ゼロイバ
海賊は揺れるゑゐりあん/ゼロイバ > っはぁ…はぁ…(フィディアとかいうシュクロズアリ旅団との戦闘を終えた後、他のシュクロズアリ旅団構成員との戦闘を行っていたが、そこに駆けつけた同僚の騎士の一言によりその戦いは終わりを告げた)「団長と副団長が負けた。王国の敗北だ」(と。その言葉を聞いたゼロイバは目の前で戦っていた旅団員を放って2人が戦っていると聞いた場所へと駆けつける。駆けつけた時には既に2人は治療を受けており、その戦いは壮絶を極めていたことが理解出来た)…あー…どうなんだろうねぇ…あたし(そして会戦が終わりを告げてからしばらく後。ゼロイバは治療もほどほどに、ウェントを囲う城壁の上。本来であれば登れない場所に登り、腰を下ろして夜空を見上げていた。海賊として自由と蛮行の限りを尽くし、騎士団との戦いに負け全てを失い、仲間の減刑を条件に騎士として戦うことになったゼロイバ。しかし、騎士になってから1ヶ月も経たぬうちに護るべき国は異民族に負けてしまった。これから、この国はどうなるのだろうか。ヨズアの民と王国の持つしがらみはよく分からないが、少なくとも国を落としたのだ。このまま何もせずに帰るのはないだろう。 (3/13 22:19:10)
ゑゐりあん/ゼロイバ > 国を乗っ取る?騎士や民間人を殺す?王国を服従させる?…正直、皆目見当もつかない。しかし、どうなったって自分はただ受け入れるだけだ。今更逃げるつもりもないし、戦うつもりもない。元より捕まった相手が王国だっただけで、帝国が捕らえて自分を軍人にしようが、ヨズアが捕らえて自分を旅団員にしようが関係なかった。海賊が国に負けた時点で終わりなのだ)ま、殺された時はしょうがないよね。そもそもあたしは死んで当然なんだし、下手すりゃ捕まった時点で死んでてもおかしくなかったんだから。今更殺されたところで驚きはしないや (3/13 22:19:19)
ゑゐりあん/ゼロイバ > (海賊時代は多くの人間を殺した。抵抗しない人間は殺さないという自分ルールはあったが、抵抗する人間は容赦なく殺した。老若男女関係なく。ウェンディア人、尊華人、ヨズア人関係なく。そう考えると、自分は神様以上に平等主義者だったかもしれない。この手は血に塗れすぎている。王国で平和を謳歌して生きるには、あまりにも血が染み付いてしまっているのだ。別に罪悪感は感じていない。殺されるくらいの力しか持ってないやつが悪いと思っているし、そもそも殺しを後ろめたく思わない程に人を殺したからだ。でも、自分がいるべき場所ではないのは確かだった。自分を忌避する同僚たち。あまりにも価値観の違う住民達。荒々しく、そして果てしなく自由だったあの頃とは何もかも違った) (3/13 22:19:33)
ゑゐりあん/ゼロイバ > あーあ、難しいねぇ。やめだやめだ。考えたって結局答えは出ないんだから。とにかく待つしかないよ。旅団の奴らが何をするかは知らんが、あたしはただそれを受け入れるだけさ(それが、海賊でも騎士でもないような中途半端な自分が選ばなくてはならない選択肢であると、ゼロイバは感じていた)…陸は揺れないから、なんだか物足りないねぇ(揺らぐのは波か地面か、己の心か)【海賊は揺れる】 (3/13 22:19:41)