雷鏡&ジュリイ
毒と罪グレー/雷鏡 ◆ > 今日はここで寝るか……(と、蒸留水を生成するために持ってきたボトルの中に海水を入れて……そして、コーフの魔術の結晶とも言えるべき氷を使う。かなり固く、また、溶けにくい特徴があるため、1週間ぐらいはものを冷やす効果を発揮するというわけだ。そして、水を蒸留して……塩はまた別で取っておく。料理に使えるかもしれないと踏んだからだ。そして、海の水を蒸留した水をボトルに詰めておく……これで、明日の分の飲水は確保出来ただろう。) (2/23 22:59:07)
グレー/雷鏡 ◆ > さて……(と、テントを展開して、その中で灯りをつける。カンテラであれば、テントの中のあかりはどうにかして確保できるからだ。そして、メモをまとめていく。どうやら、先程の蒸留で分かったことだが……件の毒は、海の水には含まれていないらしい。その証拠に、何度も何度も蒸留をして確かめた、その毒が含まれている水が沸騰する沸点の時に何も反応がなかったからだ。なんども、何度でも実験を行う……そして、確証を得てから次の行動に移すのだ。この事件は、俺が終止符を打つと決めたのだ。俺が、治療薬を作るのだ……そうすることで、俺自身の過ちを償うことが出来るのなら……そのための努力は惜しまない。)) (2/23 22:59:16)
盛岡冷麺/ジュリイ > 「(ぴちゃぴちゃ、ちゃぷん、とぷん。波がざざぁ、と音を立てて往復する中で、浅瀬をスキップするように跳ねる。たぷたぷと水面に小さな足が沈んで、軽く水が跳ねて…そうしてを繰り返している内に、遠くにぼんやりと明かりが見えた。)きょう、きょ、みんな、みんな、ちゃん、ちゃと、ねれる、のか、な…あ、あれ?(月明かりを人差し指が欠けた右手で遮って、貴方のテントに目をつけるこんな時にキャンプ?こんな寒い中、僕みたいなお化けが出るかもしれないのに…?なんて怪しげにテントを見つめる。音を立てないようにそーっと近寄って、残り十数歩までの近さになったところで上体だけを右へ左へ、テントの中の貴方が見えないかと錯誤する。頭の弱い僕はどこかへ隠れるなんて考えつかなかった。するとまぁ、お約束…なんて言葉を使っては不躾だけど、足元の貝殻を踏みつけて「ぱきっ」と音を立ててしまった。)」 (2/23 23:07:10)
グレー/雷鏡 ◆ > あの毒は……(と、俺は思考をめぐらせる。妻には悪いが、たまにはこうやって1人で考えに耽るというのも悪くは無いものだ。まぁ、二日三日たてば妻に会いたくなるのかもしれないがな……お互いがお互いを愛しているが故にそうなるのは仕方ないとは思うが……さて、毒についてだが、先程も考えたように、沸点が低いことが分かる。そこから、毒の濃度が高い水を集めて、それに色んな薬をかけて実験するという方法がいいのだろう。中和されたのならば、色が変わるなり色んな反応を示してくれるに違いないはずだ。)…ん?(そういった考察を深く深くしようとしているなか、その世界から貝殻の割れる音によってひょいと釣り上げられた……何事かと思い外に出てみると、何かがいた。恐らく、イモータルなのだろうか?)怖がらなくてもいい。俺に敵意は無いのさ。(と、俺はそうその影に向けて声をかけてみようか。) (2/23 23:18:32)
盛岡冷麺/ジュリイ > 「……あっ、え、あ、と…(敵意はないと言われたは良いものの、ひかる触手にクラゲのような頭が目に入ればすぐにイモータルだとわかるだろう。数歩じり、と後退りして触手を貴方に向ける。そんな「おはよう」と同じくらいの軽さで敵意はないと言われたって…安安信じてはいけないのだ。)あ、あな、あなた、は、だれです、ですか!(焦っているせいかいつもよりも言葉に詰まった。すぐ逃げれるようにグッと拳を握って、痩せこけた足に力を入れる。あなたは強そうに見えるから戦いになったら勝てないかもしれないけれど、逃げるくらいならばできるだろう。逃げ足には自信がある。貴方を危険か判断するために、まずは貴方がどんな人かを知らなきゃ。)」 (2/23 23:24:26)
グレー/雷鏡 ◆ > 俺は雷鏡。漢字が分かるのならば良いが、雷という漢字に、鏡という漢字で雷鏡だ。俺はどこにも住処を持たない何でも屋……だったのだが、3年前前に店を持ち、そして、つい最近人生を共にする伴侶を見つけた者だ。……イモータル用の名刺って作ってたっけ…?(と、思いながら、俺はカバンの中を探し始める。たぶん、目は見えるだろうから字を読むことは出来るだろう。しかし、どの文字で書いたものを渡せば良いだろうか……)とにかく、これを。(と、とにかくウェンディアの文字で書かれた物を相手に渡そうか。特に敵意はないことは俺の姿からも分かっていただけるだろう。何分、腰に刀を差していないのだから……) (2/23 23:31:47)
盛岡冷麺/ジュリイ > 「かみなり、かがみ……(書けはしないが読めはする、そんな感じだった。漢字は得意ではないが、読めるものは少なからずある。めいしとやらを渡されてやっと理解できた。らいきょーさんと言うらしい、見た目はそこまで怖そうな人ではないけれど…)ぼ、ぼく、じゅり、じゅりい。(小さな紙…名刺をいろんな角度から見て楽しんでいた。警戒心はどこへやら、初めて見る名刺に目を輝かせて。それでも数秒経った後、ハッと我に返ってまた二、三歩後ろに後ずさった。)あ、あの、らいきょー、らいきょさん、は、なにをしに、ここいる、の…?(名刺を大事そうに両手で包みながら問う。なんだかテントの中は難しそうな機器があるし、怪しいことでもしているのだろうか、と。)」 (2/23 23:42:17)
グレー/雷鏡 ◆ > ジュリィ……か……よろしくな。(と、俺はそう言うと、テントの中の機材にどうやら興味を示したらしい。テントの中を見ようとしているのと、人から……元い、人間から貰ったその名刺がよほど気に入ったのか、大切そうに包みながらしまっている様子を伺った。)飲水の確保さ。その過程でちょっと塩を得たりもしたけどね。(と、端的にやってることを説明しようか。要は、海水……とにかく、水分をあっためて沸騰させてから、その出てきた蒸気を冷やして水に戻して綺麗な水を集めているのだと話そう。)今はね、王国と帝国の色んな水源に毒が混ぜられているから、こうでもしないと飲水が集まらないのさ。人間ってのは水を飲まないとまず生きていけない生き物だからな。(と、俺はそう話す。) (2/23 23:48:30)
盛岡冷麺/ジュリイ > 「(《今はね、王国と帝国の色んな水源に毒が混ぜられているから》《こうでもしないと飲水が集まらないのさ》《人間ってのは水を飲まないとまず生きていけない生き物だからな》)___う、ぁ…(頭の中で言葉が反響する。右から左へ、左から右へ、はたまた上から下へ?下から上?前から後ろ?後ろから前?ぽたぽたと汗が流れ落ちる。……ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい、ぼくが死んで済むならそれでいいから、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。) (2/24 00:02:41)
盛岡冷麺/ジュリイ > ご、あっ、ごめ、ごめん、ご、(ぱくぱくと口を動かすけれど、出るのは言葉とも呼べない産物。一体誰がこんなものを望むのでしょうか、名刺ははらりと湿った砂浜に落ちて、次に落ちたのは赤い雫。気づけば唇を噛んでいたようで、乾燥して割れた唇からぽたり、また赤がこぼれ落ちた。騙されたとは言え、今も誰かが苦しんでいるのを想像すると喉元まで負の感情がこみ上げる。)」 (2/24 00:02:49)
グレー/雷鏡 ◆ > ……!!(と、俺は相手が急にごめんなさいなと話し始めたことに対して俺は何かを察する。彼女がやった。しかし、そこに彼女の本当の意思がある訳では無いと。裏に手を引いた……彼女の無知を利用した、「吐き気を催す邪悪」がいることを……俺は何となく察知した……でなければ、こんな罪の意識に苛まれることもないだろうに……)すこし、落ち着きな。お前さんがやったかもしれないというのならば、お前さん自身の意思であれば、俺はお前さんをぶっ倒さなければいけなかった……が、しかし、それをしたのはお前さん自身の本当の意思ではない。そうだろ?……ならば、俺に協力してくれないか?お前さんの毒を打ち消せるか……中和できるような薬を俺は作りたいと考えている……お前さんは罪の意識に苛まれている…ならば、ここは一旦手を組んでくれないか?(と、俺は相手にそう語ろう。)お前さんの過ちを、共に償おうというわけだ。つまるところ、俺がやりたいのはそういう事だ。(と、俺はそういう。俺のこの行動で1人でも……いもーたるであっても、救いがあるのならば、俺は進むしかないだろう。) (2/24 00:10:25)