ステラ&雷鏡

穏やかな日

シロー/ステラ > 「えーっと、ここが⋯⋯右で⋯⋯真っ直ぐ⋯⋯」(王都。騎士団内の先輩から貰った手書きの雑な地図を眺め、辺りの景色と忙しなく比べながらステラは歩いていた。先日パーティー?をしていたのを耳にして、好奇心から地図を貰ってきたのだ。もしかしたらまだやってるかな~と鼻歌気分でやってきたステラは、ある建物の前に行き着いた。)「万事屋⋯⋯雷鏡⋯⋯?ここかな?」(小さなポーチに地図を畳んで仕舞うと、そっと扉を開けて中を覗いて見た。)「もうやってないのかな~⋯⋯?」   (2/7 22:46:26)


グレー/雷鏡 ◆ > ふぅ……腹もいっぱいになったな……コーフはちょっと買い出しに行くみたいだし……洗い物は俺が……って、そんな余裕もなさそうだな。(と、俺は気配を察知して玄関に歩く……相手がドアを開けた瞬間に、俺は目の前にたってテンプレを放とうか。)いらっしゃいませ。お金があれば何でもやる、万事屋雷鏡にようこそ!(と、言い終わってから相手を観察した。というのも、とりあえずお客さんが来たらテンプレとして頭の中に入っているからだ。どうやら相手はガデューカさんと同じ司祭であることが何となくわかった……)司祭さんならあれか?回復薬を買いに来てくれたのかい?(と、先読みして俺は相手に聞いてみようか。)   (2/7 22:51:28)


シロー/ステラ > 「───きゃあっ!?」(隙間から桃色の瞳を覗かせて中を見ても誰も見つからなくて、ゆっくり隙間を広げていけば人の顔が目の前にあって。びっくりして両肩を上げて固まってしまった。はっ、と両手で口を押え、目をまん丸にしてから何度も頭を下げた。)「ご、ごめんなさいっ!びっくりしちゃって⋯⋯っ!」(何度か謝って、内装を今一度覗き込むとぱあっと目を輝かせる。どうやら興味は店の中へと向いたようで、瞳を輝かせながらステップを踏むように歩いてくるりと見渡した。)「わぁ~⋯⋯!すてきなお店ですね、昨日、ここでパーティーがあったって聞いて⋯⋯!」   (2/7 23:01:48)


グレー/雷鏡 ◆ > お、それはそれは……一日遅かったな。というのも、俺の結婚式の二次会なわけだけども。(と、チラシを見せてみようか。それはパーティーの1週間前から掲示板に広告として貼り付けていたものであり、誰と結婚するのかとかが色々書かれているだろう。)結構色んな人が集まってくれてねぇ。というのも、大体は俺の知り合いが大集合した感じかな。(と、俺は確認する……騎士団長、副団長、千騎長に百騎長や、ガデューカ司祭、ソウ(元副団長)といった、ほとんどが王国に関係する人達であり、そして、自分の知り合いたちである。) まぁ、これを見れば結構色んな人達が来た事がわかるだろ?(と、原本とはまた違う紙にまとめて書いたものも渡して見せようか。)   (2/7 23:08:13)


シロー/ステラ > (一日遅かったと聞いて、浮き足立っていた爪先をすとんと落として睫毛も心無しか伏せたステラだったが、その後続いた単語に今日一番の目の輝きを見せた。)「結婚式ですかっ?わぁ、結婚されたんですね⋯!おめでとうございます⋯⋯いいなぁ」(広告を受け取ると、まじまじと眺め。うっとりと瞳を細めて、合わせた掌の指先を絡めたり解いたりしながら夢物語を語るかのような声色で言葉を紡いだ。)「わたしも結婚したいなぁ⋯⋯。騎士様と⋯⋯、物語に出てくるような、真っ直ぐで勇敢な騎士様と⋯。えへへ、憧れますよねっ。行きたかったなぁ、わたしも。」(ブーケ投げもしたのかな?欲しかったな...と想いを馳せながら広告を見つめた。   (2/7 23:17:30)


グレー/雷鏡 ◆ > まぁ、その肝心のブーケトスはとある整備士の男がとったんだけどな……あん時は、あの場にいる全女性陣にしばかれてもおかしくなかったからなぁ……一昨日のことだからよく覚えてるぜ……w(と、半笑いになりながらもそういう。そさて、騎士さんと結婚したいという話を聞いて……)ふむ…騎士さんと結婚したい……ねぇ……(と、俺は兄貴のことを思い出す。あの後結婚は諦めたのか何なのかはわからなかったが、どうやら落ち込んでいる様子だった。あいつを救うにはこの人はもしかしたら……)1人、心当たりがあるんだよ。というのも、うちの兄貴なんだけども。(と、予めアレイスの印象を吹き込んでおく。これは、シャルロッテやコーフの2人、そして、肉親である俺自身の見方を混ぜ込んで作ったものである。まぁ、今は若干印象は変わってるかもな?と釘は刺しておくが。)まぁ、あとは会って見ればわかるだろ。うちの兄貴は騎士団に所属しているわけだからな。誠実さに関していえば、あいつにはかなわねぇぜ。(と、俺は兄貴をべた褒めしておこうか。実際に、その点に関していえば俺も尊敬するところではある。俺は少し怠惰なところがあるからな。)   (2/7 23:26:20)


シロー/ステラ > (結婚式の話を心から楽しんでいるようで、下から雷鏡を見上げると何度も頷いて相槌を返したり、くすくすと背中を揺らして笑ったり、と感情を豊かにころころと変える。ふと、雷鏡が言い出した心当たりという言葉に首を傾げると何度かぱち、ぱち、と瞬きをして。)「心当たり⋯ですか?お兄さん⋯⋯お兄さん、騎士様なんですかっ!?すてきなお兄さんですねっ」(騎士という単語はステラに効果覿面だったらしくあからさまに語尾を跳ねさせると、満面の笑顔を浮かべた。この人の結婚式に騎士団の方が行ったのも、お兄さんが騎士だったからなんだ、と内心納得すると、続いた言葉にと後ろ手を組んで微笑んだ)「誠実な人⋯そうなんですね、えへへ。楽しみです。会ったら、挨拶しなくちゃです!」(前かがみになる様に腰を曲げると、そろそろ帰らなきゃ、と時計を見て)「また来ますね!」(ふわりとスカートを靡かせて、ステラは扉の外に出た。【穏やかな日】   (2/7 23:39:29)