氷原&雷鏡

店長、氷軍人と出くわす。

ゑゐりあん/氷原 > ケホ…今日もいい天気だな。…戦争が起きてるのに(相変わらずの寒空ではあるが、徐々に春の香りが漂ってきた今日。帝國軍少尉の氷原は散歩がてら帝都の街を歩いていた。特に目的もなく大通りを歩く彼の目には、幸せそうに会話する家族や楽し気に会話する市井の人々が写っていた。「ここから外に出れば兵士たちが命を懸けて戦っているのに」「のんきなものだな」なんて別に毒づいたわけではないがそう思いつつ歩いていた。それに、戦争が起きていても世界は変わらず動いている。誰かが死んでいるのに太陽は昇るし、誰かが傷ついているのに月は昇る。   (1/29 21:23:48)
ゑゐりあん/氷原 > 広大な世界にとって自分ら人間が起こしている小競り合いなんぞ取るに足らないことなのかもしれない。まぁそれでも別に戦争を否定するつもりはないが。むしろ戦争には感謝している面がある。病弱で何もできない自分が唯一役に立てる場所。魔術と言う非凡な才能を持ったが故に立てる最高の舞台。…誰にも言ってはいないが、このまま一生戦争が続けばいいとさえ心のどこかで思っていた。そうすれば、自分は死ぬまで大切な人の役に立てるのだから)ケホ…(そう思いながら氷原は、再び咳をした)   (1/29 21:23:55)


グレー/雷鏡 ◆ > 今日は調味料とかの仕入れと……出来れば咲夜さんについての情報収集でも出来たらと思ってきてみたが……如何せん、軍の人間が見当たらねぇな……(ま、それもそうかと俺は内心結論づける。何故ならば、現在はウェンディアが起こした火種によって戦争が再発。いつの日かの平和はどこへやら、再び陣取り合戦に戻ったわけだ。)でもまぁ、俺としてはある程度は仕事が増えるからいいかな……(と、歩いていると、軍の人間らしい人物が咳をしている……風邪かな…?)すいません、薬は要りませんかね?(と、気がついたら声をかけていた。そして、名刺を相手に差し出し、売ってる薬の内容を軽く話してみせる。自分の今の手持ちは痺れ薬と、風邪薬、それと、多分売ることになるだろうと色んな薬箱のセットをそれぞれ2セットずつ持ってきたというわけだ。)   (1/29 21:30:13)


ゑゐりあん/氷原 > …ん(何気なく歩いていると、一人の男がこちらに歩み寄ってきた。話を適当に聞き流して必要な箇所だけ搔い摘んだ結果、どうやら相手は薬売りのようだ。…が)…別に必要ないんだけど(氷原は冷たくそう言った。それはまさしく氷のように。善意で声を掛けてくれたはずの相手に対してとんでもない態度である)…薬なんて使ったところで、ただの気休めでしかないよ。それに、別に頼んでないのに売ろうとするなんて、随分と足元見てるんだね。…ケホッ(別に悪意があったわけではない。ただ自分の思ったことをそのまま伝えているだけである。心配で声を掛けたのなら、黙って薬を差し出せばいい。そう思っただけだ。それを氷原はそのまま、思ったまま伝えただけだ。…これだから友人と呼べる者が少ないのだと、氷原は未だ気付かない)   (1/29 21:36:40)


グレー/雷鏡 ◆ > んー……こちらとしては心配して声をかけただけなんだかなぁ……(と、俺は思わず苦笑する。それは、相手のその氷のような態度からだ。でも、俺は正直この性格の持ち主にはとある元団長のおかげで慣れることが出来た。だから、そこまで深刻にはとらえてないわけだ。)まぁ、薬を使うと言っても、本質としては体が病気を排除するのを手助けするための道具でしかないからねぇ……あるしゅ、あんたは真理をついてると思うぜ?(と、相手にそう返そう。)だが、その様子だと軍人さんだろ?軍人さんならば、早く病気とかを治すべきだと思うが違うか?(と相手にさらに返して見せようか。この1押しが相手に購入を決意させるきっかけとなることを期待しながら…)   (1/29 21:43:16)


ゑゐりあん/氷原 > …真理?(相手が真理をついている、なんて言うと首をかしげる氷原。真理とは何なんだ?相手の足元を見ていることなのか?そう考えていると、雷鏡は更に言葉を続けた。軍人なら早く治すべきだ、と)…商売人ってのは、何も知らないくせに知ったような顔でモノを言うんだね。面白いよ(その言葉を聞いた表現は、まるで煽るかのような笑みを浮かべる。実際、これは皮肉であった。幼少期から病魔に侵され、ある病気が治れば別の病気にかかり、その病気が治ればまた別の病気にかかる。そうやって生きてきたのが氷原だ。病気じゃなかった日は今までに一度もない。そして、これからも。   (1/29 21:52:40)
ゑゐりあん/氷原 > その事実があるというのに彼はそれを知らずに病気を治すべきだと言っている。そのことを表現は皮肉ったのだ。正直言えば、氷原は誌洲とその家族以外の医者や薬師は一切信頼していないのである。彼らに会う以前に自分を診た医者たちは皆匙を投げたのだ。つまりは見捨てたのである。幼い氷原の命を。そのことを鮮明に覚えている氷原にとって、医療関係者と言うのはあまり好きな人種ではないのだ。そのことを無意識に感じている氷原はこんな風に珍しく皮肉を言っているわけである)   (1/29 21:52:47)


グレー/雷鏡 ◆ > ま、実際俺とあんたは初対面なわけだからしゃあないっちゃあしゃあないな。(と、俺はのらりくらりとその発言を切り返す……実際、商売をしていると色んなクレーマーがやってくる。実際のところはそんなものが発生しないように日々尽力し、品質やら色々でお客さんに満足してもらうため奔走してる。しかし、それを知っててクレームをわざわざ投げてくるやつもいて、たまに「絶対に俺のせいじゃないだろ!?」みたいなクレームを飛ばしてくる人間もいるものだ。そういうのを躱すための方法も今までやってきた中で習得してきたのだ。)ま、俺はあんたが病気に対してどういう考えを持ってるかは分からんが……ま、取り敢えず言えることはただ一つだな。(そして……一呼吸おいて)お大事に。(と、俺はそういった後に手っ取り早く切り上げる。「買わない」という意思にいくら説得しようとしても焼け石に水をかけるようなもんだ。禅問答のようになる前に、早いとこ踏ん切りつけるのも、商売人としての考え方だ。)   (1/29 21:59:47)
グレー/雷鏡 ◆ > (そして、俺は歩き始める。さて、軍の人に少しでも恩を売って咲夜さんについて聞き出すという考えは一応構想の中にあったはあったが、今回は一旦引くこととしよう。)次は、誰に声をかけるべきかねぇ……(と、俺はぼそっと独り言をこぼした…)   (1/29 22:02:16)