ギゼム&シャルロッテ
ウェント会戦グレー/シャルロッテ ◆ > ……アタイの相手はお前か。名乗る必要も無いかもしれないな。だけど、やることはきっちりやらないとな。(と、詠唱を行った後に、あたいは声高らかに!!!快活に名乗って見せようか!!)改めて!!あたいは聖フィニクス騎士団一般兵シャルロッテ!!!王都は渡す訳には行かないんでな……いかせてもらうぜ……(と、両手の炎は赤いまま、アタイは相手との距離を翼も使って一気に詰めようか。) (3/6 00:53:18)
シロー/ギゼム > (王都・ウェント。ぬくぬくと安寧のうちに育った王国の首都はいつ見ても晴れやかな発展と栄光の元にあり、こうして王都をぐるりと囲む様に聳え立つ城壁を見る度に思うのだった。〝シントを灼き討ってぬけぬけと〟。記憶に新しいシントの厄災を思い浮かべると、これまで王都を見る度に感じていたどろどろとしたものがまろび出るのを感じる。だがそれと同時にギゼムは思った。漸くこの手で王都を地に落とす事が出来ると。飛ぶ鳥を落とす勢いで破竹の進撃を続けるシュクロズアリ旅団。ヨハン、セリヤーナ、フィディアといった懇意の旅団員達の戦果。それらに影響されてこれまでになく熱を持ったギゼムは、獰猛な笑みを浮かべて歩み出た騎士に見合い、火傷を隠す為に包帯が乱雑に巻かれた両腕を、ローブの下から出して、広げた。) (3/6 12:35:14)
シロー/ギゼム > 「悪いね、今日の君はついてないよ」(この場において、もう自分が旅団員なのは知れているだろうと、たった一言だけ告げると、興奮で上がった口角を下ろすことも出来ないままに名乗る。以前にヨハンと出くわした騎士であった。以前の占いの成果を一つ、聞いてやりたい所ではあったが、どうやら無理らしい。きっと君を今日また占ったのならば、死神のカードが開かれるだろう。)「っははははは!!!!ヨズアの神よ!ご照覧あれ!旧き神の信奉者ギゼムの名のもとに、聖戦の勝利を捧げん!!!───⋯⋯古き神々の御名において、御言葉を此処に賜らんことを欲す。我、御身の信奉者たらんことを願う者なり、古き言葉に耳を傾けたまえ。」(真っ直ぐ距離を詰めて向かってくる姿に手を合わせ、旧き神々への祈りを捧げる。)「シェオルの門よ開け、ゲヘナの湖より出でよ、我、死者のよみがえりを待ち望む。願わくば神々よ、我が過ちを犯すことを赦したまえ。輪廻に踏み入ることを赦したまえ。⋯⋯⋯朽ちし歪なる魂よ、仮初の姿以て、我が字のもとに顕現せよ!!ダー・ニト・ロロイ・ギゼム!」 (3/6 12:35:25)
シロー/ギゼム > (目の前の地面がどろりと黒く染まり、沼のように粘性を持ったかと思えば、中より黒く染った人型がいくつも現れる。それらは宙に浮かぶと、互いに引き合うように混じり合い、同化し、ぐにゃぐにゃと不定形な状態で留まった。)「火と硫黄の燃える場所へと誘わん!かの者に永遠の苦しみを与えよ!!」(不周期的に形を変えつつも留まっていた黒い塊は、溶けるかの如く色を薄くしながら、シャルロッテに纏わりつくようにして消えた。シャルロッテは体が高温の炎で灼かれているような耐え難い幻痛に苛まれるだろう。)「⋯⋯はっははははッ!!!!王都は終わりだよ!俺は王都も火の海に叩き込んでやりたいね!!〝火と硫黄の燃えている池が、彼らの受くべき報いである。〟ってね、シントがそうされたようにさぁ!!!」 (3/6 12:35:36)
グレー/シャルロッテ ◆ > ぐぅっ……!!(と、何かがまとわりついてきて、消えた……しかし、アタイは硫黄の匂いと燃えるような感覚を体に感じる。……熱い……が、それがどうしたというのだ!!!)シントがどうなったかなんてアタイは知らないね!!今を全力で生きる!それだけさ!!!!(と、あたいは小さく詠唱を行った後に体を炎に変える……これはあくまでも警告だ。そして、相手から距離をとって腕を振るうと、腕が炎に変化し、豪炎が貴方を呑み込まんとするだろう。しかし、あくまでもこれは警告。動きもあまり早くないので、避けるのはそう難しいことでは無いはずだ。) (3/6 15:25:20)
シロー/ギゼム > 「ははははっ!心底王国人だなぁ!?なぁにが太陽の名のもとにだ、薄っぺらい信仰心でぬけぬけとほざいてなぁっ!!」(そうやって古いものは忘れ去って、新しいものしか見ないのが王国人だ。反吐が出そうだった。遂にここまで来たのだ。間違いなく、ヨハンやセリヤーナ、フィディアのお陰だった。迫る炎に向けて今一度祈りを捧げる。)「旧き神々の御名において、御言葉を此処に賜らんことを欲す。我、御身の信奉者たらんことを願う者なり、古の言葉に耳を傾けたまえ。⋯地底の神の下僕よ、黄泉の門番よ、ギゼムの字において命ず。我等が主を穢さんとす罪人に裁きの杭を突き立てよ。幾重にも貫き天高く掲げ、見せしめとせん。ダー・ニト・ロロイ・ギゼム。」 (3/7 15:01:46)
シロー/ギゼム > (詠唱の後、地面がどろりと再び溶けて粘性を持つ。泥の塊のように立ち上がった壁が、炎を防ぎきると再び地面へと潜り、未だに苦しみ続けるシャルロッテの足元へと不気味に這い寄った。ぼこり、と泡立ったかと思えば地面が盛り上がり。赤子の拳ほどの太さの杭が幾つも突き出て、かち上げるようにシャルロッテの体を穿つだろう。暫くして、不気味な程に黒く染った杭と地面が魔力と共に色を失って消えゆけば、ギゼムは倒れ伏しているだろうシャルロッテの元へと歩み寄り、その脇腹を蹴って仰向けにさせた。)「ようやっと、相応な報いが下ったって所かな?⋯⋯⋯ああ、安心して聞いて欲しいなぁ、今頃ヨハン⋯⋯この前俺と一緒にいた旅団員が、おたくの団長と副団長を殺しているところだよ。⋯⋯っ、くくく⋯⋯っ、だから安心して君も後を追い掛けるといいよ」 (3/7 15:02:19)
シロー/ギゼム > (ヘスティアとの戦いで負った火傷を隠すように包帯が乱雑に巻かれた腕を、焦げたローブの下から出し、手に摘んでいた一枚のカードをぴらり、とシャルロッテの元に落とす。⋯⋯13.死神のカード。最早口角が上がるのすらも我慢できない、と言った様子で不衛生に生えた髭の下で歯を見せて笑いかけると、見下すような視線を眼下の騎士へと向けた。)「そうそう、この前嬢ちゃんを占ったよね⋯⋯愛する人が居るのなら、あの世で会えるように祈ってあげてもいいよ、俺は占い師だからさ。───そうだね、王国がヨズアに行った悪行の数々、それらを心から今ここで謝って敗北を誓うなら、苦しませずにこのまま殺してあげるよ。もちろん嬢ちゃんの罪穢れも赦して貰える様に祈ってあげよう⋯⋯確りと考えた上で選んで欲しいですなぁ」(髭を親指と人差し指で撫で付けると、嫌らしい笑みを隠そうともせずに問い掛けた。 (3/7 15:02:21)
グレー/シャルロッテ/敗北 ◆ > っ…!!!しまっt(そういった時にはもう遅くて。何本もの杭があたしを穿ち抜いた。……熱い……いや、寒くなってきているのか…?何かが流れるような…………って待てよ…?実感がないような…?しかし、そう考えながらも体は動かない……否、動かさなかった。せめて相手にはビックリさせてやろうというそういう魂胆で……)ぐっ……(と、苦悶の表情が自然に出て、仰向けに差せられる……この野郎が何かを言っている……多分、「団長と副団長は今頃殺されている……」と。しかし、そんな気は) (3/7 21:08:00)
グレー/シャルロッテ/敗北 ◆ > 全くしないね……あの二人は、やわな精神や戦い方してねぇよ。そして、アタイもここではまだ死なない。死ぬわけにゃぁ行かないのさ……その死の運命……断るっ!!!!!!(と、そのカードを燃やして見せようか。)アタイはまだ死なない…!!勝負には負けた。それは、認めるべき事実だ。けども、アタイはまだ死ぬには早すぎる! (3/7 21:09:07)
グレー/シャルロッテ/敗北 ◆ > あの万事屋の男のように、アタイも自分のやりたいことがまだ全部できたわけじゃない!だから生きるんだ!せめて逝く時には、やりたいこと全部やって、幸福をめいいっっぱい感じて……それからでも遅くはない。……それが、先に逝ったアイツ(アレイス)への餞だ。 (3/7 21:09:28)
グレー/シャルロッテ/敗北 ◆ > ……負けることと死ぬ事が必ずしも等号でつながる訳じゃないっての、あんたもしっかりと刻むべきだね。(と、体を炎に変えて距離を取ると、再び炎の翼を生やし、上空に飛び立つ)「また」な。その時には再戦でも何でもしてくれ。(と、アタイは飛び去っていく。その地に……炎の翼を残して……) (3/7 21:09:59)
シロー/ギゼム > (ああ、なんて気持ちの良い事か。勝利の美酒に酔うというのはまさにこの事で、ギゼムはこれまでの人生においては味わえる筈の無かった、身に余る程の歓喜と栄光に陶酔すらしていた。完膚無き勝利の、本当になんと、気持ちの良いことか。自らにヨズアの歴史の何たるかを語りそして散っていった旅団員達の無念をこの手で晴らせるのだと、旅団員たるヨズアの魔術師としての血がギゼムを狂気的なまでに駆り立てた。苦悶の声を上げ、まだ抵抗を示す騎士の姿を見ると、獰猛な笑みが自然と張り付いた。全て圧し折ってその五体で敗北と謝罪を誓わせ、屈辱を与えてやろう。他でもないこの俺、ヨズア人魔術師のギゼムが!!!⋯⋯そう思えば、ますます熱を持った思考がエスカレートしていく。誰が見ても、切っ掛けを得るまでふらふらとぬるま湯に浸かっていたギゼムという魔術師には、見合わない権能であり部相応な行動であった。) (3/7 21:54:56)
シロー/ギゼム > 「ひひひ、ふふ、この後に及んでまだ幸せが欲しいって?言ったよね、君を裁くのは俺だよ。恨むならヨズアに手を出した御先祖様を恨んで欲しいなぁ⋯⋯。⋯⋯────ッ!!」(ゆっくりじわじわと痛め付けてやろうと、呪文を口にしようとしたが最後。その刹那にシャルロッテは炎の翼を生み出して宙へと踊り出した。呪文を唱える余力も無いと踏んでいたし、口に爪先を突っ込んででもさせないつもりだった。無詠唱から放たれた魔術に目をぎょっとさせて、射殺さんばかりにきつく細められた視線を上空の相手へと向けると、目を見開いて渇いた笑い声を上げた。)「はっ⋯⋯あはははは!馬鹿め!またなんて無いよ!逃げたいなら逃げればいいさ!俺がお前を呪い殺してやるからさぁッ!!!!!!」(逃がすつもりなどはなから無く、完全なイレギュラーである事を隠すように、余裕を持った風を装いながら負け惜しみを放ち。小さくなっていく後ろ姿を見ながら、目を見開いたまま笑い続けた。)「あはははは!はははっ!!⋯⋯はははっ⋯⋯はは⋯⋯⋯⋯」 (3/7 21:54:58)
シロー/ギゼム > (その姿が遠く遠くに消えていってから、見開いていた目に宿っていた生気を色褪せさせつつ、視線を静かに下げる。笑う度に上下していた肩が収まっていくにつれて、両腕がわなわなと激しく震え出すのが分かった。足元には、完全に燃え尽きたタロットカードだけが残っており、歯噛みしながら足の裏で激しく砂と共に散らした。風に乗って消えていった灰を見送って肩で荒く息をすると、火の粉のような羽が今度は空から振ってきた。それらを両手で散らして、地面に落ちた火種を煙草の吸殻を消すように激しく踏み消した。なにかに取りつかれたようにそれを繰り返した。)「くそっ⋯⋯!!!クソがっ!!あのクソガキ⋯⋯ッ!!!ちくしょうっ!クソ!クソッ!!!!!!⋯⋯はぁっ⋯⋯!はぁっ⋯⋯!!」(辺りに散らされた火の粉を粗方、地団駄を踏むように踏み消してから、がくんと両膝をついて、流れるように両手も着くと、歯を欠けさせんばかりに強く噛み締めた。) (3/7 21:55:14)
シロー/ギゼム > 「呪ってやる⋯⋯!!必ずぶっ殺してやる⋯⋯!呪ってやるからなぁっ!!!くっっ⋯⋯そぉ⋯⋯っ!!」(砂利混じりの土をガリガリ、と両手の爪の先で抉って握り締めると、譫のように繰り返すのだった。)「愚かなる彼の者を、暗闇と静寂の谷へと封じ込めよ⋯⋯っ、二度と天光満つる所に立つことのないように、二度と安息と安寧の中に立ち入ることのないように⋯⋯っ!!旧き神々よ⋯⋯かの者を呪って、果てに、ありとあらゆる苦痛を与えた後、惨たらしく永遠の死へと誘いたまえ⋯⋯ダー・ニト・ロロイ・ハサド⋯⋯ッ!!」 (3/7 21:55:24)