アデルグント&雷鏡
再『らい』の約束大和守/アデルグント > (──それにしても最近はよく冷えるものだ。冬も本番に入った様で、手が悴み動かなくなってしまうこともしばしば。丁度頂点に登った太陽も大方冷気に暖を奪われてしまい、この寒さの中では微かに暖める程度にしか役に立たないのだ。そんな状態でははっきり言って鍛練が少しばかり辛い。それを乗り越えてこそ、という事もあるのだろうが。せめて怪我をした時に使える薬でも手元に欲しいと彼女はある店の前に来ていた。怪我は司祭に治してもらえば良い話だが、態々手を煩わせてしまうのも申し訳ないのだ。だからこそ人に頼る事のない薬に頼ろうと思い、アデルグントは万事屋の扉を数回叩き、扉を開け。)「邪魔するぞー!」(なんて明るい声を発しながら、アデルグントは店の中へ入っていく。その身に纏う騎士団の制服から、彼女が騎士だと言うことは一目で分かる事だろう。明るく店に入ったのは良いのだが、何処に何があるのかは分からない。店の者が出てくるまで待っていようと、アデルグントは興味深そうに周りを眺めていた。) (1/4 02:52:54)
グレー/雷鏡 ◆ > はっ!(と、先程は騎士団長が来たため中断していた作業……抜刀術による切り出し作業を行った。まぁ、自分の兄の手伝いをすることになるのは分かったが、そのためにはある程度の調整が必要だろう。そのためには模擬戦がうってつけ。なのだが……)相手がいないんよな……(そう。問題は、誰を相手にするかだ。もちろん、騎士団長に申し込むというのもありっちゃあありだが、先程のように風のように去っていった……だからこそ途中で口を挟むまもなく……)ん?いらっしゃいませー。(と、内心「今度は誰だよ…?」と思いながらも挨拶をする。再び、騎士団のものだろうが……)さて、ご要件はなんでしょうか?(と、相手に聞いてみようか。) (1/4 03:02:34)
大和守/アデルグント > 「んと、突然邪魔して悪いなー! ……えっとなー、傷薬とかってないか? 怪我した時用に持っておきたいんだよな!」(店奥から出てきた人物を見ては、にぱ、と明るい笑顔を浮かべながら、アデルグントは用件を口にする。そう、傷薬だ。傷を早く治したいのもそうだが、化膿やらなんやらも気を付けなければいけないのだから。先述の通り司祭には頼まず、他人に迷惑を掛けず自分の手で治す手段が欲しいのだ。人に迷惑を掛けてはいけない。己で何とかしなければ、と。最悪無かった場合、これは最終手段ではあるが、己の扱う魔術の一つ。氷で傷口を無理矢理塞ぐのも一つの手だと、何も考えていなさそうな明るい顔からは一転、脳内ではそんな思考を延々と続けていたのだった。) (1/4 03:12:23)
グレー/雷鏡 ◆ > ほうほう。傷薬とな。ならば、(と、俺は得意の薬売りの技術を生かす。と、1つ思いついた……)ほい。これが傷薬だ。飲めばたちまち傷が塞がるという優れものさ。ただ、言われただけでは恐らくイメージはしずらいだろう。そこで!俺は提案しよう!(そう。相手が騎士団ならば……おそらく……!)お前に模擬戦を申し込む!その後に実際にこの傷薬を飲んでみてくれれば、その効果がわかるというものだろう。俺は近く、とある場所の防衛に向かう。その調整がてらだ。もちろん、この模擬戦のお礼に、この傷薬をもし効果が気に入ったら5個と言わず、10個サービスとして差し上げよう。どうだ?(と相手に問いかけよう。) (1/4 03:23:12)
大和守/アデルグント > 「ほー……」(貴方の調合した傷薬を見、アデルグントはその技術に感嘆の溜め息を溢し。薬を作れるだなんて素晴らしい技術を彼は持っている。間近で見ることが出来たその興味深さに瞳を輝かせていた。……のだが、貴方の提案にアデルグントはその紅を細めて。)「……ふーーん…………成る程ね、あたしが怪我をするって思ってるのか? まぁ良い! 模擬戦、勿論受けようじゃないか!」(模擬戦を申し込む。それはまぁ良いとしよう。己の腕を磨く為にも、それは喜んで応じようとも。だが、その薬の用途は怪我を癒す為のものだ。それを模擬戦後に飲んで効果を体感しろと。つまりそれは千騎長である己が怪我をする事が前提になっており、随分豪語したものだとアデルグントは静かに貴方を見つめ。……まさか自分に傲る程のものがあったとは思っていなかった。無意識に己は強いと、貴方などでは傷など付けることは出来ないと思っていた事に驚きが。だが、模擬戦を断る理由はない。貴方を指差し、申し出を受ける事を宣言した。) (1/4 03:38:28)
グレー/雷鏡 ◆ > では、場所を移動しよう。(と、彼は店を出て歩き始める……そして、王都から少し離れた郊外……の空き地。ここには何も無く、あるのはだだっ広い空間のみだ。ここなら)ここなら、存分に戦えるだろう?(と、相手に聞き返す。そして、俺は刀に手をかける……)いざ。尋常に。(と、彼は宣言すると共に、詠唱を行う。)「雷よ。我に力を。目の前の者を打ち倒す力を与え給え。」(そうすると、彼の周りが帯電し始めることが見てわかるだろう。) (1/4 03:43:26)
大和守/アデルグント > 「──ああ、始めようか!」(移動し、訪れたのは何もない──ただ広いだけの空間。相手の問いに応と頷けば、腰に取り付けた鞘からすらりとした真白の刀身を持つレイピアを抜き、そして構え──。)「全てを閉じ込め封じる神聖なる我が力よ、その鉄槌を、その権威を見せよ──降れ、太陽の名の元に!」(──雷。相手の周りは電気を帯びており、無鉄砲に貴方の側へと赴けば感電する事は間違いない。つまりこの武器は使えない──だから何だと言うのだ。電気を通さないものを遠距離からぶつけてしまえば良い。その場所から更に数歩、貴方から離れるように動けば詠唱を紡ぎ。空は悲鳴をあげ、大気はぐにゃりと歪み。貴方の頭上にはクリスタルのような形をした、どれも鋭利な氷が幾つも発生している。大きさはそれ程ではないが、まともに刺さってしまえば確実に痛みを伴うのは間違いないだろう。だが、それらは広範囲かつ多く存在しており──それが一斉に、貴方の元へ降り注ぐ。先ずは小手調べ。貴方がどれほど出来るのかを調べたい。豪語してみせたのだがら、これくらいは避けて貰わなくてはなんて、アデルグントは冷静に貴方を見据えていた。) (1/4 04:00:46)
グレー/雷鏡 ◆ > できる傭兵というのは、避けるという選択肢はない……カウンター主軸さ。(と、その刃を抜き払った瞬間……雷の力もあるからか、目にも止まらぬ速さで刀を振るい続け、相手に打ち返したとともに、相手に肉薄し、刀を横薙ぎに振るう。) (1/4 04:04:09)
大和守/アデルグント > 「おっと、中々強い方なんだねー!」(けらけらと、アデルグントは相変わらず明るい笑みを浮かべながらそう口にする。打ち返された氷は範囲外へバックステップの要領で軽やかに移動し避け──だが、横薙ぎに振るわれた刀は流石に己の武器を使用しなければならず、すんでの所でレイピアを振るい刀を食い止め。そのまま小競り合いを好む訳ではない。力を込め、後ろへ飛べば貴方から距離を取り、一旦体勢を建て直そうと。) (1/4 04:13:28)
グレー/雷鏡 ◆ > させるかよ!(と、素早く更に詰めて、連撃を振るう……その後に、刀を地面に突き刺すと、アデルグントの足元を含め、複数箇所で光始めたと思った瞬間……天から雷の柱が降ってくる……!ー (1/4 04:16:04)
大和守/アデルグント > (立て直そうとした瞬間、更に彼は詰め連撃を振るってくるではないか。レイピアを振るい、軽い身のこなしで何とかいなしーーだが。流石に千騎長と言えど、全てを避けきる事は出来なかったらしい。ーー頬に一つ、紅の線が引かれた。それは己の未熟さの証であり、貴方の言葉が豪語で無かった事への証明だ。)「あー………………ははっ」(ーー成る程、相手を甘く見すぎていたのは此方だったらしい。それを頬に感じる淡い熱で深く実感し、思わず乾いた笑いが溢れる。己の未熟さ。貴方の強さ。ーーそして、屈辱を感じ。いつの間にか貴方を見つめる紅は、冷たく凍っていた。足元が光っているのも分かっている。だが、その場から動き避けようとはしない。ただ冷たく、鋭く。剣呑に、口を開いて。) (1/4 23:28:40)
大和守/アデルグント > 「封じ込めし力を今解放せよ、我が剣、我に力を与えよ」(地は氷に覆われる。アデルグントの足元を避け、だがしかし広範囲が凍り付く。それは貴方の足元も例外ではない。地にレイピアを触れさせれば白は強靭な冷気を纏い、凍る。氷の剣の完成である。)「荒べ、荒べ、我が力達。切り斬り舞え、花の様に」(突如風が吹き荒ぶ。それはまるで嵐のように勢いを増し、やがてそれらは一つに集束する。そうして出来上がった風の刃、それは近付くだけでも殺傷力を持つ。それは不規則に、だが素早く舞い、貴方を切り刻もうとするのだ。)「ーー我が主、我が心、我が神よ。この咎人に罰を下せ。ーー太陽の名の元に」(そうしてその言葉で魔術は完成する。奇跡は顕現する。凍り付いた地はまるで針山の如く変化し、一切の隙間なくその場所には無数の針が、巨大な氷が貴方を貫こうとするだろう。頭上に降る柱は、氷剣で切り刻む。氷は、雷を通さない。他の場所へ落ちた柱も同様、氷によって消え失せているだろう。) (1/4 23:37:39)
グレー/雷鏡 ◆ > うおっ!?これがお前の魔術か!?(と、足元が凍る瞬間、足を取られては行けないと本能が叫び、ジャンプして躱すが、その後の風の刃は、だいたいは受け流したものの。)くぅ……やはり痛てぇな……(と、何発かはもろに食らってしまう。そして、足元が棘山になった瞬間、彼は……)……!!!(と、声にならぬ叫び声をあげるが……せめて着地はしようと、その棘をきり払った。しかし、足元以外はほぼ棘のため、下手に動くとさらにダメージを食らってしまう。しかし、彼はここでも用意がいい。)備えあれば憂いなしっ!(と、瓶をその針山に投げつけると、それは砕け散るが、同時になにか液体がかかる……そして、彼が弱い電流を流すと、周囲が燃え始めるだろう。そして、道のように、形成されるかもしれない。その道をたどって彼は針山地面からの脱出を行う……)危ねぇ危ねぇ……アルコール瓶、元い発火剤を持っておいてよかった……(と、彼はそうこぼす。しかし、距離をとらざるを得なくなったのは事実のため……)ここはこれにするか。(と、納刀し、雷の矢を番えて弾幕のように放ち続けようか。) (1/12 00:35:59)
大和守/アデルグント > 「ーー」(貴方の言葉に、行動に、眉一つ動かさない。先程までの彼女なら確実に反応していただろう。「これがお前の魔術なのか」と驚かれれば自慢する様な笑みを浮かべていた。用意周到な姿を見れば驚きながら貴方を称賛していた。それが一切ない。今まで被っていた皮を脱ぎ捨ててしまう程の感情が溢れている。率直に言ってしまえばキレている。千騎長である自分が貴方に怪我を負わせられたという事実が許し難いのだろう。)「我が主、我が心、我が力。願い、信じ、命ず。封じ、逃さず、捕らえよ。その輝きを以て、封じ込めよ。ーー太陽の名の元に」(アデルグントは足に力を込めて。貴方の元へ、飛んだ。矢も気にせず一直線に。然し目前に迫る矢は無視できず、それら全てを切り捨てた。弾幕の様でも最も邪魔な物のみを払えば良い。そして一気に距離を詰め。剣を伸ばせば届く様な位置に到達した時、詠唱を紡ぐ。地に足を付けて、次は上へ飛んだ。その瞬間、魔術は顕現した。鳥籠のように、地から巨大な氷柱が幾本も生える。貴方の身長より何倍も高いものが。それが生えきった頃貴方の後ろへ着地し、その勢いのまま貴方の首元へ剣を突き付けるだろう。
大和守/アデルグント > (さぁ、どうするかと問う様に。一切揺らがぬ、まるで氷の様な紅で。一直線に、何処までも真っ直ぐに。アデルグントは、貴方を見つめていたのだった。) (1/16 22:41:15)
グレー/雷鏡 ◆ > なるほどねぇ?(と、相手の様子、自らの状態を考慮する。どうやら、自分は閉じ込められたらしく、普通の人ならばここで諦めるだろう。そう。普 通 な ら ばだ。)だが断る!(と、俺は刀を抜き放ち、雷を利用して高温にした刃でその氷を切り払い……距離をとるだろう。そして、俺はポーションを取り出して、それを飲んだ……一時的に傷の治りを速くする薬だ。ほんの気休め程度にしかならないが、それでもないよりかはまだ精神的な余裕ができるだろう。) (1/16 22:48:49)
大和守/アデルグント > 「……嗚呼、そう。そうなの」(ぽつり。一人言。刹那、再び地を蹴り。逃がさぬと言うように、貴方の元へと向かう。距離を詰める。ーーそして。)「凍り、氷り」(アデルグントは、レイピアを振るった。避けられるとは分かっていても、何度も。一振り一振り違う角度で、けれど素早く。ーー言葉を、紡ぎながら。一回、二回。)「荒び、鳴き、煌めき、彩れ」(三回、……そして、合計六回。振るって。いつの間にやら、二人の周りには冷気が漂っていただろう。それ自体に何も力はない。ただの冷気なのだから。六回振るった後には。アデルグントは白い息を吐いた。ただ、それだけ。それ以降は何も、しようとはしなかった。) (1/16 23:08:42)
グレー/雷鏡 ◆ > ほっ!はっ!ほっ!(と、1振1振り、角度を変えてレイピアを奮ってくるが、全ていなして……なんなら、数発カウンター攻撃も返しながら、それを受け流すが……6発流した後に、相手は何もしてこなくなった。……そう言えば……)なんか急に寒くなったか?(と、俺は一言こぼすが……ならば)動けばいいだけの事よ!(と、俺は逆にこちらから距離を詰めて連撃を放つ。次を振るうまでの間隔は長くなるが、一撃一撃を更に鋭く、重く与えようとするだろう。……ただの冷気ならば、動けばなんの問題もないだろうからだ。) (1/16 23:17:46)
大和守/アデルグント > (ーー掛かったな、愚者が。だなんて。アデルグントは内心、そう嘲笑の言葉を吐いてしまった。アデルグントはまだ締め句を口にしていない。まだ、この冷気は前座に過ぎない。ただの冷気を出現させてどうしようと言うのだ、何の攻撃にもならないではないか。ーーさぁ、紡ごう。)「ーー太陽の名の元に」(それを紡いで。そして初めて魔術は、奇跡は顕現する。迫る貴方の攻撃にも、アデルグントは動揺を見せたりはしない。それが届く前に、きっと。大気が、漂っていた冷気が凍りついて。それの一部は強靭な盾となり、貴方の攻撃を防ぐ。それを視界に入れれば、アデルグントは地を蹴り貴方から距離を取るだろう。では、その他は? それらは小さな刃となって。一つ一つが硬く切れないようなそんなものになって。それらが貴方の周りを囲んで、囲んで、囲んで。完全に避けきれるだろうか。そんな不安が浮かぶ程の量だ。そして、それらはどうやって避けるか考えるような猶予も与えず、一斉に貴方目掛けて放たれた。) (1/16 23:39:36)
グレー/雷鏡 ◆ > ……!!(気づいた時には、それは、俺の周りを回っていた。その時、俺はあの攻城戦を思い出した……そうだ。防衛の時の話だったな……あの時は、何をすれば良かったのか分からなかったし、俺自身、今もわかってない……だからこそ、詰んだとは思った……しかし…!!!)まだだ…!!(俺は誓ったんだ!!あの時、俺とアレイスはお互いに涙を流し、二度と負けねぇと!だから………誓いを守るのが男だ…!!!)まだ……終わらせないっ!!!(と、俺はその場で大回転斬りを行い……その刃を弾き返すと共に……)俺は…!!絶対に…!!!!負ける訳には行かねぇんだよ!!!!(と、相手にさらに肉薄し、その瞬間、後ろに回りこみ、切りかかる!!!……この刃が届くか分からない!だが!出来ないと諦めちまうより!やってみないと分からないこともある!!!俺は、その可能性を信じる!!!)届けぇえええええええ!!!!!!! (1/18 00:57:27)
大和守/アデルグント > 「──甘い」(だなんて、そんな言葉と共に貴方の刃はレイピアによって弾かれる。弾き、間髪入れずに貴方の首へレイピアを突き付けて。無情にも、現実を無理矢理見せるように。届かないのだと言うように。──否、今度は届かせない。絶対に。先程は確かに貴方の刃が届いてしまった。頬に出来てしまった紅い筋が、まだじくじくと痛んでいる。それが己の未熟さの証で、証明で、だから。冷たかった瞳が、更に冷え込む。それは、己よりも貴方は背が高い筈なのに、まるで貴方を見下ろすように見詰めていた。)「…………さぁ、どうする? まだ続けるかー?」(嗚呼、これはしまった。随分と自分は皮を脱ぎ捨て続けていた様だ。一転、嫌に明るい口調で続行か投降かを問おうか。今じゃ貴方の刃は届かない。それでも続けるのかと、無謀な挑戦をするのかと。言葉の裏には確かに、貴方へのそんな暗い言葉があったのだが。) (1/18 01:10:46)
グレー/雷鏡 ◆ > ……は……はは……俺は……また負けたのか……(と、首元のレイピアをみて……俺はゾッとする。もし、この場が本当の戦闘ならば……間違いなく、このまま切り伏せるか、貫くかに違いないだろう。……しかし、改善点は見つかった。それは、それで良いが……)……はぁ……俺は男らしくねぇな……あん時、俺と兄貴は「もう絶対に負けない」って誓ったのにも関わらず、もう負けちまった。だけど、いつか勝てばいいだけの話だ……(と、俺は立ち上がる。その顔は多分、何か吹っ切れたようにも見えるかもしれない……)今日はありがとう。俺自身の改善点もある程度見つかった気がする。(と、納刀した) (1/18 01:16:07)
大和守/アデルグント > 「…………いーや、此方こそ有難うな! もっと強くなって、次は勝ってみせろよーっ!」(にへら、とアデルグントは笑みを浮かべる。それは何時もの、明るく変わりない笑顔だ。己もレイピアを鞘へと納め。そして、貴方に勝った事に何処か自慢するような──所謂ドヤ顔を浮かべてみせて。ふふん、とそんな表情を浮かべる彼女はまるで幼子の様だ。その正体は、氷のようではあるのだが。)「……嗚呼、そうだ! また来るよ! お前が今より強くなった時とかそん時に、また戦いに来てやる! 薬はその時に貰うなー!」(ひらり、手を振り。アデルグントはその場から立ち去っていく。そうして然り気無く、再開の約束を取り付けてみせた。次もきっと、負けない。負ける訳には、いかないのだから。……嗚呼、でも。自分も強くなってみせなければ。今度は、一つも傷がつかない様に──なんて。アデルグントも決意を新たにしたのだった。)【再『らい』の約束】〆 (1/18 01:37:01)