家全員がウェンディア王国の移民となった。幼少期の他国の文化が抜けきれておらず、信仰も大きく影響を受けている。
【容姿】165cm。桃色の淡く柔らかな髪は手入れが行き届いていて、ストンと下に落ちる。それを後ろに一つ束ねに結って肩にかけて通している。姫カットで前髪を切り揃えている。白い肌、起伏は大人しめの体つき。薄赤色と紫紺のオッドアイ。
【地雷】記録に対する軽率
月、あるいは夜の侮辱
悪口
【魔術】馬地-マージ-由来の太陽信仰における月の信仰者。大元を辿れば太陽信仰。(月は太陽の光を反射して輝くという事から)。また、言葉の魔力自体における信仰を一部分している。そしてそのどちらも性質は”不変”にある。ジェフティはその性質を”文字”に見出した。ウェンディアの”目に見えるものを信じる”教えはジェフティの宗風と好相性があった。その信仰の性質上、夜にしか魔術は使えない。治療魔術を使える。またスクロールにあらかじめ魔術的儀式を込め、詠唱によってスクロールから遠隔的に魔術が発現する術風を好む。恐らく旧い魔術の成りの一つであり、太古は、ヨズア人が好む刺青と同じ原点にあったのではないかとジェフティは考えている。
【武器】スクロール
【特技】 楽器(弦楽器なら大抵弾ける)演奏
足が案外早い
悪知恵
速筆
暗算
【備考】ウェンディア王国の司祭であり、騎士修道会にて学士も兼任している少女。出会った人物の中で、気に入った人物の詳細を文字にして言葉を書き留め、それを一冊の書『ジェフティ備忘録』として完成を目指している。また、自身の字さえもあまり明かしたくないきらいがあるが、これは移民する以前の土地での信仰故。出身地は『馬地-マージ-』にいたらしく、ウェンディアの夏に苦しむ人たちの苦しみが理解できない。自分の容姿には結構自信がある方。コーヒー好き。機械技術には寛容だが、好んで使おうとはしないのは彼女自身の信仰の根深さを象徴している。

  【END到達】ヨハン

「ひゅー、色っぺー!おねーさん、オレみたいなカワイイ系ってどう?後悔させないよ」PL:マリア

マリア/天使ちゃんメーカーさん

「ひゅー、色っぺー!おねーさん、オレみたいなカワイイ系ってどう?後悔させないよ」
「オレの先祖は自分って存在を取り戻す為に戦ったんだ。誇らしいだろ?」
「シントは俺の先祖……つまり俺の一族の本当の故郷だ。……取り返したい。」
「シュクロズアリ……?あんた旅団メンバーなのかっ!?なあ、オレも旅団に入れてよ!」

【字】ヨハン
【真名】ジョン・ザルツベルグ
【年齢/性別】18
【出身国/血統】ウェンディア王国 マージ/ヨズア人
【生業】求職中(そろそろ金がなくなる)
【性格】我儘。若さゆえの軽薄さが目立ち、どこか身持ちが収まらない放蕩者。経験の少なさから想像力は乏しいが、直感、悪知恵は働く方。見栄っぱりで自己顕示欲が強い為、おだてには弱い。ヨズア人であること、自身の出自に強い愛着があり、今のところその誇りが最も彼を彼たらめしめるアイデンティティとなっている。恐れず、動じず、それ故に呆気なく最期を遂げる可能性もあるという、若さゆえの無敵感がある。従って、脅しは基本的に通用しない。恐怖に屈しないのではなく、リスクヘッジが下手と捉えることも出来る、挫折を知らない男。ホームシック。
【夢・目的】ヨズアの領地を広げ、世界中を移動している家族に見つけてもらう事。(半分無自覚)/神島を取り戻すこと/マージをヨズア領にすること/シュクロズアリ旅団になること
【生い立ち】ヨズアの豪商の息子に産まれる。この一族はかつてウェンディア商人に仕える奴隷であったが、六世代前に謀反を起こし、財産全てを強奪して成り上がった。今はヨズアでも有数の豪商としての富を手に入れている。その起源は塩業と伝えられているが、現在は金貸しを始めとする資産運用を手広く行っている。一族の中では謀反について「尊厳を取り戻す為の聖なる戦いであった」と伝えられており、この一族に共通する『勝てば官軍』という考えの根っこになっている。そんな環境の中、ヨハンは欲しいものはなんでも与えられて育ってきた。が、つい5ヶ月ほど前に喧嘩がきっかけで家出。以前から旅団に憧れていた事もあり、遅かれ早かれと言ったようなものであった。3ヶ月程経った頃、一族の開祖エフタ氏の出身地と伝えられている地、シントが戦争によって3年前に帝国の手に堕ちていた事、そして自分が意図的にその情報から隔離されていた事を知る。拠り所のなくなった悲しみが一族への反抗心にぶつけられ、とうとう引っ込みがつかなくなった今、帰る理由が見つからないまま放浪を続けている。
【容姿】身長174cm。浅黒い肌、黒い髪、赤い目を持つ。顔立ちは少し中性的で、しっかりと密集した睫毛がより女顔に拍車をかけている。服装は華やかかつ伝統的な、ヨズア人らしいものを好む。白い沙羅双樹の髪飾りをしている。
【地雷】ジョンと呼ばれること/一族をバカにされること
【魔術】海にまつわる水、潮などの力を借りることができる。海のない街では力も弱まるなど地による影響を受けやすい。(物理的に近くにあるかどうかというより、周囲の信仰が強いかどうかで霊力が決まる。)また、月の満ち欠けの影響も受け、満月の日はとくに強いものとなる。
【武器】 宝石がついたきらびやかな短剣。七つついていたが、既に一つは旅の途中で外され、もう一つはウェンディアに存在する万屋雷鏡という店に置いてきた。このままだと残りの五つも危うい。
【特技】 商談/目利き/甘える事
【備考】本来ヨズア人には名字がないが、この一族は屋号としてかつての主人の苗字を勝手に名乗り続けている。/初代のエフタ氏は元の名をジェフサと言った。ウェンディア社会に合わせた奴隷名である。しかしヨズア人である誇りを捨てない為、ヨズア式の読み方を当てはめて『自分はエフタだ』と強く思いそれを拠り所にした。そしてそれが字になった。謀反の際、主人にその字を明かし、エフタ氏は神の力を借りる事が出来た。六世代も前の事である為、どこまでが真実かは解らない。だがその言い伝えから、この一族の跡継ぎは代々”J”のつく名を持ち、ハングリー精神を忘れるなという戒めにしているという。ヨハン(ジョン)の父はヨセフ(ジョセフ)、祖父はユダ(ジュード)と言った具合である。/仕事の際は主に真名を使用し、人前で字を名乗る事はない。ヨハン、彼ひとりを除いて。

  【END到達】ギゼム

「ムムっ、これはこれは、お前さん憑いておりますなぁ~」PL:シロー

「ムムっ、これはこれは、お前さん憑いておりますなぁ~」
「そんなのはなぁ~、今が楽しければそれでいいんだよぉ!おじさんはそうやって生きてきたよ、だって毎日楽しい方が良くない?」
「ダー・ニト・ロロイ・ギゼム───騎士道精神なんちゃらは持ち合わせてないんだよ、俺」

【字】ギゼム
【真名】ハサド
【年齢/性別】39/男
【出身国/血統】ガーラのスラム/尊華のルーツを僅かに持つヨズア人
【生業】占い師/シュクロズアリ旅団
【性格】非常に利己的な性格。占いで嘘八百を並べ立て、羽振りが良いと見れば大金を吹っ掛ける。快楽主義者とも呼べる道楽者で、目先の楽しみを優先し、行動理念はいかに今を楽しむかに尽きる為、後先考えずに行動してしまうこともしばしば。つまりは超が付く程の気分屋である。気分が乗れば真面目に占うことも。
【夢・目的】ヨズア人が住みやすい街を作る。ヨズア国を作る。
【生い立ち】尊華の血が薄く混じっているが、ほぼ純粋なヨズア人の間に生まれ、ガーラのスラムで幼少期を過ごした。貧乏であった為、食べられるものはなんでも食べるような生活を当時から送っていた。スラム街にはヨズア人魔術師も多く住み着いており、彼等に魔術師の何たるかを叩き込まれて今に至る。15には親元を離れて旅立ち、二十歳頃にはシュクロズアリ旅団となっている。
【容姿】癖のある黒髪を雑に伸ばしており、同じように乱雑に伸びた髭も特徴的。小麦色の肌に黒目。髪質はくせっ毛でごわごわしている。身長は175cm。中肉中背。ぼろいローブを一枚上から羽織っているが、その下は割と整った衣服を着ている。伝統的なヨズアの刺繍が施されてはいるが、装飾品の類いを買っては、金に困り売り払うを繰り返しており決まったものを身につけていない。シュクロズアリ旅団としてのタトゥーは左肩から左肘に掛けて彫られており、少し雑だが自ら彫ったもの。
【地雷】楽しみをめちゃくちゃにされること。
【魔術】霊信仰を縁とした魔術を得意とする。占いの他、人ならざるものを喚び、使役するが、複雑な命令を課す事はできない。
【武器】 なし。
【特技】 滅多に体調を崩さない丈夫な体。口八百長 酒飲み 大食い
【備考】シュクロズアリ旅団に所属しているのは専らヨズア国を作る為であるが、戦争というスリルを楽しんでいる節もある。

  アデルグント

「あたしはアデルグント! 王国の剣であり、民の盾であり、悪を滅する光だ!」PL:大和守

「あたしはアデルグント! 王国の剣であり、民の盾であり、悪を滅する光だ!」
「ぜーんぶあたしに任せろ! 大丈夫だ、このあたしがお前らを守ってやる!」
「誰も気付かないで良い。だってあの立ち振舞いなら、嫌う人は少ないでしょう」
「……どうして、ど、して嫌うんですか、嫌われない為にあたし、は、……!」

【字】アデルグント
【真名】エトワール・ディユ
【年齢/性別】20/女
【出身国/血統】カーヤ/ウェンディア人
【生業】聖フィニクス騎士団/騎士団長
【性格】一言で言えば『太陽』のような人柄。非常に明るく、仲間にも明るく声を掛け先導している。民を、国を守る事こそが己の使命だと、彼女は豪語している。だが、仲間、または親しい人に嫌われる事を酷く嫌っており、冗談で「嫌い」と告げてもアデルグントは取り乱すだろう。誰も居ない場所。一人で居る場合、彼女の性格は豹変するだろう。まるで『月』のように静かで大人しく、かつ冷酷。此方がアデルグントの素だが、その姿を見られる事を彼女は拒んでいる。己を殺して生きる事を彼女は望んでいる。彼女は己の命を省みない危険な戦い方をする。彼女は自分の事などどうでも良いと、そう思っているから。
【夢・目的】国を、民を守る事。
【生い立ち】カーヤの谷にある小さな集落で彼女は育った。そんな集落だからか、ちゃんとさせなければと父母の厳しい教育の末か幼い頃から大人びていた。最初は教えられる事を順調に吸収していたが、やがて理解出来ない事も出てくる。それに両親は彼女を見限り、お前の代わりなど幾らでもあるのだとそう言い始める。幼いながら大人びていた事で友達も出来ていなかったアデルグントは独りになる。そんな中、集落が戦火に襲われる。多くの者は亡くなり、けれどアデルグントは生き残り。このまま弱いままでは直ぐに死んでしまのではないかと、強くなる為だけに彼女は17歳の頃、騎士団へと入った。そして避けられた原因でもある性格を無理矢理明るくして。己の替えなど幾らでも居るのだから、と命を危険に晒す様な戦い方をして。そうしていつの間にか、自分は千騎長だなんて立場に立っていたのだ。
【容姿】身長161㎝、体重49㎏。長く伸ばされた白縹の髪を所謂姫カットにしている。瞳は太陽のような紅色をしており、その性格を表すようなつり目である。制服は改造もアレンジも何もせずスタンダードな着こなしをしている。
【地雷】仲間、親しい人に嫌われる事。命を無下にする行為。
【魔術】氷、風を操る魔術を使用する。
【武器】レイピア。氷を這わせ刀身を太くするなどの強化を行い振るう事もある。
【特技】痛みなどへの耐性がある事。剣術。裁縫などの細かい作業が得意。
【備考】一人称はあたし、私(わたくし)。二人称はお前、貴方、(名前)さん。三人称はお前ら、貴方達。誕生日は4/19。

  フィディア

「俺、忠告を受け入れない人間擬きって嫌いなんだよね」PL:清瀬

「俺、忠告を受け入れない人間擬きって嫌いなんだよね」
「馬鹿だってどうだっていいさ。どれだけでも嘲ればいい、せいぜい言い残すことのないようにな。──そして今からその馬鹿に、お前は生涯の終焉を告げられるんだ」
「さて、どうだったかな。生憎俺は気が変わりやすいんだ。……だから頼み事なら、今のうちに簡潔に言ってくれよ」

【字】フィディア
【真名】リリウム
【年齢/性別】26歳/男
【出身国/血統】ヨズア(神島)/ヨズア人
【生業】シュクロズアリ旅団/漁師
魚を主食としており、自給自足や物々交換で生計をたてている。
【性格】我を貫く靡かぬ一匹狼な面が誇張されている。此として一貫した思考もなければ重く張り付く十字架もない、その時を己の赴くままに生き流離う者だ。
留まることを知らぬ川の流れのように、二度として同じ顔を見せぬ川面のように。余所見をすればあれよと変わってしまう心を以て、彼は各地を流れる。
人の頼みを聞き入れることは少なく温情を欠いた性格であるが、旅団に属している以上はヨズアの民を大切に思っている。同胞の為であればその身を動かし、また両国へと楯突き刃向かうことだろう。
空が好きであり、暇があればよく虚空を見つめている。
とはいえ、一言で表せるようなものではない。彼に限らず、人は変わり行くものであり、不変を手に納めることができぬからこそ美しいのだ。──そうは思わないか?
【夢・目的】神の姿を視ること/ヨズアの威厳回復
【生い立ち】各地を回る旅人である両親のもとに生まれ、幼少期を父方の祖父母の元で暮らす。魔術師である祖母から魔術を教わり、8歳の頃にその才能を開花させることとなった。堂々と表立って暮らすことを憚られるヨズアの境遇を嫌い、方針の違う両親とは共に行かず一人で旅をする。旅団へ所属したのは異形出没の頃以前であるが古参ではない。
【容姿】白銀の髪はふわふわと、半端に逆立つように生えている。紫の細い瞳、黒字に金刺繍を入れたバンダナを頭に巻き、二重円のピアスをしている。
幾重にも重ねた衣類に指貫の手袋と一体化した黒のインナー、キルトにも似たボトムスの下には小豆色のタイツ、踝の見える革靴とアンクレット。手には旗のような長い棒を持ち歩いているが、その先端には物騒な槍の鋒が付いている。
刺繍は両腕と太腿に入れているが、易々と見ることはできないだろう。
小柄であるが筋力は中の上、一匹の不如帰をペットとして常に連れている。
【地雷】自由を制限されること/信仰を馬鹿にされること
【魔術】空を飛ぶものを使役する魔術。生物、無生物は問わないが別種類のものを同時に使役することはできない。
【武器】 手持ちの槍、備考として弓があれば使用は可能。
【特技】遠望、平衡感覚の強さ

  ディラン

「この目で世界の果てを見てみたい、なんて、かこつけた理由だが。⋯本当はもっと単純な夢だよ。」PL:シロー

「この目で世界の果てを見てみたい、なんて、かこつけた理由だが。⋯本当はもっと単純な夢だよ。」
「自分ですか?ディランです。まだまだ若輩者ですが、王国で整備士として働いています。」
「困ったことがあったらいつでも言ってくれ。」

【字】ディラン
【真名】ケルヴィン・マリナー
【年齢/性別】25/男
【出身国/血統】ウェント/ウェンディア人
【生業】聖フィニクス騎士団/整備士
【性格】基本的には冷静且つ温厚な気質。整備士という職業柄か慎重で堅実な性格でもあり、無難な選択をする様子を「臆病」「つまらない」と揶揄されることも。ただ先述の通り温厚な気質故に、困ったり悲しむ人は見ていられず手を差し伸べたがる一面も見られ、大方人畜無害といった評価を周囲から受けている。また欲求は人並み以上にあるようで、自己欲求と利他的行動を取りたがる自分との間で板挟みになり苦しむことも。機械騎士に対しては傷付くと強く悲しむなど一人の人間として接している。一人称は「俺」だが、初対面の人物と話す時などは「自分」と称する時もある。
【夢・目的】お金を貯め、父の治療の為に売ってしまった蒸気船を買い戻すこと。
【生い立ち】王都の西海岸出身。代々造船業を営む家系の出であり、ディランもまた造船所を継ぐ予定であったが5年前に父が病で倒れ、父を助ける為に財産を使い果たした。父は助からず造船所は経営破綻し、元々親族が父しかいなかった為に身寄りも無く、知識と経験を生かせる仕事として騎士団付きの整備士となった。
【容姿】ぼさぼさとした黒髪に黒い瞳。太い眉と穏やかに細められた糸目が特徴。茶色の作業服に身を包んでおり、時折黒ずんだ煤汚れが目立つ。足は作業ブーツを履いており、腰周りのベルトには工具や小物が幾つもぶら下がっており、じゃらじゃらと音がする。身長は180cm。体格は大柄なほう。
【地雷】非人道的な行為。
【魔術】海への信仰を基とした水を操る魔術を得意とするが、信仰心が未熟な為に海との繋がりを感じられる水源(大きな川の河口付近など)を除いて海の水を操る事しかできない。
【武器】ボルトアクション式の小銃を一丁所持している。広く普及する前装式小銃より装填は早いものの射程距離は短く、また銃の腕はお世辞にも良いとは言えない。有事の際や遠出をする時に肩に掛けて持ち歩く。
【特技】造船や操船など船に関する知識・技能/溶接などの機械知識・技能/視力が良い
【備考】魔術師としてはかなり未熟者。字は海の波の神を意味する。姓は「航海者」を意味し、姓の通り航海者をルーツに持つ。実家の「マリナー造船所」は木造帆船の時代から造船業を営んでおり父の代でいち早く蒸気船の製造を始めていたが、父が病で倒れた際に治療の為財産を使い果たして経営破綻。父は助からず、その際に売り払った蒸気船は、父に何度も乗せてもらった憧れの船であり唯一の形見である。

  糸依(シイ)

「大儀に候。尊華帝國軍兵、字は糸依。貴殿とは此度お初逢うて、宜しく頼み申す」PL:清瀬

「大儀に候。尊華帝國軍兵、字は糸依。貴殿とは此度お初逢うて、宜しく頼み申す」
「遍く天下に於きては、言の葉こそ刃なれ……。神罰とは甚だをかし。なほ人は見えざる力にえ勝てず……という所でしょうか」
「尊華に栄光あれ……など。最早、かの景色は烟撒いて拝めぬのでしょう。私の墓場は戦場にあるというのに」

【字】糸依
【真名】朱依
【年齢/性別】24歳/女
【出身国/血統】阿岸/純粋な尊華人
【生業】尊華帝國軍/兵
【性格】自ら群れることはあまりなく、古い書物を抱え人気の少ないところにいることが殆ど。去るものを追わないのは勿論だが、来るものをも避ける始末。試しもせず印象で嫌うことが多い。
古い書物や多数の文化に興味を持っており、尊華の人間なのに風貌がやたらと洋風に近いのにはこれが絡んでいる。が、仕事の時には軍服を特に着崩さずにいる上、あまり外出するたちでもないので本人はそれほど気にしていない様子。
古風な言い回しを使用するが特に家系や宗教とは関連がなく、かなり頭を使う為急な発言が求められる時には普通の口調に戻る。
仕事上の公私混同を好まず、味方への恩情はあれど敵であれば赤子を手にかけることも厭わない。かなり素直に忠誠を見せているが、お國の為というわけではなくあくまで戦を勝利に導くことが第一であるらしい。
【夢・目的】本に飢えることなく暮らすこと。/ 尊華の勝利、戦争の再発。
【生い立ち】糸編みを生業とする両親の間に生まれた一人っ子で、生粋の尊華の人間。特筆することもなく平凡に生きていたが、16の時に文字の持つ力や文献そのものに惹かれ突如として自立、家業ではなく他の職につく為に旅を始める。それから二年ほどウェンディアや尊華のあちこちを放浪し、18の時に尊華帝國軍に入った。
一時的な信仰欠如に陥っていたが、王国への遠征後あたりから再び信仰を取り戻した。今は以前のように変わりなく勤務にあたっている。
【容姿】左に向かって長くなっている前髪を持ち、肩につく程度に伸びた髪を下ろしたり、紐で一つに纏めたりしている。右側の前髪あたりを編み込んでピンで留め、後ろ髪で隠している。
青の伏せがちな瞳。表情は豊かとも言えないが相応に変わる。
身長は165cm、体つきは年相応のもの。
細かなフリルの付いた白いブラウス、その上に表は白、裏は群青のマント。マントの右胸には牡丹のコサージュ、囲うようにして金の編み込み糸。
黒生地の上に金のリングと二本の細いベルトが付けられたコルセット、袴のようなデザインをした紺の膝丈スカート。
黒のタイツにあまり高くない編み上げブーツ。全体的に和と洋、軍服と中世ヨーロッパを組み合わせたような、奇抜といえば奇抜な格好。
制服についてはマントを表裏を返して羽織ってアレンジしたり、コルセットを着けることも。
【地雷】私利私欲の為の酷い嘘/人を陥れようとすること
【魔術】小さい、若しくは細いものを操る魔術。
【特技】暗記、速読、早口言葉、しりとり

  セリヤーナ

「ボクの前に立つのなら、相応の覚悟を求めるよ。」PL:フルディア

「まだ、道は途絶えちゃいない。」
「知識は世界を拡げ、信仰は心を豊かにする。ってね、思うんだ。」
「ボクの前に立つのなら、相応の覚悟を求めるよ。」

【字】セリヤーナ
【真名】シャムス
【年齢/性別】21/女性
【出身国/血統】アリヤ/ヨズア人
 旅団に拾われて育ったので、故郷意識はない。そこで生まれたよ、と聞かされているだけ。
【生業】シュクロズアリ旅団構成員/行商
 狩猟採集の自給自足生活で流離いの日々を送っている。時折宝石の原石や毛皮を売ったり物々交換したりしている。
【性格】
 小ざっぱりした性格で人当たりが良く、第一印象は良いことが多い。腹の内を大っぴらにすることはせず飄々とした態度を見せるが、人付き合いは悪くない。
 ロマンチストでありまた信仰も厚く、古代神話の世界や大自然への畏敬の念が大きい。その一方で知的好奇心も強く、神話と対極にある科学的・哲学的な方面への理解も持ち合わせる。古代神話世界への信仰と現実的なものの見方が相まってかなり独特な世界観を持っている。
 ヨズアの信仰を失墜させシュクロズアを討ったウェンディア・尊華の2国に対する反抗心が大きく、良い印象を持っていない。とはいえ個々人との付き合いには持ち込まないし多少地雷を踏み抜かれてもふだんはネガティブな感情を表に出すことは滅多にない。ここ最近2大国が協定に積極的に動いていることで、ヨズアが歴史の表舞台から追いやられることを危惧し、戦争を仕掛けるつもりでいる。
 左利き。ボクっ娘。でもそろそろこの歳じゃイタいかなと思っている。
【夢・目的】
 古代ヨズアの信仰の喪失した神話の痕跡を求めて、またシュクロズアの放浪の時代を追想する意味も込めて、各地を旅している。一つに探究心から、もう一つにヨズア再興のための歴史資料をつくるために。
【生い立ち】
 物心ついた頃から旅団の一員だったが、親は知らない。アリヤの荒野で行き倒れていたところを旅団に拾われた。神島での戦争の後に独り立ちするようになった。
【容姿】
 褐色肌に鮮やかな銀髪ショートヘア。長身で容姿端麗。翠瞳。良く鍛えられ引き締まった身体つき。右の肩から二の腕にかけて旅団のタトゥーを入れている。耳に青の小さなピアス、両手首に革紐のブレスレット、左手中指と右手人差指にシルバーの指輪。簡素な民俗衣装に、フード付きロングローブを羽織っている。使い古されたベージュ色で、ローブの裾には紺色で旅団のタトゥーと同じマークが刺繍されている。
 巨大なバックパックを背負い、そこに野営道具や保存食など詰め込んでいる。
【地雷】
『ヨズア国はバカのままなら滅びなかった』
【魔術】
 生来の太陽信仰によって炎を呼び出す魔術を操る。これに加えて暗触文字の習熟と信仰によってたどり着いた境地として、影を操るオリジナルの魔術を披露する。神島でシュクロズアの最期を見届けてから、ヨズア再興への意志をいっそう固く持ち、未だに「ダー・ニト・ロロイ・シュクロズア」の詠唱を使う。
 影の魔術は、影に形を与えて操る、影に意識を拡げる、の大きく2つから成り、さらに攻撃・防御・飛翔と潜行・感知に枝分かれし、それぞれに詠唱が必要。自身の影と一続きの影の領域を対象にでき、夜間や雨天時のように、自身の影ができない状況では発動できない。
【武器】ナイフ/大鎌
 ナイフは普段キャンプで使っているもの。大鎌は魔術によって影から作り上げるもので、詠唱が必要。世の潮流に倣って、武器を用いた護身術を訓練した。腕前はそこそこ程度。
【特技】大道芸全般。
 とくにナイフジャグリング。たまに露天で披露してチップをもらったりしている。
【備考】
 真名は太陽を、字は巡礼者を意味する。
 親を知らないので姓はない、真名も拾われたときに旅団が名付けた。


  落陽(ラクヨウ)

「私が帝國軍大尉官、落陽である。──あまり畏るな、肩の力を抜いておくといい」PL:ひよ

「私が帝國軍大尉官、落陽である。──あまり畏るな、肩の力を抜いておくといい」
「……口を閉じたまえ、今貴公らの所有権、及び命令権は私が預かっている。“田舎将校”に従ってもらうぞ」
「はぁ〜……なしてこんなに、余計な仕事ばり押し付けてくるんだが。私だって人なの、分かってるしょや……」
「あと5分だけ寝ててえが……起こさねぁで……。──ふあ、えっ、えっえっ待って待って待ってください! ……聞いてました?」

【字】落陽(らくよう)
【真名】神籬 旭(ひもろぎ あさひ)
【年齢/性別】18歳/女性
【出身国/血統】尊華帝國領 有谷/神凪一族 神籬家
【生業】尊華帝國軍 大尉官
【性格】軍人然とした立ち振る舞いと、容姿からは想像し難いように堅苦しい物言いが特徴的。というのも、地方出身の田舎者であるという事を気付かせない、また、相手が知っていても極力感じさせないようにするためであり、基本的にある程度距離が縮まり信頼関係を築くまではそういった人物像。
一方で少し気を許し始めれば、尊華人らしい堅牢な言葉遣いは剥がれ、独特の訛りを隠さなくなる。また凛とした態度で振る舞うことも少なくなり、日々軍部内で浴びる重圧や、“田舎者”、“成り上がり”などという陰口に辟易として、反動から、宛ら酷使される労働者の束の間の休息のようなぐうたらとした本来の彼女が表れる。
ストレスが多く溜まる環境にありながら、それを処理する能力や方法には長けておらず、溜め込んで自壊しやすい傾向にある。職場では勲積豊富な軍人としての態度を崩さんとしているから、なおさらである。
【夢・目的】尊華という国を改めて知ること、あわよくば内部改革、ウェンディア・ヨズアとの友好化の推進、自分を見下す人を見返してやること
【生い立ち】渓谷付近に存在する小さな農村部の出身。公的な身分は農民と然程変わらないが、しかし村唯一の神社を管理する家系に生まれており、その一帯では“神凪”の名で呼ばれる。
閉鎖的な村社会の中で、凡ゆる教えを守って育っていくことを止む無く受け入れていたが、自我が確立されていくに連れ広い世界、またその情勢についての興味関心が増し、12歳から政治と経済についてを独学で修め、15歳の時に帝都へ渡る。
元々穏健派でもあり、ウェンディア王国、ヨズアの民との戦争へと突き進んだ尊華帝國軍を内部から少しでも改革できないかと、長年かけて学んだ外交などに関する知識を持って軍へ入隊。
本人自体の戦闘技術は然程高くはないものの、神道の祝詞を基盤とした魔術の防御における汎用性、外交官としても通用する程度の能力をもってして、わずかな期間で大尉官へと上り詰めた。
【容姿】身長153.9cm/体重42.8kg。
・セミロング程度の焦げ茶色の髪。前髪は切り揃え、横髪は左側だけを耳にかけ、側頭部で後ろ髪も含めたサイドテールに。
・瞳は大きく垂れ気味、翡翠色。目の周りに薄い紅色を乗せる。
・狩衣を思わせる軍服。トップはへそ上程度までの長さで、下にはスタンドカラーのドレスシャツを纏う。
・襟元に大々と勲章をさげ、また左胸にも略綬の数々が見て取れる。
・右肩には複数の飾緒が、また斜めに紗綾形模様の入った紫色のサッシュを掛ける。
・白手袋。
・膝程度までの長さの袴風スカート。
・やや厚めのストッキング
・底の薄い軍靴。
【地雷】田舎者として憚られること、方言・訛りを小馬鹿にされること、“女狐”や“成り上がり”等のワード
【信仰】鈴、また鈴の音に対する信仰
【魔術】鈴といっても、特に巫女などの用いる神楽鈴であり、そのしゃりんと鳴り響く音に対しての信仰は、一時的な癒しの加護として、寄り付く様々な厄、直接的な攻撃などを打ち祓う障壁として機能する。祝詞を正式なものにするほど、より広域に対して展開が可能となる。
【武器】鈴鳴定宗(すずなりさだむね):刀工定宗の打ったとされる太刀。代々神籬の一族に受け継がれる、純白の拵のもの。柄頭に紐を通す穴が開いており、そこに鈴を通しておくことで信仰を確実なものとする。
【特技】祝詞を噛まずに読み上げる、筆を用いて字を書く
【備考】異例の昇進スピードから軍内部では、“若さと見た目だけで上層を騙した女狐”や“田舎者のくせに◯◯官になるなど”といったように、彼女のことを快く思わない人物も多い。特に家柄、血統を誇る貴族や中流階級の出身などからはそういった声が強く、一方で平民や農奴の出の者からは讃えられることもしばしば。
勲章一覧:https://privatter.net/p/6872396
CV:上田麗奈
イメージBGM:「遠い夜明け」〜FEif
独立支援小隊シラチハヤ 小隊長

  竜灯(リンドウ)

「俺は竜灯。伝説を作る男ちや、覚えとき。」PL:シロー

「俺は竜灯。伝説を作る男ちや、覚えとき。」「の、一杯付き合うせ。今夜は誰も連れ立ってくれんかったちや。頼むぜよ」「出来ると言ったら出来る、俺がやれるといったらやれるぜ、黙って俺に任せるぜよ。」
【字】竜灯(リンドウ)
【真名】士朗(シロウ)
【年齢/性別】26/男性
【出身国/血統】尊華帝國/尊華人
【生業】尊華帝國軍/兵
【性格】良くも悪くも楽観的で真っ直ぐで破天荒。更に無鉄砲で単細胞。基本的には明るく、人当たりもよい人間ではあるのだが、深く考えることを嫌い直感や本能に従いがち。
祭りや派手なものが好きで、見栄っ張りで負けず嫌い、何よりも粋である事を優先する為か、はたまただらしない性格故か、宵越しの金は持たないを地でいっており常に金欠状態である。
癖なのか、名指しで人を呼ぶ際は相手の年齢、性別に関わらず、さんと敬称を付けて呼ぶ。
彼の出身した村の名残か、独特な訛りが特徴。(一応標準語も喋れるらしく、身分や階級が上の人には標準敬語で応対するものの、気が抜けると素の口調に戻ってしまう。)
軍人としての勤務態度は案の定非常に悪く、遅刻に昼寝、職務怠慢の常習犯であり、見回りと称して自由に街をほっつき歩いた挙句、知り合いの茶屋で談笑したり、子供と遊んだりとやりたい放題。
幾度となくお叱りを受けており、尊華軍内では「帝国の穀潰し」「うつけの竜灯」などと呼ばれることも。
だが、困っている人は放っておけない優しさも持ち合わせており、街の人々が相談してきた些細な問題を二つ返事で快諾し、解決してあげたりする面も見られる。弱音を吐く事を嫌う。
【夢・目的】伝説を作ること。
【生い立ち】守山にある霊峰の麓の村で生まれ、村の幾つもの古いしきたりに縛られる幼少期を送った。
村では霊峰の守り神と伝えられる龍が信じられていたが、ある日霊峰が噴火した際に竜灯は龍ではなく竜を幻視し、両親に咎められつつも、竜灯は村の信仰に背き、竜を信じ続けた。15歳の頃に魔術師として字を決める際に、龍灯では無く竜灯と名乗り両親と大喧嘩をしたらしく、古い信仰やしきたりに縛られるのも我慢ならず勢いのまま村を飛び出し、名を馳せ歴史に名を刻み、伝説を作る事を夢見て軍に所属した。が、一度も昇進できずにいる。
3年前に休戦協定があり自ら帝國軍より退役していたが、イモータルが現れるようになってから再び帝國軍に所属した。
【容姿】ぼさぼさとした黒の髪に黒い瞳。髪は光の加減によって緑がかって見える事もある。
肌の色は健康的な肌色で、総じて尊華人らしい容姿。
身長は180cm。体格は太すぎず細すぎずではあるものの、引き締まった無駄の無い体付き。
軍服の上から黒の羽織を着ており、羽織の背中には、竜胆車の家紋が大きく描かれている。
額には赤色のハチマキを巻いている。
【地雷】意味の無い古いしきたりなどに縛られたり、それを押し付けられること。
【魔術】炎竜や火蜥蜴を使役する魔術。
【特技】 機械弄りやメンコなどの娯楽の類。
【備考】幼少期に古いしきたりや信仰に縛られていた影響で、ウェンディアやヨズアの信仰や文化などを好む節がある。ウェンディアなどに足を運ぶ事も多く、機械弄りが得意なのもそれが理由である。

  【END到達】アシュトン・コナー

「反抗の手段は武力行使だけじゃないんじゃないですか。どうします?」PL:マリア

@カスタムメンズメーカーさん

「あ、ちょうどよかった。ちょうど新作ができたんですよ。被検体になってくれませんか?飯奢るんで。」
 「理由なんてぼくに問われてもね。あんたは本当にやりたいことやれてる訳?」
「反抗の手段は武力行使だけじゃないんじゃないですか。どうします?」
「ぼくが音楽好きなの、そんなに意外っすかね?飲むと吐くまで踊ってますよ。」

【名前】アシュトン・コナー
【年齢/性別】21/男性
【出身国/血統】ウェント/ウェンディア人
【生業】聖フィニクス騎士団/整備士
 【性格】これといった自我や思想を持たぬように見える傍観者気取りのオポチュニスト。隠れた反骨精神は今の所、趣味や仕事に打ち込む事で昇華しており、世界を変える気もさらさらない。また機械に関しての事となると途端に異常な偏愛をちらつかせ、気持ち悪くなる。恐らく矜持などと呼べる立派なものではなく、単にフェチなのだ。あまり物怖じせず、空気は読まない。”言ってはいけない事”を意識すると余計に言いたくなる性分。神以外への忠誠心や、それにまつわる美談にはあまりピンと来ないものの、一応上下関係は理解している。彼にとって聖フィニクス騎士団は、単に職場である。
【夢・目的】好きな事だけして生きていくこと/楽器や家電など、日常を豊かにするための機械を作る事(こっそりやっている)/反抗
【生い立ち】ウェント郊外に作られた”ニュータウン”に産まれる。中流家庭のみが集まり、金持ちの子供もガキ大将も存在しないその街で育った子どもたちはどういうわけか他人の承認を必要とせず、上下関係に対する抵抗感を持つ。その代わりなのか、社会的欲求や尊厳欲求をすっ飛ばした一種異様で求道的な自己実現を求めるようになることが多いのだという。アシュトンは幼い頃から機械の魅力に取り憑かれ、家中の機械(時計など)に名前をつけていた逸話があり、整備士になったのも自己実現の一つ。
【容姿】仕事中は薄汚れたウェンディアブルーのオーバーオールを着ている事が多く、休みの日はずっとパジャマ。天然パーマのブロンドヘアー。髪が長いのは単に不精なだけ。垂れがちでじっとりした目つきのアンバーアイ。体格はがっしりしている。身長179cm。
【地雷】機械騎士を傷つけられること/英雄風を吹かせた自慢話/名声の押し付け
【武器】有事の時のみ、ノルデンフェルト、ガトリング、ミトラィユーズ等の比較的大規模な兵器を運用する。『ノーコンだから』との理由でハンドガンは所持しないが、女性でも扱える護身に有用なスタンガンをこっそり開発しているとかなんとか。
【特技】恐ろしく正確な体内時計とリズム感を持つ。 
【備考】傍観者気取りの性格に似合わず、実はエモーショナルでファンキーな音楽が好き。彼いわく、反抗の手段であるそうである。(リアルで言う所のラテンジャズ、ブルース、ファンクなど。ロックは時代背景的に始祖的なロックンロールくらいでしょうか。随時世界設定とすり合わせます。)

  【END到達】ステラ

「わたしに任せてください!こう見えても得意なほうなんですよ!」PL:シロー

「わたしに任せてください!こう見えても得意なほうなんですよ!」「戦争は怖いですけど...でも、わたしも騎士団ですから。」
【字】ステラ
【真名】フローラ
【年齢/性別】16/女
【出身国/血統】ウェンディア王国/ウェンディア人
【生業】聖フィニクス騎士団/司祭
【性格】心優しく穏やかな性格だが強かな面も持ち合わせている。少女といっても差し違えない容姿をしているが、子供扱いをすると不機嫌になる。不器用。初心。好奇心旺盛。純粋というよりまっさらな性格の為、真に受けやすい。
【夢・目的】物語の登場人物のような騎士様に出会うこと。
【生い立ち】カーヤ出身。花屋に生まれた一人娘で、幼い頃より騎士の物語を読んで育ち、強い憧れを抱いていた。憧れのまま騎士団に入団したものの、誰かを傷つけたくはないと司祭となった。
【容姿】ふんわりとした薄金の髪に桃色の瞳。背は低めでメリハリのない体つき。画像参照。
【地雷】子供扱い。意味無く誰かを傷つける行為。
【魔術】星信仰。流れ星に願いを掛けると叶うという逸話を縁とする信仰を持ち、治癒魔術として扱う。
【武器】なし
【特技】 お花を育てること、美味しい紅茶を淹れること

  【END到達】彌生(ヤヨイ)

「ん?俺の名か?おれは彌生。よろしく頼む。」PL:グレー

「ん?俺の名か?おれは彌生。よろしく頼む。」「俺は言葉を紡ぐのは下手くそだ。だから、技術でカバーするしかないだろ?」
「せめて最期には、人々が平和に暮らす世を見てみたいものだ。」
「命は流れる。その流れは水のように…人の人生は流れる。その姿は風のように。」
「風が今日は鳴いているな……今日はひと降り来そうだ。」

【字】彌生(やよい)
【真名】址崎 徹(しざき とおる)
【年齢/性別】20/男
【出身国/血統】アガン/ヨズア1尊華4ぐらい
【生業】帝国兵(一般兵)
【性格】冷静沈着で寡黙な性格であり、どんな時でも常に自分の中の時の流れが彼の中では流れている。たまに、場を見ぬ発言をしてしまうこともあり、本人もそのことについては悩んでいる様子だ。しかし、人一倍正義感が強く、その行動原理は全て人類の為にと言う強い意志から来ている。
【夢・目的】人類が人種を問わず平和に暮らす世を見たいという夢を持っている。
【生い立ち】 1部ヨズアの血が混ざっているのは、何代か前の先祖がヨズアの人との間に子をもうけたため。アガンの商人の家にいたが、親の家業を継ぐのではなく、「平和な世を創るために」という想いから帝国軍に入軍。
【容姿】瞳は赤色。髪は白髪であり、大人になるにつれて髪の色が失せてきたという。その見た目から他人からは気味悪がられることもしばしばあるが、本人は気に止めていないらしい。ちなみに、髪を染めるという事も特に考えてないようで、曰く「命が流れた結果だから、それを無理やり止めるとも良くない」とのこと。オフの時には白髪に合うように淡い色の着物を着ているようだ。
【地雷】言葉を紡ぎづらい事を馬鹿にすること
【魔術】「風。空を混ぜる大いなる力よ。……いま、目の前の仇を滅する力となれ。」
風を操る魔術を使い、竜巻を起こしたりかまいたちをおこしたりすることも出来る。また、魔術を発動している間は常に風が彼の周りを吹き、その風や竜巻の力を使って刀を振るう速度を高めたり、単純な移動速度を高めたりすることが出来る。文字通り、「風に乗って」攻撃するのだ。
【武器】刀
【特技】天気予想、音楽
【備考】彼は聴覚が人の倍以上に優れており、心臓の音、囁き声も関係がなくとも常に聞こえてくる。また、時たま感情を音で聞いて判断材料としているらしいが…?

  【END到達】コーフ

「どうもこんにちは!私はコーフっていいます!よろしくです!」PL:グレー

「どうもこんにちは!私はコーフっていいます!よろしくです!」
「おはようございまーす!今日もしっかりとお仕事頑張りましょう!」
「私は貴方を倒さないといけないの……」
「ししょー!今日も訓練つけてくださーい!」
「いつかししょーを超えてみせる!」
「体重は秘密ですよ?えへへ♬︎」
「ししょー?ちゃんと食べないとダメですよ?」
「それでは、私のオカリナ、聞いてください……」

【字】コーフ
【真名】シルヴィ・アラカイ
【年齢/性別】16/♀
【出身国/血統】カーヤの中の農村出身/ウェンディア人
【生業】聖フィニクス騎士団 騎士
【性格】とてもハツラツとした性格。常に周りに笑顔を振りまいておりその場にいる人を和ませたり、癒したりすることが得意である。また、少々犬っぽい一面もあり、好物を目の前に出されるとキラキラとした目をしながら側まで寄っていく。しかし駄目なことは「これはダメ!」としっかりと言えるタイプなので、きちんとその辺の分別は弁えている模様。努力家で、常に上へ上へと努力を続けている。
【夢・目的】師匠である雷鏡を超えること。
【生い立ち】カーヤの農家として生まれ、家族と共に農作業に従事していた。が、ある時、雷鏡と名乗る魔術師と出会って魔術について教えてもらい、雷鏡を含めた魔術師に憧れを抱いた。元々物覚えが良いのもあり、そこから必死に努力を重ねてついに聖騎士団に入団することが出来た。
【容姿】身長は160cmで、体重は秘密だそう。ただ、最近体重を減らせてきていると語っている。髪色は赤ピンクで、うなじが見える程度まで髪を切っている。瞳の色は青と金色のオッドアイ。オフの時は白色のシャツに膝までの長さのある黄色のパンツを履いている。
【地雷】体重についてしつこく聞くこと。
【魔術】「冷気は遍く物体の熱を奪い、そのものの動きを止める……冷気よ、私に力を貸して…?」
冷気を以てものを凍らせる魔術で、剣やナックルに形をとる。かなり応用の効きやすい魔術。基本的に空気中にある水分を凍らせたりしているそうだ。
【武器】 氷で生成した武器と自前のメリケンサック
【特技】 格闘、人に元気を分け与えること、料理、オカリナ
【備考】彼女は基本的には万事屋雷鏡に居候している。そこで雷鏡の家事手伝いをしながら聖騎士団で働いている。
また、最近里帰りした時に子供の時に吹いていたオカリナが家で見つかったということで、再びオカリナを吹き始めたらしい。時たまオカリナを吹いているが、その音を聞いた人いわく、「優しい音がする。」とのこと。奏者の性格が音にも現れるのだろうか…?

  【END到達】雷鏡(ライキョウ)

「やめろやめろ、俺の事を英雄だなんて。俺はただの何でも屋さ。」PL:グレー

「兄貴の残した刀を持つと……温もりを感じるのさ。あいつの遺志は、ここにあると。」
「もうチビとは言わせんぞ!俺は身長が高くなったからな!」
「やめろやめろ、俺の事を英雄だなんて。俺はただの何でも屋さ。」
「俺はぁ……ほんっとに幸せもんだぜ。」
「薬はいらないか?その辺の薬屋より安くつくぜ?」
「いらっしゃいませ。依頼は何でしょうか?」
「本気で従業員どうしようかな…?」
「兄貴はもう居ない。けど、アイツの心は俺の中で生き続ける!!」
「フレア……俺と共に戦ってくれ…!」

【字】雷鏡(ライキョウ)
【真名】クロノ・ノヴァ
【年齢/性別】19/男
【出身/血統】ヨズアとウェンディアのクォーター(ヨズア3:ウェンディア1で、出身はシント)
【生業】万事屋雷鏡 店主
【性格】 仕事に対しては、とても真面目な性格で、常に最善を目指し、妥協を許さない。それが彼なりの仕事の仕方だ。しかし、少し面倒くさがりな性格もあるが、それは普段の姿でしか見せないという。しかし、自らを高める為に鍛錬は欠かさずに行っている。
【夢・目的】恋/愛についてより深い理解を行うことが現在の目標。また、それとは別に、最期まで妻と共に人生をあゆむことも目標である。夢は既に実現している。(万事屋の店舗開設)
【生い立ち】兄によると、自分のぼんやりとした記憶は正しかった。曰く、「ヨズアで生まれた」そうだ…
【容姿】普段の依頼時:赤髪と黒髪のメッシュをうなじが隠れるまで伸ばしており、目は赤と黄色のオッドアイ。身長は180cmと成長した。服は土色と葉色のフード付き。黒色のズボンと、かなり目立ちにくい格好をしている。しかし、最近は彼のお手製のピアスを片耳につけるようになった。その中からは、「サラサラ……」と砂のような音がする。本人は「これでいい。」と話しているようだが……?また、腰には2本の刀を下げており、これに後述する魔術を付与して戦う。戦争、戦闘参加時:普段の時に加えて、背中に棍と弓が加わる。
【地雷】自分の店を馬鹿にするとキレる。
【魔術】雷魔術。3年間の修行の末、雷で武器の形を取ることを可能にし、技の幅を広げている。天から振らせたり、武器に魔術を付与したり、手から発射することは更に容易に出来るようになった。
【武器】刀、弓、棍の3つだが、新たにアレイスの遺した刀を受け継ぎ、二刀流で戦うようになった。
【特技】3つの武器を使い分けること。3つの国のすべての言葉を巧みに操る。まるで彼の母国語のように。 また、雷の魔術を操る。 それと、目にも止まらぬ抜刀術と、一刀流。サバイバル。そして、彼は、野草についての知識を手に入れ、薬草の知識も手に入れている。これで彼は食費を浮かせているそうだ。
【備考】彼は王都内に「万事屋 雷鏡」を建て、そこで暮らしながら人々の依頼を遂行して生計を立てている。もしなにか困ったことなどがあればお邪魔してみるといいだろう。彼は仕事に妥協をしない人間なのだから…また、従業員を募集しているそうで、もし働きたいのならば彼の元を尋ねるといい。彼の面接の、試用期間の後に採用するかの判定をしてくれる。また、彼は「とある事件」の解決に向けた活動を影から支えていたが、それのことを彼自身は彼の周囲にはあまり知らせていない。理由としては、「他の人の前ではただの気のいい兄ちゃんでいたいからさ。」とのこと。
また、最近コーフと結婚したからか、暗殺業務、戦争の参加は極力控えるようにしているそうだ。しかし、模擬戦は怠らない。これが彼の鍛錬だ。
兄が死亡してから、彼の遺灰は雷鏡のピアスの中に込められている。兄が願っていたのは次の内容だ。「俺が死んだ時には、灰にして、その灰の一部はお前が形見として残して、残りは全部海に流して欲しいんだ。」「だって、人は海から来ただろ?ならば、体の一部を残すにしても、あとは海に還りたいのさ……」
この兄の発言を彼の願いと聞き受けて、その時雷鏡は了解した。約束したのだ。その約束を果たすために、近々、彼は神島に赴いてその海に遺灰を流すそうだ。遺灰の一部はピアスの中に。残り全ては海に還すために……

  火津彌(ホヅミ)

「……ようこそ鬼灯神社へ、祈祷ですかな?……って、何や、お前か。」PL:マリア

「……ようこそ鬼灯神社へ、祈祷ですかな?……って、何や、お前か。」「僕はとっくに前線から退いた身、今はお前達の時代や。爺は引っ込むに限る、うむ。」
【字】火津彌(ホヅミ)

【真名】鬼灯 月光(ホオズキ ツキミツ)
【年齢/性別】32/男性
【出身国】尊華帝國
【生業】鬼灯神社 権宮司
【性格】一言では言い表し難く、第一印象は真面目で堅物といったところだろうか。しかし彼を知る者に尋ねればその本性は簡単に暴かれる、あまり表裏のない男。熱しやすく、感情が先行してしまい、何かと空回りしがち。そして性根が腐っており、人の弱味に漬け込む事が好き。事あるごとに裏目に出てはままならない。そんな彼の事を憎めないと言う人も居るだろうし、とても信頼できないと言う人も居るだろう。部下によれば『いじり甲斐があって面白い』らしい。また酒に弱く、酔うとおかしくなる。妻がいる身にも関わらずやはり女性に対しては少し甘い。
【夢・目的】嘗ての上司・咲夜中将を見つける事/自分の家族を幸せにすること
【生い立ち】 厘都のとある妓楼に生を受け六歳まで育ち、七歳の頃、榮郷にある妖狐を祀る神官系の貴族・鬼灯家の宮司の養子となり以来嫡子として育てられる。いわゆる落胤であり、半分は下賤な女郎の血を引くとして肩身の狭い思いをしてきた。魔術の才覚を現し始めた頃 社会勉強の体を取って逃げるようにして入軍したものの、父親本人と反りが合わない為 未だに戻ってこいと言われる事はなく、父に宮司の役目を任せたまま末端の神職として二足の草鞋を履きながら現在も軍人を続けている。王国万騎長のオウガは因縁の相手であり、顔の火傷も彼によって負わされた。その際に生死の境を彷徨い、命を救ってくれた帝國中将官の咲夜に忠誠を誓う。つい最近部下の董と結婚した事で、性格はかなり穏やかになり、野心もなりを潜めている。なお未だに彼の父親を始めとする親類とは折り合いが悪いらしく、家ではやけに気取った回りくどい言い回しも健在のよう。
【容姿】狐のようだと評される切れ長の黒い瞳は威圧的で、堅苦しい印象を与える。長い黒髪は白い紐で後ろで一つにまとめており、前髪はぱっつんにならない程度に切りそろえておろしている。仕事中は白衣に紫袴。それ以外はその日の気分だが、貴族の当主としてだらしない格好が出来ない事もあり、基本的には尊華らしく上等なものを着ている。顔の右半分が火傷をしたようにただれ、皮膚が引き攣っている。
【地雷】回りくどい皮肉で煙に巻こうとされる事/自分にとって大切な者を傷つけられる事
【信仰】狐と狐火を祀る稲荷の信仰。
【魔術】管狐、九尾狐等の使役および炎による魔術。
【武器】 なし
【特技】 美味しいお茶を淹れる事。
【備考】緊張した時に限り煙管を吸う事があるが、これは幼少期に鼈甲飴を噛んで不安を紛らわせていた名残で、ついつい唇を噛んでしまう為。好きなものは鼈甲飴、稲荷寿司(三角のやつ)、お茶。ハスキーボイス。

  【END到達】董(ツウ)

「ここが私の家だからさ。護るよ。伊丹家から受け継いだ菖蒲道…見せてあげるよ」PL:ゑゐりあん

「ここが私の家だからさ。護るよ。伊丹家から受け継いだ菖蒲道…見せてあげるよ」「こんにちは。鬼灯神社に何か御用ですか?」「火津彌?あぁ、私の旦那だよ。何か用があったりする?」
【字】董(ツウ)
【真名】鬼灯 響希(ホオズキ ヒビキ)
【年齢/性別】19歳/女
【出身国】尊華帝國 榮郷
【生業】専業主婦
【性格】結婚し、多少は丸くなったじゃじゃ馬娘。豪放磊落で相手が誰であろうとすぐに打ち解けようとする気のいい性格。また、己を鍛え上げる事が大好きで、暇さえあれば鍛錬をしている。
その実ドMで、肉体的・精神的問わず痛いことが非常に好き。むしろ自分から痛めつけられに行くレベル。しかし、努力の天才であり、強い相手に対しては誰であろうと敬意を払う。また、戦い終われば明確な敵でもない限りは友好関係を築こうとする。、信仰の関係上植物に対して深い慈しみを持っており、戦闘の際は極力、植物に害を与えぬ様に注意を払う
【夢・目的】火津彌と一緒にいる/家庭を護る
【生い立ち】実家である伊丹家は、代々帝國に忠誠を誓う一族で、代々軍に所属していた。その実家に嫌気がさし家出したものの軍に戻り、現在は退役している
【容姿】伊丹家特有の常磐色の髪を持っており、肩にかかるほどの長さをしている。身長は175cm程の長身で、全体的に程よく筋肉が着いている。顔は凛々しく、胸も控えめな為、男性とも思えるような中性的な容姿。服装は大抵着物。また、常に火津彌からもらった時計を持っている
【地雷】植物を理由もなく傷つける/火津彌や家族、友人を馬鹿にする
【魔術】光がある際の回復力向上。弱い光でも可能だが、強い光であればあるほどに回復力は向上する。また再生の際はじっとしなければならない。
「玉響に散りゆく翠の命 久遠に根差す翠の命 我が命に種芽吹かせて 我が苦難傷に咲かせたまえ」
【武器】「玉響(タマユラ)」、「久遠(クオン)」の銘を持つ二振りの小太刀と、鉄製の長い棒一本。これらを組み合わせることで、両端に刃の着いた薙刀「已己巳己(イコミキ)」となる
【特技】剣術及び薙刀術
【備考】元軍人。伊丹家という束縛から救ってくれた火津彌と結婚し、現在は彼の妻として幸せな性格を送っている。結婚したことにより、多少の性格の軟化は見受けられたものの、それでも火津彌に対してはいまだツンデレ。彼と一緒に居たいとは思ってはいるが、彼の「中将を見つける」という夢を知っており、その夢が叶ってほしいとも思っている。また、最近はもしもの時のために医学を学んでいる。軍を退役したとはいえ家を護る為、そして己を律するためにもいまだに鍛錬は続けている模様

  【END到達】ジュリイ

「ぼく、ぼく、ねぇ、い、いつ、か、ちゃん、ちゃんと、おはなし、できる、ように…なった、なたら。"つきの、まじゅ、つし"、て、よばれ、たい!」PL:盛岡冷麺

「ぼく、ぼく、ねぇ、い、いつ、か、ちゃん、ちゃんと、おはなし、できる、ように…なった、なたら。"つきの、まじゅ、つし"、て、よばれ、たい!」「___なに、なにかねぇ、だいじ、だじなこと、わすれて、れる、きが、する。…えっと、えとねぇ。ことば、なの。いわ、いわれたら、うれし、なことば!」「うみ、うみすき!うみの、おつき、さま、なり、なりたい!」
【名前】ジュリイ
【享年/性別】享年16/女性
【性格】一言で言えば、気持ち悪い。優しい微笑みと小鳥のさえずりのような声…だけれど、その二つからは信じられないような言葉を紡ぐ。いや、紡ぐとは言わない。彼女はただ、頭のなかの語彙をめちゃくちゃにかき混ぜて…その中から、適当に言葉を選んでいるに過ぎない。ぐちゃぐちゃに負の感情を混ぜて、それらを必死に…人の形かも怪しいけれど、"それ"に留めているだけの存在。死に際のことで覚えているのは、必死に誰かに謝りながら誰かに背中を押されたことだけ。ごめんなさい。ごめんなさい。……ああ、かつての華奢で天真爛漫な彼女はどこへ。迷える小鳥はもう帰ってこない。
___ああ、でも。空が飛べなくなった小鳥は、海へ堕ちて海の月になりました。
海月になった彼女は、広い広いこの世界を、海を泳いで、色んな生き物とお喋りしたり、遊んだりして。その中で得た"言葉"、「魔術師であれ、魔術師であることを誇れ。お前の思い、意思、こころを紡ぐために。……そこから一歩が始まる。」言葉を使うことができたのならば。それは、"魔術師"なのだと。だから彼女は、海水でぐちゃぐちゃになった脳みその中で、だから必死に海月は、魔術師であることを"誇る"。
【死因】溺死
【信仰】海信仰
【容姿】氷のように冷たい瞳、小さな唇。顔立ちは整っている。オパールのようでいて海のような輝きを持つ髪は艶々としており、どこか弾力も感じさせる…まるで海月ようだ。襟足が触手のように10本ほど伸びている。身長は148cmと小柄で細身で、それでいて色白。両手両足の爪が透明感のある水色に変色していて、毒があるのだとか。
服装は…まず黒いタートルネックで長袖のインナー。寒くないようにと"父"が用意してくれたもの。その上から水色のワンピース、首元に小さな水色の宝石がついたチョーカー。常に裸足。

【異能】見た目にも反映されている、海月のような触手と爪からの毒の放出。毒の効力にも幅があり、痺れや痛覚の一時的な喪失、痒み、痛み__けれど、人間を一瞬で殺すような毒は放出できない。触手は千切られたり切られたりしても数日で回復する。
【噂話】これはこれはまたまた滑稽な。噂なんて大したものじゃあございませんよ、奥様。はたまた旦那様かしら?まぁそんなことは置いといて。近頃夜の海で"海月を見た"なんて話をききませんか。ああ…違う違う。そう、海月を見るだなんて当たり前。だけれど重要なのは"何も見えない黒い海"の中で"ぽつんと光る海月を見た"って事よ。つまりそれってば、ただの海月じゃあないってこと。まぁまぁ落ち着いて、一目見てみたいなんて人は貴方様が最初じゃなさそうよ。でも気をつけなさいな、海月は毒を持ってるし__小さな魚は、丸呑みにされちまうよ。
【備考】 イモータルともあって、好戦的な一面もあるにはあるらしい。そう、人への殺意、敵意、悪意。でもなんと不思議な、この子はそれを全て抑えようと自分の身を犠牲にする。引きちぎりたい腕があるならば自らを引きちぎりましょう、噛みつきたい人肌があるならば自らを嚙みちぎりましょう。魔術師であることに"誇り"を、神罰に負けない様な"心"を。
彼女の字は「ジュリイ」。
彼女の真名は「アビゲイル」。
真名と暖かな幸せをくれた父に感謝を。

  【END到達】リューグナー

「私には目的があります故。その糧となっていただきましょう」PL:ゑゐりあん

「始めましょうか…新たなる混沌を…ッ!!」「私には目的があります故。その糧となっていただきましょう」「神を語るな。神なんていないんだよ」
【真名】リューグナー
【年齢/性別】26歳(享年)/男
【性格】まるで影のようにつかみどころが難しい性格。常に敬語を使って話すが、端々に他人をバカにしたかのような雰囲気が込められており、実際相手を見下している。基本的に感情を荒げることはなく常に笑顔を浮かべているが、激昂した際には荒々しい口調となり、多少なりとも垣間見えていた優しさが消え失せる。また、イモータルではあるが、意味のない戦闘はあまり好きではなく、表舞台に立つよりも裏で暗躍することを好んでいる。
話を聞かない相手や思い通りにならない相手は好きではなく、特に子供のような相手は好きではない(ただし、自分に従順なら話は別)。己の目的の為ならば他者を使い潰すことすら厭わず、下手をすれば同族であるイモータルすら手にかけることも。そうなると、彼の目的とは少しばかり矛盾を起こすが…。
【夢・目的】イモータルの人権を確立し、イモータルの国を作る(?)
【死因】自殺
【容姿】糸目でサラサラとした毛先の黒い白髪。顔立ちは整っているが、舌が二枚あり目は白目を含めてすべて黒い。身長は181cmと長身で、スラッとした立ち姿。灰色のノースリーブのコートに白いワイシャツ、赤黒いネクタイに黒のズボン、そして白い中折れ帽に黒革のブーツを着用している。
【地雷】話を聞かない、思い通りにならないこと/神を肯定する行為
【異能】影を操る力。いくつかの種類があり、共通の特徴として、この能力で出来た物体に影は出来ない。また、ひとつの能力を使ってる際は別の能力は使えない。
自分の影から触手を生み出す、力は劣るが自分と全く同じ分身を作り出す、自分以外の影に潜り込む、影を硬質化して武器にする、といった特性がある。戦闘向きというよりも隠密行動などに優れており、彼にぴったりの異能といえる。
【特技】暗躍
【備考】行動を始めとしたあらゆる部分で、一般的なイモータルとは少々異なる。上記で示した目的以外の目的があるようだが、実は本人もそれはよくわかっておらず生前の強い思いが彼を動かしている様子。神という存在を酷く嫌うのも生前の影響が大きい模様。
現在は己の目的のために数々の暗躍をしており、シュクロズアリ旅団との同盟を図ったり聖フィニクス騎士団内で内通者を作ったりと表沙汰になっていないだけで様々な行動をしている。

  【END到達】ユピテル

「ごきげんよう! 『僕らと会っちゃった可哀想な人』【ねぇ、遊び道具としてオレらの役に立ってよ!】」PL:大和守

「ごきげんよう! 『僕らと会っちゃった可哀想な人』【ねぇ、遊び道具としてオレらの役に立ってよ!】」
「あたしはユピテル! 『僕、フィリウス』【オレはサンクトゥス!】」
「あたし達に目を付けられたらお仕舞いよ! 『だって僕らは他人の苦痛なんて考えないからね』【人なんて遊び道具でしかないもーん!】」
「ねぇねぇどうするどうするっ、今日は何やるの~!? 『原型留めないくらいまでぐちゃぐちゃに切り刻むとかは?』【その前に目玉とか色々引き摺り出しちゃおうよ!】キャハハハッ、とっても楽しそうねっ!」

【名前】ユピテル(/フィリウス/サンクトゥス)
【享年/性別】10(/9/8)/女(/男/男)
【性格】子供にしては肥大化し過ぎた邪悪さと残虐さを残らず集め凝縮したかの様なーーつまりは話が通じない。面白ければ何でも良い。その面白い事は"人を傷付ける"事以外には無く、ちょっとした悪戯から殺人までと幅は広いものの害でしかない。何時も『三人』でどうするかを相談しては惨殺を繰り返している。悪ガキというのには醜悪すぎる。そんな『三人』だ。
三人とは言ったものの、そこにはユピテル一人しか居ない。けれども彼女の目には彼と彼の姿もあって、つまりは彼女が狂っているだけで。彼と彼の言葉も彼女話していて、ただそれを彼女自身が自覚していないだけなのだ。
『三人一緒』である事に非常に拘っている為、パペット人形をどちらかでも奪い取れば手段を選ばず容赦なく殺そうとするだろう。
【死因】心中。
『あたし』は三人でようやく完成するの。誰か一人でも欠けちゃ、『あたし』じゃない。何処に行くのも、何をするのにも『三人一緒』。勿論死ぬ時だって『三人一緒』。
それが当たり前で、揺るぎない"日常"なの。
【信仰】闇
【容姿】黒く濁った赤色の髪を長く伸ばし、ツインテールにしている。瞳は濃い灰色。ずって見ていると自分も狂いそうな、そんな狂気を秘めている。
服は赤を基調としたワンピースに身を包んでいて、ブーツを履いている。黒手袋の上から両手にパペット人形を付けている。右手に居るのが『フィリウス』、左手に居るのが『サンクトゥス』。
まるで普通の女の子の様だけれど、彼女が狂気に染まった化物である事を忘れてはいけない。
【異能】両手のパペット人形を好きな形に変える事が出来る。武器だったり、はたまた花だったり、色々。
ただしその性格上、投げ道具に変える事は出来ても投げる、なんて事は出来ない。出来たらもう少し惨殺の内容ほ広がっただろうけど。それ以上に、『三人一緒』である事が重要なのだ。
【噂話】パペット人形を持った少女に会ってはいけない。それが普通の少女の様でも、決して近付いてはいけない。
きっと、最期に見るのは少女の狂気の笑みになるだろうから。
【備考】王国帝國に関わらず、何処にでもふらりと気紛れに現れる。
イメージカラーは赤(/青/緑)。一人称はあたし(/僕/オレ)、二人称はあんた(/君/オマエ)。

  【END到達】禍善(カゼン)

「俺? 俺は禍善って言うんだ、宜しく」PL:大和守

「俺? 俺は禍善って言うんだ、宜しく」
「ねーねー、良かったら俺と遊ばない? 後悔はさせないよ?」
「わちきは禍善言う者や。宜しくたのんまっせ」
「くかか。おなごには隠さへんといけへん事が仰山あるちゅう訳や。せやから、堪忍な?」
「お前様、えらい美し人どすなぁ。わちきと遊びまへん?」

【字】禍善(かぜん)
【真名】プラント・ルーモア
【年齢/性別】18/男
【出身国/血統】ウェンディア/ウェンディア人
【生業】聖フィニクス騎士団/密偵
【性格】飄々としており、煙の様にのらりくらりと逃げて掴み所がない。だが女性に対しては非常に弱く、つまりは女好きである。故に口説き文句を掛けたりはするが胡散臭いやらの理由で今の所"全敗"している。密偵として女装している時にもそれは隠しきれず、女の姿で女性をよく口説いてしまう事もある。
人の夢を聞く事が好き。
【夢・目的】多くの人の夢を聞く事/素敵な人に出会う事
【生い立ち】貴族の生まれ。厳しい教育故に色々な事が禁じられていた事が仇となったのか、今ではこんな性格になってしまっている。
【容姿】黒のメッシュが入った、燃える様な赤毛を腰まで伸ばしており、後ろで雑に纏めている。瞳は水色。口元に戦で負った火傷跡があり、それを隠す為に頬から下は黒の面頬で隠している。


密偵としての仕事中は、いつもは結っている髪を下ろし、目元に紅を引いている。口元を隠しているのも、面頬ではなく黒のフェイスベールに変わっている。
服装も騎士団のものではなく、黒と赤を基調とした着物を扇情的に着崩している。胸元等に詰め物をして女らしさを出しているらしい。
【地雷】夢を馬鹿にする事/火傷を無理矢理見ようとする事
【魔術】火を操る魔術を行使する。
【武器】小刀二本。常に隠し持っている。
【特技】忍耐強さ。メイク。声を高くしたりなど、変えるのが上手い事。その他にも手先が器用だったり。

  【END到達】ニーナ

「おにいちゃん、どこ?」PL:マリア

amachiromakerさん

「おにいちゃん、どこ?」「んふふっ♪お菓子っ、お菓子っ♪おなかいっぱい食べたいなぁ…。」「やだよ…化け物なんかに、なりたくないっ……異能さえ、使わなければ……。」
【名前】ニーナ
【享年/性別】14/女性
【性格】平時は、お菓子と食べることが大好きで泣き虫なだけの女の子。少し男性恐怖症で免疫がなく、すぐ赤くなってしまう。異能を使っている時はイモータルの本能に抗えないらしく、好戦的な性格になってしまう上情動が抑えられなくなり、大好きな人を見たらその場で服を脱いでしまうほど。頭の上に天使の輪っかが乗っており、異能を使うと悪魔の角に変わる。
【死因】事故死
【容姿】桃色のショートヘアー、黄と青のオッドアイ。親切な誰かにもらったセーターを着ているが、相当ブカブカらしく肩が見えているし、袖も余っている。
【異能】小さなニーナをたくさん産み出し、それを使役する。小さなニーナ達は標的に取り付いて、食べようとしてしまう。
【噂話】彼女に纏わる噂は少ない。何故ならば、彼女はまだ人を殺したことがないからだ。もし天使に会ったという噂を聞いたならば、それが彼女かもしれない。
【備考】彼女はイモータルになってしまったことに、ひどく悲しんでいる。生前の朧気な記憶を頼りに「おにいちゃん」を探すのは、こんな自分を止めてくれる人を求めての事だとか……。amachiromaker

  【END到達】ヘスティア

「刮目せよ!我こそは勝利の女神である!戦に身命を賭す覚悟のある者は咆哮せよ!……慄くな、遅れを取るな、私を死なせるな!いざ突撃、太陽の名の元に!」PL:マリア

「刮目せよ!彼女こそは勝利の女神である!戦に身命を賭す覚悟のある者は咆哮せよ!……慄くな、遅れを取るな、彼女を死なせるな!いざ突撃、太陽の名の元に!」「ねえ、私の悪い…噂?聞いてるんでしょう?……ふふ、事実ですよ。お望みならばいつでも声をかけてね!」「生きる意味が解らないなら、戦いに生きたら?戦う理由が解らないなら、私の為に戦ったら?」「あははっ、癒やしを求めたいのならいくらでも他の女性の所に行かれたら良いですよ!私の役目はそうではありません。」
【字】ヘスティア
【真名】マルティーナ・ファブリ
【年齢/性別】20/女性 
【出身国/血統】ウェント/ウェンディア人
【生業】無所属/元聖フィニクス騎士団万騎長/先代騎士団長
 【性格】彼女を一言で表すのならば、極道である。性格は単に勝ち気と言うには些か狂気じみており、明るい女性の面と手段を選ばない戦士の面が表裏一体となっている。スイッチが入ったらというよりは普段から頭の螺子がぶっ飛んだ所が見え隠れしており、わかりやすく激昂することは少ない。曰く「気が狂ってなきゃ務まらない」とのこと。感情のバリエーションは喜・怒・楽で共感性はあまり高くないが、悩んでいる同胞がいればなんとかしてあげたいと思う。しかしそれは人の良さというよりは、獣のなわばり意識、あるいはマフィアの仲間意識とか、そういったものに似ている。決して聡くはない上感情的に動くが、馬鹿なりに自分の使い所を恐ろしく理解しているというのが彼女という人間である。野心と呼ぶにはあまりに狂信的な、忠実なる太陽のけもの。そんな生き方を彼女自身気に入っており、悩みはあまり多くない。よく言えば楽観的である。
【夢・目的】聖騎士団と一心同体となる事。自らの生き方を全うすること。勝利の女神となること。
【生い立ち】王都の鍛冶屋に生まれる。騎士団長になったのは天命であると自負しているが、それは過去に起因するものというよりは物心ついた時からこういった性格であった為、運命としか言いようがないのだろう。幼い頃から半端な人間が理解できなかった。後述する悪癖についてだけ、少し過去が関係していると言えるのかもしれない。しかし、本人は悩んでいない。
【容姿】限りなくピンクに近い赤の髪、炎を内包しているかのような生命力のある瞳。服装は露出が高く煽情的。歩くアドレナリン。詳しくは画像を参照。
【地雷】聖騎士団および自分自身を馬鹿にされること。仲間の裏切り。やる気のない部下。自らの手を汚そうとせず英雄になりたがる者全て。
【魔術】炎の魔術師。
【武器】 特になし。
【特技】 熱いものに触る・熱いものを食べる・熱い風呂に入る。総じて熱への耐性がある。大食い。酒飲み。怪力(戦闘で使用する設定ではなく、かたいジャムのびんを開けたり華奢な男性であれば腕相撲で勝ったりする程度。)
【備考】騎士の士気をあげる・身内になるという事を謳い、頻繁に聖騎士団に所属する男性騎士と肉体関係を持っていた。貞操観念が低い。本人自身が好きモノである事もあるが、快楽の為というよりはもっと原始的な、神殿娼婦的な役割として考えている。

  【END到達】アレイス

「俺はアレイス!雷鏡の実の兄貴だ!」PL:グレー

「俺はアレイス!雷鏡の実の兄貴だ!」
「久しぶりだな…弟よ。」
「戦えるか!?雷鏡!」
「兄貴は弟を守るもんだろ?」
「俺が裸足にしてる理由、分かるか?」

【字】アレイス
【真名】フレア・ノヴァ
【年齢/性別】20/男
【出身国/血統】シント/ヨズアとウェンディアのクォーター(ヨズア3:ウェンディア1で、出身はヨズア)
【生業】聖フィニクス騎士団 騎士
【性格】後述する魔術のように、熱き心を持った情熱家。彼は弟とは違い特に怠ける様子はなく、どんな時も彼の熱い心は冷えることない。また、弟のことを少し心配することもあり、彼が戦争の直後に雷鏡と再開した動機もそれ。ただし、ブラコンと認定できるほどでもないが、さすがに兄弟が傷つけられたら激怒する。
【夢・目的】現在は特になし。しかし、場合によってはこれから生まれることがあるかもしれない……
【生い立ち】彼ら2人は、戦禍に巻き込まれ…彼もまた自然の中で育った。そして、彼はその類まれなる記憶力、学習能力で様々な事を学習する。そして、あの戦争の直後。彼らは再び合間見えた。
【容姿】赤い髪がうなじが見えるくらいの長さまでで揃っており、服装は赤パーカーに黒のズボン。そして、目は青と赤のオッドアイである。ただし、これは私服時の彼の姿である。身長は185cm。そして、彼はいつの頃からか、裸足で行動することが多くなった……
【地雷】弟を貶すような真似をすること、弟を傷つけること
【魔術】炎魔術。基本的な性能は弟と同じである。しかし、彼は修行を重ね、魔術による体からのジェット噴射で空を自由自在に飛び回れるようになったり、攻撃にブーストがかけられるようになった。
【武器】刀(木刀の時もある)、棍、弓を使い分けて戦う。
【特技】見聞きしたものを全て記憶すること、サバイバル、(野草の知識は弟から)目にも止まらぬ素早い剣裁
【備考】彼はどんなことも記憶する体質の持ち主ゆえ、どのようなことも覚えている。もちろん、彼の両親が既に戦禍に巻き込まれて戦死したことも。しかしそれでも彼は罪を恨んで人を恨まず。の精神で過ごしている。最近、彼が裸足にしている理由としては、前述した魔術によりちょくちょく靴が燃えてしまうため、「いっその事脱いでしまえ!」と思い、過ごしているのだとか……

  【END到達】スミレ

「アナタを殺したら私を殺してくれますか?」PL:大和守

「アナタを殺したら私を殺してくれますか?」
「焼いても沈めても殴っても切り刻んでも、何をしても構わないです。どうか、殺してくれませんか」
「死にたい、理由なんて。…………あぁ、わからない。分からない、わからない、わからない!! だけど、私は生きてちゃいけないんです! ああ、ねぇ、アナタ。殺してくれませんか」
「死ねないのは、悲しいんです。だけど、もし死ねたらーー嗚呼。それはとっても嬉しくて……死ぬ瞬間には、きっと楽しくなっちゃうかもしれないです」

【名前】スミレ
【享年/性別】19/女
【性格】ただひたすらに終わりを求めている。死という終わりを。理由は分からないが、「自分は生きていてはいけない」という思いだけが彼女を支配している。きっと殺そうとすれば反撃してくれる。そうすれば死ねる、という理由から人を積極的に襲う。それでも、彼女はイモータル。ずっと死ねず、彼女は今も生きている。
【死因】戦死
【信仰】闇
【容姿】鉛色の長い髪に青の瞳。黒の、彼女の背丈には合わない大きめのシャツ、上には青のカーディガン。黒の長スカートを履いていて、靴は何も履かず裸足でいる。これだけを記すればただの少女だが。
彼女は、体がどろりと溶け続けている。髪も、瞳も同様に。故に、色が混ざり合っていたりとまるで絵の具のようなのだ。どろりと地面へ落ちた彼女は消える事なく残り続ける。溶け落ちた瞬間にその分の再生が行われる為、彼女の体が原型も留めぬ程無くなる事はないらしい。
【異能】溶け、地に落ちてしまった、本体である彼女から離れてしまった"彼女達"を自分の意思のまま操る事ができる。一つ一つは小さくとも、集まれば何らかの事は出来るのだ。
【備考】粘土のような体ではあるが、痛覚はあるらしい。主に帝國周辺に現れる事が多い。
生前は帝國軍の間者をやっていたのだとか。

  【END到達】鬼華(オニバナ)

「私は鬼華。宜しくお願い致します」PL:大和守

「私は鬼華。宜しくお願い致します」
「私と共に居てくれた子がいた気がするの。もう、名前も分からないけど」
「────詩を、吟いましょう」
「積る屍 ゆたう血溜 悲劇の惨状 鬼の恍惚 散り咲く刃 ──ねぇ、どう? 楽しい? たのしい? タノシイ? ……でも、少し疲れちゃった。でも楽しいと思ってくれてるんだものもっとやらなくちゃ!」
「…………ねぇ、もう、あきたよ」

【名前】鬼華(おにばな)
【享年/性別】(享年)28/女
【性格】太陽が見守る彼女はいつも優しい笑顔。誰に対しても優しくて、自然の歌を歌っている。戦を嫌い、平和を好む。まるで平凡な女性の様。
月が見つめる彼女は笑い嗤い狂喜に浸る。全ての者に"楽しい"争いを求め、戦を歌う。戦を好み、平和を嫌う。
けれど、彼女は暫くすれば飽きて何処かへ行くだろう。彼女は実に怠惰なモノで、かつ極度の飽き性。"歌う"事以外の面倒なモノを嫌うのだから。
常に心がぽっかりと空いたような感覚を覚えている。
【死因】極度のストレス、疲労により死亡
最期に見れたのは、自分と同じ長く黒い髪。自分とは反対の、赤。けれども涙に濡れた瞳。彼女は、否、女の子のようだった彼は今何処に居るのだろうね。
【信仰】詩神信仰
【容姿】前髪で顔の左側を隠す様にしており、長い黒髪を腰の辺りで緩く纏めている。常に柔らかな笑みを浮かべており、彼女の蒼い瞳は笑みの裏に隠れている。
蒼を基調とした踊り子のような服装をしており、紫紺のショールを肩に掛けている。頭からは赤から青へ変わるグラデーションのベールを左側に被っている。一見分からないが、腕がない。手首だけが虚空に出現している状態になっている。


けれど、これは太陽が見守る時間の姿。月が顔を出せば彼女は。
蒼の瞳に黒い長髪。それは変わらない。爪は長く伸び、凶器の様に尖る。頭部からは黒く大きな角が二本生えて。
その全身には花や刃、枝や屍と化した部分が蔓延る。まさに異形である。
【異能】『華の五線譜』彼女の瞳が開かれ、蒼が世界を視る。そして彼女が紡いだ歌の通りに世界が変わる。『花が咲き誇る』と言えば、どんな枯れ地であろうと花が咲き誇る草原へと様変りする。『天より刃が降る』と言えば天から刃が降り注ぐ。と言っても、変化があるのは彼女の声が聞こえる範囲。それに人の心や体に直接干渉は出来ない。彼女の歌に心が惹かれていれば、多少の変化はあるだろうが。人の生死に関するものも出来ない。彼女は生を奪われ、死という安らぎを奪われた者だ。自由に出来るのは、地面や天くらい。口を塞げば簡単に無力化出来るが。
【備考】彼女は昔、尊華帝國軍の一般兵だったんだとか。けれども突然「疲れた」と軍を止め、吟遊詩人を始め各地を放浪して──。
きっと十年以上前から軍に居た者なら名前が分かるだろうか。一般兵の名前を覚えている者など、居るのかは分からないけれど。

  【END到達】トール

「百騎長とは、百人の部下の命を預かっているという事。ここで退いちまったら、部下を護れんだろうが!!」PL:ゑゐりあん

「百騎長とは、百人の部下の命を預かっているという事。ここで退いちまったら、部下を護れんだろうが!!」「我が名よ轟け!!フェニクス騎士団百騎長トール!まかり通る!!」「俺には守らなきゃならないものがあるんだ!その為ならなんだってやってやる!例え世界を敵に回そうともなぁ…ッ!!」
【字】トール
【真名】トゥルエ
【年齢/性別】31歳/男
【出身国/血統】カイナント/ウェンディア人
【生業】百騎長
【性格】豪放磊落で兄貴肌な性格。孤児院出身という事もあり、子供や年下に対しては優しく接するが、そうでなくとも特に蟠りがなければ帝國人相手でも仲良くできるレベルの陽気な性格の持ち主。
 自分の育った場所である孤児院「エクレ」とそこにいる子供たちに対しては並々ならぬ愛情を抱いており、現在はそれが彼の弱点となっている。
【夢・目的】子供たちが安心して暮らせる世界を作り、護り続ける
【生い立ち】口減らしのために両親に捨てられたのち、カイナントのとある港町にあるエクレで育つ
【容姿】金髪のオールバックに赤い瞳。またサングラスをかけており、右目の下に稲妻のような傷がある。身長は177cm。
 服装は騎士団の正装を特に崩すことも無く着ている。また、首にはロケットをかけており、中には孤児院の子供たちと一緒に撮影した写真を入れている。
【地雷】子供・仲間を侮辱したり傷つける行為
【魔術】雷を生成する魔術
「主よ。あなたの怒りは閃光となりて地を這う。主よ。あなたの閃光は怒槌となりて地を穿つ。主よ。万物を穿ちて万物を守護する力を、我に与えたまえ」
【武器】通電しやすい金属でできた小型のナイフ/現在製作中の武器
【特技】料理(その腕前は非常に高く、料理騎士などと呼ばれるほど)/ラップ(実際にはオヤジギャグ)
【備考】カイナントにある孤児院「エクレ」で育ち、現在は責任者ともなっている彼。一緒に育った幼馴染の女性が管理運営をしているが、彼も百騎長としての収入の半分以上を寄付したりとその愛情はとても深い。
しかし、戦争が始まる少し前にイモータル「リューグナー」が接触。その際に、己の愛する孤児院を人質に取られ、騎士団や帝國軍の情報提供、及び両軍が消耗するように立ちまわる様に要求をされる。誰かにこのことを知られたり、断ったり失敗をした際には孤児院の子供たち全員を皆殺しにすると脅されているため、現状は彼の手駒となり下がっている。

  【END到達】ゼペタル

「……我、望む。雨を、嵐を、戦禍を。」PL:マリア

「……我、望む。雨を、嵐を、戦禍を。」

【名前】ゼペタル
【享年/性別】75/男性
【性格】イモータルの例に漏れず好戦的で、また沸点が低く激情しやすい。
【死因】大陸を混乱の渦に陥れた通称”命の水”事件を起こし、王帝国の領土を攻めた結果、尊華帝国中将・咲夜の返り討ちに逢いトドメを刺され、両腕を切断された後に死亡。
【信仰】 古代ヨズア神の中でも天候を司る神。
【容姿】一見して、黒い髪と黒い瞳を持つ一般的なヨズア人風の見た目。年齢は30代程になっているだろう。両腕の肘の先がまるで刺青で埋め尽くされたように真っ黒になっているのが普通と違う点だろうか。攻撃を受けて生傷が出来るとそこが眼になり、傷だらけになれば全身が眼だらけの異形と化すだろう。もしもそれが切り傷ではなく全身火傷や全身凍傷などの場合、体の全てが眼になるかもしれない。
【異能】”全てを見通す眼”。物理的な千里眼の他、未来を見る事が出来る。具体的には負傷によって眼がひとつ増えるごとに、相手のロールを100文字ずつ余地することが出来る。2つ増えれば200文字、3つ増えれば300文字である。不死であるイモータルのセオリー通り、戦闘が終わり傷が回復すれば眼もなくなる。

  【END到達】コルキカム

「アハハッ!! ごきげんよう愚鈍で哀れで惨めな奴等共!!」PL:大和守

「アハハッ!! ごきげんよう愚鈍で哀れで惨めな奴等共!!」
「あーあーあー……? あぁ! 分かった!分かってしまったぞ! オマエらを! 絶対に殺してやるよ!!! そうすればきっとこの苛々も収まるぞ!! ……あはッ、やっぱりボクは天才だ!!! オマエもそう思うだろ!!?? …………なァ、そう思うだろ」
「壊れて解れて取り繕って壊れて解れて取り繕って壊れて解れて取り繕って壊れて解れて取り繕って──その後には一体、何が残るの? ……、あははッ」
「────すくってよ」
【名前】コルキカム
【年齢/性別】25(享年)/男
【性格】──金、そして白。イモータルとなった彼はそれに酷く執着している。それが、彼が唯一覚えている事なのだから。死因故に尊華の者に対しての敵意や殺意が多く感じられるだろう。しかしその本質は好戦的。死因がそうだからといって、ウェンディアに手を出さないとは言っていない。ただ、尊華を襲う頻度が多いだけである。……そして彼は、異様な程に自身を誇示する。「凄いだろ?」や「天才だろ?」など。口にする言葉は違えど自身を誇示する言葉ばかりを口にする。それはまるで、親から褒められる事を望む子供の様。自棄にハイテンション。それはまるで、無理に“取り繕っている”かのよう。惨めで不器用な物を隠すように。
【死因】元々彼は、ウェンディアの騎士だった。尊華との戦闘。それにより彼は呆気なく死んだ。
嗚呼、これは可笑しい。自分はもっと、強かった、筈。だなんて感傷に浸る暇など与えられなかったが。
──『最期に見た、眩しい程の金と白』。それだけを追い求めて。それだけを求めて、彼はさ迷っている。
【信仰】偶像崇拝
【容姿】身長170cm。
長く伸ばされた銀色の髪。それは下に行くに連れて青色の布へと変わっていく。毛一本一本が青色の布──リボンへと変わっているのだ。瞳は右目がぽっかりと空いており、暗闇を晒している。そこからまるで涙のように黒いものが流れ落ちており、右頬には金色の瞳が付いている。それは右耳にも複数付いており、見るものに不快感を与える事だろう。瞳は青色。だが、普通ならば白い筈の場所が金色に染まっており、矢張異質。口元には三日月のような嫌な笑み。首と胴体が分かれており、空白がそこにはある。左側が木製の人形……分かりやすく言うなればデッサン人形の様な体になっている。腕は二の腕から下が無く、手首から先が虚空に出現している状態。下半身も腹から下が無く、足首が当然出現している。裸足。
服は白いワンピースのようなものを着用しており、それだけが一切の異常もなくそこにある。
【異能】『おにんぎょうあそび』──『さぁさ、お人形遊びの時間です』。
これを発動した瞬間、彼の体は自由に動かなくなる。否、彼の体から精神が切り離される。切り離され、まるで傍観者の様な──人形を自在に動かす幼子の様な。そんな立ち位置へと移動する。彼の頭上に黒い靄の様なものが手の形を取りつつ現れる。それが体から切り離された精神の取る形。これに関しては特に気にしなくても良い。それは何も出来ない。体を人形の如く動かすだけの存在なのだから。精神が体を人形のように動かす。
この際、体に攻撃しても精神に痛みはない。“人形”にそんなものは存在しないのだから。故に、体にどれだけ傷を負わせようと意味はない。しかし、靄の手に攻撃を一発でも喰らわせれば強制的に精神が体へと戻る。体に入った痛みも感じる。そして、その後は一日経過するまで異能を発動することは出来ない。
『さぁ、お人形遊びはまた明日』。
【備考】一人称はボク。二人称はオマエ。三人称はオマエ達。
主に見られるのは尊華周辺。尊華の者をよく襲うだろう。
武器は剣。そこに刻まれし文字は『プラム』。
コルキカムは新しく付けた名。

  【END到達】明松(カガリ)

「軍人だからさ、そりゃ命賭けるよ。お国のために」PL:シロー

「軍人だからさ、そりゃ命賭けるよ。お国のために」「そんなの中々機会ないって、相手が居たらもう軍人やめとるわ⋯⋯」
【字】明松(カガリ)
【真名】柳(ヤナギ)
【年齢/性別】23
【出身国/血統】尊華帝国/尊華人
【生業】尊華帝國軍/兵
【性格】優柔不断ではあるものの、結局は論理的な思考よりも感覚で動く人間。感情豊かで分かりやすく、思ったことが顔に、口に、と出やすい。負けず嫌いで見栄っ張りな面も。基本的には人当たりはよい方。ただし八方美人なきらいがある。本質的な問題もあるが若いが故に、非常に熱くなりやすいタイプでのめり込むとそれ以外のことが見えなくなりがち。現在は軍職がそれにあたり、軍職に就いている事が胸を張れる誇りそのものであり、もともと軍人となったのも、憧れと生き甲斐欲しさから。ただし軍人として働く以外に生き甲斐が見つかっていない、というのが正しい。
【夢・目的】結婚して家庭を持つこと。(夢)若しくは、軍人として功績を残し、誇れるようになること(目的)
【生い立ち】趨里の出身で、信心深い商人の長男として生まれる。両親が魔術師であった事から自らも必然的に魔術師として生きることとなった。兄弟、友人も多かったが、何かと負けず嫌いな性格とのめり込みやすい性格、総じて若気の至りのままに、18の成人と同時に兵として志願し趨里を発っている。
【容姿】黒髪を後ろで一つ結びにしている。黒瞳。尊華人らしい至って平凡な容姿。目立った装飾や勲章の一つ無い軍服だが正式な物を着用。体格は中肉中背でどちらも平均的。平時は甚平や小袖などを着ている事が多い。
【地雷】舐められること。貶されること。
【魔術】太陽と月を軸に光を信仰しており、光の魔術を用いる。
【武器】なし
【特技】庶民的な遊び。

  【END到達】かれん

「あなたは私と、一緒に死んでくれますか?」PL:マリア

byきゅーとなクラシックメーカー/きゅーとなアンティークメーカーさん

「あなたは私と、一緒に死んでくれますか?」「可愛い、ですか?えへ…。恥ずかしい、とっても照れます…でも、――――あれ?ええと、いえ、なんでもありません。……嬉しいです。」「振り袖、着てみたかったんですよ。ずっと―――もう覚えてないくらい、ずっと前から。……お嫁さんにしてくれませんか?」「また、私だけ死ねなかった。」
【名前】かれん
【享年/性別】21/女性
【性格】人を疑う事を知らないかのような振る舞いは、果たして生前からのものだっただろうか。人を愛し、人に愛される、そして自らを美しく飾り立てる事に対して貪欲で、異常な執着を見せる。イモータルとなった今も美しく整えられた身なりは、自分の為か、はたまた愛の為か。イモータルの例に漏れず好戦的で、目的を邪魔する者、自らの執着を否定する者に対して容赦はない。
【死因】自殺
【信仰】 泥
【容姿】作為的なものを感じる程に冷たく整った人形のような顔立ち。髪は老女のように白く透き通り、肌も死人のように白い。前髪を目にかかるぎりぎりに垂らし、おでこの皮膚の内側に埋め込まれたかのような文字列を隠している。それは生まれつきの痣というにはあまりに魔術的で、また後天的なものと言うにはどのようにしてそうなったのか推測しかねるだろう。死人のような肌と相まって、彼女がイモータルであることの証左となるはずだ。瞳は白く透き通っているが、感情によって色が変わる。白と黒を貴重とした服装は喪服を彷彿とさせるものであり、また、どこか帝国風。
【異能】チャームの異能。彼女のターゲットとなった人間は、その異能によって彼女に強く魅了されてしまうだろう。想い人がいた場合はその想いは消える事なく、しかし彼女への想いを止める事ができない。なお、この異能はイモータルには効かない。異能を解除する方法は一つ、かかった本人が誰かに嘘をつかれる事。なお、彼女は異能を解除する方法を知らない。
【噂話】帝国を中心に増えている失踪事件。死体となって見つかった者の何人かの遺書には、「愛する人と心中する」という旨の事が書かれていたそうだ。決まって、側に女性の姿はない。この不穏な噂についた尾ひれはもう一つ。突然恋に狂い出した男達は、生前こう語っていたという。『金色の目が美しくて、好きになってしまった』のだと。
【備考】 彼女の額にある痣について、魔術に造詣の深い者ならば解るかもしれない、それが、ゴーレムを使役する為に使われる言葉だと。