雷鏡

不吉な風

グレー/雷鏡 ◆ > …………(俺は、何かを感じた。また1人、逝ったと。その感覚は、何ら当てずっぽうなものでもない。ただ、自分は思うのだ。「王国は、もう時期どこかの終着点に着く……」そういった感覚がするのだ。もちろん、自分は王国のために戦うと啖呵切ったものの、実際はそのための行動が特にできていない。だからこそ、自分の出来ることは何か…?それは、王国のためではなく……俺を期待して来てくれた人の為に、働くことだ。それが料理であれ、薬の関係であれだ。……けども、この焦燥感、不安、焦りは……一体何なのだろうか……そして、不吉な予感を運ぶ黒い風が、吹いてきた……天候は怪しくなった……)……嫌な風が、吹いてるな……(と、俺は空を見上げて、そう呟くのだった…… 【不吉な風】   (3/5 01:23:09)