アシュトン&ターラ
スパゲッティ・モンスターマリア/アシュトン > (12:13 晴天 聖フィニクス騎士団工房にて。アシュトンはつい昨日、ディランと話していたガトリング砲の手直しを行っていた。アシュトンの性格上、黙々という訳にはいかない。独り言が多すぎて寒い工房の端に追いやられながらも、ようやくその調整を終えようとしていたところだった。)「……おーしいい子だ、カトリーナ。これから鉛をたんと食わせてやるからな。……これでどうだ?」(爆ぜるようなものは仕込んじゃいないが、念の為暴発をしないように火薬の類は遠く離しておいた。砲身を回転させるための重たいレバーハンドルを回し、砲身の動きを見る。大きな砲身とともに中の小さな筒も動くようになれば、ディランの自動装填装置を追加しても本来の向きによって排出されないというエラーは回避できるはず。カトリーナ(ガトリング砲)は順調にくるくると回っているように見えたが、一つだけ動きがおかしい筒があった。) (3/15 12:43:35)
マリア/アシュトン > 「……っと、なんだコレ?……あーあーあー、なんか噛んじまってら。組み立てる前に気づけばよかったな。」(覗き込むようにしながら筒の根本に光源を当てる。床からスパナを拾い上げ、砲身を支えている回転装置へその先を食い込ませるが、スパナの先は太すぎて望んでいる穴に入ってくれなかった。手でちょちょいと位置を調整すればもう一発だというのに、なんでこんな入り組んだカバーをつけちゃったかな。と頭をかく。もうあと少しなんだという焦りも手伝って、偶然通りがかった人影が誰かもわからぬまま咄嗟に声をかける。)「あ、すいません、そこのヘックスとってもらえます?。大きさはなんでもいいんで」 (3/15 12:43:41)
清瀬/ターラ > (昼寝は漏れなく悪夢、安静にしろと忠告され過度な運動も封印。訓練所も自室も、昼下がりを過ごす場所には適さない。無意識のうちに通りかかったのは工房で、知っている人が居れば、また診察用の部屋の隅にでも居ればいいかな、なんて魂胆だった。しかしながら工房から鳴るのは作業が繰り広げられる重い音。機械騎士が工房にやってくること自体は珍しくもなんともない。特別迷惑をかけているという意識はなかったが、仕事の途中に他人がわいわいと騒いでいるのも鬱陶しいと感じる人は居るだろう。)「……今日は、いいかな」(入り口を覗いても暇そうにしている人は一人として見当たらず。かといって施設内に居れば気分が落ち込むのは解っていて、今日は散歩でもしようかなぁ~なんて算段を立てながらその場を後にしようとした。……ところ、誰かが同じく誰かを呼ぶ声。踵を返して工房内を覗くと、恐らく声の発生源であろう癖っ毛の男性、それに答える様子の人物が居ないところで漸く、自分に向けられた言葉であることを理解した。) (3/15 13:16:31)
清瀬/ターラ > 「へ、はい……!は…ぁ、ヘックス……」(工具を取るだけならば、と誰かの機嫌を伺うように軽い会釈をしながら沓摺を越える。探し物はどれだろうか。聞きなれない言葉を忘れぬように呟く。ヘックス、ヘックス……へっくす……?繰り返し口にする度にそれが何かというのが益々わからなくなってくる。)「…………どれ?」(壁にかけられた工具は全て同じ名称をしているように見えた。形の違う筈の工具達の違いもわからなかった。児童の名札のように名前の付いたレッテルが貼られている筈もなく、唯一の策といえば整備士同士が会話をしている様子を思い出してそこから答えを導くことぐらい。……それも早々に諦めた、記憶力なんて寧ろ悪い方なのだ。兎に角色んな大きさがあるもの!と適当に手に取ったのは数本のラチェットレンチ。残念、惜しかったね。恐る恐るアシュトンへと近づきながら不正解を提示した。)「あ、あのごめんなさいっ。ヘックス?ってその…名前だけじゃわからなくて……これ、じゃないですよね、あはは……」 (3/15 13:16:34)
マリア/アシュトン > 「ん」(ノールックで受け取ると、想像を超える重みにはたと我に還った。差出人のほうへ向けた視線は一瞬ターラの頭上を捉え、それからすぐにターラの顔へ追いく。)「……あっ、ターラさんじゃないっすか。」(ラチェットレンチの中から中くらいの大きさのものを選んで受け取り直し、ターラに背を向けてカトリーナと向き合い、ボルトを外して厄介なカバーを取り除いた。)「…大丈夫、こっちであってました。」(初めからこうすればよかったのだ、いくら気が急いていたからといって、狭い入り口から棒を突っ込んでカトリーナをいじくり回すなんて横着な真似は容認されざる非紳士的行為。改めて手でちょちょいと位置を調整しつつ、まだ背後に立っているであろうターラにお礼を言った。)「どーも、助かりました。」(調整完了。ターラに渡されたレンチを右手に持ち替え、カバーのふたをしめる。)「ディランさんですか?今日はやめといたほうがいいっすよ、絡むの。集中してるっぽいし……ほら、繊細ですからねえ、あの人。」 (3/15 13:54:18)
マリア/アシュトン > (ディランが急に仕事に追われはじめたその原因は、自分にあるのだが。今頃はきっと依頼した自動装填装置や新たな銃弾を作るのに大わらわだろう。厄介な仕事を任せちゃったけど、まぁ、あの人なら大丈夫。ほっときゃ出来上がってるっしょ。)「よっし、がんばったなカトリーナ。後でもっとオシャレさせてやる。今は休むんだぞ。」(アシュトンは鉄の塊に甘く囁いた後、うーんと伸びをしてターラへ身体ごと向き直す。徹夜までして突貫した仕事に、とりあえず一段落はついた。)「……ふゎあ、ねむ……。その後どうです、アーツの調子は。整備ならぼくでよければやりましょっか?」(ディランによれば、ターラはアーツの範囲が増えたとかなんとか。隠しようもないだろうけど、ぺらぺら喋られていると思うと気ィ悪くするかな?そう思ったのがまずかった。)「アーツ増えたって聞きましたし。慣れるまでちょっとかかるっしょ。あ。」(言っちゃいけないと思うと、言っちゃうんだな~~~これが。)「うん。あのー、精神的なことも含めてね。なんか落ち込んでるっぽいってディランさんから聞きましたし。あ。」(言っちゃうんだなあ、これが。) (3/15 13:54:27)
清瀬/ターラ > 「はい、えっと。こんにちは、アシュトンさん。それならよかったです」(名前は何だったか、引き出しから探すのに少々手間取って余計な空白は生まれてしまったが、正しい名前を引っ張り出すと彼の作業をまじまじと眺める。それをまた受け取って元あった場所に返して、そうしたらここを去る。なんとなくそんな構想をたてながらラチェットレンチを手渡されるのを待っていると、工房の別の一角へと視線を促された。)「そう、ですか……いえ、私は通りかかっただけなので」(今日もディランさんは此処に居るらしい。彼が仕事に追われているなら尚更邪魔はできないし、整備士としての本業を無事遂行してほしい。彼が繊細な気質なのはなんとなく理解できて、アシュトンの言葉に被せるように頷くと屈んでいた腰をほんの少し浮かせた。…のを、また戻す。何やら物騒な逞しい機械に「カトリーナ」と愛嬌をあげる彼の心は、例えば縫いぐるみに名前をつけて可愛がるようなものだろうか。 (3/15 14:36:08)
清瀬/ターラ > 名前というのは確かに強い力を持つ、その人を表す音であり、魔術の力の根源の一つでもある言葉だ。アシュトンの浮かべた欠伸が移るのを噛み殺しながら、続く言葉に少し眉を内側に寄せた。)「整備……は、今のところは大丈夫です。定期検査もまだ随分先ですし。元々此方には麻痺があったから……被弾したのが右腕でよかったです、変な話ですけど」(正確には違うだろうが、機械騎士はアーツというものを携えている以上整備士の管轄下にいるような節がある。その持ち主の情報が回っていても何らおかしなことではないのだろう、そんなところで考えを落ち着けた。手袋と袖の下にある金属の塊に視線を落としながら、なるべく声色を変えずに言葉を連ねた。)「……そうですか。あんまり悲壮を醸してたら迷惑になりますよね、多分。整備士のみなさんはアーツの調整が仕事で、持ち主である心のケアなんてのは担当じゃないですから」 (3/15 14:36:20)
清瀬/ターラ > (不安は拭いきれていないが、彼とはどうやらおどけた方が上手くいきそう。アシュトンがディランと深く通じているというのなら、アシュトンを通してあの人を安心させられないんだろうか。饒舌で話上手なのはどちらか、仮に片方をよく知らなくてもよくわかる。努めて陽気に、少しばかり唸りながら上手い言い回しを探してみる。そんなことが容易にできればもっと魔術師としてもれっきと力をつけれるのだろうが、彼をあっと言わせるような言葉は出てこなくて、結局いつものように言葉を選んだ。)「機械騎士になれなきゃ、ブルーベリーサンドイッチとカフェラテを同じに持ちながらおやつの時間なんて過ごせませんでしたから。怖いのは誰だって同じです、そう思わないと…とてもやってられません。至高の三時の為にも、この手を作ってくれる整備士さんたちの為にも……って、図々しいですけど勝手に思って頑張ってます」 (3/15 14:36:32)
マリア/アシュトン > 「あ、そうですか。……悲壮?」(微妙に噛み合っていないような空気が流れてしまうのは、やはりあなたがまだアシュトンに対して心を開くという訳にはいかないからだろう。ディランさんといい、元からこんなに卑屈っぽい人だっけ。まぁ、色々あったみたいだし、ターラさんじゃなくっても、王国自体色々あるしな。あんまりトラウマを掘りすぎないようにしようと念頭に置いて、スツールの足と足を繋ぐアイアンに足を引っ掛けて前かがみになり、リラックスしたポーズでターラの話を聞いていた。)「うん……まあ。 ターラさんの活躍は皆認めてますよ。生きて帰ってくれて良かったし……王国を守ろうとしてくれてありがとうございます。ともかくお疲れ様でした。」 (3/15 15:30:41)
マリア/アシュトン > (何か落とし所を見つけようとしている様子のターラに、大事な事を言うの忘れていたんだな、と自省して敬意を言葉にする。機械騎士の仕事に不満があるか?とは一言も聞いていないし、不満があろうとなかろうと、ターラ自身がどうにかすればいいというアシュトンなりの尊重のスタンスは変わらない。あなたの言う通り、怖いのはみんな同じだ。)「図々しいねえ……。」(なるほど、こりゃあちょっとばかし──────骨が折れるな。ディランさんが思い詰めていたわけが少しだけ解ったような気がした。)「あの、誰かにそんな事言われたんですか?整備士の為にも頑張るって事が図々しいって?……心のケアなんて思い上がった事べつに思ってませんよ。同僚がヘコんでたらどうしたのって声くらいかけるっしょ。ああ、それがお節介なら切り上げます。でも、怖いのは誰だって同じって本当に思ってんなら、ぼくらはそれを分かち合えるはずじゃないですか。ターラさん、心のごっかで”どうして自分だけ”って思ってませんか?……っと。」 (3/15 15:30:50)
マリア/アシュトン > (最後の一言は言い過ぎたかもしれない、と口を抑えた。思った事をすぐに口に出すとはいえど、そのすべてが心からの気持ちという訳でもない。言葉の綾だってあるし、これが先走りすぎた勝手な推測である事くらいはすぐに理解した。)「すいません。違ったら違うって言ってください、ぼくは常々、喋りすぎるんすよ。あー、場所変えましょうか。ぼく昼飯まだなんです!」(さっきサンドイッチがどうとか聞いたせいか、もうアシュトンはセグレートの口になってしまっている。はっきり言って自分もシントで死ぬかもしれないから、とびきり豪遊してやろうと企んで、ぽんっ!とスツールから飛び降りた。)「……どうしました?行きましょうよ。」(手をこまねいて、アシュトンは歩き出す。喋りながら少しあなたと歩こうか。) (3/15 15:30:56)
清瀬/ターラ > (歳上で世の原理を恐らく私よりもわかっていて、大人びた人からの言葉。説教でも何でもなかったし、それは自分に非があると思い込んでいるから起こる解釈で。合わせていた視線を逸らさずにいられなくなって、耳のあたりが赤く熱くなっていくのがわかった。全て剥き出しにされて晒し者にされたような恥ずかしさの後に、そんなことを考えてしまったことへの非難が一人で踊る。)「…………いえ……」(誰に責められたわけでもない、誰に罵られたわけでもない。被害妄想を誠勝手に作りながら、自分ばかりどうしてと思い込む気持ちは確かに存在していた。誰だって自分は可愛い、不幸を選びたがる人は稀で、価値観も様々で。責められたと泣くよりは恥ずかしさに苛まれた。これでは自分は、ただの面倒な構ってちゃん。怖かった、辛かった、それを言うのはなんだかいけないような気がするから察してくれ。お前はそんな奴だと気付かされ、好ましくないそれは正義でないからそれならば悪であるとまた勝手に判定を下していく。それをアシュトンは推進しているわけでもないのに。最早何も言えそうになかった。 (3/15 16:26:52)
清瀬/ターラ > 善悪をすぐにつけたがるのは悪い癖で、余計なことをする気にはなれない。何かを否定されたという被害意識を抱くあたり、やはり“なぜ自分ばかりが”という気持ちは大いにあるのだろう。)「はい……あの、アシュトンさん。…行くって一体、どこに向かおうとしてるんですか……?」(ズボンの生地を握っていた手を離して、不自然に鼻と目元を擦った。きっと勝手に傷ついているだけだ、何度か寝たらこの感情も薄れているのだろう。ゆっくり立ち上がると。アシュトンの何歩分か後ろを歩きながら、その後ろ姿が次に何をしようとしているのかよくわからずにいた。) (3/15 16:26:58)
マリア/アシュトン > (消沈したターラの様子に気が付かない訳ではなかったが、そこでどうしたと問い詰めたり、傷つけたと勝手に判断を下して自己弁護をまくし立ててもきっと話がややこしくなるだけだ。謝罪はとうに述べているのだし、思考のスピードも感情の整理も分野によって人それぞれだから、改めて彼女が何か言いたくなるまで待つとして、一旦は素知らぬふりをする。打算というよりは、消去法によって行われた半分無意識だ。)「ん?あ、昼飯食べにいきましょうよ。ターラさんはもう食べたんならおやつってことで。」(おや、男同士ならあれで通じるんだけどな。とアシュトンは、誘いをすっ飛ばした自分を棚に上げ、ターラの事を誘われ慣れてないのか、とか、まどろっこしいなんて思ったりした。奢る気ではいたけれど別にどっちでもいい。こんなご時世だし、金のことなんて───────と考えたところで、自分のミスに気づいた。ターラが不思議がっていたのは、何も誘いをすっ飛ばしたからというだけではないかもしれない。)「……あっ!?そうか、”こんなご時世”だ!整備士仲間も荷物まとめて逃げるくらいだもんな。もしかしてセグレートももうやってないんじゃねェのッ!?」 (3/15 16:59:38)
マリア/アシュトン > (両手で頭を抱えて、うわーと悲愴する。あなたの複雑怪奇な内面に比べれば取るに足らない事だろうに、まるで世界の終わりみたいに大げさに頭を振って。)「んんんん、ぼくもうセグレートのカツサンドの口になっちまったよぉ!ターラさんがサンドイッチとか言うからっすよ!もう!」(”喫茶セグレート”といえば、知らない者は少ない騎士団御用達の軽食所。あそこに行けばお目当てのサンドイッチも食べられるし、ターラだって好きなスイーツを選べるだろうと踏んでいたのに。アシュトンはその場にしゃがみ込み、しばらく停止。今直ぐこの床に大の字になって駄々をこねたいのをなんとかこらえた。おとなだから。)「……はぁーーーーーーッ、カツサンド、カツサンド……ターラさん料理とか出来ないんすかぁ……はぁーしょうがねえ、またボイラー室でパスタでも茹でるかあ。」(膝小僧をかかえ前後に揺れながら、とりあえず昼食の算段をとり始める。でも、さすがに蒸気機関のボイラーで茹でたパスタを彼女に食わせる訳にはいかないかもしれないな。) (3/15 16:59:43)
清瀬/ターラ > 「いや…まだ食べてない、です」(特別不自然なところもないように昼食を共にする趣旨の発言を醸すアシュトン。腑に落ちぬような気持ちはあれど文句の類いなど有る筈もなく。今の話のどこに昼食へと誘う脈絡があったか、というのはわからずにいた。距離感がやけに近いような、それにしてはよそよそしいような。この人を理解することは何れだけ頑張ってもできないんだろうなぁ、なんてくるくると渦巻く毛先を何気なく眺めていると。)「うわっ。え?あ、ごめんなさい。………どうなんでしょうね、やってなくても不自然じゃないですし……」 (3/15 23:26:43)
清瀬/ターラ > (急に立ち止まるとわかりやすく悲しみを体で表現しだすアシュトン、反射的に数歩後ろへ引いた。周りを見渡しても通行人は居なかったものの、ほんの少しだけ彼と距離を置く。核心をついてくるような事を発したと思えば昼食の予定一つで調子を乱されるような真似をして、熟自由な人だなぁなんて。私のせいだと言われれば謝るしかなかった、そこに反駁は不必要な気さえした。)「揚げ物はやったことなくて…料理始めたのほんと最近なんです、それこそパスタ茹でたりマカロニサラダ作ったりするので精一杯です……。材料のあてとか、あるんですか?」(カツサンド?ビーフストロガノフ?料理できるかって私に聞くのか、私に。ついこの間まで片手の無かった私に。しかしそう言われると口が甘いものを欲して寂しくなってくるのは当然で、小さい事ながら望みが叶わず悲しい思いをしている…ように見えるアシュトンがどうにかなればいいな、という気持ちも生まれてくる。そっと彼の方へと近付くと、なんとなく壁に凭れる。なんだか釈然としない、なんて気持ちは一旦素知らぬふりをして飲み込んだ。) (3/15 23:26:57)
マリア/アシュトン > (女心とでも呼ぶべきだろうか、ターラの繊細な機微をやはりこの男は意に介さなかった。今回に関しては素知らぬふりというよりは、単なる鈍感。言われた通りにあなたのシェフ暦を伺って、聞かれた通りに材料のアテに思い巡らす。)「ああ、倉庫に冷蔵庫あるから……。肉はないけど、ハムがありますよ。でもまぁ……パスタ茹でるし、大丈夫です。……ターラさんは昼飯どうする予定だったんすか?」(大きな身体を丸めてじーっとあなたを見上げる。あなたのほうも、アテがないわけはないだろう。)「無理に誘うつもりありませんでしたし、好きな人と好きなモンを食ったほうが良いですよ、ターラさん。”空腹の状態で問題と向き合う事は避けること。まずは食べてお腹いっぱいになってからクソ野郎どもをぶち殺せ”これはぼくの教義-ドグマ-です。思えばぼくは徹夜明けのネジの緩んだ頭にかまけて、自分自身の教義に反していたようです。ハラペコのくせして、あんたに解ったような口を利いちまったかもしれない。」 (3/16 19:50:50)
マリア/アシュトン > (思考のスピードも、感情の整理も分野によって人それぞれ。改めて何か言いたくなったのは、ターラではなくアシュトンだった。神を重んじるこの世界で、”教義”だなんて随分と大げさで罰当たりだと思われるだろうか。でも、これは言葉の綾なんかじゃない。そりゃ神殿に行けば身が引き締まるし、日々魔術を目の当たりにしていれば神の存在に異を唱えようとも思わない。だけど、説明のつかないものや都合の悪い事をすべて神のせいにしないために、それらをユーモアに置き換えてみるという思考実験を、アシュトンは常々実行しているだけなのだ。)「今度また話を聞かせてください。さっきも言ったけど、同僚が凹んでたら気になりますよ。ぼくはこれからシントに出征する予定ですが、あんな辺鄙なところで死ぬつもりないしさ。次に会う時はターラさん、一緒にパスタでも茹でましょうか。」(これはきっと”最後の晩餐かもしれないだなんて馬鹿な事を考えるのはやめるんだ”と言われているんだ。神様にじゃなくて……例えばそう、なんでもいいんだ。空飛ぶスパゲッティ・モンスターとか。)〆【スパゲッティ・モンスター】 (3/16 19:51:03)