白梅

命短し恋せよ白梅…?

クロ:白梅 > う、う ー ん…( 女らしくない呻き声を上げ、首を傾けては疑問符を頭上にデカデカと出す。仕方なが無いのだ、これは。これは、頭を悩ませる他、無かったのだ。 )   (2/20 22:22:56)
クロ:白梅 > ( 薄茶色の髪の毛を1つに縛っており、和柄のお面を被っている、綺麗な耳飾りを付けた女_尊華帝國軍の大将がヒトリ。名を白梅と云う。花言葉を愛し軍を愛し部下を愛し國を愛しており、國の為に働かぬ物には刃を向けよ、と云う様な何気に物騒な思考の持ち主だが、友人や仲間に対しては酷く優しく接する___謂わば國馬鹿である。さて、そんな大将こと白梅が自室に戻りお面を外し髪を縛っていた紐もヒラリと取ったその時。髪の毛がふぁさり、と優しげな音を微かに奏でたその時だ。その時なのだ、ふ、と何かが落ちているのを視界に捉えてしまったのは。床に落ちている割には、綺麗な封筒。何かの資料かと思い拾い上げる。   (2/20 22:23:28)
クロ:白梅 > 取り敢えず机の上にソレを置き、隊服を脱いでシワにならぬ様、丁寧に畳めば洗面所の近くへと置く。手を洗い顔を洗えば、ぱっぱとタオルで汚れ共々綺麗に顔を拭きあげる。風呂に入る前に食事を済ませようと考えたのか、下着姿の上に大きめの上着を1枚羽織る。「 ふぅ、 」と小さく息を吐けば、大きく背伸びをして疲れた身体をほんのりと解す。この短いが心地よく感じる時間を堪能した後、食事の支度をしようと簡易的な台所へと向かう途中で__先程の封筒が置いてある机の上を見たのだ。)   (2/20 22:23:34)
クロ:白梅 > ( さて、何かの連絡か。軍事的な資料か。はたまたタダの嫌がらせか…_否、後者は無いな。緊急の連絡かもしれぬ、早う開けてみなければ…_そう思ってしまえば善は急げ。綺麗に封筒を開き、中身の手紙を開いてみる。_手紙。そう、手紙なのだ。「 ふむ? 」と素っ頓狂な声を出しつつ読み始めて_先程の冒頭へと戻る。)   (2/20 22:24:12)
クロ:白梅 > な、何だ、何だこの、こ、この、コレは妾宛てか?いや冒頭に妾の字が書いてある、( 目を頭を忙しなく動かし、じ、と1枚目の文章を丁寧に読み始める。本来なら、何事かとザッと内容を確認した後、食事を取ろうとしていたというのに、何の支度もせずに手紙を両手に椅子に座ったのだ。月明かりが部屋に差し込む。手際よく机の上にある蝋燭に火を灯し手元を更に明るくする。内容を、1文字1文全て丁寧に頭の中に刻んでいく。時折、「 元帥より以前の…、…? 」と声が出てしまったり、「 ( 愛している、とな ) 」と頭の中でその一文を繰り返したり、驚き、喜び、不安、表情を四季のようにコロリコロリと変えてゆく。だが、満更でもないような顔をし、笑みを零す理由は" 我が子がこれ程まで妾を好いてくれて居る "という、要は" 敬愛 "の方面の内容の手紙だと思い込んでいるからだ。_まぁ、そんな思い込みも2枚目でがらりと崩れ落ちるのだけれど。)   (2/20 22:24:14)
クロ:白梅 > ひュんっ、ぐ、っげほ、っ( 2枚目の手紙を見たその時、あまりの衝撃に息が上手く吸えず情けなくも噎せる。手紙を机の上にバサッと落とすように置き、とん、とん、と胸元を叩いて落ち着かせる。そして、息がまだ半分ほど整っていないというのにも関わらず、ワナワナと震える手で再度手紙を拾い上げ読み続けた。_愛している、愛している?横顔?支える、血と水を分け与える?ん、ぐ、ぐぬ、何より、この手紙の主、妾の思考が読めるのか、敬愛では無いのか、_そんな感想を脳内でつらつらと垂れ流していけば、段々と頬を赤らめ不安げな表情をし、困惑で心と頭がねじ曲がりそう…そんな世界の終わりのような、支離滅裂な思考回路をぐちゃぐちゃと回して、回して、回して廻して囘してマワして……。)   (2/20 22:24:55)
クロ:白梅 > 「 あ、…ッ、に、さま、ッ!!!! 」( 悲痛な声を漏らしながら脱兎の如く椅子から飛び出して布団の上へとはしたなくも飛び込んだ。ガッッターーーン!と椅子が倒れる音が部屋中に響くが、そんなのお構い無しに白梅は耳飾りを乱暴に外し両手の中に包み込んでは両手を額に擦り付け「 愛とはなんでしょうか、愛しているとは、あれは恋文では、妾は、妾は一体、いったいどうしたら、あにさま、あにさまぁぁ、」と縋る様に顔を布団と両手に押し付けぶつぶつと呟いた。)   (2/20 22:24:57)
クロ:白梅 > ( _誰に相談しろと、云うのだ、獅子唐、獅子唐!彼奴なら何か分かるかもしれぬ、否、鬼若、鬼若はどうだ、彼奴も何かと対策を知っているかもしれぬ…否、否、否である、女性に頼むべきか、女性…糸依、糸依はどうだ?食事に行ったでは無いか、厭、厭、否である、あにさま、兄様、妾はどうしたら良いのだ、兄様…兄様なら何か…海に文を投げるというのは、そんな真似したら兄様に何と言われるか!嗚呼、嗚呼、どうしろと、……__ぐちゃぐちゃからどろどろと。ぐぬり、ぐゆり、ぐるりと頭が回り目が回り…何時しかちからがぬけていき、白梅はそのままカクン、と寝落ちをしてしまった。無理もない、彼女は今の今までこの様な物を貰った事が無いのだから。)   (2/20 22:25:48)
クロ:白梅 > ( 次の日、早朝に目覚め昨夜の失態を絶望し音を立てないように静かに、だが手早く支度をしつつ、手紙の件をどうしたものかと考えつつ、その手紙を再度軽く見た時、差出人の名前に気が付いて" これは名簿を漁るべきか、否か、"と考え込む白梅の姿があったそうな。)   (2/20 22:25:57)
クロ:白梅 > ( 次の日、早朝に目覚め昨夜の失態を絶望し音を立てないように静かに、だが手早く支度をしつつ、手紙の件をどうしたものかと考えつつ、その日一日ずっと苦々しい表情で考え込む白梅の姿があったそうな。)  _命短し恋せよ白梅…?_ (2/20 22:32:14)