彌生

風と水

グレー/彌生 ◆ > …………(風が、吹き抜ける。と共に、風鈴が、チリンチリンと音が鳴る……最近のマイブームだ。風は……自然は、人々の心に安らぎをくれる。「死の水」という厄災があっても、俺はマイペースに生きているということは自覚している。それでも……癒しを求めたいというのは、あるのかもしれない。)(子供の頃は、草木の生い茂る草原で裸足で駆け回ったものだ。春の季節になると、どこからともなく爽やかな風が吹き抜けて、子供たちに……大人たちにも、癒しを、もたらした。それは、魔術や医学のそれとは違う。精神面での癒しと形容すればいいだろう。)……故郷にも、この水の影響が響いていないといいが……(こんな思いは空回りで終わることは知っている。しかし、幼なじみは?自分の両親は…?ひたすらに思いを馳せることは多い。それでも、俺は……)美しい音色だ……(と、自らの心の緊張を解いてから、再び仕事に戻ろうか。)【風と水】   (3/5 01:29:37)