雷鏡&ゼペタル
フラッシュバックグレー/雷鏡 ◆ > はぁ……(と、俺は歩き続ける。義姉が協力してくれるのありがたい。だが、やはり2人だけでは確実に犯人であるイモータルを倒すことは出来ないだろう。そうなると、あと一人でも協力者が必要だ。たとえば、フュメオムか、機械騎士の誰かでも……最悪、兄貴でもいい。とにかく……人を集めないと……)(幸いにも奴の拠点は聞き込みで絞込み、特定した。あとは突っ込むだけだ。)しかし……なぁ……(と、息をこぼす……) (2/15 12:43:52)
マリア/ゼペタル > 「そこの男」(物陰からあなたを見ている、ぎょろぎょろとした眼が二つあった。空が落ちてくるかのように錯覚するほどの赫い黄昏に、あなたは逢魔するだろう。)「……貴様、帝国人か、それとも王国人か。……答えなければ殺す、俺はシュクロズアリ旅団、黄昏のゼペタルだ。この名に聞き覚えがあるようならば、抵抗はしない方が懸命だな。」(ローブのポケットに手を突っ込み、指先で折りたたみの小刀に触れながら声をかける。我望む。雨を、嵐を、戦禍を……) (2/15 12:51:08)
グレー/雷鏡 ◆ > ……っ!!!(と、名前を聞いて想起するは、3年前の憎き出来事……)久しぶりだな。ジジイ。(と、俺はそう吐き捨てるように言う。あのジジイに再び出会うことなんて無いはずだと思っていたのに、その思いは無に帰った。しかし、このじじいに構っている暇は正直なところ、無い。) (2/15 13:09:55)
マリア/ゼペタル > (男の顔を見て、久しぶりだなとの返答を聞いてもなお、ゼペタルは靄の掛かった記憶の暗雲を晴らす事は出来なかった。彼は既に死んでおり、あなたの目の前にいるゼペタルはかつて会った時のような白ひげの姿でもなく、若い姿に戻って佇んでさえいるのだ。昔話と洒落込む余地がないのは、あなただけではないようだ。)「答えなければ殺すと言ったはずだ。俺は自分の言葉を撤回しない。」(ゼペタルはローブのポケットからナイフを抜き、ヒュっと下に振り下ろす抵抗力で、折りたたまれていたそれを開いた。)「それが魔術師の矜持であるからだ。」(ゼペタルは有無を言わせず、油断しているあなたの腕に掴みかかり、表情ひとつ変えないまま顔面を切りつけようとした。) (2/15 13:15:45)
グレー/雷鏡 ◆ > 俺は血統上はヨズア人だよ!!!(と、顔に浅い傷を負い、血が少しだけ流れるが、俺は反撃で拳を振るう。コーフ直伝の技だ。これはさすがに正当防衛と受け取ってもらっても誰も文句も言うまい。とにかく、倒すか、そうでなくとも距離をとるくらいはして逃げたいところだが……) (2/15 13:31:57)
マリア/ゼペタル > 「……ヨズア人……」(ゼペタルはその言葉を聞いて、わずかに動揺をみせた。それをもっと早く言っていれば、或いは未来は違ったのかもしれない。あなたの拳はゼペタルの頬に命中し、彼は勢いよく顔を横に逸らしたが、あなたの腕を握る手の力は一層強く込められる。……次の瞬間、プっと口の中の血反吐を吐き、目を見開いてナイフを腹のあたりに突き立てるべく腕を振るう。)「……そうか……ヨズア人なのか。……お前、俺と会った事があるのか?俺はかつて、何をしていた?……答えるならば、少しは容赦をしてやろう。」 (2/15 13:37:42)
グレー/雷鏡 ◆ > うぐっ……(と、腹にナイフをもろに受けるが、同時に掴んでいる腕を基軸に下腹部を狙って相手に蹴りを入れようか。そして、そのまま距離をとる。)そうだな。あんたと俺とは元は依頼者、被依頼者という関係だったな。その頃は良くもわからぬまま金のために行動していたから、その時のあんたもそうだが、俺自身も憎い。 (2/15 13:49:12)
マリア/ゼペタル > 「……っぐ……!」(下腹部に命中した蹴りに、ゼペタルはがくりと膝を折り、あなたの腕を離した。不死の異形にも急所は存在するなど、なんと皮肉な話だろう。脂汗を滲ませた顔で下から睨みつけ、あなたの言葉を耳にした。)「……金の為、か……さしずめ、貴様は傭兵かなにかという訳か。それは”命の水”とやらと関係があるものか?」(かつてゼペタルに致命傷を負わせた旅人──ビナ。彼女が少しだけ零したそのヒントを頼りに、ゼペタルは雷鏡に尋ねた。)「……答えろ!!」(そして、もう一度立ち上がり、あなたに掴みかかろうと胸に飛び込む。) (2/15 13:55:00)
グレー/雷鏡 ◆ > そうだなっ!!(と、その飛び込みを横移動で回避した後に魔術で弾幕を貼る。もちろん、かなり粗はあるため避けようと思えばよけれるのだが体勢を崩す目的で放ったブラフであるが……)てめぇらのせいで多くの人が苦しんだにもかかわらず、俺はそれに追い打ちをかけるような真似をしちまった!だから俺自身も憎いし、てめぇら旅団も許せねぇのさ!! (2/15 13:58:32)
マリア/ゼペタル > (どうも、的を射ない。あなたの言葉は、ゼペタルにとって何一つわからないものだった。”俺はかつて何をしていた?”その質問は未だ暗雲の中。ゼペタルはあなたの放った魔術を避けながら、さらなる問いを投げかける。)「……貴様の感傷など俺にとってはどうでも良いことだ……ッ!命の水と呼ばれるものを、俺は何一つ知らん。それは何を意味する言葉だ。人か?魔術か?或いは、災害か?」(あなたの放った魔術はゼペタルの肌を傷つけこそしなかったものの、閃光は視界を奪った。それでもゼペタルは目を見開いたまま、何も見えない中で、あなたの声の方向に向かってナイフを突き立てる。それがどこに命中するのか、はたまた当たりもしないのかはまだわからない。) (2/15 14:11:48)
グレー/雷鏡 ◆ > 甘いぞっ!!(と、俺は攻撃が足を掠めたが、それを無視して刀を納刀してから、予備動作なしで相手を……須臾のうちに、切りつけた。雷が切り口を焼くため重症にはならないが、そのダメージは期待するほどではないが、相手を気絶させるには十分であろう。)……まぁ、これでも読みねぇ。(と、俺はまずポーションを飲んで傷を塞いで回復すると共に、1枚の紙を取り出してことのあらましを全て書き綴った。そして、相手にそれを渡そうか。「命の水」とは何か。自分は何をしたのか。旅団はどのようなことを行ったのかを。) (2/15 14:19:23)
マリア/ゼペタル > (あなたの放った一撃がゼペタルに被弾し、彼は苦々しく顔を歪めた。)「……おの……れ……」(ぱっくりと空いたその切り口から、ぎょろりと、いくつもの目が現れる。これまであなたが刀を使わなかったのは幸運だろう。傷の出来たところから、ゼペタルは視界を生み出し、そして過去や未来を見通してしまう異能を持つのだから。消えかける意識の中でゼペタルはあなたを見通した。自身の事、”命の水”についての事を知ろうと思ったからだ。しかし、その光景はつい直近のもので、道端で氷のオブジェを拾うあなた、そして、その後の一連のあらましを──────ゼペタルは、悟ったのであった。)「……ふ……はは、貴様にも……【弟子】が…居たのか。…………よかろう、この俺を愚弄した礼は、いずれ───────」(そしてゼペタルはと雷鏡の運命は、追憶の閃光を皮切りに、再び交錯する事となった。)〆【フラッシュバック】 (2/15 14:29:04)