セオドア&アレイス
Dear our queen清瀬/セオドア > 「そうそう、アレイスって言うらしいんだけど………あっ、あの裸足くん? わかった、ありがとね~~っ!」(この頃殺伐とした雰囲気が囲う王国、その中心たるウェントの聖フィニクス騎士団本部。そんな空気をはね除けるかのように明るい声が響く昼下がり、その正体はまるでやんちゃ盛りの子供であった。まるで至って平和な日々を過ごすように、何の心配も顔に浮かべてはいない彼は、この騎士団の副団長その人。女性騎士二人に手を振って、そばかすの目立つ頬を一掻き。嬉々として瞳を細め、貴方の後ろから声をかけた。)「おぉーい、そこの赤髪の君!ちょっといい?」(フードの付いたポンチョを揺蕩わせて、貴方を追い越しては進行通路を断つように目の前に立つ。細い瞳を右往左往、成る程、彼が噂のね。隈無く吟味したその後に、悪びれる様子もなくとっておきの笑顔を投げ掛けた。) (1/17 17:13:19)
グレー/アレイス ◆ > 今日はどうするかな……(と、干し肉を取りだし、魔術で〆の炙りをかけてもぐもぐと食べる騎士がいた。その名はアレイス。最近団長にお熱な騎士の1人らしい。しかし、その思いは純情かつ、純粋らしく、彼の弟、雷鏡曰く、「ほんとに純粋すぎて、現実を知った時にどうなるか逆に見ものだぜ。」と言われるほど……現在彼は色んな人に花を送っており、その理由としてはとあるフォーチュンクッキーの結果によるものだ……それで、一応まずは自分の弟、それからこれから恐らく義妹(いもうと)になるだろうコーフにも、「これからも兄貴としてよろしくな。」と、花を送るなど、色んな人に一言ずつ添えながら花を送っていたところだ。そして……)あ、副団長どうもです。(と、声をかけられたので、彼はそう返す。) (1/17 17:21:42)
清瀬/セオドア > 「こんちは~。それ何食べてんの、お肉?……最近やんなっちゃうよね、攻城だ~戦争だ~って、皆ピリピリしててお礼苦手だなぁ」(向かいの椅子に腰掛け、貴方の頬張るものを指差し正体を聞いてみる。鮮やかな髪色、意識を惹くその瞳。誠実そうでいて、どこか危なっかしい。訪ねた彼は、きっとからかったら面白いんだろうな、と思わせる人であった。団長も罪な人だ、こんなにも清らかな人まで惑わせてしまうとは。些か心が痛むような、哀れに思うような、なんとも形容できぬ心持ちのまま、手を招いて少し顔を此方に寄越すように指示した。)「──ねぇ君、ヘスちゃんから聞いてるよ? “オレの”ヘスちゃんと仲良くしてくれてるって」(憚るように声を潜めて、貴方にそっと毒牙を囁く。愉快な笑みがより一層、その影を濃く落とした。) (1/17 17:33:12)
グレー/アレイス ◆ > はい、ちょっと弟からしっかりと買った干し肉ですよ。炙ってもよし、そのまま食べるもよしの結構美味しくてなおかつ滋養強壮に効くものなんですよ。(と、もう1枚を取り出して、再び魔術の炎で炙って食べようか。そして、「俺のヘスティアさんと仲良いんだろ?」という旨を話されたので)なるほど……やはり、立場を超えた恋というのは直ぐに噂になるんですね……(と、苦笑した後に、切り替えそうか。)俺のヘスちゃん……とはならないでしょう?仮にも彼女は団長という身分ではあるものの、誰に恋をするのか、また誰が恋をするのかなんてその人の自由でしょう。……まぁ、副団長が付き合っているなんて話は今まで聞いてこなかったので、まだなんでしょうけど……もし、あなたが団長を求めるのならば、団長を振り向かせて……それからになると思いますよ? (1/17 17:44:19)
グレー/アレイス ◆ > (と、ストレートに物申す。そのあと。)俺はあの人に対する恋は本物なんです。だからこそ、俺はそのために努力をするのもあるんです。あの人は俺にとっては人生に彩りを、輝きをくれた人なんです。だからこそ、何としてでもあの人の心を撃ち抜きたいんですよ。それこそ、相手から振り向いてくれるように。(と、彼はそういう……) (1/17 17:44:33)
清瀬/セオドア > (へぇ~旨そう~、なんて気楽な言葉を溢して、頬杖を添えて貴方をじっと見つめる。朗らかな声色と軽快な口調の裏、瞳は笑っていなかった。嘲りとも嫉みとも違った色が、その違う双眸を捉える。貴方は冷静という体を崩さぬまま、まるで此方を何とも認識していない素振りで肉なんか焼き始める、えっ何やってんのこいつ? ……思うところはあるものの、己の熱い気持ちを告げる貴方を黙って聞き届ける。茹だったため息を口から追い出し、手を二、三度合わせて音を鳴らした。)「おーおー、立派なことで。……うん、そっかそっかぁ」(燃ゆ炎と、冷徹と。前屈みになり、鬱陶しい前髪で貴方から目を塞いだ彼は、暫くの沈黙を作った。次に琥珀が見せたのは、明るい白昼の星であった。)「そっかぁ!!いや~ヘスちゃんもいいコに目ぇつけられたもんだ。わかる~ヘスちゃん可愛いよな、ところで彼女のどこが好き?オレやっぱり肌が綺麗なのむっちゃ好みなんだよね、ほんとに騎士!?って言いたくなっちゃうくらいスベスベじゃん……ねぇ、アレイスくん!!君はどうよ、どこがいいと思うかな!!」(水を得た魚、基同志を得たアレイス。彼は今、団長を肴に一番生き生きとしていた。) (1/17 18:45:24)
グレー/アレイス ◆ > んー……ヘスティア団長の好きなところか……やはり、意志の強さというか、とにかくかっこいいところですかね……それでいながら、団員に対する気遣いもできるような所でしょうか.(と、彼は真剣に考えた答えを返す。実際、自分が向かってぼろぼろになった時も、他の人のこともあるだろうけども来てくれて話を聞いてくれたという事もあるからだ。恐らく、他の人は彼女の体を見ているのかもしれないが……彼はそのさらに奥にある心を見ている。自分の団を思う心は曲がりなりにもあるわけだ。その心意気にも惚れている。) (1/17 21:15:37)
清瀬/セオドア > 「そっかそっか~。……ねぇなんでそんなに綺麗な答え方するかなぁ!なんかオレ変態親父みたいじゃん、なんだよぅ…オレは外見について聞いたのにさぁ……いや、君超絶いい子か……?」(御機嫌そうに貴方の方に向いていた、と思いきや突然わぁっと泣き出して猿芝居を始めた。綺麗過ぎる、ヘスちゃんこんなコ誑かしてるのか、魔性の女だよ!! さも自分が惨めであると嘆きながら、一頻りの演技を終えるとけろっと顔を上げて何食わぬ顔をしている。)「まぁアレだよ、アレイスくん。オレは確かにヘスちゃん可愛いと思ってる……まぁ騎士団って可愛いコ多いし、皆お嫁さんにしたいくらい魅力的なんだけどさぁ~。さっきは意地悪しちゃったけど、君の恋路は応援してるよ、ただ……」(きょろきょろと辺りを見渡しては、通りかかった女性騎士に笑顔を振り撒く。「いや~ホント女の子って可愛いよね、守りたくなるわぁ~」なんてぬかしては、更にお節介なことを淡々と述べる。すると俄に椅子から立ち上がって、神妙な面付きで貴方の額にそっと指を添える。)「アレイスがもしヘスティアのこと泣かせるようなことがあったら、その時はオレが奪っちゃうから、ね」 (1/17 21:29:16)
グレー/アレイス ◆ > あ、外見についてだったんですか!?(と、どこが好きと言われたので普通に内面を答えてしまったのだが……素で内面も含むことを考えてた……って、あれ?)なんで泣いて……って、俺の発言に対してッスね……それはちょっと反省気味です。(と、反省する。さすがに相手が泣き出したからこちらも少し位は反省しないとなぁ……でも、次の瞬間にはケロッとしていたので、心配はなさそう……かな?)……はい。……おそらく、俺が団長を泣かせることは……それは恐らく、…………俺の死。だからあまり無理はしませんよ国のためとはいえ、命あってなんぼの話ですからね……生きて、彼女を振り向かせられるように、努力します。(と、俺は返した。……) (1/17 21:56:22)
清瀬/セオドア > (中々に振り回されてくれて面白い子だ。愉快な反面、少々心配でもある。あの屈強な女性が異性に必要とするものは何だろうか。きっと頼り甲斐があれば彼女は退かれるだろう、気の強い女というのは案外そういうのに弱い。まるで彼女の父親にでもなったような気分だった。不安もあるが、彼の決心は固く、言葉は魔術師の唱えるに相応しい心意気。)「……よく言った、それでこそ男だアレイス!大丈夫、ヘスティアもきっと、お前の気持ちに応えてくれるよ」(内心、焦りがあったのかもしれない。ヘスティアと懇意である騎士は多く居たが、自分が見てきた中でも純愛を注ぐ人は少なかったように思える。彼女を“そう”見ることができるのが、羨ましかったのかもしれない。……いい子だよほんと、憎いなぁ。ついぞ出すことのなかった悔やみは、その後に絞り出したとりとめのない話で蓋をしてしまおう。)〆【Dear our queen】 (1/17 22:46:06)