セオドア&シャルロッテ

副団長とアタシ。

清瀬/セオドア > (ここ数日、夜という孤独の刻に一人になることが堪らなく空しくなってしまう。寂しさを誤魔化そうと訪れた店は今夜だけでもこれで三軒目、瞳は明後日の方を捉えており、頬杖をついていてもふわふわと覚束ぬ感覚が身に押し寄せるのだった。空気の波に揺られる最中、とうとう酒では淋しさを埋めることが叶わなくなってきた。誰でもいい、今だけでいい、こんなオレの傍に居てはくれないだろうか。己と同じ孤独を探して、カクテルグラスを片手に弄びながら店内をくるりと見渡した。)「あ、んん……ねぇそこの、お姉サン。今日は一人?オレと……一緒に、飲もうよ」(俄に席を立つと鬱陶しい前髪に手櫛を通して流し、貴方の座る椅子に手を滑らせて貴方の隣に腰を下ろす。どこか哀愁を滲ませた笑顔、今夜を共に──なんて出会ってすぐに言えたものではない。言葉を一瞬詰まらせながらもいつも通り、綺麗な子を射止めようといつもの文句を垂れるのだった。)   (1/30 18:23:38)


グレー/シャルロッテ ◆ > ふぅ……仕事上がりのカクテルは美味しい……(と、こくこくと水でも飲むようにお酒を飲むのは、コーフ……の姉、シャルロッテだ。彼女は最近騎士団としての働くことを始めたのだが、最近見つけたこのバーに通うことが多くなった。というのも、立ち寄った時に飲んだカクテルが印象的であり、ちょくちょくここに飲みに来ているという訳だ。妹が妹ならば、姉も姉。彼女もお酒に強い体質……所謂酒豪と言われるものの1人だ。)んー?アタシと一緒に飲むって?いいけど?(と、再び飲み続ける……)おかわり!(と、カクテルのおかわりを注文する。)   (1/30 19:06:22)


清瀬/セオドア > 「……ありがと。嬉しいなぁ、こんなに可愛らしいお嬢さんと飲めるなんて。最近ついてないと思ってたけど、イイコトあったよ」(威勢のよさそうな女の人だった。いい返事を貰うと一層笑みを濃くして、「オレも彼女と同じのを一つ」と店員に告げる。涼しげにカクテルを嗜む彼女を見てクスリ、と笑い声を漏らすと、相手が同じく忠誠を誓った聖フィニクス騎士団員であるとは気づかずに取り留めのない話をもちかける。)「元気がいいねぇ。明るいってホントに素敵だよ、こっちまで元気になれるもん。なんだか物騒な世の中だけどさ、めげてらんない、よね」(酔いのお陰か、いつものような軽やかな口調ではなくしっとりとした声で、貴方ではないどこかを見つめながら諭すように語った。注目したカクテルを受け取ると、徐に咳払いを一つ。)「オレはセオドアって言うんだ、君の名前は……ああ、女性にいきなり聞くのも失礼かな? きっと素敵な名前を授かっているんだろうなって、気になっちゃって」   (1/30 19:39:18)


グレー/シャルロッテ ◆ > 言葉だけは受け取っとくぜ。(と、アタシは再びカクテルを同じく水のように飲み干した……どうやら、妹(コーフ)も酒豪らしいが、その点ではアタシも負けてないぜ。)明るいねぇ……確かに、明るいヤツは色んな人に好かれるよな。ムードメーカー的な?(と、同じく明後日の方向に向きながらま相手の話をただひたすらに聞いた。)ん?アタシ?アタシはシャルロッテ。まぁ、多分気づいてないかもだけど、聖騎士団で最近働き始めたのさ。騎士団の人達は結構いい人達だとアタシは思うけどね。……ただ、最近男性陣が心做しか元気ないようにも見えるけど。(と、カクテルを飲み干した…………美味しいけどあんまこのカクテル強くないんよな……)ふーん……セオドア……セオd……ゑ!?(なんか聞いたことあるなー……とは思ったけど!思ったけどさぁ!?)なんで副団長がここにぃ!?(と、ビックリしてアタシは椅子から転げ落ちた。……まぁ、中は飲みきってたからぶっちゃけグラスをキャッチするだけでよかったけど。)   (1/30 20:06:43)


清瀬/セオドア > 「……あは、つれないなぁ」(かわされてしまった軽い求愛、ヘラヘラと力ない間抜け顔で甘ったるいカクテルを一口喉に流し込んだ。喉を微かに焼いて通る感覚に脳の端が痺れて心地よい、明日のことなど忘れてこのままだらだらと、怠惰に溺れてしまいたい。酒に浸され幻を見て、そのまま鳥のようにどこにでも羽ばたける自由が欲しかった。)「そっか、シャルロッテ。……いい名前だね、愛らしく……て──」(名乗った彼女がその後に続けた言葉に、落ち度を晒されたような胸の締まる感覚がした。騎士団内の士気が下がっているのがこうも顕著に表れてしまっているのは一大事、足枷をほどきたいと騒いでいた自由人から一転、焦燥と責任感が身を襲う。彼女のお喋りな口には二度救われた。貴重な意見が収集できたし……何より副団長の像というものをうっかり壊してしまうこともないだろう。──なんて考えているとあれよあれよ、と舞台は進んでいく。オレの正体を知ったシャルロッテはころころり、模範生徒のように椅子から面白く転げてしまった。)   (1/30 20:31:05)
清瀬/セオドア > 「あ、ちょ…っ!大丈夫、立てる?ほら……あっ待って、今オレ全っ然ちから…はいんないやぁ、あはは……危ねぇ~……」(咄嗟に手を伸ばすことができずに地に伏していくのを見届けてから、恐る恐るシャルロッテへと手を伸ばそうとして……慌てて引っ込めた。立ち上がることすら覚束ない自分が力を込められてしまったら、それこそB級純愛物語が完成してしまう。そこまで落ちてしまえればよかったろうが、彼女が騎士と知ってしまってはそうもいかなかった。苦笑いを浮かべては、ただ見守ることしかできそうにない。)   (1/30 20:31:08)


グレー/シャルロッテ ◆ > ははは……らしくない姿を見せちゃったなぁ……(と、苦笑いしながらも立ち上がる。……実際、ほぼほぼ素面みたいなもんだがら平気ではある。……ちょっと痛ぇけどな?)まさか副団長がいるとは思いもしなかったな……まぁ、そんなのは今はまあどうでもいいっちゃあどうでもいいんだけど。お互い仕事終わったんだろ?なら、お互いに酒を飲んでるおにーさんおねーさんってことでいいんじゃね?(と、あたしは気を取り直して注文をかける)マスター!ちょっと強めのカクテル作ってくんねー?(と。人生いろいろとは言うけど、まさかこうなるとは微塵も思ってなかったなぁ……)っていうか、あたしをナンパしてたんしょ?なら、別に一緒に酒飲む位なら付き合ってもいいぜ?あたしこう見えて悩み相談とか受けんの得意だかんな!(と、ニカッと微笑んでみせてから、カクテルを飲み始める。)   (1/30 20:39:18)


清瀬/セオドア > 「え~~悩みぃ?オレそんなのないもーんだ。あっ、でも…強いて言うなら……君が何だかつれないこと、ぐらいかなぁ?」(貴方の放った言葉は新鮮で、それまでの着飾った鍍金が一瞬、はらりと溢れる音がした。しかしそれでも……マスカレードの下を見せるには、まだ早い。おどけた顔を向けるとカクテルに濡れた貴方の唇をそっとなぞって、「なんてね」とはぐらかす。)「お兄さんとお姉さん、ね。それができたらどれだけ楽かなぁ……君が此処でのことぜーんぶ忘れてくれるってんなら、それもできるんだろうけど。オレはあくまでも副団長って使命から逃れられないわけよ。士気の高い機敏な団長の側に居るならオレは動いちゃいけないし、逆に皆の腰が重い時には率先して動かにゃならない。要はバランスメーカーなの」(いつの間にか酔いの覚めたような神妙な面に戻り、ただカクテルが浮かべる、不自然な彩りを飾った水面と、何処かへと溶けていく気泡とに見とれていた。)   (2/1 21:07:45)
清瀬/セオドア > 「威厳なんてないと思うけどさ、上の人間が最低限やらなきゃいけないことってやっぱあると思うんだよ。“簡単に死なないこと”、船頭がころころ変わる船は、山じゃなくて暗礁に乗り上げちゃうからさ。ただ山のようにさっぱり動かないでいると今度はバッシング、なってみたらわかるさ、意気込みだけじゃどうにもならない世界があるってね。……どうにもオレ、恋愛向いてないっぽいやあぁ、公私のふんべつ、できないんらもん……」   (2/1 21:07:46)


グレー/シャルロッテ ◆ > 特にないのか……(と、カクテルを飲もうとした時に不意に撫でられて少しビックリするけど……その後に、副団長が語る言葉に耳を傾ける……)やっぱ、トップの人間の右腕っていうのはそういうもんなのかなぁ……(と、アタシは考える。やっぱり、人の上に立つということは大変なわけで。アタシもヤンキーの棟梁みたいなことをしていた時期もあったけど、そんときも自分の下の者たちがどう思うかってのを常に考えてた時期があった。……曲がりなりにも、アタシはアタシなりに人を率いていた経験はあるからだ。)全部忘れるねぇ……でもまぁ、ここで副団長と呑んでお話したことに関しては誰も言わないぜ?さすがにそれ言いふらしたらヤバいってのはアタシでも分かるし……(と、念の為言っておこう。まぁ、相手もわかってくれるはずだけども……)でも、「恋は盲目」なんて言葉もあるし、やっぱ恋をすると公私も減ったくれもないんじゃないかな?とはあたし自身は思うけどね。(と、相手にそう返した。実際、自分の妹、コーフも異世界人も甚だしい雷鏡と結婚することになった時は常に絶えない笑顔が二割増くらいで嬉しさに染っていたのも思い出す……)   (2/1 21:20:43)


グレー/シャルロッテ ◆ > 特にないのか……(と、カクテルを飲もうとした時に不意に撫でられて少しビックリするけど……その後に、副団長が語る言葉に耳を傾ける……)やっぱ、トップの人間の右腕っていうのはそういうもんなのかなぁ……(と、アタシは考える。やっぱり、人の上に立つということは大変なわけで。アタシもヤンキーの棟梁みたいなことをしていた時期もあったけど、そんときも自分の下の者たちがどう思うかってのを常に考えてた時期があった。……曲がりなりにも、アタシはアタシなりに人を率いていた経験はあるからだ。)全部忘れるねぇ……でもまぁ、ここで副団長と呑んでお話したことに関しては誰も言わないぜ?さすがにそれ言いふらしたらヤバいってのはアタシでも分かるし……(と、念の為言っておこう。まぁ、相手もわかってくれるはずだけども……)でも、「恋は盲目」なんて言葉もあるし、やっぱ恋をすると公私も減ったくれもないんじゃないかな?とはあたし自身は思うけどね。(と、相手にそう返した。実際、自分の妹、コーフも異世界人も甚だしい雷鏡と結婚することになった時は常に絶えない笑顔が二割増くらいで嬉しさに染っていたのも思い出す……)   (2/1 21:20:43)


清瀬/セオドア > 「……んーや、そうでもないかもよ。もしオレが団長に…騎士団のトップになったらさ、きっとこの国は潰れちゃうよ」(助言を貰いたいわけでもない、助けが欲しいわけでもない。この澱みはどうにも、セオドアというその人にこびりついて離れない頑固な性である。貴方が背負うものと、自分が背負うものとは違うと、そう考えてしまう。どろどろと黒い言葉が流れてしまう前に、醜い口を塞いできらびやかに飾るのだ。)「オレは間を埋める存在なんらぁ……例えば、そうらな~…そこの、アレとかぁ?」(くるり、と辺りを見渡す過剰なリアクション。色つきの窓のすぐ近く、侘しい空間に映えた緑色を指差して、細い瞳を蕩けさせる。)   (2/1 22:01:02)
清瀬/セオドア > 「あのサボテンが、オレ。こんばんはぁ、サボテンです~、いひひっ。……空間の隙間を埋める、足りないもんを補う為の器用貧乏な存在……主役には、なれっこない」   (2/1 22:01:29)


グレー/シャルロッテ ◆ > おーおー……ほんとに酔っ払ってきてら……(と、チャチャッと精算を済ませて、アタシは……)ほら、乗りな。一応本部かアタシの家まで送ってあげるよ。……というか、あたしの家で一旦寝させた方がいいかなこれは……(と、一旦彼をおんぶする。……まさか、鍛えた筋肉がここで役に立つとは……)ほれ。落ちないようにしっかりな?(と、アタシは酔っ払った相手を背負い、歩き始める。とりあえずはアタシの家のベッドで寝させた方がいいだろう……結構色々と背負い込んでるみたいだし、今日くらいは酒でも呑んで思ったことをストレートにあたしにぶつけて欲しいところだ。蟒蛇だから、幾らでも付き合ってやるよ。それが、アタシがアンタにできる唯一とも言ってもいいことなんだかんな。) 【副団長とアタシ。】   (2/1 22:12:15)