ゼロイバ&雷鏡
弟の出航にゑゐりあん/ゼロイバ > へぇ、こいつが万事屋かい。何でも屋っつーことだけど、何か面白いもんはあるのかねぇ(錨片手に万事屋雷鏡の前に立つ一人の女、ゼロイバ。騎士として生きることになってから数日。今まで来たことのなかった王都はゼロイバにとっては目新しいものばかりであった。そんな折、この万事屋雷鏡の話を聞きつけ、さっそく来てみたというわけだ。海賊としてある程度の道具などを見てきたゼロイバだが、王都に来てからは(獄中生活もそこそこあったためか)知らないものも多かった。万事屋ならもしかしたらそういう類のものが見れるかもしれない、そんな期待を込めてゼロイバは万事屋の扉を開けた)邪魔するよ!ここが万事屋雷鏡かい?あたいはゼロイバってもんだ!何か面白いもんがないか探しに来たよ!(戸を開けるや否や大声で名乗りを上げるゼロイバ。正直かなりのうるささだ) (3/8 21:56:51)
グレー/雷鏡 ◆ > よし……あとはこの薬たちを箱に詰めてっと……(と、俺はいつもの服の上に白衣を着たまま作業を行う。……正直、この格好は板についてきているし、とりあえず薬売りとしての側面は大分板に付いてきた。だが、一応万事屋経営者でもあり、ベテラン傭兵、ベテランサバイバーというわけなので、不意打ちにはなかなか驚かない。否、驚けないのかもしれないが……)お?いらっしゃいませー。依頼とかで来たんですかい?(と、俺は相手を見る前にテンプレを話して、そして相手を見て……驚いた。)……ゑ?(そう。その錨に目がいったのだ。だが、一旦商売だ……落ち着け……そして、白衣を実験室の入口にかけてあるハンガー機にかけてから向きなおろう。)とりあえず、飯食うか?(と、相手にそう話しかけようか。) (3/8 22:25:45)
ゑゐりあん/ゼロイバ > あー?飯ぃー?ここは飯屋になったのか?それともあの酒場のおやじ…あたしに嘘教えやがったのか…ッ!?(店の中にいたのは白衣を着た若い男一人。こいつが店主なのかと思ったが、突然飯を食うか、などと言われ困惑するゼロイバ)いや待てよ…?こいつ白衣着てるよなぁ…。白衣着てるってことはここは薬屋か…?いやでも今飯っつったよなぁ…。いやでも飯屋には見えないし…(ぶつぶつ言いながら一度扉の外に出て戸を閉める。そして再び勢いよく、戸が壊れんばかりの勢いで開け放つゼロイバ)邪魔するよ!あたしはゼロイバ!ここが万事屋雷鏡って聞いてきたんだが、何か面白いもんはないかい!(さっきよりも大きな声で自己紹介と目的を告げるゼロイバ。彼女は、もう一度入りなおせば何か変わるんじゃないか?と思ったのだ。そんなわけないだろうに) (3/8 22:31:07)
グレー/雷鏡 ◆ > おいぃいいい!!?何してんだァーーー!!!!?(と、ガラスと木の引き戸のガラスが粉☆砕してしまった。さすがにこれはやばいと、ササッとそのガラスを掃除して……)えーっ……と、これはどこに請求するべきなのかねぇ……(と、とりあえず考えるがそれは一旦しまうとして。)んで、ここの話を聞いてきたんだな?ここは確かに何でも屋さ。薬屋、飯屋、そして、木工細工売でもあるし依頼を普通に承ったりする。文字通り「何でも」やるのさ。金さえ生じれば、の話だがな。(と、耳に下げているピヤスから、耳が良ければサラサラ……と音が聞こえるかもしれない。) (3/8 22:41:46)
ゑゐりあん/ゼロイバ > あ?請求?…おっと、こりゃやっちまったねぇ(一体何の請求かと思い相手の方を見てみると、そこには見事に粉砕された扉のガラスが)力込めすぎたみたいだねぇ。あー……あたいはフェニクス騎士団の者でね、請求はそこにしてくれよ(自分は請求する気は皆無である。というよりも、ゼロイバの騎士としての活動は一種の刑罰であるため給料なんてものは支払われない。全て無償での労働である。…が、元海賊は無償労働程度じゃ大人しくならない。何かと理由をつけては酒場などに入り度り、騎士団支払いで酒や食事をしているのだ。そして今回はこのガラスの粉砕。まだ騎士団に来て数日だが、もう牢獄に戻る理由はできてしまっていた) (3/8 22:51:48)
ゑゐりあん/ゼロイバ > あぁそうさ。あたしはここに来たばっかだからねぇ。いろいろと王都のことを知りたいんだが、ここに来ればある程度の物は集まってるんじゃないかって思ってたんだ。で、あたしが今日来た理由なんだが…(そういうと錨を地面に下ろす。力を抜いて勢いよく下ろしたもんだから、下ろした瞬間に少しばかりの振動が起きる)なんか面白いもんを見せてくれないかい?最近王都で流行ってるものとか、王都にしかない珍しいもんとかさ(180cmという長身同氏の会話。なかなかに絵面が濃い) (3/8 22:51:51)
グレー/雷鏡 ◆ > こーゆー人も最近は騎士団で働いているのか……シャルから聞いていたが、ほんとに最近の騎士団は人員不足なのだな……(と、俺は冷静に解析する。そして、王都について知りたいとの事なので……)おう。それならばお易い御用だぜ。まぁ、俺もこの王都に住んで3年になるだが、結構この辺りは詳しいぜ。……まぁ、甘いものが好きならば「オウトスイーツ」がオススメかね。あそこはケーキだとかを売っているから結構人気なんだよ(と、俺はそう語ろう。そして、俺は……)まぁ王都限定と言うよりかは俺の売ってる木細工だが、こんなのはどうだ?(と、俺は入って左側を示そうか。そこには色んな星座を象った木細工があった。色も着いている完成品だ。)あれは丸太から作り出しているのさ。とはいえ、制作にそんなに時間はかからないが、この店の人気商品の一つだな。(と、俺はそう話そうか。) (3/8 23:01:50)
ゑゐりあん/ゼロイバ > ま、あたしを騎士にするくらいだからねぇ。人員不足もここに極まれりって感じじゃないかい?(正直、捕まった際はこのまま死刑になるか、そうでなくとももう娑婆には出られないものだと考えていた。そんな自分が騎士になるという事実に驚いたが、同時に不安にもなった。海賊を騎士にするほどに、この国は弱っているのか、と。実はこれも、ゼロイバが戦う理由なのである。…とはいっても、やはりゼロイバらしい発想なのだが、海賊を騎士にするような弱い国の出身だと思われたくない、という理由なのだ。もし、航海の技術が発達してもっと広い世界に行っても、その名を聞いただけで理解できてしまうような強い国。そういう国の海賊でありたいと、ゼロイバは思っていたのだ。そんな自分勝手な理由なんて知る由もない雷鏡はいくつかの物を見せる。まずは甘いもの)なんだい、甘味かい。甘味よりも味の濃くて酒に合うものがいいねぇ(次に木細工)なんだいこれ?木細工かい。…うーん、なんかどこかで見たことあるような形だねぇ (3/8 23:13:41)
ゑゐりあん/ゼロイバ > (一応海賊ゆえに星を頼りに航海することもあるのだが、そういった類のものは航海士に任せっきりなために、目の前の木細工が星座を模したものであるとは気づきもしない)うーん…まぁ丸太からこんな細かいのを作り出すのはすごいとは思うけど、なんかこう…もっと派手でドーンッ!!みたいなものはないのかい?(ドーンッというときに両手を大きく広げるゼロイバ。どうやら元海賊はもっとド派手なものをご所望のようだった)あぁそうだ。王国で流行りの武器とかないのかい?変わり種武器とかでっかい武器とかさぁ(そして脳筋がたどり着いた結果は武器であった) (3/8 23:13:47)
グレー/雷鏡 ◆ > 武器……武器か。ならば、俺の兄貴の遺志と、俺の武器を見てもらおうかね……(と、俺は1階の奥のフロア……いつも俺が座っている席の後ろに飾ってある刀を持ってこよう。そして、俺の刀も抜き、テーブルに置いて見せようか。)……これが、俺の兄貴の形見の一つだ。あいつが何度も何度も使い込んでいたものだから、魔術が染み込んだのか何なのかは分からないが、赤い魔術が刻まれているだろう?それこそが、兄貴の遺志なのさ。……そして、俺の刀も、似たように魔術が刻まれているだろう?俺の場合は雷さ。(と、解説していく。) (3/8 23:22:41)
ゑゐりあん/ゼロイバ > お、なんだあるじゃないか。武器が(どうやら武器があるようで、心を弾ませるゼロイバ。そして彼が差し出してきたのは、兄とやらの形見の刀であった)これは…(そこにあったのはよく使いこまれた刀。その刀にはきっと、使用者の魔術がしみ込んでできたものであろう赤い魔術が刻まれていた。そしてもう一振り、雷鏡の刀には黄色い魔術が。ゼロイバは武器の種類などはわからぬ女であった。しかし、戦いを主食とするものとして武器の使われ具合をみればその使い手がどんな強さであったかを多少なりとも理解できる…ような気がした。きっと、この刀の主は強かったのだろう。だが、相手に一歩及ばずに死んでしまったのだろう。最期まであがいてあがいて、もがいてもがいて必死に生きようとしたのだろう。…そう、ゼロイバは感じ取った)…あんたの兄さんは、騎士だったのかい?(刀身をじっと見つめながら、そう尋ねる) (3/8 23:31:44)
グレー/雷鏡 ◆ > ああ。兄貴は頑固者だけど、真っ直ぐで誠実な騎士だったよ。……この刀を時々握ると、染み込んだ魔術からか、ほんのりあったけぇ温もりを感じるのさ。あいつは誠実であったと共に…………っうぐっ……どこまでも……あっだげぇやつだっだよ……(と、涙が流れ始める。やはり、肉親を失うとなると悲しいものなのだ。そして、耳のピアスから……サラサラ……と、聞こえる。) (3/8 23:43:41)
ゑゐりあん/ゼロイバ > …そうかい(そうか。目の前の彼の兄も自分と同じ騎士だったのか。きっと、自分とは違い、真に国を憂い、国のために生きた立派な人間だったのだろう。すると、目の前の彼が涙を流し始めているのに気が付くゼロイバ)…あんたの兄さんは幸せもんだな。あんたにそんなに想われてるんだからさ(そういうとゼロイバは下ろしていた錨を持ち上げ肩に担ぐ)その調子で、兄さんのことを忘れてやんなよ。誰にも覚えてもらえず、記憶すらしてもらえずに藻屑になってった奴らは、この世にごまんといるんだ。あたしは、誰かが覚えてくれていたなら、例えその身が滅んでもまだ生きているんだと思うよ(そういって出口へと向かうゼロイバ)お邪魔みたいだから、あたしは帰るよ。じゃぁな、少年。ボンボヤージュ(今までずっと一緒だったであろう兄との生活から、兄のいない生活への船旅に向かうあなたへ贈る言葉。きっとこの先、兄がいれば…と思う時が来るかもしれない。でも、一人でそれを乗り切ってこそ、兄は喜ぶってものさ。ゼロイバは、そう思いながら万事屋雷鏡を後にした) (3/9 00:06:44)