アレイス&アデルグント
生存指南グレー/アレイス ◆ > (________結局、俺の恋は実らずに終わってしまった。諦めていないといえば、嘘になる。俺だって未練はある。しかし、終わってしまったものはしっかりと切り替えないと後に引きずるだけでは何も変わらないというのもまた事実。しかし、まだ実感はない……)はぁー……(と、俺は、朝の本部前。若干暗いため、少し自分の周りに衛星のように炎を浮かせている……遠目から見れば火の玉のように見えるかもしれないから人を怖がらせてしまうかもしれないが……まぁ、朝一番だし大丈夫だろう。)とりあえず、日課をこなすか……(と、俺は真剣を抜き、素振りを始める……) (2/7 16:44:20)
大和守/アデルグント > (少しは暖かくなってきたが、早朝という事で空気もやや冷たい。それでも鍛練を欠かす事など出来ず、レイピアを手に外へと向かう。以前までは早朝から鍛練を行ったりはしていなかったのだが、先日の模擬戦。あれから、もっと強くならなければと最近は鍛練を行っている。本部前、何かを振るう音が聞こえた。誰かが居るのだろうかと歩みを進めた先には剣を振るっている貴方が居て。内心溜め息を溢す。貴方が居なければ演じる必要など無いが、今は別だ。)「……おお、朝早くから鍛練か? 偉いなー!」(それでも鍛練を欠かす選択肢などは浮かばず、即座に普段のアデルグントへと切り替える。明るい笑みを浮かべながら貴方に話し掛ける。)「……これ、お前の魔術か? 暖かそうで良いなー」(ふと、貴方の周りに浮かぶ炎に視線が行った。流石に炎に触れはしないが、少し近付き暖を取る振りをし、そして称賛してみようか。) (2/7 16:59:22)
グレー/アレイス ◆ > ……ん?(と、聞きなれた声が聞こえる。振り向いてみると、アグルデント千騎長では無いか。)あ、千騎長さん、おはようございます。(と、俺は無難に挨拶をして、再び刀を振るい始める。一応日課はやれる時にやっておくのがいいだろう。)先日は弟の結婚式に来て下さり、ありがとうございました。(と、この前の催しごとの話をする。そう。自分の弟の結婚式の話だ。そう言いながらも、自分の中の迷いを吹っ切ろうと刀を振るい続ける……今はもう、なんのために強くなるのかは分からぬまま……白黒の世界にまた少しの変化を伴って戻りながら……) (2/7 17:11:14)
大和守/アデルグント > 「いやいや、此方こそあんな目出度い出来事に参加出来て、祝えて……本当に、良かった! 雷鏡には色々言いたい事もあったしなーっ!」(にかっ、と笑みを浮かべ、そんな言葉を口にする。そう言いながらも、邪魔にならないようにと貴方から少し離れた場所で鍛練を始め。言いたい事。それは先日の模擬戦での事なのだろう。もっと強くなってほしい。そうして、家族をちゃんと守ってほしい。強くなければ、弱ければ簡単に命の灯火は掻き消されてしまう。だから、というアデルグントのささやかな願いである。)「……あ、そうだ。雷鏡は結婚したけど……お前は結婚とか、考えてないのか?」(弟は結婚した。では、その兄はどうなのだろうかと。ほんの興味本意から、好奇心から、そんな事を問うてしまった。好奇心は猫をも殺す。それが吉と出るか凶と出るか。果たして、何方だろうか。) (2/7 17:26:29)
グレー/アレイス ◆ > 結婚か……俺も一応考えてますよ。でも、今は相手も誰もいないですからね……もう、何のために強くなるのかということもわからなくなっている今、日課は日課として淡々と処理するだけと化しているのも現実だし……(と、俺はとりあえず振り終えたのでそれを鞘にしまう……そうすると、その炎が青色に変化するだろう。)つい最近まではとある人に想いを寄せていたけど、結局はそれが独りよがりな片想いであることに気づいたんですよ。それが分かってしまった以上、それを押し付けるのは良くないとは思って……そう思うと、何の為にこんなに努力するのかまるでわからかくなってるんだよ。それからは、惰性に日々が流れていく生活が少しの変化とともに戻ってきただけなんだよ……(と、俺は涙を目に浮べるが、あなたには見えないかもしれない) (2/7 17:52:33)
大和守/アデルグント > 「…………そう、なのか」(何時の間にか、レイピアを振るうのを止めてしまっていた。……もしかしたら、聞いてはいけない事を聞いてしまったかもしれない。貴方の涙は此方からは見えやしないが、声の震えからして泣いている事は明らかだ。慰めの言葉も同情の言葉も、上手く出てこない。いや、むしろ言わない方が彼の為だろうか。……それでも、一つだけ。彼に一つ、言っておこうかと。)「…………これは別に聞かなくても良い。聞き流してくれても良いよ」(そう前置きをし、深く息を吸う。これが果たして貴方の為になるかは、アデルグント自身には一切分からないけれど。) (2/7 18:14:17)
大和守/アデルグント > 「何の為に強くなるのか。それが分からないなら、国の為に強くなれば良いと思う。何の為に努力するのか分からないなら、民を守る為に努力すれば良いと思う。強ければ強い程良い。それで傲慢になっちゃ駄目だけど、でも──王国の剣に、民の盾に、悪を滅する光に、ってさ。……あたしは、そうやって生きてるよ。だからアレイス、君もそうしてみたら?」(自分の生き方はこれだ。王国の為、民の為、悪を裁く為に。アデルグントにはこれしか生き方が分からないというのもあるのだけれど。でも、理由も分からずさ迷っているよりかは、明確なモノがあった方が生きやすいだろう。) (2/7 18:14:19)
グレー/アレイス ◆ > 国のため……か……(と、俺はその言葉を咀嚼し、飲み下そうとする……しかし、今までもそうやって生きてきたことには変わりはないし、事実として、攻城戦では禄な戦果をあげれてないため、国のためにと行動すると帰って足を引っ張る羽目になるかもしれないと考えると怖かった……しかし……何も無いままにただ惰性に日々を過ごすよりかはよっぽどマシだと俺は考える……)……参考にしますね。(と、俺は相手に感謝の井を述べる。やはり、俺は助けられてばかりだが……きっと弟ならこう言うだろうな。「人は支え支えられて生きるもんだ。」って。 支えられることもまた人間だから……だからこそ、誰かを支えられるように成りたいと俺は感じた……少しだけ、自分の視界に色が戻ってきたような気がする。生き甲斐ならば、自ずと見つかるだろう。その努力も惜しまなければ……きっと、俺の命に色が吹き込まれるかもしれない……とは思いながら。) (2/7 18:22:34)
大和守/アデルグント > 「……あはは、参考にしてくれんのか! ……ありがとな!」(『参考にします』との貴方の言葉に、先程までのやや暗い雰囲気を吹き飛ばすようにアデルグントは明るく言葉を紡ぐ。己の言葉が貴方の助けになれたのなら、それはとても嬉しい。何も、理由も分からずにさ迷っているだなんて、生きているとは言えないから。)「……んー……と。あ"~~悪い! やんなきゃいけない事あんの忘れてた! じゃ、またな! 頑張れよ、アレイスー!」(何かを思い出したのだろう。レイピアを鞘へと納めれば、少し申し訳なさそうな表情を浮かべる。軽く貴方に向かって手を振れば、そそくさと本部の中へ入っていくだろう。……今後、貴方が一体どうなっていくのか。──それを少し、楽しみにしていましょう。)【生方指南】〆 (2/7 18:45:30)