雷鏡&ガデューカ

決意と揺らぎ

グレー/雷鏡 ◆ > ………………遂に。終わったのか……(と、リューグナーが吹っ飛び、海に入水したのを確認して、俺は座り込む。1回、攻撃を受けてバランスを崩した結果地面に落ちるというダメージを受けたが、正直にいうと、それ以外の攻撃を一切貰ってないため今動けているのだ。)さて…………と。(と、俺はカバンを回収しに向かい、そして戻ってきた。今回来たのは、他でもない……)_____フレア。お前との約束、ようやく果たせるぞ。(兄との……生前の時に結んだ約束だ。その約束とは……遺体を灰にし、それを海に流すということ。場所は特に話していなかったが、俺は考えた結果、せめて最後は生まれ故郷の海にと、神島の海に流すことに決めていたのだ。)   (3/22 00:36:24)


クロ:ガデューカ > ( バタバタと慌ただしく駆け回る。土と血なまぐさい匂いが立ち込めるこの場で1人、汚れてしまったエプロンをさらり、と取れば大きく溜息を吐きながら辺りを歩き始めるのは、司祭である毒蛇。戦場では急患が押寄せる、というのに波がある。それがつい先程収まり、やっと手が空いたのだ。流れる汗を雑にエプロンで拭い、血の出た左手を包帯で適当に巻く。他の司祭や兵に大方の指示をすれば、辺りを見渡す。特に急ぎの患者が居ないのを目視確認すれば、その兵達に自分は他に倒れていないかの見回りをしてくると告げ、歩き出したのだった。)   (3/22 00:50:40)
クロ:ガデューカ > おや。( さて、歩き出したのだがこの地は余り知らない故に迷子になりかける。そんな時に目に入ったのが、よく知る雷鏡だった。「 雷鏡じゃあないか。無事なんだね、よかったよ。怪我は負ってないかい? 」と声を掛けつつほんのり駆け足で貴方の元へ向かった。)   (3/22 00:50:44)


グレー/雷鏡 ◆ > ああ。ガデューカさんか。いや、俺は特に大きな怪我はしてねぇよ。持ち合わせの薬草とかで十分直せる範囲内だ。(そして、俺は灰の入った袋を取り出して………………手向けの呪文を1つ、唱えようか。)今は亡き兄よ。俺は今、お前との約束を果たさん。そして……海よ。我が兄の願いを受け入れたまえ。(と、俺はそう祈るように唱えた後に灰を流そうか……)……約束は、果たしたぜ。フレア。(と、独り言を呟いた。)……俺がここに来ていたのは、最初は兄との約束を果たすためにここに来ていたのさ。ただ、みんながイモータルと交戦しているところを見たのと、「百騎長を殺した」と言ったイモータルの発言を聞いて、居ても立ってもいられなくなっちまったってわけさ。(と、相手に語ろうか。)   (3/22 01:05:20)


クロ:ガデューカ > はは、アンタらしいね。一安心さ、今日は余りにも…怪我人が多過ぎるからね。( ほんのりと目を細めて、傷付いた人達のことを思い浮かべる。そして、貴方の行動を何も言わずにじっと見詰めれば" 嗚呼、そういう事かい "と心の中でぽつりと呟く。兄を亡くしたのかい。兄の弔いを、してやっているんだね。優しいね、御前は。そんな事を思えど、口に出すことは無い。無粋な真似は、したくないからだ。ただ、ただ、亡き貴方の兄に一礼した。)   (3/22 01:18:19)
クロ:ガデューカ > おや、そうか、_お待ち、いや、いや。聞き間違いじゃなかったんだね、アレは。( 潮の香りが漂い、風が、ひゅるりと髪を撫でていく中、頷き話を聞こうとしたのだが、それは貴方の発言によって止められる。" 百騎長を殺した "という発言。毒蛇も戦場に居た身故に、今回の敵であった彼の発言は耳に届いていた。勿論最初は手を止め、遠くから聞こえる声の元を勢いよく振り返り、酷く驚き困惑した。聞き間違いだと思ったし、そう信じたかったのだが、そんな事を考えている暇など、無かったのだ。けれど実際に戦っていた貴方が云うのだから間違いは無いのだろう。小さく1つ、息を吐き出す。貴方の顔をじっと見れば、小さく礼をして「 …そうかい。災難だったんだね、アンタ。私が云うのは可笑しいかもしれないけれど、助太刀してくれて、感謝してるよ。」と伝えた。)   (3/22 01:18:21)


グレー/雷鏡 ◆ > ああ。最初に聞いた時には、信じられないとも思ったし、同時に怒りも湧いてきたよ。「あの人を殺したのはあいつか!」とな。でも、あのイモータルも、何か思いがあってこその行動みたいだったじゃないか。曰く、「神に恋人を奪われた。だから神を殺す。」とは言ってたけど。その行動のきっかけが恋人から来ているのを考えると、人が自分の大切な人のために戦うと思えばどうなろうとも凄まじい力を発揮するというのが分かったよ。俺も、兄貴に致命傷を与えたイモータルと対峙した時もそれを痛切に感じた。(も、俺はさらに語る……)ガデューカさんには、そういう「護りたいもの」はあるのか?(と、問いかけた。)   (3/22 01:24:21)


クロ:ガデューカ > まぁ、そうだねぇ…( ぽつり、と呟く ) 私の考えだけどね、生き物ってのは全て何らかの理由が合ってこそ行動出来るもんだと思うのさ。それが自分の為なら、強いんだろうけどね。その強い力を、人の為に使うってのは酷く大変だろう?だから、人の為に使う力は自分の為に使う力よりも強くて、凄まじくて…厄介なのさ。( 目を細め、遠くを見つめる。波の音に交じって遠くから人々の声が聞こえる。海に落ちたと聞く今回の敵は、どんな生を送り、どんな風に堕ち、どんな気持ちで動いていたのだろうか_。ふ、と、そんな事を考えてしまうが、今やもう意味は無い。数回ふるりと頭を振り、纒わり付く無駄な思考回路を解いた。)   (3/22 01:39:44)
クロ:ガデューカ > そう、だね。( 護りたいモノ。そう言われ、横腹を緩く撫でる。護りたいモノ。護りたい人。護りたい…___。)私は、そうだね。大切な人は居るさ、家族も、友達も。オウガも、雷鏡も、トールも、他の軍の奴等も、皆が幸せで居てくれるのが嬉しいんだよ。( 目を、細める。愛おしそうに、独り言を呟くように小さく云う。が、その目が酷く悲しみを含み始めた。) けど、護りたいモノ程、私は私のせいで護れて無いのさ。( 思い浮かべるのは、亡くなった人達。救えなかった人達。そして、腹の中で死なせてしまった__我が子だった。)   (3/22 01:39:46)


グレー/雷鏡 ◆ > そうだな。……どんな生き物にしろ、他の者へその力を使う時は大抵自分のために使うよりも強くなるのが世の定め、理と言うべきか。特に、自分の子供に関することだとなお強くなる……(と、俺は相手の意見に賛同し、そして、考えに浸る……そして、相手が話し始めたので相手の方にむく……)……確かに、護りたいと思っても、世の中というのは無情なもんで、そういったものを全て守らせてはくれねぇ。常に選択を要求してくるのさ。しかも、その選択はやり直せないときた。ならば、どうすべきか?……俺の場合は、より力をつけて、より多くの人を護れるようになりたい。せめて、自分の子供であったり、身内であったりとかだな。別に、身体的な力だけが問題じゃない。知識、技術。そういったことも生き抜くため……守るための「力」となるのかもしれねぇな。(と、俺はそう虚を見つめながら話そう……)   (3/22 01:48:00)


クロ:ガデューカ > そうだね、判るよ。( 頷き、返答をする。解る、判る、分かる。分かっては居るのだ。けれど、嗚呼、酷く辛い。コレは仕方が無いんだと自分に言い聞かせ、深呼吸を数回して心を落ち着かせようと試みる。けれどその努力も虚しく、" 自分の子供 "。その言葉が、何かを引き裂く様な音を立てて突き刺さった。あの時の自分は強かっただろうか。周りの大人の力に抗おうとして結局抗えずに抑え込まれ、自分の蒔いた種で護るべき筈の子を亡くしたのだ。自分は、私は__私は一体何処が強いのだろうか…_。今更考えてももう10年以上も前の話だと言うのに、酷く心が荒れる。なのに目の前でゆらり、ゆらりと揺れる波は、相反するように落ち着いて動いているのだから、何処と無く憎たらしく感じてしまう。)   (3/22 02:01:50)
クロ:ガデューカ > …その考えは、良いもんだね。安心しな、アンタは強いよ。( こくり、と頷きそう答える。荒れる心を落ち着かせる為に、貴方の言葉を必死に頭の中に入れ、考え始める。事実、ソレが大切だと理解しているのだから毒蛇も純粋な気持ちで強いのだと言えるのだ。虚を見詰めて話す貴方の背を軽く叩き、笑顔を零しつつ「 ソレをね、理解しているアンタは世界最強になれるよ。良いかい、行動にするのは難しいけれどね、その考えに至るまでの方が酷く難しいんだよ。私は、そう思う。アンタなら、出来るさ。私は応援しているよ。アンタは、護るべきモノが沢山あるんだから、気合い入れていこうじゃないか。」と、言ったのだった。)   (3/22 02:01:52)


グレー/雷鏡 ◆ > ああ。俺は店から嫁から家族から……色んな物を護らねばならないからな。……もっと、力が欲しい。護りたいものがあるから…!!!(と、俺はだんだん語気が強くなっているのを自分でも感じる……)……見てろよ。兄貴。お前の元に向かう時は、色んな人との関わりやらその後の世界なんかを話に行くよ。(と、今は亡き、兄にそう話そうか。……虚空で……兄貴が……笑顔になった気がした。)……さて。まずは体の怪我を治さないとな。(と、俺は立ち上がり、歩き始める……)ガデューカさん。もし、しんどいことがあれば、俺みたいな他人に素直に吐き出すといいぜ。ま、俺はガデューカさんの友達だからな。友の不安、悩みならただで聞くぜ。(と、そう言って俺は歩いていく……)   (3/24 00:38:46)


クロ:ガデューカ > ( こくりと頷き、笑顔を零す。元より強い貴方だから崩れ落ちるという事は頭の中ではあまり考えていないのだが、やはり人間だもの、立ち止まり崩れる時がある。けれど貴方は崩れなかった。立ち止まって後ろを向き、大きな声で誠意や決意を叫んでる。そんな感じがして、心底安心した。)   (4/1 19:50:29)
クロ:ガデューカ > そうだねぇ、私も見回りに行かないとね。( ふぅ、と息を吐き背伸びをする。そして貴方の後ろを数歩着いて行く。貴方の背中が大きく見えたのは見間違いなどでは無いのだろう。幸せを手に掴みソレを護るべく立ち上がる勇ましく美しき姿。___自分とは、まるで大違い。けれど今そんな事を考えている暇なんて無いのだ。今は、自分のできることを最優先せねば。貴方の背に「 それじゃあ私は此方の方の見回りを済ませて来ようとしようじゃないか。また逢えたらその時はよろしく頼むよ 」と一言声を掛け、小走りで駆け出す。_海が遠くで微かに、ざざん、と鳴いた。)【 決意と揺らぎ 】   (4/1 19:50:40)