ステラ
死の水-発症-シロー/ステラ > 「騎士様⋯⋯っ、きしさま⋯⋯!」(騎士団本部。3年前に王都を襲った死の水を彷彿とさせる騎士の喚き声に本部は騒然とした様相を呈していた。膝をついて己の腕を抱き、震えながら道行くウェンディアブルーに血走った目を向ける金髪の司祭もまた、この喧騒の一角を担っていた。患者が運び込まれていくのを目にしながら、騎士の服の裾を掴んで擦り寄って、腰を抱いて引き留めて涙ながらに訴えかける。)「呪われた水です!!!⋯⋯ああ騎士様っ⋯、どうか、わたしを助けてください、きしさまっ⋯⋯」(焦点の合わない虚ろな瞳孔を激しく震えさせながらしがみつく。騎士がその体を隔離場に連れて行く為に抱きあげようと手を差し述べれば今度は、酷く狼狽した様子で手を振り払い、その場にへたり込みながら涙を流した。) (2/24 18:12:38)
シロー/ステラ > 「その、その目は⋯⋯貴方も濡れた、呪われた目をしていますっ!⋯⋯ああ騎士様ぁ⋯、わたしの、わたしの騎士様っ⋯⋯太陽神様のお使いならば、そのような穢れた水に汚れた目はしていませんッ!!わたしは司祭ですから⋯いやぁっ!!!」(同じように発狂して喚き散らす患者と同じように、騎士二人に取り押さえられると、運ばれながら必死で手足とばたつかせ、いやいやと首を振って叫んだ。)「いやぁっ!いやあ!!助けてっ!!!騎士様!騎士様ぁっ!!離して!!!────」(そのまま別室へと連れて行かれ、同じ様に喚く同類と共に手を組んで祈るのだった。 (2/24 18:12:46)