叉羅

旅人

しぃずま@旅人 > 「…んなもんで、いいかね。」   (1/18 23:52:19)
しぃずま@旅人 > 「(燃える木々が、弾けて音を奏でる。光を振り撒く。黒色の馬の毛が、炎に照らされ輝く様は美しい。そして、黒い輝きは馬のみではなく、まろやかな匂いを漂わせる、とろりとなめらかな揺らぎが食欲を誘う暖かい乳白色の中に、橙や緑の彩りを交えたシチューを貯めた鍋も、鈍めの黒光を放つ。美しさではなく、重みのある光だ。それもまた、この広大な草原を彩る1つの点となる。…さて、分厚い手のひらの男は、中が小綺麗に整頓された大きいバックパックからお玉と皿を取りだし、その中に、シチューを入れる。)」   (1/18 23:55:00)
しぃずま@旅人 > 「そろそろ買いに行かねえとな。(バックパックの側面のホルダーの牛乳がそろそろ無くなりそうだ。確認しつつ、シチューを飲んだ。)…(沈黙して考え込むことは、己の無力さ。情けないものだ、人を何人も、何十人も、何百人も、何千人も、何万人も。殺した男が、たった二人戦場から退いただけで。たった一人家族が生きていなかったことを知ったのみで、戦場から去ることとなってしまったのだから。今の自分は、体も魔術も特出した物を持っているにも関わらず、戦場に出るとどうしても活力が足りず、判断が鈍ってしまう。そして、大勢を率いる戦術が苦手である彼にとっては、退役が相応しい。)ハーメルンにゃ、怒られちまうかな。(なんて冗談の独り言は、何度繰り返したことだろう。)…さて、そろそろ寝るかねぇ。(鈍光を放つ黒い鍋を、近くの清流で洗い流して、そう呟いた。風が魔術の掛けられたフードを外させる。)…あー…ま、この辺ならいいか。寝るんなら関係ねえや。(そしてその下から、現れた顔は、)炎よ、猛り狂う獣を制し、迫り来る矢を弾け。「太陽の名の下に」。」   (1/18 23:55:02)
しぃずま@旅人 > 「(とある鬼の男であった。)」   (1/18 23:55:16)