シャルロッテ&セオドア
乙女の伊吹グレー/シャルロッテ ◆ > 失礼します。(と、あたしは副団長の執務室のドアをノックして、声を上げる。今日ここに来たのは、副団長に会いに来るというのもそうだが、それよりも重要なのは、「妹が居ない」ということだ。それについて少し相談するために来たのだ。)……はぁー……敬語ってのは固っ苦しくて疲れるもんだ……(と、中に入ったあとにアタシはいつものあたしの振る舞いをする。)今日はありがとうな。実は、相談があるってのは、他でもないあたしの妹のことなんだ。……コーフが居ないんだ。義弟に聞いてみたら……「おそらく、イモータルに拐われた」ということなんだ。(と、単刀直入にそう言おうか。) (2/14 00:55:32)
清瀬/セオドア > 「はーいっ、どうぞ入って!」(最近は来客が多い。出番が増えてご満悦そうなソファーとローテーブル、片隅のランプは何だか不安そうに部屋を照らしているけれど、どうだったろうか、彼女はいつもあんな風にチカチカと明かりを灯らせていたかもしれない。聞こえてきたノックに負けじと明るい声をあげると、最近よく意識するようになった金髪の彼女が現れた。椅子へ座るように促すと、その間貴方をじいっと見つめる。敬語の彼女は何だか新鮮で、それでいてわざわざ執務室へと話を通そうとするのだからどんな相談なのだろうかと、両手を組んで若干の気構えを見せていた。) (2/14 01:14:57)
清瀬/セオドア > 「…それ、あーんまりお外で言っちゃあダメだよ、シャルロッテ。此処に来たからにはそこは気を付けないと……オレじゃなかったら、今頃ビンタなんて飛んでたりするかもよ?」(何だかいつも通りというか、オレってば副団長の筈なのに、と気抜けしてしまう。この気さくさが彼女の魅力ではあるのだが、少し…直した方が良いのかもしれない。ちょっとだけ刺すような言い方をしてみるが、もしかしたら通じないかも、なんて苦笑いと一緒に肩をすくめた。──それでも、次に聞こえた話題は、到底笑って流せるようなものではなかった。)「イモータルに……。義弟ってあれか、コーフ…だったかな、あの子と結婚式あげてたあの人? ……情報はそれだけ?」(最近なりを潜めていると思っていた怪物達、彼女の妹であろうがなかろうが、オレの目と耳の届くところで生意気をしてくれるなんて、なんて手のかかる子達だろうか。すぐに動くと言ってあげられないのは心苦しかったが、まずは彼女から聞けることを聞いておかないと。) (2/14 01:14:59)
グレー/シャルロッテ ◆ > まぁまぁ…この前一緒にお酒飲んだ仲なんだから許してくれよ♪(と、アタシは相手にそう返す。実際、副団長と、お話しているととても楽しいのだから…………実は、そんな副団長に恋しているあたしがいる訳だけども……それはバレンタインデーの時にそれを打ち明けることにした……頑張ってチョコの作り方を勉強したし、実際に作ってみた。あとは美味しく食べてくれれば良いのだけど……)そう。それで、昨日から帰ってきてないらしいから、時間帯としては昨日の真夜中……ちょっとお出かけでもしていたのかもしれないけど。その時間帯に襲われたらしく、本人の念の乗った氷が机の上に生成されてたんだって。あとは特に情報はないけども、現場であろうところをあたしが見た時に、氷が線のように並んでたんだよ。……あいつの氷はなかなか解けないから追跡には役立つかもしれないけど、持って3日までだから早めに動きたいってことだな。(と、相手に伝える。) (2/14 07:00:39)
清瀬/セオドア > 「いくらキミのお願いでもそこは許せませ~ん。言ったと思うんだけど、オレはあくまで副団長のセオドアなの。こういう場でキミに甘ぁ~くできるほど蕩けちゃいないの、ねっ。……お返事は?」(彼女には申し訳ないが、一度の酒の席程度でこのセオドア様が絆されてくれると思ったならなんて安い話だろうか。彼女の額を軽く人差し指で弾くと、その指を自分の頬に添えてにっこりと友好的に笑って見せる。勿論彼女だって可愛らしいお姫様、きっとドレスなんか脱ぎ捨てて村の小僧達と朝から夕暮れまで楽しそうに駆け回っているようなお転婆娘だ。その魅力を否定するつもりは更々なかったが、免罪符にするには少々…オレには効かないようだけれど。) (2/14 19:48:18)
清瀬/セオドア > 「そうか……わかった、猶予がないなら急ぐべきだね。でも…生憎オレにはそっちに手を回せる時間がない。捜索の許可はオレから出すよ。シャルロッテ、キミはその三日間の間に、コーフを助けるのを手伝ってくれる人を探して、それで……彼女を救うんだ。勿論オレからも部下に声をかけてみるから……それで、了承してくれないか」(一刻を争う事態であることは彼女の告げた事から理解できた。制限時間は三日間、その間に勇者御一行が囚われの姫君を助けなければいけない。王様が寄越せるのはなけなしの資産と仲間を集うことを奨める言葉だけ。真っ直ぐと貴方の違う瞳を見詰めると、返事のどう転んでいくかをひたすらに待った。) (2/14 19:48:20)
グレー/シャルロッテ ◆ > んー……分かった。(と、自分の恋心は所詮片想いであることを察知する……でも……まぁ、いつか想いを伝えるだけでも出来たらそれはそれでいいかな……と。それを受け入れてくれたら万々歳ってことでいいかもな……今は、妹を探す。それだけの事だ。)了解!!……そうなると、誰を頼るかなんだよなぁ……多分、義弟は嫌と言っても絶対来るだろうし、でも2人だけだとあまりにも戦力がなぁ……せめて、3人くらいは欲しいところかも……(と、あたしは考える。この際ならば、司祭さんを頼るというのもありかもしれないが、戦争でもないのに司祭さんを駆り出すとは如何なるものかと批判を浴びるかもしれない……) (2/14 21:56:32)
清瀬/セオドア > 「ごめんね、あまり力になってやれなくて……。こんなだから頼りないとか言われちゃうんだよなぁ~」(できる話は全て出きったようで、後は彼女の仲間とオレの下準備の結果次第。適当に自虐で場を和ませてみたりするがどうもらしくなく、彼女が去る前に何か一つ弁明の意を見せたいところ。先程は少し強く言ってしまったし、彼女が仲間と共に向かうのは命をかけた決死の戦い。一つや二つ、労い代わりに何かしたって、誰も怒りやしないだろう。)「そうだな…じゃあ人に呼び掛ける以外にもう一つ、オレから祝福をあげちゃう」(席を立つと、帯に短し襷に長し…ではないが、二人が腰掛けるには少し窮屈なソファーの微妙なスペース、基彼女の隣に身を押し込めるように座る。あの朝よりもずっと近くで貴方を見つめて貴方の頬に手を触れさせると、「目、閉じて」と僅かに掠れた囀り声で囁いて───) (2/14 22:30:25)
清瀬/セオドア > 「──ふふ、期待しちゃった? ごめんね、ココはまだあげられないから。…オレは女神じゃないけど、加護のキスをあげる。頑張ってね、シャルロッテ」(いじらしいリップの音は貴方の髪から音をたてた。瞳を開けた貴方の唇に指を押し当てて、またしてもお得意のウインク。今の自分ができる精一杯は、そこらの子達に配るよりもほんの少し背伸びをしたプレゼント。きっと貴方には、本物の女神が微笑みますように。)〆【乙女の伊吹】 (2/14 22:30:27)