火津彌&雷鏡

人を捜して三千里 1歩目

マリア/火津彌 > 「……おお、居る居る。こんなところまで悪かったなァ、坊主……やなかった、確かにあんたは、腕利きの万事屋なんやったな。(すう、と襖を開けてその個室に現れたのは、かつての帝国軍人。しかし今は少しだけ幸せ太りした、ただの中年だ。黒い着物に身を包み、ぽりぽりと後頭部を掻きながら気だるげに襖をしめると、火津彌と名乗ったその男は机を挟んであなたの前に座った。自分が軍人であれば、市民に高圧的に接するのも仮面のうち。しかし目の前の相手はこれから依頼をする仕事相手であるし、どう口を聞くのが正解かいまいち解らず、わざとらしく咳払いをして切り替えた。)   (1/26 23:06:03)
マリア/火津彌 > 「僕の事を覚えているかどうか知らんけど、まあいいか、改めて自己紹介させて貰いましょ。そこの鬼灯神社で権宮司をやっている、あー、火津彌ですわ。”万事屋雷鏡”が帝國に来ているという噂を聞いて、呼び出させてもらいました、まずはご足労、感謝申し上げる。……飯はまだですかな?なんでもお好きなものを、と言いたいところなんですがね。財布はカミさんが握っとんのですわ、これが。……はは、世知辛いわ。僕と同じもんで構いませんか」(おしゃべりでせっかちなところは変わっていないらしく、てきぱきと話を進めた。)   (1/26 23:06:10)


グレー/雷鏡 ◆ > 久しぶりだな。3年前に職質されて以来だったか?w(と、半笑いになりながらも相手にそう返そうか。どうやら、彼は覚えているようで……)それと、レフィーネ元百騎長……今はどこぞにいるかは分からんが、その人の話をしろ……みたいな依頼もして来たっけな?それと、飯代に関しては俺が出すよ。そこそこ貯金はあるしな。(と、財布を取り出そうか。あれ以来、彼は人間としての常識身につけることはもちろん、様々な経験を積んで、今の彼が存在する……)っと、あんた結婚したんだな?お相手は誰なんだい?(と、単刀直入に聞いてみようか。……彼の左薬指にも、指輪がはまっている。ちょうど、アナスタシア元騎士団長の指輪が中指に嵌っている隣にであるが……もし、観察眼が鋭いなら、それに気づくかもしれない。)   (1/26 23:10:45)


マリア/火津彌 > (彼が自分を覚えていた事に少し驚き、うんうんと頷きながら茶を飲む。懐かしいなあ、と思っていたところに『俺が出す』と来て、火津彌はしめたとばかりに笑い、指を鳴らした。)「……わっはっはっはっはっは!……流石雷鏡殿、そう来ると思いましたわあ。お~い、特上うな重一つ!雷鏡殿も同じもんでよろしいかな?うむ、二つ!」(店の奥へとそう声をかけると座布団に戻り、ほくほくとしたり顔で顎を擦った。)「ん?言ったところで解らんと思いますがね、まぁ、嘗ての部下ですよ。そんな情報も金次第であっちへいったりこっちへ行ったり、ですか?はは、用心するに限る。」   (1/26 23:22:20)
マリア/火津彌 > (と、世間話はさらりと流した。雷鏡の手に嵌る指輪については、ヨズア人ならば装飾が多いのもよくある事、と特に気には止めなかった。)「さて、このまま私の情報があれよあれよと吸い取られてしまう前に、本題に入りましょう。何も、世間話をしに来たわけではありませんからな。」(数秒の間を置いて、声色を低く変え、火津彌は切り出した。)「先代万騎長、オウガ。奴の消息を訪ねて頂きたい。先払いがいるのであれば出しましょう。」   (1/26 23:22:27)


グレー/雷鏡 ◆ > おーおーおー……またたっけぇものを買わせようとするなぁ……と思って、普通の人が食べる三日分の食費分は持ってきたから全然余裕なんだけどな?(と、俺はサラッと流すどころか、さらに追加でラーメンも注文しよう。)んー……オウガのじっちゃんについてか……それは俺も個人的には気になるところだが……でも、正直なことを言うと、もはや検討すらつかないんだわ。どこにいるのか?何をしているのか?それを全く知らないからな。……今の万騎長に聞くという手もありかもしれあいが、半分賭けみたいなもんだしなぁ……(と、俺は正直な見積もりを話す。実際、彼がどこに行ったのかも、俺ですら掴んでないのだ。……しかし、お守りのコインの魔力はまだ残っている……ならば、きっとどこかで生きているのだろうと、俺は思うのだ。)先払いはないぜ。俺の仕事は基本的には後払い。そして、遂行できなければタダでいい。(と、相手に言おう。)一応言うが、遂行できる確率はそんなに高くないぞ?(と、釘だけ刺しておこうか。)   (1/26 23:29:41)


マリア/火津彌 > 「はは、ごちそうになります。」(ここは私が、いえ私がというのも尊華ではよく見るやりとりで、他国はどうだか知らないけれど、基本的には奢った側が花を持つ。そういったやりとりが正直なところ面倒だったので、そう言うならばと火津彌の頼んだうな重はほんの意趣返しのつもりであった。店を出る時に改めて財布を出すのも当然吝かではなかったが、まあ今はこちらが顧客側。接待と思えばそう珍しい事でもないだろうから、とりあえず様子を見る事にして。)「賭けェ?何を寝ぼけた事……っと、失礼失礼。まあ、率直な見通しを打ち明けてくださる誠実さは買いましょう。しかしそれが貴殿の仕事なのですから、現万騎長に尋ねるなんて事は当然、ダメでもともと、最初の一歩。違いますか?私が王国に出向いても構やしませんのですよ、私でさえ出来る事を貴殿に頼んでどうする。」(少し熱くなりながら、前のめりになってそうまくし立てた。)   (1/26 23:49:49)
マリア/火津彌 > 「……とりあえず、解りました。本案件で出せる予算はざっと100万価。本音を言えばそんなにしてやる相手でもないのですが、探偵を雇ってもそれくらいしますから、まぁ相場を言ってみたというところですわ。これ以上は100万価もらっても損だと思った時点で、打ち止めにしていただければ結構ですわ。……それからもう一つ。」(そして、声を一層潜めて、真剣な顔をして続けた。)「……尊華帝国軍先代中将、咲夜……彼の捜索もお手上げ状態でしてね。こちらは……青天井です。借金してでも払わせて頂きますわ。」   (1/26 23:49:56)


グレー/雷鏡 ◆ > まぁ、たしかになぁ……よし。とりあえず知ってることを願いながら一応話つけてもらいますかね……俺の知名度があれば多少時間かかろうとも最終的には万騎長まではたどり着くことだろうな……(と、俺は考える。問題は、どのタイミングでするかだg)……へ?100万価?(と、俺は一瞬提示された額に思考停止する……しかし、すぐさま青天井と言う言葉を聞き……)……え?(と、俺は卒倒しかけるが、特製気付け薬で何とか意識を保つ。)……わかった。一応その提示された額に見合う努力をすることとする。それと、何年かかるかわからんぞ?予め、期限を決めておこうじゃないか?(と、相手に提案する。そう、この依頼は下手すると何年も……否、何十年もかかる可能性がある。だからこそ予め期限を決めておこうというわけで……)   (1/26 23:58:27)


マリア/火津彌 > 「期限…期限ねえ。」(ふむ、と息を漏らして腕を組み、しばしの間逡巡し)「……いやあ、何せこちらはまだ何も身銭を切っていませんから。あなたが決める事と違いますか?こちらとしては、じゃあ一年と言ったところで、一年の猶予があるから大丈夫だと思われたり、片手間に捜索されても困るのですよ。答えになっていないとお思いかもしれませんが、こちらとしては一刻も早く。明日にでも。と思っているのが正直な気持ちですわ。出来る出来ないは別としてね。……ですからまあ、私がもういいと言うか、あなたが諦めるか。それまで探し続けて頂くほかありますまい。」(腕を解いた瞬間、給仕が襖をあけ、うな重とラーメンを運んで来た。)「……ま、腹が減ってはなんとやら。食べましょう、私はあなたに、期待していますよ。」   (1/27 00:09:03)


グレー/雷鏡 ◆ > すぅー……ふぅー……わかった。傭兵として、全力を尽くさせてもらおう。……結果がどうあれどもな。(そして、うな重とラーメンがやってきたので)そうだな。まずは食べるか。せっかく頼んだんだ。最後まで食べないとな。(と、彼は食べ始める。……さて、ずまずは何からかけようか。万騎長の方に関して言えば、聞きこみ調査が基本だろうが、咲夜を探すとなると話は別だ。全くゼロからのスタートとなるので、どうにかして探し出さなければならないのだろう。もしかすると、2人とも……いや、それは無いだろう。とにかく、食べて寝て全力を尽くす。それだけのことよ。)【人を捜して三千里 1歩目】   (1/27 00:15:35)