ヨハン&ギゼム&シャルロッテ

好運な一日

マリア/ヨハン > 「……ああー!ギゼム様ー!あなたのおかげで救われました……わたくしめを弟子にしてくださいませぇ!」(道端でわざとらしく声を張り上げる、やけに良い格好をした青年がそこにはいた。)「あなたのお導きのおかげで収入は上がりこんなにいい服を着れるようになりました!身長は伸びブサイクだった僕が今や美青年と言われます!彼女もできました!!ばんざーい!」(ぴょこぴょこと飛び上がり、ヨハンはその自称美青年のツラを通行人に拝ませるべく大通りを振り返る。ふと不思議な両目をした女性と目があい、とりあえずバチコンとウインクしてみせたのだった。)   (1/30 22:34:52)


シロー/ギゼム > 「いやいやぁ、困った人を助けるのは魔術師として当然でありますからなぁ!全ては神の御心のままに」(ヨハンと共に行動するようになり、非常にやりやすいと言えるのがこの商いであった。ヨハンちゃんは優秀な旅団員である。もじゃもじゃの髭の下でほっほっほ、と人の良い笑い声を浮かべると、手を組んで目を閉じ、祈りを捧げるように空を見上げた。今日はいい天気だ。さて⋯⋯と暫く祈りを捧げ、目を開けて、ちらちら、と周りを見渡す。特にめぼしい人間は居なかったが、中でも金持ちそうで顔が良い人間を呼び止める。)「そこの君~何やら憑いておりますなぁ。少しだけお時間を割いては下さらんか?俺に任せて頂ければ、お嬢ちゃんの人生を華やかに導いてあげますよ~」(おいでおいで、と手招きしながら、幸せになったアピールを続けてくれ、とヨハンに目配せした。   (1/30 22:43:04)


グレー/シャルロッテ ◆ > ……何あれ?(と、冷たくゴミでも見るような目で2人を見つめようか。……胡散臭そうな者が2人。1人は「自称」美青年の者と、もう片方は占い師っぽい者……どちらも、詐欺めいていると、彼女の勘が告げていた。)すみません。ひとつよろしいですか?(と、予め装備しておいたメリケンサックをチラつかせながら……)あんたら、うちの担当区域で何晒してくれとんじゃ…?(と、その顔は冷淡で、相手に恐怖を与えんとする覇気が……)これは警告だよ。もし、今ここであんたらが引かないなら、アタシはアタシの責務を果たすことにする。(と、ボソボソっと相手には聞こえない程度に詠唱して炎の魔術を発動させ、その手に纏わせる。)   (1/30 22:56:06)


マリア/ヨハン > 「また人を救っちまうのか……罪なお人だ…」(額に手を当ててヨハンたはっと酔いしれるように笑ったが、ずかずかと近づいてきた女の子の言葉を聞いた瞬間スンっと笑顔を無に帰した。え?騎士団?マジかよ。ギゼムになすりつけよう。)「……じゃ、俺は無関係なのでこれで。」(砦では仮にも戦士として戦うヨハンが、若さゆえの無敵感も手伝ってそう簡単に怖気づく事はなかったが、面倒事はごめんだった。この距離で詠唱を聞き届けないというのも無理があったが、その魔術の種類までは解らない。しかし、手にまとった炎を見て、炎なら自分の魔術とは相性が良い。まあこっそり助けてやらんこともないかな、と影から見守ろうとその場を去り始める。)   (1/30 23:04:18)


シロー/ギゼム > 「あ!⋯⋯ヨハ⋯⋯」(ヨハン、と視線を向ければもうヨハンは関係無いとばかりにその場を離れていくではないか。顎髭を指先でしごきながら考える。怒り心頭な貴女に取り入ろうと掌を返すのは逆効果に違いない。せめて他の方法しか無いだろう。人混みがさぁっと割れて散り散りに離れていくのを後目に、ヨハンの方に近づきながらギゼムは口を開いた。)「嬢ちゃん、騎士団がこんな所に居て良いのかい?尊華帝國軍の斥候がすぐそこまで迫って、さっき騎士の奴等が走っていきましたよー、あっちにね。ほらほら、行った行った。」(あっちあっち、と指差すと、ヨハンの方へと逃げてきて、小声で耳打ちした。)「⋯⋯ヨハンちゃん仲間を売るのは旅団としてどうなのよ?え?⋯あの騎士団嬢ちゃんが追い掛けて来るようだったら一緒に逃げるしかないね」(くい、と隣の路地裏へと続く道を顎でしゃくると、嬢ちゃんに向かって声を張り上げた。)「いいのかい?俺は魔術師なんだ、お仲間が戦ってるのも占いで分かるんですよ~、お仲間が危ないよ!」   (1/30 23:16:38)


グレー/シャルロッテ ◆ > あいつらはあいつら、アタシはアタシだ。アタシは、一応担当の場所としてここを任せられたわけだからね?あんたらみたいな不振な輩をわざわざ見逃す訳にもいかんのさね。…………3(さぁん)……(と、アタシはそう言い放った後に、カウントダウンを始める。その間にも相手との距離はじり……じり……と詰めていく)   (1/30 23:19:28)


マリア/ヨハン > (近づいて耳打ちしてきたギゼムを見て肩をすくめ、なんのことだかと言った様子のヨハン。)「逃げてもいいけど、あいつたぶんそんな賢くないぜ。言いくるめちまってもいいと思うけど。ちょっとわからせてやろうぜ」(と組んだ手のひらを後頭部に当てて、女の子が来るのを待った。案の定やってきた彼女を見てヨハンはまず、わーっとその場にしゃがみこんだ。)「……ひどい!ひどいよぉ……俺たちが何したってんだ!?このギゼムさんだって金を取ったわけじゃねえ、真っ当に人を助けてきただけなのに!ヨズア人ってだけで、大通りを歩く事すら出来ないのかよ!?どうしてこうも迫害されなくちゃならない、……うっうっ……この肌かッ!この肌の色が悪いのかよッ!お前もどうせヨズア人なんか奴隷にすればいいと思ってんだろ!ひどい!非道徳的!理不尽!死んでやる!死んでやるからな!」(ヨハンは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の女を除かなければならぬと決意した。ヨハンには何もわからぬ。すねをかじり、女と遊んで暮して来た。けれども差別に対しては、人一倍に敏感であった。)   (1/30 23:27:57)


シロー/ギゼム > 「⋯⋯確かに、猪みたいな性格だもんねぇ、乗った」(小声で呟かれたその作戦は、とても楽しそうであった。ヨハンならば上手いことやるだろう。にぃ、と口角を上げると、案の定反応を起こしたヨハンに合わせて、しゃがみこみ、心配するかのように手を翳した。)「⋯⋯あぁ⋯ヨハン⋯⋯⋯嬢ちゃん、幾ら何でも酷いんじゃあないの?俺らがヨズア人なら何やっても良いって思ってるわけね?⋯⋯⋯皆さん!!聞きましたか!!俺らにヨズアの血が入っているからと、この女は差別するそうです!!皆さん、どう思いますか!?俺らは王国で生まれました、ウェンディア王国は多民族国家の筈、国に仕える騎士様が、このような差別者で、いいのでしょうか⋯⋯ッッ!!」(散り散りになってざわつきながら俺達を遠巻きから見ていた民に語りかけるように、自分の胸に手を当てて、片手を広げながらアピールした。)「騎士様は、この国に住むヨズアの民を皆、迫害するということですね?こんな事が許されていい筈がない!!」(両手を広げると、悲しそうに首を振り、キッ、と騎士を見つめた。分かりにくいが、顎髭の下で厭らしく口角は緩んでいた。   (1/30 23:40:14)


グレー/シャルロッテ ◆ > あんたらが差別されてる事実に関しては初耳さね。……まぁ、そもそも今までヨズア人ってのをあまり見たこと無かったわけで、実際、義弟以外に会うのは初めてだ。そのファーストコンタクトが最悪だった。それだけの事だ。それに、あたしは仕事として不審者を追っ払う仕事をしているわけだ。少なくとも、これ見よがしに大きな声で騒ぎ立てるのは、不審者として見られても何ら不思議ではない。違うか?………………2(にぃ)…………(と、あたしはその被害者ヅラ、アピールに対して屈することなく……むしろ、正直な見解を述べる。)悪いね。あんたら。これもあたしの仕事なんだ。不審者を追っ払い、住民の健全で安全な生活を守るための……な。(と、その炎の色が白に変わる。さらに炎の温度が高まる…!)   (1/30 23:46:25)


マリア/ヨハン > (女の子の言葉を聞き、ヨハンは苦笑する。まるで話しが通じないとも思わないが、自分が正しいというスタンスを曲げる気はないようだ。すっと立ち上がりそれまでの被害者ヅラを一切やめるかのように真面目な表情に戻り、腕を組んでちらりとギゼムにアイコンタクトを送った。『論破開始』)「あのさ、その”住民”ってヤツにオレ達は含まれてないよな?これは善意からのアドバイスだが、それこそが差別だって言うのを知る事からはじめたほうがいいと思うぜ。ファーストコンタクトが最悪?オレ達あんたに何かしたっけ?あんたじゃなくてもあんたの言うところの”住民”に何かしたっけ?もうちょっと理論的に罪状を述べてくんなきゃ納得できないな、冤罪だったらどうすんのって考えた?じゃあ仮に住民が騒音を訴えてあんたに助けを求めていたとしよう。それって『静かにしてください』で済むんじゃないのかな?いいぜ、その拳でオレ達を殴っても。そうしたら先に手を出したのはあんたになる。やれよ、ほらほら。」(組んでいた腕を解き、ちょいちょいと手をこまねくように挑発した。)   (1/30 23:56:46)


シロー/ギゼム > (あ~。ヨハンちゃん最っ高。やっぱりヨハンちゃんって魔術師に向いてるわ~。⋯⋯⋯⋯と、アイコンタクトを受け取ってからぺらぺらと矢継ぎ早に言葉を紡ぐ様子を見て、心底気持ちよさそうに瞳を細めた。ここまで言ってくれたなら俺が何かを言う必要も無いだろう。乗っかって気持ちよくなってやろう。)「何もしてない住民に手を⋯⋯あまつさえ、⋯⋯おーいおいおいおい!!嬢ちゃん、それは良くないんじゃあないの?魔術!?その炎、ねぇ?⋯⋯いやぁ、善意から俺も忠告しとくけどさぁ~、聖騎士なんでしょ?もう少し考えた方がいいんじゃない?大人になりなよ、自分がイラついたからって、暴力振るうようじゃあ、駄目なんじゃあない?『イライラしたから殴った!』ってそりゃあ気持ちいいだろうねぇ~、嬢ちゃん、ほれ?ほれほれ?髭は焼けると臭いけどな?」(自分の頬を相手に見せつけながら髭を指でなぞりながら、瞳を細めたまま笑った。)「よく考えた方がいいよ~、子供じゃないんだから~」   (1/31 00:07:40)


グレー/シャルロッテ ◆ > ……ふん。そこまで言うなら、私は何も言わない。さぁ、その占いの力やら、モテるようになったなりの力を存分に発揮して見せたらどうだ?私は何も言わないが、それの効果を実感しなかった人々が私にタレコミをしたなら、こちらにも大義ができる。その時にはあんたらのその身柄、拘束させてもらうから。……まぁ、あんたらがその結果を出したのなら、素直にこちらは謝罪するが。(と、あたしは魔術を解除して、歩き始める。アイツらが本物かどうかは、それを実際に受けた人々たちが証人として示してくれるはずだ。その時には詫び入れて、何か菓子折りかなにかでも持っていこう。でも、偽物ならば、骨折りとなるだろう。文字通りに。さて、最後に一言。)その時には菓子折でも持っていこう。だが、あんたらが偽物のペテン師だとするならば、文字通り、骨折りを送ってやるよ。(と、捨て台詞に近い言葉を吐き捨てる……)   (1/31 00:23:17)


マリア/ヨハン > (女の子が拳を引っ込めてくれた事にはひとまず安堵したが、やはり癪に障るのは非を認めようとしない所だ。彼女なりに歩み寄ってくれたのだからここは穏便におさめてもよかったのだろうが、ヨハンは彼女の言葉に『燃料投下、サンキュー!』とほくそ笑んでしまった。)「……あっ、へぇ~。罪状は騒音と挙動不審なんじゃなかったっけ?ギゼムさん、あんた詐欺の疑いかけられてたんだってさ。」(トン、とギゼムの胸を手の甲でノックし、女の子のほうへ向き直る。)「あんたさ、占いってモンをまるで解ってないね。占い師は神じゃない。商売でやってんなら尚更、当たるも八卦当たらぬも八卦って事は解りきった上で客がついてんだ。時には悩み相談みたいな事もしてやる。目的は相手を丸裸にすることじゃなくて幸せにすることだよ。世の中には当たる占い師も居れば当たらない占い師も居るよな。なあ考えてみてくれよ、まず100人中1人が『当たらなかった』と騒いだところで、罰せられる筋合いはないよな?じゃ、2人なら?3人なら?――アンタはどこから『詐欺』だと決めつけるつもり?そもそもそれ、アンタが決める事?」(にじり寄って、さらに圧をかけた。)   (1/31 00:39:50)
マリア/ヨハン > 「仕事っつーのは、なんでもそうなり得るんだ。目に見えない付加価値や諸経費を上乗せしなきゃ儲けは出ない。例えばそうだな、飯屋で1人前1000価する料理だって自分で作ればほとんど同じものが2,3人前できたりするだろ?ロットを増やせばもっとだ。でも、自分で苦労せずに食べられるならその価値があると多くの人が認めればそれは仕事として成り立つわけ。理解できる?」(ここから先は、ギゼムが言うか、あるいはヨハンが止めるか。とりあえずヨハンに許された時間で言葉にできるのはそれくらいだった。)   (1/31 00:39:55)


シロー/ギゼム > 「こりゃあたまげたなぁ⋯⋯へぇ~⋯。⋯⋯まさかそんな、ねぇ」(手の甲でとん、叩かれると、ギゼムはあからさまに項垂れて見せた。ちらり、とシャルロッテの表情を流し見てから、ヨハンへと視線をやる。ヨハンの言うことは何一つ間違ってない。よくもまぁここまで回るものだ。魔術師らしい、というよりはこれが商人の血なのか。心の中でヨハンにエールを送りながら一度言葉を止めたヨハンに乗っかるように肩を竦めた。)「ま、占いを知らないのは仕方ないねぇ、そこは世間知らずだと思ってあげるよ、でもねぇ嬢ちゃん。⋯⋯見ての通り、食い扶持に困ってるんだわぁ、嬢ちゃんは騎士で毎日食う物に困らん生活送ってるんじゃあないの~?そうだよね。⋯こっちは、毎日自分の飯にすら困ってるんだよねぇ、食べる為に占いっていう商売してるの。それなのにさぁ」   (1/31 01:00:12)
シロー/ギゼム > (みすぼらしい容姿をここぞとばかりにアピールして、両手を軽くあげると、お腹に手を当てて続けた。)「嬢ちゃんがありもしないイチャモンを付けてくれたお陰でね?この通り商売上がったりどころか、おまんま食い上げな訳よ。せめて誠意は見せて欲しいね?太陽の名の元に謝ってくれれば、許してあげるよ。ここまでされたけど、まだ謝罪の一つ聞いてないからさぁ、俺。あと、この子にもね、巻き込まれてる訳だし。」(髭面の下でいい笑顔を浮かべて、彼女の出方を窺った。   (1/31 01:00:15)


グレー/シャルロッテ ◆ > そうだな。それは、私もそうだ。むしろ、このこの揉め事はあたしの責任でもあるし。(と、彼女は素直に謝罪の言葉を述べた。)今回は、この度のような揉め事を起こし、ご迷惑をかけて、大変申し訳ありませんでした!(と、彼女は大声でそう、言う。……悔しいが、事実としては相手に迷惑をかけたことは事実ではある。だからこそ。)しかし、謝礼にというのものなんだが……(と、彼女は逆に距離を詰めて、2人の顔を交互に見てからこういう。)……もちろん、占いはしてもらうよ。それで、あんたらの今日の命が繋がるのなら……ね。まぁ、1日くらいあたしが酒飲むのを我慢すればいいだけの事だし。(と、相手にそう言う。百聞は一見にしかず。まずは体験することが大事なのだろう。)それと、あたしに教えて欲しい。この世の現実をね。まぁ、聞くのは本当は義弟とかに聞くのが早いんだろうけど、リアルを聞くことが大事なのだろうからな。(と、相手にそう言う。)   (1/31 01:07:21)


マリア/ヨハン > )(女の子の素直な謝罪を聞き、ヨハンは追撃の為に突き立てた指をしおしおと下げた。)「……え、あぁ…そ、そう……わ、解ったんならいいけど。」(そう言いながら、またしてもギゼムに目配せをした。素直な言葉を受けてギゼムはまともに占いをするのか、はたまた意趣返しにテキトーこいてふっかけてやるのか。それはギゼムが決める事だろう。ヨハンは頭を回転させて、彼女の言葉の端々に現れた深層心理を拾い思い返し始める。『目的は相手を丸裸にしてやることじゃない』それは真実で、ようは彼女の悩みを解決する、しなくとも、解決に向かうと思わせる。あるいは納得させる、腑に落ちさせる。その手伝いをしてやる事こそが肝心なのだから、ギゼムの言葉次第では補足という助け舟も出してやろう。――となれば、何度も出てきた『義弟』という言葉が引っかかる。弟と言えばいいのに義弟と言うあたり、どこか遠慮を感じているようだ。   (1/31 01:25:20)
マリア/ヨハン > 『義弟以外に会うのは初めてだ』というのは、その義弟とやらがヨズア人という意味なのだろう。彼女が少女と言っても過言ではないくらいに若ければ腹違いや養子、連れ子も考えたけれど、騎士として働いているのならばそれはないだろう。……ふむふむ、見えてきた。きょうだいが結婚したかな?なるほど、遠慮は付き合いの浅さ故か。極めつけに『モテるようになったなりの力を存分に発揮して見せたらどうだ?』という言葉はどこか当てつけがましく感じなくもなかった。ははあん、妹か弟に先を越されたな?)「……この世の現実を占えと言われても、多分ざっくりしすぎて何と言えばいいか解らないと思うぜ。そうだな、婚期について占ってみるのはどう?こっちが勝手に決めるんだから、代金は勉強さしてもらうしさ。なっ、ギゼムさん」(ついでに褒め言葉も怠らない。こーゆーのはオレの役目だってんだ。)「お姉さんさ、さっきはおっかなかったけどそうしてりゃぁカワイイじゃん。笑ってたほうがいいぜ。」   (1/31 01:25:26)


シロー/ギゼム > 「あれ。⋯」(素直に謝ってくるとは。もう少し悔しそうに、歯噛みしながら嫌な顔で謝ってきたら気持ちよく去ってやる所だったが、どうやら、どんな風の吹き回しかしっかりと謝ってきた。拍子抜けした様に声を上げると、ちらりとヨハンを見ても同じような反応をしていた。⋯⋯いたたまれなくなる事は流石にないが、まぁ許してあげよう。「仕方ないねぇ、今回は許してあげようか」と肩を竦めて目を閉じると、ふっと笑った。占いをするなら、しっかり金は奪ってやるつもりだ。ヨハン、残念だけれどお勉強はしないよ。とそこは金にがめついギゼム。手痛い程度には頂くつもりで、ヨハンの案に乗っかる。)   (1/31 01:56:03)
シロー/ギゼム > 「そりゃいいですなあ、気になるお年頃でしょう嬢ちゃん?じゃじゃ馬な嬢ちゃんを抱きしめてくれる、優しい色男は~⋯⋯っと、今日はこいつで占わせて貰おうかな、手早く。」(取り出したのはタロットカードと呼ばれる紙。古くから占い道具に使われるソレを巾着から一枚抜き出すと、ぴらり、と裏返して面を見る。顎髭を何度か指先で擦ってカードと彼女を何度か交互に見遣る。その時間が、占いに要する時間なのか、口八百長をしている時間なのかは彼のみぞ知るである。暫く黙り込んでから、口を開いた。)「ふーん⋯⋯嬢ちゃんの結婚はもうすぐだと思うよ。このカードはねぇ、願いが叶う時期を予告するもので、「成功」や「完成」という意味があるのよ。早ければ⋯⋯明日、明後日、数ヶ月、程度で結婚に結びつく出来事があるかもしれませんなあ。今の嬢ちゃんは結婚運そのものが高まっているから、結婚したければもっと貪欲になるといいよ。」(カードの柄は「世界」。ぴらり、と一度裏返して彼女にも見せると、ヨハンの先程の褒め言葉にも乗っかって、ヨハンと一緒に彼女を見つめると、びしっ、と指さした。)   (1/31 01:56:05)
シロー/ギゼム > 「そうそう、それよ、その笑顔。その笑顔が嬢ちゃんの武器よ~。嬢ちゃんのほうから、さり気なく結婚につながる話を切り出すのも近道よ。あぁ、俺やヨハンちゃんに粉掛けるのは可能性ないよ、色男だけどね俺達も。君には釣り合わないしね~」(それがどういう意味で釣り合わないかまでは口には出さず、カードを巾着に戻すと、遠慮なく巾着の口を広げてシャルロッテへと向ける。)「はい、じゃあ⋯10000価くらいにしといてあげますかねぇ」(相場を知らない事をいい事に、シャルロッテにとって地味に手痛い金額を指定する辺り、ギゼムであった。   (1/31 01:56:17)


グレー/シャルロッテ ◆ > ふむ……いいアドバイスをありがとう。(と、指定された金額をサラッとだす。まぁ、流石に今回は自分に非もあったため、若干手痛いものではあるし、なんなら普通よりも若干高いことは知っている。ちょくちょく占いをしているところを横目で見たりすることはあったため、相場は一応知っているのだ。しかし、今回は敢えて見逃そう。)ありがと。笑顔を大事に、そして、貪欲に……ねぇ……(と、彼女は考える。なるほど。そんなお相手が自分の近くにはいるのか。と、ぼんやりと考えながらも……)わかった。助言ありがとう。……いつかコーフに見合うような姉ちゃんになれるようにも、アタシなりに頑張るさ。(と、そういった。……そういえば、忘れていた。)お互いの自己紹介、まだだったね。アタイはシャルロット。さっきも言ったけど、妹の居る身だ。それで、あんたら2人の字は?(と、聞き返して見る)   (1/31 02:02:35)


マリア/ヨハン > (コーフという名には聞き覚えがあったが、大陸も広いことだ。よくある名前なんだろうと特に気には止めなかった。彼女がコーフとどこか似ていたらあるいはピンと来たかもしれないが。ギゼムは魔術師だと名乗ったが、自分は名乗っていないので口車に乗って『字』を明かしてしまえば、また面倒な事になりそうな気もした。聞いてもいない妹の事を話し出すあたり、彼女がなんとなく自分語りをしがちな人物らしいという事も踏まえ、これ以上長引かないように切り上げよう。)「字?あー名前のこと?オレはヨハンこいつはギゼム、そんじゃまたな、シャルロット。」(2人で字を呼び合っている以上隠す理由もないだろう。ギゼムの服の肩のあたりをつんとひっぱり、アゴで『行こうぜ』と合図をした。)   (1/31 02:10:07)


シロー/ギゼム > 「どうも~」(良かった良かった、これで今夜は飯に宿も取れそうだ。ホクホク顔で紙幣を袋に入れられると、キュッ、と口を締めて肩に担ぐ。用事は済んだしさっさと引き上げようとしたい所だったが、何やら改まって名前を聞こうとする。面倒事になりそうな気がしたが、ヨハンも同じことを思っていたらしい。口早に答え終えて行こうぜと合図するヨハンを一瞥し、共に踵を返すのだった。)「素敵な男がその内現れるさ~、まいどあり、シャルロットちゃん」(ひらひらと手を振って、並んでその場を後にする2人であった。)「──流石ヨハンちゃん、今日は安泰だぜこれで」【好運な一日】   (1/31 02:22:39)