ユピテル&雷鏡

雷のミサ

大和守/ユピテル > (王都、その人気の無い暗い路地。あれから何れくらい眠っていたのでしょうか。目が覚めたら、お空にはお月様も出ていて──本当に、綺麗、なんて。フィリウスもサンもあんまり喋ってくれなくて、それにこんなにずきずき痛む体じゃ全然楽しめないのです。苦しい。辛い。寂しい。一人は怖いし、嫌なのです。こんな事は初めてで、全部あのお兄さんの言葉から可笑しくなっちゃったのです。嗚呼、もう────)「…………う、うぅ……あ……」(不死の体というのは本当に便利で──そして、最悪です。休んで、眠っていたお陰で声はもう出せる様になりました。何で声が出なかったんだっけ、なんて考えればあの人の事が思い浮かんで、裏切られた事に泣きそうになってしまいます。思い出す度に、苦しくって、悲しくなってしまうのです。だって、あの人の事はとっても信用していました。それがびりびりに破かれて、だから。悲しまない訳が無いのです。苦しくない訳が無いのです。どうしてこうなっちゃったのかな、なんて。地面に横たわったまま、ぼんやりと考えていました。)   (3/16 20:23:20)


グレー/雷鏡 ◆ > 今日はどうしようかな……?(と、俺は夜の道を歩き続ける。仕事の帰り。医者に薬の提供はいつもの仕事なわけで。その仕事をこなしただけの事。俺は、俺には常に仕事が舞い込んでるくる。しかし、夜道を歩くということは。相応に敵に出くわす可能性がある。だからこそ、常に俺は気をはらねばいかない。その一環として、俺は魔術を知り、武器を取り、自らを強くした。常に……強く……強く……)ん?(と、俺は一つの影を見かける……あれは……)おう。(と、俺はそう、その影に声をかけようか。)   (3/16 20:57:09)


大和守/ユピテル > 「っ、あ"……あん、た…………!! 許さない、絶対……あんたのせい、で、……あんたのせいで……!」(『おう』と、気の抜ける様な声が聞こえました。それには聞き覚えがあって、顔を上げればあのお兄さんが……あたしが今こうなっている原因である人がいて。怒りが、ぐっと溢れそうになってしまいます。それを抑えながら、あたしは立ち上がろうとーーしても痛みのせいで体勢を崩してしまって、まるで這うかのような姿勢になってしまいました。それでもその状態のまま、お兄さんに怒りをぶつけました。ぼさぼさの髪が顔の前に垂れて、まるでお化けみたいになっています。)「ッこの……なんで……なんでよ…………あたしは……あたし『達』は……ッ」(『あたし達』、なんて今さら言えるのでしょうか。そんな事、もうわかりません。分からないけれど、分からないから、その怒りを痛みを呪詛の様にぶつけるのです。どうしようもなくイライラしているから、それをお兄さんにぶつけるしか方法が分からないのです。)   (3/16 21:06:07)


グレー/雷鏡 ◆ > あたしたち?それがどうしたんだ?(と、相手に逆に問い返そう。何せ、俺は事実をのべたまでのこと。それ以上のことは何も言ってないし、なんなら相手に嘘をつく理由もない。)俺のせいも何も、俺は事実をのべたまでのこと。俺の目から見れば、お前は一人だ。それ以外の事実が何がある?(と、相手にそう返した。そして、)それと、俺がここによったのはなんの理由もない。ただ、仕事の帰りだ。だが...お前がいるのならば、一つだけやらなければいけないことを思い出したよ。お前との決着をつけねばならないな。お前は、俺の兄貴を殺した。その事実が、俺たちを結びつけているのならば、どちらかの死...あるいは、どちらかの負けをもってこの因縁に決別をしなければならないと思う。違うか?(と、相手にそう語ろうか。)   (3/16 21:27:19)


大和守/ユピテル > 「ーーッ!! 違う、違うっ!! 一人じゃない、二人はちゃんといるのッ!!」(また、その言葉。ああもう、貴方は、お兄さんは何れだけあたしを傷付ければ気が済むんですか? 二人は居るのに、ちゃんとーー存在してるのに。段々とまた怒りが募ってきました。)「知らない、そんなの知らない!! 赤いお兄さんを殺したのだって楽しむ為なの、他の人の事なんて知らないわ! ……でもね、お兄さんのせいであたしとってもイライラしてるの」(頭を振って、聞きたくないと訴えます。知らない、そんなの。あたしにとっての楽しみは、人を傷付けて殺す事しかないから。だから、あなたを傷付けて殺して楽しんでも良いですか? だって怒らせたんだもん、それくらい良いよね。)「ーーーーだからぶっ殺してあげる!! あたし達の楽しみの為に、死んでよおッッ!!」(サンが平射砲へと変化する。あの人と戦った時みたいに砲撃を食らわせようと、勢いよく弾を放ちます。二人はなんにもしゃべってくれないの。あなたをころしたら、もどってくるかなぁ。だから、もどってきてくれるようにあたしはわらうの。三人でいっしょにころしてたときみたいに。)「あっははっ! 死んじゃえ!!」   (3/16 22:35:18)


グレー/雷鏡 ◆ > ぐっ……どこまで現実を見ないつもりだ!!この愚か者が!!(と、俺は平射砲の弾をモロに被弾するが、急所に当たらなかっただけよしとしよう。基本的に銃弾は見てから回避というのはなかなか難しいので、むしろ急所にヒットしなかっただけでも幸運なのかもしれない。)(そして、俺は詠唱を行う。)型を取れ。我が魔術。万雷よ。我は望む。この因縁に決着を付けることを。この愚者に現実を見せることを。故に我は命ずる。我に力を。(と、雷の翼を生やして、そして刀を両方とも抜き、その刃に雷を宿そうか……)俺は、お前が大嫌いだ!!!!自らの幸福、自らの快感「しか」省みないその根性!!その性根を叩き直してやる!!(と、俺は一気に距離を詰めてその平射砲を破壊すると共に相手に切りかかる。)人間というのは、生き物というのは互いに支え、支えられて生きているのだ!自然はそういった関係で動いている!その中で、他人を省みることが出来るのが人間のできる事だ!それもできない今!お前はただの我儘なクソガキだ!!(と、相手にそういい放とうか。)   (3/16 23:11:55)


大和守/ユピテル > 「あはッ、キャハハハッ!! やれるもんならやってみなさいよっ! あっはははぁっ!!」(何処までも何処までも狂ったように笑います。笑って、わらうのです。そんなことが出来るわけ無いし、させません。あたしが二人と一緒にいる限り、絶対に有り得ないのです。)「あはっ……はは、あははッ、いたぁい、はは、あは、っ……あ"ぁ!? 何、ふざけてるの? 人の物壊したらべんしょーしなきゃいけないんだよ、知らないのかしらお間抜けさん!!」(痛い、切られた痛みもそうだしそれに雷でびりびりってなってーーああ、壊されちゃった。でもあれ? それは元々サン、でーー。元に戻したら、ボロボロのサンの姿が見えました。だから私は怒って、怒って、怒るのです。全くそんなことも知らないのね! あたしより年上なのに困った人。だから今度はフィリウスを変化させるのです。あなたみたいな刀。それを持って、あなた目掛けて横にぶんと振りました。嫌われたってクソガキって言われたってどうでもいいの。あたしには三人でいればそれでいいんだから。)   (3/16 23:36:14)


グレー/雷鏡 ◆ > ぐぅっ……だが、甘いぞ!!俺はベテランの傭兵であり、何百人もの兵士を「殺さない」という縛りの中全員倒し、生還した実績を持つ男!!そんな男に!同じ土俵で勝てると思うな!!(と、その刃を敢えて受けることでその刀を捉える……)偽りの物ではなく!!!真実を!!現実を見ろ!!!!(と、俺はその刀諸共、切り払った!!!その刀は刃から断ち切られ、そして、)お前はいつまで、その物を崇める!!崇めるだけ何もしないのは、愚者のやることだと!!まだ分からないか!!!(と、俺はそのまま相手に猛烈な百裂切りを両方の刀で繰り出そう。)   (3/17 00:12:20)


大和守/ユピテル > 「っうう、うるさいうるさいうるさいぃ!! 偽りじゃない! 二人は、存在してるもん! それに崇めるなんて何を言ってるのかしら! フィリウスとサンは大事な友達であたし!! どうして皆、それを否定するのよおおおッッ!!!」(あなたの叫びに重ねるように、あたしも訴えます。『三人一緒』。それはあたし達にとっての当たり前で、日常。それを掻き乱されて否定されて、説かれて。分かっても居ない癖に宣う馬鹿な大人も、馬鹿にしてくる子供も……大嫌い。)「ッ、フィリーーーー」(刀がぱっきりと折れてしまったのを見て。その名前を呼ぼうと、してーー嗚呼痛い、痛い、いた、い? 何度も切られて、苦しくて、辛くって。でも、でも。血が出ても、何をされても止まっちゃいけないのです。何れだけそんな事をされたとしても、三人だったら、あたしは……。)「ひどい、よぉ……二人を傷付けちゃ駄目、……それは……あたしだけ、あたしを傷付けて良いのはあたしだけだもん、……ゆるさない、ぜったい」(落ちた二人を集めて。フィリウスとサン、二人を合わせて大きな蔦にして。根をあたしの腕に絡ませて、あなたを襲うのです。刺のついた体で、巻き付こうとするのです。)   (3/17 00:34:28)


グレー/雷鏡 ◆ > そんな見え見えの攻撃!!!全て捌いてやるぞ!!!(と、俺は両方の刀を納刀し、刹那、姿勢を低くして……居合の体勢に……否、居合ではなく……!!!)強者とは!!!!弱者から生き残るために強くなり続けた、その過程を辿った結果なり!!!!  奥 義 ! ! 「夢 双 刀 (むそうとう)」!!!!!!!(と、その蔦を……蔦が移動するスピードを超え…果ては音の速さにも匹敵するほどのすばやさで切り伏せていき…!!!!)トドメだァああぁああああ!!!!!(と、最後の一撃をユピテルの胴体を狙い!!切り払った!!!!)……怒りや嫉妬を感じるなら、強くなってから来な。ガキンチョ。(と、俺はそう決めゼリフを放った後に貴方の背後で納刀した。)   (3/17 00:51:41


大和守/ユピテル > 「ぁ、あ……ぅ、あ、……ぎッッ……ぁ、ッひ、ぐ、あ……あ、……ぁ、!? ぃ、……ぁぐ、う、ぅ、……ひ、」(ーーべちゃり、と嫌な音を立てて。切られた上半身は、ずるりと地へ落ちた。視線が一気に低くなり、その理由を探るーー前に。この世のモノとは思えない程の痛み、苦、そして熱に全身を苛まれ。あまりのモノに転がり悶える事すら出来ず、呻き苦痛の声をあげるだろう。人形は何処へ行ってしまったのかとすがる様に手を動かし、触れた布の感触だけを頼りにそれを掴んで。深呼吸を何度も繰り返し、何とか途切れそうになった意識を繋ぎ、止めて。)「は、っ……ぁ……ぇ、う…………しっ、と…………?」(ーー『嫉妬』。やっと貴方の言葉が耳に入って。無意識に復唱した、その言葉。)(その一つの単語を鍵にしてーー)(ーーーー記憶の欠片が、蘇る。)   (3/17 01:10:55)
大和守/ユピテル > (【『ねぇユピテル。すっごいぼーっとしてるけど何かあったの』『そーそー。そんな事してるのつまんない! 悩み事か何かー?』】ーーあたしに話し掛ける、フィリウスとサンの姿ーー【『ユピテル、フィリウスー! 親も出掛けたし一緒に遊ぼうぜー!』『こっちも居なくなったよ。そっちも居ない時間でしょ、早く遊ぼう』】ーー分からない、これは何? あたし、こんなの知らない。分かんない。こんな楽しそうな思い出、あったのかしら。ーーなんて、次々に浮かぶ、楽しいけれど記憶には全く無い光景。……あぁ、でも、……【『…………』】ーー物言わぬ、血濡れのフィリウスとサンの、すが、たーー…………。……………………?)   (3/17 01:17:00)
大和守/ユピテル > 「ひ、っ…………!!」「いや……何、いや……ッ……何、これ、何、わかんない、わかんないわかんない!!! ッ、あ、う、……こんなの、知らな……ぁ、……ぇ、う……」(……何、何なの、今の、これ。あたしは知らない、知りたくない。知ったら駄目だって、あたしの心は叫んでて。でも、知るべきだって。これを知らなきゃ駄目なんだって何かが叫んでて。でも分かりたくない、分かりたくないから。)(束の間の意識の休息、そして覚醒の後。突然叫んだせいで血を吐きながら、それでもユピテルは拒否を拒絶を叫んでいた。コードを踏まれた事により生前の記憶が戻りつつある。けれども不死性も異能もまだその中には残っていて、ユピテルの不安定な意識と情緒によりユピテルの手に握られたぼろぼろのパペット人形は時折蠢いていて。下半身を失っても尚、ユピテルはまだ足掻いていた。生前を知る事をひたすらに拒否する少女を止められるのも、少女の苦痛も、貴方との因縁を完全に終わらせられるのも。その全ては、貴方に委ねられた。)   (3/17 01:27:27)


グレー/雷鏡 ◆ > ほう……?どうやら、俺は何かを踏み抜いたようだな。ご丁寧に、何が鍵かを復唱してくれたから、完全に覚えたぞ。 (俺は、ユピテルに話しかける)やれやれだぜ……イモータルってのは1度決まった言葉を踏むとそれで終いだと思ってたが、予想以上にしぶといようだな……だが、どんな気分だ?「嫉妬」を覚えているのか?赤髪のお兄さんを殺したからその弟もと殺そうとしたばかりか、2度も挑んだにもかかわらず、敗れ、そして鍵も掌握された気分は……(と、俺は相手のコードを再び踏んで、そしてさらに相手にどんな気分かを問うてみよう。)その下半身がくっつくのは一体どのくらいかかる?治った瞬間……俺の最後の一撃をくらわせてやる。さぁ…まだ不死性が残ってるのなら。今すぐにでもその体をくっつけて、立ち上がって見せな。(と、相手を見下ろしていた……地を這い蹲る相手を。)   (3/17 01:36:39)
大和守/ユピテル > 「ッ、ぐう、うッるさい黙ってろッ……!!! 」(顔を上げればあなたを強く強く睨み付けて、如何にも貴方が大嫌いだと言うように言葉を紡いでいく。絶えず遅い来る苦痛に身を震わせ、歯を食い縛って悲鳴を溢さない様にと耐えていた。ざり、と匍匐前進のように片腕で体を支えもう片腕を前へ出して、貴方へ近付こうとする。せめてその喉笛に噛み付かんと、ゆっくりゆっくりと近付いて、いこうとして。)「そんなの、しらなーーーー」(貴方の言葉に強く反抗の意を示そうとした所でーーもうひとつ、欠片が填められた。)(足りないピースは、あと一つ。)(再び、溢れる記憶に意識を奪われてーーーー)   (3/17 01:45:23)
大和守/ユピテル > (【『僕はフィリウス。ヒーダはユピテル。で、ディムはサンクトゥス。……良い?』『オレのだけ呼び辛くね!? ハーシーとヒーダはフィリウスとユピテルって短いのに!!』『……じゃあ、サンで良いじゃん。別に僕らしか呼ばないし、分かりやすい方が良いしね』】名前。ヒーダ、ディム、ハーシー? それは一体誰の名前? 【『名前の由来……とかあんの?』『三位一体ってやつ。本にあった。三つで、一つ。……僕らにピッタリでしょ。あんな奴等が付けた名前なんてーーッ…………あ、……』】フィリウスが、ある方向を見て青ざめて。三人逃げていって、それで。嗚呼、でも、あたしは……大人の女の人に捕まって。【『待ってヒーダのお母さん!!』『オレらが連れ出したの、ヒーダは悪くないからだから……ッ』】……あ。二人が女の人に叩かれた。それで、でも、あたしはわからないけど見逃されて。二人は何処かに……行って……行っちゃって。その後に浮かぶのは……【『馬鹿じゃないの……ほんとにばか、三人一緒って言ったのに……』】あたしの姿。血濡れの二人の前にたつ、あたしの姿。【『ねぇ、まだ生きてるよね』『だったら、まだ死んでないなら……』】その後は。)   (3/17 01:59:29)
大和守/ユピテル > 「あ」(思い出したおもいだしたおもいだした!!!)「あは、あははッ。お望み通りやってやる……殺ってやるわよッ!!」(獰猛に、殺意とーーーー【復讐】に満ちた瞳を向けた。嗚呼、そうだ。私はずっと嫉妬していた妬ましかったんだ。)「は、ははっ……許さない、絶対…………二人は私のものだから……絶対、……絶対絶対……ッッ」(嗚呼、最期を奪おうとしたアイツらが。二人を殺そうとしたアイツらが妬ましかった。)「あのさぁ、虐待されてた可哀想な子がこうして復讐に燃えるのは悪い事なの? 全部奪われた可哀想な子供がさァ……ッ!! ねぇ、少しくらい優しさってもんを見せてくれても良いんじゃないの」(フィリウスとサンは二人は妄想なんかじゃない。ちゃんと存在してた確かにこの世界に居たんだよ。それを否定する奴等がその幸せが妬ましいしあの二人を、居ないと断じたそいつらの無知さが妬ましい。貴方をじっと見つめて、ユピテルは。二人と自分と『三人』以外の全部に。気丈にそう宣ってみせるのだ。)   (3/17 02:11:02)


グレー/雷鏡 ◆ > なるほど?つまるところ、お前……否、お前たちは大人によって裂かれた友達関係ということなのか。それはそれは……もし、俺がその場にいたのならば全力で止めるために手伝ったかもしれないが、あいにく、俺はその時に生まれたとは限らないから、手伝えなかった現実があるのだがな。そして、今は特に可哀想とも思えねぇな。ただの八つ当たりで人殺しをするんだからな。さぁ、そんな「嫉妬」なんて捨てちまいな。あの世に持って行けるもんなんてそう多くねぇんだからな。(と、俺は刀を再び抜き……そして、詠唱を始める)万雷よ。集え。我が獲物のうちに。裁け。自らの欲求の為に人を殺めしものを。(と、詠唱を続ける事に彼の元から持っていた刀に雷が集い始める……それは眩い光を放ち、そして、周囲に高電圧の電気が流れ始め、まるで彼の周りをバリアのように纏うだろう。)   (3/17 21:07:23)


大和守/ユピテル > 「ッは、あッはははははは! …………はァ!? 何言ってんのよあんたッ!! 『嫉妬』を捨てろって!? あたし達があたし達で居られた理由を……捨てろって!? ーーふざけんじゃないわよこの能無しッッ!! その舌潰すわよ!!」(……『嫉妬』はあたし達にとって必要なモノ。それを捨てろと言われて、怒らない訳がないのです。こんなにも口が悪くなったのは、きっとあの人のせいかしら。嗚呼、こんな事を言うと『嫉妬』されちゃうかもしれない。……ほら、ほらね。『嫉妬』っていうのはあたし達の大切なもので。あたしの、証、なのに。それを否定するなんて許せなくてーーそうして、怒鳴ったと同時。)(文字通り、最期のーー記憶の扉。何者にも侵されない、あたしだけのーーううん、あたし達、だけの記憶。それ、はーーーー)   (3/17 21:54:42)
大和守/ユピテル > (ーー壁に寄り掛かって、血塗れで。まるで死んでる様に見えるフィリウスとサン。でもね、そうよ。二人は死にかけてるの。本当に、頑張ってまだ生きてくれてる。それをやったのは、それは。【『……ねぇ、あたし、許せないのよ。だってあたし達は「三人一緒」だって誓ったのに、彼奴は二人を殺そうとしたんだもん。あたし達を邪魔しようとしてきたの』『でもまだ生きてる。そうでしょ、二人とも』『でも苦しいよね、辛いよね。……だからさ』】【『一緒に死のう?』】【『あたし、彼奴に最期を奪われるなんて嫌だわ。それに、「三人一緒」……何処へ行くのも何をするのもーー最期まで、一緒だから』『あたしが二人を殺して、それであたしも死んだらさ……』】それは彼奴に、母親に殺された訳じゃなくなる。そうしたらーー)   (3/17 22:02:03)
大和守/ユピテル > ( ーー【『最期もーー「 三人一緒 」になれるよね?』】)   (3/17 22:02:41)
大和守/ユピテル > (【『きっと……ううん、絶対に』『絶対に何時までもあたし達は、「三人一緒」よ』『だってあたし達、本当に似てるんだもの』『二人の「嫉妬」も、あたし知ってるの』『だってあたしもだし』】それは歪んでいて、そして幼くて、でも一途だったの。愛、なんて呼ぶにはまだかもしれないけど、でも本当に性質のよく似た三人。あたし達。だからこそ、こうなっちゃったのかな【『ふふっ。大丈夫よ、二人とも』『絶対にずっと一緒だもん』『だから、…………おやすみなさい、二人とも』】壁に寄り掛かる二人の間に入った。近くにあった、置いてけぼりの血塗れのナイフを持って。それでーー。知らない、この後は。だってあたしはそこで死んだの。二人を殺して、自分も死んで。絶対に『三人一緒』だって……そう信じてたのに。化物になって、でも二人は居なくて。でもね、不死になったのは納得してたの。三位一体。三つで一つ。それは神様なんだって。だから、『父』っていう意味のユピテルに二人が集まって……それでなったんだから、二人が見えなくても大丈夫。だってあたしの中にーー二人は、ちゃんとーーーー)   (3/17 22:16:58)
大和守/ユピテル > 「ーーーーあッははっ、キャハハハッ!! 馬鹿みたい、本当に馬鹿ね、お間抜けさん!!」(本当に馬鹿だったのは、あたしの方。二人は居るのに、人形が離れただけで一人ぼっちだなんだの騒いで。馬鹿みたい。)「ッ、……あのね、本当に二人は居るのよ。ずっと居ないって騒いできた、……お間抜けさんに、言ってあげる……。二人を誰よりも知ってる、あたしが、全部知ってるあたしが……二人を演じれば、それは……二人に、違いないのよ。だってあたしは二人で、二人はあたしでーー『三人で一つ』『三人一緒』……なんだから、っ!!!」(そろそろ息をするのも辛いでしょう。だってもう不死じゃない。もう、失われていくだけだから。でもね、それを見せちゃいけない。ぼろぼろになっちゃった『パペット人形』を抱き寄せて、何処までも獰猛に貴方を見るの。まだ動けるって、あなたを殺すのなんて簡単だって言うように。だって、『三人一緒』なら……何にも、怖くないの。)   (3/17 22:32:50)


グレー/雷鏡 ◆ > なるほど……ついに悟ったようだな。……それがお前の答えならば、それもまたいい。(と、俺は最後に微笑んで見せようか。……そして、)今から、俺はお前にとどめを刺す。……せめて、最期は楽に。そうなるようにしてやろう。そう……「斬られた」ことさえ感じないほどにな。………………奥 義。  阿 摩 羅 斬 り 。(そして、俺は相手を通り過ぎた……)お前はもう既に、斬られている。頭から真っ二つにな……(と、俺は刀を納刀した……)来世では、その「2人」に再び巡り会えると良いな。(と、俺はそう、相手に語ろうか……)   (3/17 22:41:45)


大和守/ユピテル > 「…………っえ、……?」(あなたの言葉に、貴方の慈悲にとっても驚いてしまった。何でそんな事が出来るのか。何でそんなにも慈悲を向けられるのか。あたしには一つも分からなくて。……でも。)「…………ぁ」(終わりが来ることは分かった。怖い訳じゃない。けれどもう離れたくなくて、それが『パペット人形』であってもずっと一緒に在ったものだったから。思わず、『パペット人形』を強く抱き締めた。そして、ぎゅっと目を瞑って。真っ黒、暗闇……それに光が降る事はなくて、ずっとそのままだ。でも、だけどね。少しだけ、二人の声が聞こえた気がしたの。あたしの名前を呼ぶ、二人の声が。うん、分かってる。『三人一緒』。そう、ずっと『一緒』、だから。ユピテルという少女の話は、これでお仕舞い。どんなものにも終わりが来るように、少女にも終わりが来ただけ。それだけ。でも、最後に記するのは、こんな文言が相応しいのでしょうーーーー父と子は天へと還り、そしてその後には。静かに、サンクトゥスが響くのだ。聖なる、聖なる、聖なるかな。)【雷のミサ】〆   (3/17 23:07:58)