リューグナー

死の水 〜終章〜

ゑゐりあん/リュ-グナ- > あぁ、愉快。実に愉快ですねぇ(無限に広がる夜空に煌々と輝く月。それは、本来であれば果てしない闇をもたらすはずの夜に、安らぎの光を与える役目を与えている。しかし、悲しきかな。そんな月は闇に光を与えてしまったがために、一つの影を誰の目にも止まらぬように行動させてしまっているのだ。光があれば影が差す。善があれば悪がある。神がいれば悪魔がいる。真実があれば、“嘘”がある)しかし…まさかこうも事が上手く運ぶとは。停戦状態だった王国と帝国が再び戦争を開始、それに乗じたヨズアも混ざり三つ巴の戦い…かと思えば、ヨズアは上手く両陣営と交渉した様子。そんなヨズアに上手く取り入ることができて、私の計画も秘密裏に進めることが出来ましたねぇ。   (3/13 00:13:09)
ゑゐりあん/リュ-グナ- > それに、何よりも嬉しい誤算はあのゼペタルの死。いつ消そうか悩んでましたが…まさか勝手に死んでくれるとは。それに、あいつに肩入れしていたジュリィもいい働きをしてくれたものです。「人のためになる」…なんて吹き込んで毒を作らせましたけど、馬鹿というのは罪ですねぇ。毒が人にためになるなんて、そんなわけないでしょうに(ポケットの中にあるのは、中身が僅かの瓶。この中には、今現在大陸中を騒がせている「死の水」の原因が入っている。発症した人間を極度の脱水症状にさせ、更には幻覚や幻聴が発生し、最終的には死に至る毒。リューグナーはその作成を同じイモータルであるジュリィに依頼したのだ。   (3/13 00:13:15)
ゑゐりあん/リュ-グナ- > 今まで彼女に懇意し、交流を重ねて信頼を得たのも全てはこの毒を作らせるため。彼女との関わりの中でリューグナーは、何ひとつも彼女に優しさなど抱いてはいなかった。あったのは、ただの「使い方」の思案だけ。何故ならリューグナーは最初から全てを信用してないから。他者からの好意を全て嘘だと思い、自分からは嘘を返す。そうやって計画を組み立ててきた。ジュリィとの接触は毒を作るため。ゼペタルとの交流はヨズアとの接触を易くする為。トールの支配はセリヤーナの信頼を得るため。シュクロズアリ旅団との密約は己の隠れ蓑とするため。全ては己が計画の為に)神を殺す為に   (3/13 00:13:23)
ゑゐりあん/リュ-グナ- > (全てを積み上げてきた。そして、事前に調査しておいたヨズア達の行動範囲にも毒を撒いた。あとは、好戦的なイモータル達を焚き付け各地を襲わせればいいし、たとえ奴らが動かずとも自分の分身を動かせば良い。リューグナー本体の半分以下の戦闘能力しか持たないが、武器を持たせれば一般市民程度なら殺せるだろうし、幾ら魔術師達でも無限に湧き出る相手を倒し続けることは出来ない)この世に蔓延る「神」という嘘…。それを信じてしまったが故に、この世界はおかしくなってしまった。神を信じる事を是とし、神を信じぬ事を許さない、そんな世界に…。だから私が救って差し上げなければ。この世から神を消さねば   (3/13 00:13:38)
ゑゐりあん/リュ-グナ- > (リューグナーの目的。それは、「神の抹殺」であった。この世界から神を消す。その為にリューグナーは行動をしていたのだ。しかし、目に見えぬ存在である神をこの手で殺すことは出来ない。そこでリューグナーは考えた。「神を信じる者を全て殺せば、神は消える」と。信じる者がいなければ、それは居ないと同じことである。だからリューグナーは人間たちを滅ぼそうとしているのだ。イモータルの国?弱いイモータルを護る?そんなの、嘘に決まっているではないか。弱い者は勝手に死ねばいい。自分の身すら護れないのならどうせ簡単に死ぬのだから変わらない。   (3/13 00:13:45)
ゑゐりあん/リュ-グナ- > 国とか、支配とか、そんなのはどうでもいい。神を殺す、ただそれだけがリューグナーの行動理念であり目的。神を殺したあとは考えてすらいない。何をするかとか、一切合切考えてはいない。自分が嘘をついてきたイモータル達に恨まれても別にいい。神さえ死ねば、それでいい)…あなたの全てを奪った神を…。私達の全てを奪った神を私は許さない(リューグナーは天を仰ぐ。すると、彼の影から泥のようなモノが溢れだし始め、次第にそれは黒い人型と成る。しかもそれは一体だけではない。十体。二十体。際限なく生み出される影達は、人型になると同時にどこかへと走り去ってゆく)“カルナ”…見ていてくださいね。あの憎い神を…私達を引き裂いたあの忌まわしき神を…   (3/13 00:13:53)
ゑゐりあん/リュ-グナ- > 殺しますから   (3/13 00:14:00)
ゑゐりあん/リュ-グナ- > (光があれば影が差す。神(ヒカリ)があれば影が刺す。さぁ、戦記(モノガタリ)の終章と行こうか)   (3/13 00:14:07)