セオドア&シャルロッテ
姫花詩清瀬/セオドア > 「い゛っ!たあ、ぁ?うう…なんだよもうぅ~最悪ぅ……ん、え?」(気味の悪い嘔吐感と金槌が頭から落ちたような頭痛で目が覚めた。これまで己を失う程に酒にひたったことがなく、あぁ。これが二日酔い…なんて間抜けなことを考えていた。起き上がる時のスプリングがいつもより弱くて、かくんと落ち込んだ右の腕に違和感を抱える。次に鼻についた、酒の残り香の向こうにある慣れない匂い。いつもならば白の壁紙が広がっていた筈の部屋には可愛らしい彩りが添えられていた。そして何よりも、すぐ側で寝息をたてる存在が一番不可解だ。)「……誰、これ。えっ此所どこ?今何時なの……!?」(どっと汗が滝のように流れてきて、ばくばくと脈打つ心臓は脳に警鐘を鳴らした。昨日のことがあべこべの砂時計のように逆流してくる。記憶の通り道に大きな砂が引っ掛かってから、我に帰ってまだ寝惚けたままシャルロッテの肩を揺すった。)「ねぇ、ちょっと君!起きておきてえぇっ、何これどういうこと!?」 (2/8 22:42:18)
グレー/シャルロッテ ◆ > んん……(と、スプリングが傾く感覚と、肩を揺すられる感覚で目が覚める……たしか昨日は……そうそう、副団長が酒に酔っててそれからとりあえず介抱して……)ん…?ああ、おはようさーん……(と、眠い目をこすりながらアタイは立ち上がる。……やっぱり寝落ちしたからか、身体がちょっと痛い……)まぁ……見たまんまだよ……酔いつぶれたからとりあえずあたしの家で介抱したってこと。……って!やべ!!!……って思ったら今日あたし有給使ってたんだった……忘れてた……(と、アタシは飲む時は必ず有給を使うことにしているということを思い出した。まぁ、それでこんな時間に起きることになっても大丈夫っちゃあ大丈夫なように保険は引いてあるんだけど) (2/8 22:48:23)
清瀬/セオドア > 「…おはよう、いやそうじゃなくてさ君。あー…シャルロッテ……?いや…いい、何でもない……」(まるで期待していた答えとは見当違いの言葉が飛んできて、何だか肩透かしを食らったような気持ちだ。呑気で無防備で、まるで世間ってものを知らないのか、それを踏まえた上で皮を被っているのか。これまで相手にしたことのないタイプの彼女に、なんだか仕返しがしてやりたくなった。何の仕返し、だろうか。──オレに靡いてくれないこと、とか?)「介抱してくれたのは本当にありがとうね。けど君ってば、警戒心ってものがないの?」(立ち上がった貴方に続いてベッドから身を乗り出すと、肩を軽く引き寄せて顔をずいと近付ける。貴方の異なる色彩を孕んだ瞳を撫でるように見つめて、貴方の動きに合わせて揺れる金髪に手を掛けた。)「酔いつぶれた男の近くで寝ちゃってさ、ねぇ。 ナンパには厳しいのに、案外……ふふっ。淫らな癖に純情ぶってるのか、本物なのか。どっちにしろ可愛いもんだけどね」(途中までは追い詰めるような低い声であったが、効果がないと悟ったのか、はたまたこれ以上は止めようと自制をきかせたのか。ぱっと手を離すと「ごめんね」と頭を軽く数回触った。) (2/8 23:03:32)
グレー/シャルロッテ ◆ > ふわぁー……さて……これから何をってへっ!?(と、急に肩を掴まれてから、男の人らしいというか、まあ男の人でしかも副団長と来た。それなりに筋肉はあるのだろう。気がついたら眼前には副団長の顔があり、真っ直ぐに見つめてくる……)んっ……顔……ちけぇよ……///(と、顔が近いからか、目を逸らしているけど、髪を撫でられる………………あっつい……多分、顔赤くなってんなこれ……)いやぁ……ぐっすりと眠っててその寝顔みながら寝ちゃったもんで……あはは……(と、照れ隠しにあたしはちょっと乾いた笑いを上げる……) (2/8 23:15:35)
清瀬/セオドア > 「ふぅ~ん、押したら結構乙女っぽい顔するんだね。いいもん見せてもらっちゃった、オレってばついてるなぁ」(流石にやり過ぎたかな、なんて思いながらひたすらにシャルロッテを見つめていると、彼女の顔はみるみる赤く火照っていく。鈍いだけで、どうやらその硬いガードの下には可愛らしい乙女が花弁に露を侍らせていたようだ。わかりやすく御機嫌になると、離れても尚面白そうに貴方を観察している。) (2/8 23:39:07)
清瀬/セオドア > 「何なに、オレの綺麗な顔に見とれちゃった? そりゃ無理もないよなぁ~……さて、シャルロッテ。此所って本部からどのくらい離れてる? 多分オレこのままじゃ皆にこっぴどく叱られちゃうから行かなくっちゃ……!」(十分に堪能したところで、さて、これからのことを考えなくては。連絡もろくにとれていないまま本部を留守にしてしまった。だれかが対応をとってくれればいいのだが、生憎昨日は飲みに行ったことを誰にも伝えずに出掛けてしまった。多分そこらの騎士には刺されるから、「部下と仲良くしてきた」とでも言って有無を言わせなければいい、謗られてもまぁ…問題はないだろうし。)「……あっ、その前にさ。シャルロッテがよかったら一緒に朝御飯でも食べに行かない? 迷惑かけさせたし、オレ奢るよ」 (2/8 23:39:09)
グレー/シャルロッテ ◆ > いや、アタシだって一応女だからな!?まぁ、まだここに来る前もいまも喧嘩っ早くて、少しガサツなのは認めるけどさぁ……(と、アタイはそう相手に言う。そして、本部からどのくらい離れている?と言われたので……)んー……郊外とは言えどもそんなに遠くはないな。普通に歩いて20分くらいのところだし。……まあ、アンタを背負った状態で20分も過ごしていたら嫌でも意識するし……(と、最後はボソッとこぼす……たぶん、貴方には聞こえているかもしれないが。)ん!いいね!その話のった!でも、アタシお腹ペコペコだからさぁ……少し、お財布の覚悟は必要かもねぇ?(と、先程照れさせられた反撃を金銭的にするのもどうかとは思うが、ブレックファーストもとい、ブランチを食べるには、歩いた後にはちょうどいいお腹の減り具合と時間帯なのかもしれない。)ま、別にアタシは副団長の事で何言われても一向に構わないけどさ。あたしはあたしのやりたいように、生きたいように生きるってだけさ。もし、あたしが落ちたら、そんときはそん時……かな。(と、先に言っておこう。そんなことをしていれば、何時でも捕捉するとだけでも。) (2/8 23:49:45)
清瀬/セオドア > 「お~うおう言ってくれるねぇ、オレってば副団長だよ? 部下の一人や二人養えないでどうすんの」(なんて可愛げのない返事、けれどこれぐらいが王国っぽくてらしくもある。洗面所を借りて軽く身支度やらを済ませると、窓から通りの景色を眺めた。既に高く昇った日と、ぱらぱらと通る人々。何やらもじもじとわかりやすく仄めかせてくれる貴方に、この厭な男は意地悪く微笑む。)「……へぇ、じゃあそうなるのを楽しみにしてるね。もしオレにぞっこんになったその時はさ──」(伸ばした手で貴方の頭をそっと一撫ですると、口を可愛らしく咲いた耳へと近付けては魔術師らしく言葉で、いじらしく擽るのはお好きだろうか。)「そっけなくしてると振り向いてげないから。た~んと可愛く強謂ってよ、ね?」(おちょくるような、その割にはかわすような態度。先に扉の前へと進むと、貴方と並んで外へ連れ出るだろう。ここからは役者だけの裏舞台。冗談めかした洒落言葉がリップサービスとならぬ日を、どうぞ貴方から、心行くまで手繰り寄せて。)〆【姫花詩】 (2/9 23:19:52)